無料ブログはココログ

森と林業と動物の本

2026/07/17

コンクリート野原の草

たまたま通り掛かった現場。

ここに森があったのだが、伐採してコンクリートが張られた。下方を削って作業用道路をつくる工事が行われているからだ。
ああ、工事が終わっても、もう森は復活しないんだろうな、と思っていたが。

5bsw0nfjuxguvpg1784169439_1784169851_939

しっかり草が生えていた。多分、コンクリートの水抜き穴などから発芽したのではないかと思うが、たくましい。何か所もある。もしかしてコンクリートの割れ目などからも伸びているかもしれない。

この調子だと数年経ったら、コンクリートはひび割れが進んで来るのではないか。それを補修しなければ崩れることだってあり得る。この工事、砂防ダムを築くためだと書いてあるが、むしろ工事現場の災害を心配しなくてはならない。

と考えたら、結構問題なのだが、今は植物のたくましさに脱帽。

 

2026/07/16

壁面緑化は思い通りにはいかない?

生駒駅前の近鉄百貨店が入っている「あんとれ」ビルのエントランスには壁面緑化が施されている。

が、ふと見たら、なかなか大変なことになっていた(笑)。

Photo_20260716113001

2面に分かれているが、片方は完全に枯れてしまっている。水の供給がストップでもしたのか。

残る1面は、逆に繁茂している。しすぎだ。壁面どころか天井まで伸びる勢い。

何が両者を分けたのか。わからないが管理の失敗であることは間違いない。今後どうするんだろうねえ。天井に伸びた蔓を剥がすのは大変だろうな。
実は枯れている壁面緑化はわりと見ている。壁に植物を育てる発想はいいんだが、管理は大変なのだ。伸びすぎてもいけないし、植物にだって寿命はあるし。剪定はこれまでやってきたのだろうか。また枯れ始めた当初にすぐ手を打てばよかったのに、完全にかれるまで放置とは、ちょっと手抜きだ。覚悟して世話をしないと、エントランスがこの有り様だと格好悪いよ。

垂直面に植物を育てるには、だいたい植木ポットを差し込む形だから外すのはできると思うが、今後どうするのか。撤退かなあ。

2026/07/15

緑の長城の「今後」

たまたま見つけた衛星写真。

741670538_1579427453748468_5860_20260715114701

これ中国大陸の北部、タクラマカン砂漠からゴビ砂漠にかけての地域だが、見事に「緑の長城」ができている。

かつては北方遊牧民族「匈奴」「突厥」「契丹」そして「モンゴル」の侵入を防ぐために気づかれた万里の長城だが、今度は砂漠の拡大を防ぐ森林の帯を築いているのだ。まあ、計画は知っていたが……こうして衛星写真で見せられると、ショックというか、本気でやったんだ……と思わせる。

中国は、森林が増えているのだ。1950年代に比べて面積にして2倍以上、たしか森林率は23%を超えたはずだ。

もちろん森林の質が……という声があるが、少なくても何も木がなかったところに木が増えたのなら、プラスであるのに間違いない。

 途上国の経済発展が農地拡大を抑制?―生物多様性保全と気候変動対策の新たな視点

以前から提唱されている「経済と森林面積のU字仮説」というもので、経済発展は最初こそ森林を減らすが、やがて森林を増やす方向に向かうのである。

ただ……ここで気になるのは、短期間に大量に植えると何が起こるか。問題は、植えた木の寿命だ。日本も戦後に大造林して、その人工林が近年は林齢60年を超えたから伐り時だ、という林野庁の言い分があるが、同じことが中国でも起きるのではないか。ただし「伐り時」ではない。

植えた樹種にもよるが、大半は早生樹だろう。早生樹は生長は早いが長生きしない。60年も経てば、枯れ始めるのではないか。木材にできる樹種なら、伐って木材供給に供すればよい。もはや海外から木材を輸入するのではなく、中国が木材大国、林業大国になるかもしれない。

しかし、そうではない樹種なら……枯れてしまう。その木は農業用、燃料に使われるかもしれないが、果たして跡地はどうなる? 植え替える?それとも自然に別の草木が生えてくる? いや再び砂漠になる……。

やはり樹種も多様に、寿命も多様に植えないと、一気に問題が押し寄せる。

さあ、どうする。

2026/07/14

奈良の街を歩くシカ

奈良市に出る機会があると、いつも奈良公園のシカを観察している。観光客とシカの関係、その戯れ方を見学するのが好み♡

ただ、今回は公園ではなく、そこから多少は離れた街の中にいるシカを探してみた。
というのはクマの市街地出没が話題になっているからである。クマはなぜ市街地に出るのか、という繰り返される疑問を解く鍵を、奈良のシカの観察から考えてみようと思ったからだ。

さっそく見つけた。ならまち界隈である。

20260712-170813

奈良のシカも、今では頻繁に市街に出てくるようになった。まあ奈良のシカだから(^^;)怖くもないし、それなりに街に馴染んでいるようにも見える。浴衣に日傘の女性とのツーショットは似合っている。でも地元民は誰も気にしない。観光客は騒いでいるけどね。あ、私も撮影していたから観光客なみか。

20260712-163515

商店街でシャッターを開くのを待っているシカもいた。その店が開くのは明日だって。

やはり市街地への進出はかなり頻繁になった気がする。とくにコロナ禍の最中から奈良公園を脱出するシカが増えてきた。
今年の3月だったか、とうとう生駒山を超えて大阪まで足を伸ばしたシカもいたことを記憶にあるだろう。目撃は6頭だったのに、大阪都心で捕まえられたのは1頭だけ。残りの5頭は消えている。奈良公園に帰ったという目撃はないので、生駒山に居ついた可能性もある。オスとメスがいたら繁殖してしまう。要注意である。

私は、シカとクマの市街地進出には何か共通点があると思っている。具体的には言いづらいが、生息数の増加とともに街に何かを求めているはずだ。単純に餌と言ってもよいのかどうか。ほかにも何か理由があるのではないか、と。「人は怖くない」と学習したのかもしれない。

20260712-170946

庭木食っちゃダメだって。

2026/07/13

意外と早い?森に還るまで

生駒山にある森林公園。一時期、ナラ枯れがひどかったのだが、枯れた木を全部切り倒して片づけた。

実は、私はその頃からこの場所を定点観測している。どう遷移していくのか記録しようという試みだ

その現場に行くと、こんな標識が立っていた。

8_20260713120501

これによると、ナラ枯れで皆伐したらササなどの藪になってしまったから、そこにカエデなどを植樹しつつ、時間をかけて元の森に戻す計画を立てたらしい。まあ、何本か高木を残しているから傘伐かな。
そして50年後に元の森にもどす計画である。この活動を始めたのが2018年と記されているが、私の写真を探すと、2013年に皆伐したらしい。

1_202607131210012013年。

3_202607131212012019年。

この6年間で、あまり変わっていない。まだ植樹した苗は小さい。

ところが、今は7年目。

8_20260713120502

もはや標識の周りは高木で囲まれている。現在は、全域に高木がいっぱいの森にもどっている。もちろん樹種が早生樹、パイオニア種だと言えるが、意外と早い。最初の6年間はササに覆われて樹木は育たなかったのか。しかし、藪を刈り取ってカエデを植えたらいきなり森になるわけではなかろう。
現在生えているカエデは、まだ大きくない。さまざまな樹種が育っている。いわば雌伏しつつ地中で芽生えを備えていたのか、それとも別の要因か。

急にコナラやシイなどが高さ5~10メートルまで生長している。樹種はともかく、とりあえず森に還るという点では、7年で完成したことになる。

そういや明治神宮の内苑の森も、本多静六が150年かけて森にすると言って植えたそうだが、実際は100年経たずして極相に近い森になった。
またスギ林やカラマツ林から針広混交林化に挑んで成功した事例をいくつか見ているが、かかったのは30年ぐらいだった。樹木の生長という点からは、森づくりは意外と早いのかも。

 

2026/07/12

今度はネットゼロパスウェイ認証

初めてFSC(森林管理協議会の森林認証)が登場した時、「これだ!」と思ったと同時に「他人に認証してもらわないといけないの?」という点が脳裏に引っかかった。

日本の林業が森林の質を下げている、これを何とかする手立てはないものか……と思索を繰り返していた頃である。1990年代か。

FSCの説明会に三重まで行って“勉強”したことを思い出すが、ようするに当事者(林業家とそれを購入する製材業者など)が信用ならないから、第三者が認証するということを理解しつつも、金もかかるしなあ……と思った記憶がある。

今となっては「当事者は信用ならん」という発想に大いに同意する。信用ならない。彼らに任せておいたら森林は破壊される、と意を強くしている。森林認証もいろいろできたが、少なくても日本の林業はよくなっていない。断言する。

さて「第三者が認証しなけれはならない」という考え方は、どんどん広がる一方だ。ありとあらゆる商品に認証制度が登場している。そして、新たに登場したのが、「ネットゼロ・パスウェイ認証」だ。

テーマは脱炭素。国際規格の認証と策定を手掛けるBSI グループジャパンが、 「ネットゼロ( 温室効果ガス排出量実質ゼロ)」に向けた脱炭素戦略の実効性と信頼性を高める第三者認証サービスである。

イギリスで生まれヨーロッパで広がりつつあるが、それを日本に持ち込むようだ。 2050年までのネットゼロに向け、企業に目標を宣言させるだけでなく、 実現可能性の高い移行計画の策定と、その信頼性を客観的に示すことが求められる。とくにカーボンオフセット(排出権取引)を使わないことが大きな特徴だろう。

その説明会を開きます、という案内が、私のところにも届いた(^^;)。

Photo_20260712101201

オンラインだから、簡単に参加できますよ、というわけで、30年前と大きく変わった。

もう、勉強はこりごりだが……。

この認証の内容はともかく、私の考える脱炭素でもっとも有効なのは、森林面積を増やすことと、木炭を土壌に混ぜることだ。

前者は当たり前だろう。とくに熱心なのが中国で、とてつもなく森林面積を増やしている。なんとタカラマカン砂漠とゴビ砂漠をつなぐ「緑の長城」が衛星写真でもわかるほどだ。

だが、私は後者にも期待している。木を炭に変えれば再び大気中に放出される可能性は非常に低くなる(その土壌を熱しないかぎり)から。バイオマスエネルギーのように、す固定された木材を燃やして排出してしまう詐欺的な脱炭素とは違うのである。そして木炭を多く含む土壌は概して農作物の生長にプラスとなる。

4パーミル・イニシアチブ」という脱炭素運動が、すでに行われている。世界の土壌の表層の炭素量を年間0.4%(4パーミル)増加させるというものだ。それだけで人間の経済活動によって発生する大気中の二酸化炭素を実質ゼロにすることができる。

マツタケと4パーミル・イニシアティブ 

4パーミルイニシアティブと「地中の森」づくり

日本では山梨県が熱心で、なんと認証制度もつくっている。
やまなし4パーミル・イニシアチブ農産物等認証制度

ネットゼロ・パスウェイ認証にも、森づくりと木炭づくりを加えてくれないだろうか。

2026/07/11

捻じれないネジバナ

庭で見かけた可憐な花。

20260709-084157

ネジバナだな……と思って見ていて、気づいた。

ネジれてない。通常、ネジバナの花列は、らせん状に捻じれてぐるりと巻いているものなのに、直列している。

ネジバナの巻き方が右巻きか、左巻きかと議論になることはあるが、巻かずに直列されては困る。バランス崩れて倒れるかもしれない(^^;)。ちなみに巻きは、左右どちらもあるそうだ。

でも、調べてみると、直列しているのもあって、変異体だそうだ。珍しいそうである。そんな個体が庭にあることを面白がるか。

 

2026/07/10

巨木だけでない多様な森

東京大学大学院の研究。

森の木々の熾烈な競争と共存の謎を解く
―なぜ巨木が独占せず、多様な木々と共存できるのか?―

わりと昔からある命題なのだが、植生が遷移していけば、最後に残る木は何か、というのがある。進化論でも、なぜ弱肉強食なら強い者だけが生き残らないのか、と考えがちだ。

動物の場合は食物連鎖の発想で、ライオンばかりになったら餌がなくなってしまうじゃないか、と説明すれば、とりあえず納得されるのだが、植物で成り立つ森林の場合は困る。

巨木が光も水も栄養も全部独占しないのはなぜなのか。

背の高い木が常に勝ち続けるのであれば、成熟した森には一部の巨木しか残らないはずですが、実際の森では大小様々な木が共存しています

だが、わかったのは、高い木は樹冠を広げて光を邪魔されずに多く獲得するが、肝心の利用効率は低い、強い日光が当たると十分に光合成できないという、わりと単純な構造であることだった。

森の年齢(遷移段階)にかかわらず、背の高い木は背の低い木に比べて、「光獲得効率」が高い一方で、「光利用効率」は常に低いという明確なトレードオフが確認されました。背の高い木は、強すぎる光による光合成の飽和や、水分を吸い上げる水力学的ストレス、さらには大きくなると体を支える幹や根への投資割合が増加するため、獲得した光を成長に変換する効率が悪くなるのです。

20260708_12

そういや、夏の真昼は光合成をしないというなあ。木漏れ日の方が、光合成に向いた光の質なのだろう。土壌養分だって樹種によって必要とする差があるし、共生する菌根菌も違ってくる。菌によって吸収する成分や能力に差が出るらしいから、そこでも棲み分けができる。

もっと踏み込むと、異種同士の方か水や養分の交換をして両者共存・共栄できるのかもしれない。だから混交林の方が樹木の生長がよいとも聞く。

それが生物多様性を生み出す仕掛けなのか。

逆に見ると、スギやヒノキだけの単相林は、棲み分けができない偏った森ということになる。

森林林業を考える際に、この共生を可能とする理論は忘れないようにすべきだろう。

2026/07/09

半夏生の生存戦略

梅雨が明けたので、生駒山のハンゲショウを見に行ってきた。

例年は6月だったので、ちょっと遅いかと思ったが、しっかり白い絨毯を広げていた。

生駒山のむろいけ園地につくられた人工的な湿原だが、いつの頃からかハンゲショウが育ちだした。自生なのか、苗を植えているのか、種子を撒いているのか。ドクダミ科だから、ドクダミのように強い地下茎が伸びて育つのか。

2026-4_20260709120001

半夏生と書くように、半分夏に生きる覚悟を固めようと思ったのである(^^;)。まあ、半化粧と記すこともあるらしいが。
ハンゲショウの名の由来は諸説あるが、この白い葉が特徴だろう。一見、花を思わせるが、葉が白づくのである。

2026-6

よく見ると、1枚の葉の中で白くなる部分と、緑を残す部分に分かれている。すべての葉が白くなるわけでもない。だから半化粧なのかもしれない。

これは葉が花に擬態している、この白で目立って昆虫を呼び寄せて受粉させるため、とされている。たしかに白い葉の周辺には小さな花序がある。花そのものは大きくせずに葉に宣伝は任せたよ、といった感じ? ガクアジサイの花もそうだな。

白い部分は、表皮と葉肉組織の間に空気の層ができ、光が乱反射することで白く見えるのだそう。葉緑体は葉の奥の方にあるとしても、光が届かないだろう。もう光合成はできなくなるのではないかと思う。
光合成しなくても栄養は十分なのだろうか。それとも初夏までに栄養を地下茎にため込んで、その後は繁殖に力を尽くせばよいのか。

生存戦略としては、炭水化物を生成する光合成を犠牲にしても、受粉を進めるということか。白い葉を食べる虫はいないのかもしれない。

2026/07/08

イギリスどうする?EUDR

EUDR(ヨーロッパ森林破壊防止規則)が発足したとき、イギリスはこれを適用するのだろうか、と疑問があった。

EUDRの施行は何度も延期されてきたが、ようやく今年12月30日から(大企業向きは)スタートする予定だ(予定どおりならば)。

これはEUで協議されてきたものだから、施行範囲はEU加盟国であろう。一方でイギリスは2020年にEUを脱退している。

ただ、EUDR以前のEUTR(ヨーロッパ木材規則)などもあって、こちらはイギリスも参加している。いや、そもそも森林破壊防止に関する貿易規則づくりにイギリスも熱心にだったのではないのか。

詳しい経緯はともかく、イギリスが参加しないのでは、効果の点で弱まるのではないか……と感じていたのである。

だがイギリスは、新たな森林破壊規制を導入すると発表した。森林破壊につながる一次産品の取引規制制度を、2027年から施行をめざすらしい。

簡単に振り返ると、EUDRは、木材のほか牛肉、パーム油、大豆、カカオ(チョコレート)、コーヒー、ゴムとそれらの派生製品を扱う企業は、それらの原料の生産過程で森林破壊をしていないことを確認する義務を課す。

そして森林を破壊して生産されていたら、その商品を取引してはいけない。しかも生産国の法律を違反していなくてもダメというものだ。合法でもダメ、というのは強力な制度でありメッセージだろう。

Eudr_20260706101301

それに対してイギリスの制度案は、原料生産が原産国の法律に適合して作られたことを確認する義務を求めている。また対象となる企業は、年間売上高100万ポンド超だという。年商2億円規模の中小企業まで含むとなれば、抜け道を防ぐことになる。
EUDRのように「合法でもダメ」ではないが、将来的にはEUと足並みを揃える予定のようだ。

EUと差別化を図りたいのかどうわからないが、もっと簡単に「EUDRに加盟します!」と言えなかったのかなあ(^^;)。

もっとも、日本のクリーンウッド法に比べれば、圧倒的に厳しい。

クリーンウッド法は、昨年改正されて事業者に合法確認が義務づけられたとはいうものの、違法産品でも締め出さない。また対象も、木材および木材製品(家具・紙など)だけで、生産過程における森林破壊には踏み込まない。農畜産物が含まれない点も致命的だ。だいたい原産地に本気で確認するのか怪しい。書類上で「合法でーす」と一筆書いてもらったらOKになりそうだ。

Seidoimg01

ともあれ、世界は粛々と動いている。他方で戦争や人権無視・迫害も広がっているけど、コツコツ進めるべきことはある。

 

2026/07/07

Y!ニュース「県が上告断念した平群メガソーラー…」を書いた裏事情

Yahoo!ニュースに「県が上告断念した平群メガソーラー裁判、その争点を追う」を執筆しました。

この記事のアップ時間を見てもらいたい。午前10時12分である。

いつもなら昼前を狙う。お昼に読む人がいるだろうということからだが、今回は超特急で仕上げた。

なぜなら、前回控訴審判決が出た際は、記事をアップするのを出遅れたからだ(T ^ T)。
メガソーラーを止めた専門知識と、本質見ない行政の許認可

もちろん、今回もテレビ局などの速報はその日のうちに出たから敵わないのだが、せめてネットの解説記事では、負けない速度で出そうという野望?を持っていた\(^o^)/。

まあ、平群メガソーラー関係では、もうYahoo!ニュースには書かないから最後を飾ろう……というさもしい発想。

ちなみに記者会見場では、これまでになく優しい空気が流れていた。ただ現実に返ると、この建設中の現場が放置されたら大変なことになる。あの崩れ方は、盛り土として欠陥だらけだから。今後も崩れ続けるだろう。

仮にメーラーパネルを設置してから、今回のような雨(これでも、計画時の最多雨量ではない)で崩壊したら、業者は大損害を負うはず。だから今止めたのは、業者側にとっても得したはずだ、というのが住民側の意見である。

20260626-134720

2026/07/06

メガソーラー訴訟、奈良県が上告断念の裏で

速報ニュースが駆けめぐったが、奈良県が、メガソーラー訴訟の上告を断念した。

控訴審は開発許可取り消しの判決を出したのだが、今日が期限だった上告を諦めると知事の記者会見で発表したのである。

Photo_20260706170601

でも、これ、ややこしい。

まず平群町住民の訴訟は、建設を進める業者に対して建設差し止め訴訟を起こしている。次に林地開発許可を出した奈良県に対しても許可取り消し訴訟を起こした。

奈良地裁の一審は、両方合わせて審議して、原告の言い分を棄却したのだが、控訴審で出た判決は、取り消し訴訟に対してである。業者相手の差し止め訴訟はまだ続いている。

ところが業者は、県の取り消し訴訟の参加人であったことから、なんと業者が上告したのである。県が断念したのに? と思うが、言い換えると業者が県と平群町住民相手に最高裁を戦うつもりらしい。もっとも、最高裁がこの訴えを棄却する可能性もあるが(というより棄却するだろ、普通)。

3_20260706170701
住民側の記者会見

ただ、最高裁の決定が出るまでに何カ月かかるか。下手すると年をまたぐかもしれない。それまで高裁判決は止まってしまう。それは業者が工事を続けることができることを意味する。

もしかしたら、業者が県を訴えるかもしれない。県が許可したから建設を始めたのに、止められたら損害を追うからである。

そこで住民側は、「工事の執行停止」処分を大阪高裁に求めている。これが認められたら工事は止まる。こちらは、いつ結論が出るか。そんなに長くは待たされないはずだが……。

そしてそして、仮に止めても、今のまま放置されたら、むしろ防災工事も止まって、今以上に災害が発生する可能性は高まる。建設工事の執行を止めつつも、防災工事だけはやらせないといけないのである。

……う~ん、なんて面倒くさいのだ。ややこしくてわからん。

2026/07/05

『羅生門』の柱

先日、NHKのBSで黒沢明監督の『羅生門』をやっていた。私は録画して見た。

原作は読んでいるが、映画版は見た記憶がない。第12回ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞第24回アカデミー賞名誉賞を採った映画なのだから見てみようという思いだった。気がついたのは、芥川龍之介の『羅生門』は別の小説で、これは『藪の中』を原作としていることだ。

が、それはいい。どちらも読んでいる。物語は有名なので触れないが、登場する羅生門は、平安京のものだという設定だ。奈良の都ではないかあ。殺しや盗みは当たり前の世界観なのだが、戦乱の跡なのか、羅生門も崩れかけている。

20260703-210548

大雨の中、三人の男が語るわけだが、気になったのは、この羅生門セットである。

20260703-205738

人物と比べたらわかる通り、とてつもなく太い。直径1mを優に超える太さの柱だ。これ、原木なら1.5mくらいは必要ではなかろうか。長さだって、5mくらいは必要だろう。

20260703-202851

天井を見上げて映したところで、梁との接合部もわかる。よくできている。アップになったシーンでは、なかなかリアル(といってもモノクロであるが)な木目やひび割れも表現していた。

映画は1950年作。この時代に発泡スチロールもなかったと思うのだが、これだけ太い柱をどうやってつくったのか。もちろん、本物の木を使って建てたとは思えないのだが、では材料は何だ? 細い木で枠組を立てて、そこに布か紙を張ったのか。

そのほか、夜盗が侍夫婦を襲うシーンでは、森林の中なのだが、こちらも太いスギの木が林立していた。太さは60~80センチは確実にある。
さすがにこれはロケであり、本物のスギ林で撮影したのだろうが、どこの森で撮影したのか。

こんなことを気にしてしまうのでは、映画鑑賞に向いていません(^^;)。

2026/07/04

金魚にいじめはあるか

我が家の庭の池。金魚はすっかり減ってしまって、最近確認できるのは7匹くらい。隠れているのも合わせて10匹に届かないのではないか。

金魚を襲う敵への防御は可能な限りやって、少し落ち着いた感があるが、今度は気になる現象が起きている。

2_20260703102801

特定の金魚が、ほかの金魚から追い回されているのだ。それも何匹も集団で追いかけたり、つついたり。

1_20260703102901

最初は繁殖行動かと思っていた。オスがメスを追いかけるのは珍しくない。しかし、よく観察しているうちに、繁殖とは思えない、攻撃的な行動なのだ。体当たりしたり、鱗をむしっているようだったり。これって、いじめ?

金魚にもいじめ行動はある。

たしかにいじめられている方は、小型だ。しかし、ほかの小型の金魚も参加していじめているケースもある。団体でやっているのだ。

この池には、今春は30匹いたのがここまで減ったのだから、広さは十分。ストレスがあるように思えない。新入りでもない。同時に池に入れている。謎である。思えば、昨年までは20匹弱だったが、仲がよかった。

魚にも嫉妬や怒り行動はあるという研究も見かけた。もしかしたら言葉に近いコミュニケーション方法もあり、そこで中傷動画ならぬ紛争が勃発したのかもしれない。金魚社会も厄介である。

しかし、こうして死んでいけば数は減る。何か対策はないものか。

 

追記・翌朝見ると、やはり死んでいた。いじめられ死だな……。

20260704-075434

2026/07/03

脱炭素に「森林」は必要か

先月だったか、地球温暖化防止の講演を聞きに行った。

主催者が林業界の人だったので、当然ながら森林、そして林業が二酸化炭素吸収に関わる状況を取り上げると思っていた。

ところが、話にほとんど森林は登場しない。あれ?という感じ。

そこで質問で「日本の森林は日本の脱炭素の目標を達成するだけの吸収力があるのではないか」と投げてみた。ちょうど演者と同じ東京大学大学院の研究チームの発表があったばかりだから。

決定版!!ホントの日本の森林の二酸化炭素吸収量

が、返答はそっけなかった。そうした研究があることは認めつつも、関心がないらしい。脱炭素は発生源であるエネルギー消費の削減でなし遂げるべきと考えているようであった。

2_20260703085401

こうした傾向は、この講演者だけでなく、全般に感じることである。日本では、意外と脱炭素は森林吸収分と結びついていないのである。
もちろん気候変動に関する政府間パネル(IPCC)では森林吸収分を重要視しているし、京都議定書から始まる脱炭素政策の中で森林は大きなポイントとして掲げられている。日本も、それで恩恵を被っている。が、研究者(だけでなく、行政関係者も含む、脱炭素政策推進者)の頭の中では、両者は切り離されている様子だ。

加えて言えば、ネイチャーポジティブ、生物多様性にもあまり関心を示さない。だから日本で「脱炭素のために森林面積を増やす」とか「林業施業法を見直す」という論議にはつながらない。

むしろ林業関係者の方に「森林は二酸化炭素の塊」「だから森林の所有者に金よこせ」意識が強い(笑)。
だが、こちらはこちらで「森林を木材としてよりも脱炭素の道具として利用してくれ」と言っているようで気持ち悪い。

なぜか。ようするに脱炭素と森林の担当者が別々であるからだろう。縦割りなのだ。理屈では森林吸収分を使えば脱炭素になるとわかっていても、森林は自分の担当じゃないという意識が働いている。自分の担当は、企業に排出を減らさせることだ、と無意識の線引きが行われている。

森林林業担当者は、正直、脱炭素に興味がない。これを唱えたら金を引っ張ってこれるかな、ぐらいであろう。林業関係者は生物多様性にも興味が薄い。林業は単相のスギ林、ヒノキ林が舞台だから生物多様性を持ち出したら不利になると思っているかもしれない。

本来、総合的に考えるべきなのは政治家の役割なのだろうが、そんな意識高い系政治家はいない(´Д`)。

聞くところによると、ヨーロッパなどの脱炭素と森林の結びつきは非常に強いらしい。もちろん排出削減も強力に進めているが、森林も増やして吸収させようという政策を進めている。危機感が強いのだろう。日本は遅れているというより、次元が違う(低次元だ)。

さて、今夏も酷暑、熱波に包まれそうだ。こちらはヨーロッパに負けないよ。

20210701103432_nyc

2026/07/02

『吉野山独案内』を読む…無理

古本屋で目についた本、『吉野山独案内』。

どうやら江戸時代に発行された観光ガイドブックのよう。もちろん、そのものではなく、昭和になったからの副製本だが。

本来は6巻ものだが、その合本となっている。ただ中身は、当時の本の書体そのものを複製しており、しかも和歌などが並ぶ高尚?な代物で、全然読めない(泣)。

それでもパラパラとめくると絵もある。何か参考になるかも、と思って購入した。だって、300円だもの。

調べてみると、以下のようになっていた。

『吉野山独案内(よしのやまひとりあんない)』は、江戸時代初期の寛文11年(1671年)に謡春菴周可(山岡元隣)によって著わされた古典的な地誌・案内書です。吉野山の名所、寺社、桜の見どころを網羅しており、現代の観光ガイドのルーツとなっています。

 

文学と巡礼の案内書: 『万葉集』や『古今和歌集』などの古典から連歌・漢詩・俳句に至るまで、吉野山を詠んだ名歌や文学作品の引用が豊富にちりばめられています。文学の世界に浸りながら吉野の名所を楽しめる構成となっています。

絵入りで分かりやすい: 当時としては珍しく、挿絵(絵入り)が盛り込まれており、吉野山の様子を視覚的にも伝えています。

地域社会の記録: 名所や社寺だけでなく、当時の吉野の里人たちの生業や生活の様子も描かれており、歴史資料としても非常に価値の高い一冊です。

 

ゆっくり見ると、吉野山だけでなく、飯貝、つまり五條の案内も含まれ、吉野山もきめ細かく地域別で、神社や仏閣のほか、細かな名所が登場する。が、読めない……。そさらに山を超えて天川村の蝙蝠窟という洞窟も登場する。ここは役の行者が修行したところだ。そして、大台ヶ原まで行くといくのだが……。

Img_20260702210529

ようやく、このページを見つけた。川上村の西河から大滝らしい。清明滝とか蜻蛉小野といった地名が見える。この絵が、何が書いているのか読めない。和歌だもの。

これでもガイドになったのだろう。昔の人の教養の高さを示しているかもしれない。残念ながら、吉野杉の絵はなかった。そもそも江戸時代初期には吉野林業はまだ確立されていなかったはずだ。植林が始まったものの、当時は樹齢20年~30年で伐採していた。だから杉林もなかったのではないか。もう少し探す。でも読めないだろうな……。

2026/07/01

『大追跡グローバルヒストリー』から龍次郎を想う

NHKの『大追跡グローバルヒストリー』という番組を見た。不定期にやっているが、毎回海外で活躍した日本人、それもほとんど知られていない謎の日本人を発掘して紹介する番組。

今回はアメリカとの貿易を切り開いた佐藤百太郎と、彼の会社オーシャニック・グループの後継者たち。

20260629_20413120260629_204143

大追跡グローバルヒストリー ニューヨーク 謎のビジネスマンを追う

10代で英語をマスターして渡米し、貿易という高いハードルを超えて日本の産品、あるいはアメリカの支那を輸出入したというのは驚きだ。そして後継者は日本を生糸王国に仕立てるまでにしたという。

ただ、私は「この人が取り上げられるなら、土倉龍次郎も取り上げてくれ」と思ってしまった(^^;)。

彼の業績も、同じぐらいある。台湾探検家にして、林業と樟脳生産に取り組み、発電事業まで手がけた起業家である。台湾を開拓した男、として紹介したいと思っている。さらに「カーネーションの父」でもある。

彼の一代を調べて記しているのだが、まともに書けば長くなる一方なので、現在は1冊の本に収まる長さに削っている最中だ。削るという作業は泣ける。悔しくなる。でも、そうしなければ出版が難しい。梗概的には、こんな感じ。

Photo_20260701163901

もし、龍次郎をNHKが取り上げるとしたら、私より詳しい資料を手に入れられるだろうか、と思ったりもする。台湾の資料も手に入れたけど、読むのが大変でなあ。見落としがあるかもしれない。

でも、私抜きでは手に入らない資料もあるぜよ(⌒ー⌒)。

2026/06/30

樹木に人権を!ノンヒューマンツリー

カナダの小さな田舎町の議会が「樹木にも生きる権利を」という決議をしたそうだ。

カナダで樹木を「権利を持つ生物」として認める決議を採択

なんのこっちゃ、と思うかもしれないが、環境思想の流れとして、私は重要な一歩だと思っている。

モントリオール西方に位置する人口約2000人の自治体、テラス=ヴォードライユ町議会は、2026年6月9日、木を「権利を持つ生物」として認める決議を全会一致で採択した。

これにより、町は木を単なる景観や資源ではなく、保護されるべき生物として位置づけ、生きる権利や自然に成長する権利などを認めたという。

この決議によると、樹木には「再生する権利」「自然に成長する権利」「健全性を保つ権利」、そして「生きる権利」を有するとされている。町は「木の権利に関する世界宣言」にも賛同し、木々をより手厚く保護するため、今後は既存の条例や規則の見直しを進めるとしている

町は既存の規則や条例を見直し、木が適切に保護されるようにするとともに、やむを得ず伐採しなければならない場合には、確実に代わりの木の植樹が行われるようにしていくという。

22154899_s

そもそも「木の権利に関する世界宣言」とは何か。AIに聞く。

「木の権利に関する世界宣言(Universal Declaration of the Rights of the Tree)」は、木を単なる資源ではなく「生命体」や「法的主体」として保護することを目指す国際的な市民運動・宣言す。2019年にフランスで草案が作成され、環境保護団体や法学者らを中心に推進されています。

現在までに世界中で8万7000人以上の署名が集まっており、法制化に向けた動きも起きています。

私は、街路樹の問題にコメントを求められることが度々あるが、その際に言っているのは、街路樹は樹木という生き物であり、それが健全に育つ環境を与えなくては街路樹をつくる価値がない、ということだ。これは公園木なども含むが、人は緑がほしいと市街地に無理に木を植えるものの、真っ当な植物が生育する環境を与えていない。あげくに枯れて倒れるなどの騒動が起きる。一方で、街路樹や市街地の緑地を伐採しようとすると反対運動が起きる。身勝手すぎないか、と思っている。

まあ、いくら主張しても反応は弱いのだが…。

その前には「ノンヒューマンパーソンズ」という概念を紹介した。動物に法的に人格に近い権利を認めるものだ。すでにインド政府など幾つもの国家や自治体が認めている。まず『獣害列島』などに記し、Yahoo!ニュースノンヒューマン・パーソンズ~動物に“人格”が認められる時代がやってきた)でも取り上げた。やはり反応は鈍い。(ついでにAIにも聞いた。すると上記拙文を引用していた…。)

これの植物版と思えばよい。ノンヒューマンツリーだ。

なお、法的人格と言っても、その対象には家畜や実験動物が入り人間が利用すること、そして野生動物だって狩猟対象にすることは認めている。何も極端な動物愛護、植物愛護とは違う。人が肉を欲して食べることもあるし、木材や緑を求めて栽培するにしても、それなりの植物が生きる環境を整えるべきという思想だ。

Photo_20260630164701
日本人を「自然と共生してきた国民」と臆面もなく発言する人は、その精神を現代社会に示しているだろうか。

 

2026/06/29

Wedge ONLINEに「…クマはいつから増えたのか?」を書いた裏事情

Wedge ONLINEに「市街地にも現れるようになったクマはいつから増えたのか?増加は必然とも言える現実」を執筆しました。

これはYahoo!ニュースにも転載されている。こちらは
「市街地にも現れるようになったクマはいつから増えたのか?増加は必然とも言える現実」

例によって「クマのことを書きませんか~」という打診がありまして(^^;)、もうネタ切れだけどと思いつつ、自分がクマを意識した昔のことを思い出してみると、意外や古い。
学生時代は野生動物なら何でも的な興味だったが、教えを得ていた研究者の手伝いで「クマの冬眠穴調査」をしたことを思い出した。そしてフリーになってからは、わりとクマの記事を書いている。なかには「九州にクマは生き残っているか」と、目撃談を追って宮崎まで訪れていた。そして読者の反応もあった。

クマは増えている、と感じたのは結構昔なのだ。2007年に出版した『森林からのニッポン再生』にも記していた。

P6100033

執筆時に資料を集めているから、2000年代前半には、日本の野生動物の異変を感じ取っていたことになる。すっかり忘れていた(^^;)。

というわけで、原点にもどって「クマが増えたのはいつからか」を考えてみたのであった。

 

 

2026/06/28

『台湾山岳大横断』で思い起こす龍次郎の探検

昨夜、NHKBSで『台湾 山岳大横断』という番組があった。

台湾 山岳大横断 〜最難関“天空ルート”を行く〜

登山家・田中陽希が台湾の台東の東海岸から3000m級の山岳地帯を縦走し、台南の西海岸まで行くドキュメンタリーである。以前より気に留めていて録画のセットもしていた。なおNHKONEでも見られる。

台湾の山岳地帯の様子がよくわかった。ただ、この撮影隊はどうしたのだろう、とふと疑問。彼と一緒に全コースを踏破したのか。それならカメラ機材を担いでの登山となり、田中クン(なれなれしい)よりすごいぞ。途中、幾度もドローンを飛ばしているし。途中の山小屋などで撮影隊の入れ代わりはしたのだろうか。

私の目的のもう一つは、土倉龍次郎の台湾縦断を想像するチャンスだと思ったからである。龍次郎は台北から台南へ、山岳地帯を90日かけて縦断している。それも1896年だ。残念ながら記録がないので具体的な様子はわからないのだが、その片鱗を今回の旅で感じ取れないか、と思ったのだ。記録としては、今回の横断よりもすごい。
龍次郎は、先住民をガイドに行ったので、必ずしも山の頂を究めるようなルートはとっていないが、縦断とは別に台湾最高峰の玉山を初登頂したとされるだけに、その山の様子は気になる。

20260627-202505
玉山山頂から見た雲海。

また田中クン(なれなれしいってば)は、途中、巨大な切り株を見ている。

20260628-140516
ナレーションで「
戦後の台湾経済を支えた」とあるから、タイワンヒノキだろうか。蒋介石時代だろう。日本でも台湾でも、タイワンヒノキを伐り尽くしたのは日本時代と思われているが、実際は戦後の方が伐採量は多い。

一つ気になったのは、こんな大草原に出くわしていること。

 20260628-140603

なぜ、ここに草が生えないのかわからないとあるが、台湾の山は意外とはげ山が多い。一応、原住民が伐ってしまったと説明されているが、それ以上に木が生えない地質のところもあるのかもしれない。

Dsc03674
台湾縦断中と思われる龍次郎探検隊
2_20260628145501
阿里山の一角らしいはげ山

なお、田中クン(しつこく、なれなれしい)は台湾の山岳地帯を一人で肉体で横断するというフィジカルな冒険だ。たしかにきついが、一応はトレイルも整備されていて、キャンプ場や宿もある。

その点、龍次郎は地図もないまま、先住民の案内を乞うて、彼らの道を進んだ。隊員は6人くらいいて、クーリーも雇った。こちらは未知の地を進む探検だ。危険度は、道行ではなく、先住民にいつ襲われて首を狩られる恐れの方が大きかった。

この点を私は証言を集めて、執筆した「(仮)龍次郎伝」にこのように描いた。

「今日は殺されるんではないかと思った日もあったそうだよ。ある村では男たちが『殺せ、殺せ』と言っていたらしい。ただその日、目が痛いという女に持っていた目薬をさしてやったら、よくなったという。その女が止めてくれた。さすがに、あの時だけは覚悟した、と父様が言われていた」
「(木の)枝が折れててまだ間がない所を通った時、生蕃が今通ったに違いない、逃げた方がいいと急いで走って下ったら、すぐ後で鉄砲の音がした」
 村と村の間を移動する時も警戒は解けない。ピリピリした雰囲気が伝わってくる。
 また崖下を歩くときは、鉄砲で撃たれたら逃げ場がないから、案内に立った酋長とその息子が龍次郎を挟んで歩いたという。原住民の案内人にとっても仲の良くない部族の領域を歩くときは命懸けだったのだ。それでも龍次郎を守る姿勢を示してくれた。龍次郎が十分な意思疎通を重ねたおかげだろう。
「ある時なんか、軒下に取ってきたばかりの首が吊るしてあって、血が垂れていた。さすが、気持ちが悪かったと言ってらしたよ」
 龍次郎が残した写真の中には、原住民の村を訪ねた際に撮ったと思われる、頭蓋骨が並べられた棚が写っているものもある。

これは奥さんのりゑが聞いた話を後に語った記録を元にしている。

この原稿、なんとか日の目を見せるつもりである。

 

2026/06/27

自家製?雨量計の数値は

庭に、4リットルのペットボトルを置きっぱなしであることに気づいた。

20260626_122242

普段はバケツ代わり、ヒシャク代わりに使っているのだが、ここに見事に昨日からの雨が溜まった。正確には一昨日の夜から降り始めたから、24時間を超えているはずだが、溜まった水深は、20センチを超えている。

これを雨量計のつもりで読めば、200ミリ以上の雨が降ったことになる。さすがは全国ニュースで水害が報道された生駒市(笑)。災害レベルだったことがことがわかる。

幸い、我が家の庭の水はあっと言う間に抜けて地面に水はたまっていないが、金魚池の水面が随分上がった。これで金魚は新たな水を得たことになるし、藻の過剰繁殖も抑えられるだろう。来週はまた雨が降るそうだし、水やりは当面いらない。

ちなみに私は、庭に面したところにつくったデッキ(日除けシェードがあるので雨に濡れない)に腰掛けて、雨を見つつぼぉ~とするのが好きだ。アジサイが満開である。

2026/06/26

豪雨の中のメガソーラー建設地

今日は早朝にスマホのエリアメールが警戒警報を鳴らしっぱなし。豪雨による浸水や土砂崩れが予想されるからだと。

テレビを付けると、なんと全国放送のニュースに生駒市が映っていた。すでに床下・床上浸水した地域があるらしい。そして冠水した道路の画像。当然、土砂崩れも起きているらしい。

なんかエラいことになっているではないか。我が家は、幸か不幸か、高台というか山の中腹なので浸水の心配はない。もっとも庭は水が溜まっていたが、排水のよい土なのであまり心配はない。また山裾に面している家ならともかく、我が家は少し離れているので、土砂崩れも心配しなくてよい。生駒自体に高低差のある地形なので、地域によって事情は違ってくる。いつもは登るのが大変とぶうぶう言っているが、こういう時はラッキー!なのである。

たしかに昨日から夜中まで豪雨続きだった。風はないからW台風のせいではなく前線が活発化したのだろう。ニュースでは、連続雨量137ミリ。生駒山としても統計を取り始めて最高値になったらしい。

そこで気になるのは、同じ生駒山系にある平群メガソーラー建設地である。高裁の判決でも触れられたが、調整池は10時間雨量で147ミリまで耐えられる計画だ。とりあえず今は耐えているはずだが、まだ調整池は完成していない。その状態で計画雨量に極めて近い137ミリ降ったら、どうなるか。それに今般から明日にかけて、さらに強く降る予報が出ている。今度は台風の雨。

そこで視察に行ってきた\(^o^)/。

途中、ニュースでは水没した道を通ったが、すでに水は引いている。

そして現地に着く。幸い、土砂流出はしていない。ただスコップを持つ作業員がうろついていたから、騒ぎになる前に片づけたのかもしれない。
そして肝心のメガソーラーのために盛り土したところはどうなっているか。

4_20260626161601
全体としては無事だが、一部亀裂が見られる。

 9_20260626161601
ごっそり削れてガリをつくっているところもあった。

中に入って観察したいところだが、今はマズいな。

14_20260626161701

盛り土の一部に、ソーラーパネルを乗せる架台の建設が行われていた。部分的にパネルも載っているかな。ここまで建設は進んでいるのだ。果たして県は上告するかどうか。知事は弁護士だから最高裁で勝てる確率を考えているだろうが、最高裁が差し戻したら、また地裁からやり直しだろうか。何年もかかれば、その間に完成するだろう。いっそ、この豪雨で山が崩れたら中止の決定打になるのに……と悪魔のささやき。

 

2026/06/25

イノシシの先祖はブタ?

なんとも奇妙な、いや意外すぎる発想の研究だ。

イノシシの先祖はブタだった?下顎骨の出土遺跡から解明 現代日本の野生イノシシは、弥生時代のブタの遺伝子を受け継いだ

名古屋大学の 新美倫子准教授の研究発表。ただしタイトルに引っ張られると間違う。正確には、「日本のイノシシ」には「中国産のブタ」の遺伝子が混じっている、ぐらいだろう。

Photo_20260625162901サイトより

ブタは、イノシシを飼い馴らして家畜化した動物だ。その結果、遺伝子だけでなく形態にも多少の違いでできていて骨にも証拠がある。一方で日本のイノシシの化石にブタの痕跡が混じっていたので調べてみたら……ということだと思う。

しかし弥生時代に中国からブタを移入していたというのも面白い。日本産のイノシシをブタ化したのではなく、中国で先にブタ化した個体を持ち帰った日本人がいたわけだ。当時の中国なら魏かもしれないが、そこに派遣された使者が帰国する際にブタをお土産にした? 卑弥呼の時代かもしれん。魏志倭人伝に記しておいてほしかった。そして、そのブタが逃げ出して、野生のイノシシと交雑した……。

もっとも、その後の日本でイノシシを獲物とする過程で、また家畜化を進めた可能性もある。
江戸時代には長崎出島に西洋のブタも持ち込まれた。明治以降は大々的にブタを輸入している。それらも逃げ出してイノシシと交雑した可能性もあって、イノブタと呼んでいるが。

実は生駒山に増えたイノシシも、イノブタ説があるのだが、真偽はわからない。見た目はイノシシそのものである。

私は、家畜の成立に興味を持っている。野生動物がいかにして人間のために変異してきたのか……という視点だ。家畜になる動物、家畜に仕立てる過程と条件、などを考えている。ウシ、ウマ、ヒツジ、ヤギ、ラクダ……そしてイヌ、ネコ。
中でもブタは、もっとも古くから成功した家畜なんだが、それが野生と家畜の間を行き来していたというのは実に面白い。

ちなみに、私はイノシシ年だよ。

20230420132742

 

2026/06/24

庭の一角に生えてきた1本の茎。

20260621_083415

わかるだろうか。フキの前、植木鉢の隣だ。これって……ヒマワリだろう。

もちろん植えていない。ヒマワリそのものは何年か前にプランターで育てたことがあるのだが……。

とくに種まきをした記憶もないのに、今年になって、なぜかこの位置に種子が落ちて伸びだしたようだ。場所的には、あまりよろしくないのだが、雑草と一緒に引き抜くのももったいないような気がして、そのまま花が咲くまで見守ることにした。

このヒマワリは園芸用に品種改良されていると思うが、プランターで咲かせた際に種子が育って、それがこの位置に落ちたのだろうか。しかも昨年は咲かずに今年になって?

まあ、深く考えない。雑草まみれの庭をいとおしんでいるが、こうして新たな種が庭に根付くのかもしれない。

2026/06/23

Y!ニュース「メガソーラーを止めた…」を書いた裏事情

Yahoo!ニュースに「メガソーラーを止めた専門知識と、本質見ない行政の許認可」を執筆しました。

平群町メガソーラー裁判で、あんな逆転勝訴の現場に居合わせることは貴重だと思ったのだか、ニュースは、すぐに全国に広がっていた。裁判始まる前に来ていたテレビ局は1社だけだったのに、記者会見場には全社揃っていたほどだ。もちろん新聞社も来ていた。

そして会見中にも放送や配信がされたらしい。私のTwitterの速報さえ、ものすごい勢いでシェアというかリポストされていく。当日だけでなく、翌日から次々と記事が出て、ネットも賑わっている。私と一緒に傍聴していた記者がすぐに記事にしているのだ。

のんびり、どんな記事にしようかなあ~と考えていた私は負けた……そんなわけで、裁判結果を記事にするのはやめた(⌒ー⌒)。

20260623-153507
ちょうど開かれていた奈良県議会を見たが、私の見ている範囲内ではメガソーラー訴訟に関する質問は出ず、知事も応えていない。

一次情報ではなく、何を論じるべきか。そこで思いついたのは、この手の裁判、許認可に必須の理系的知識の資料がいかに読みにくいか、素人には理解しにくいか、である。それが住民訴訟の壁になっているとも言える。同時に行政の許認可担当者は、本当に理解しているの? という疑問にもつながる。内容を十分に理解していたら、裁判以前にまず役人が住民に説明しろよ……と思ったのである。

森林や林業施策も同じだ。専門知識を持ったフォレスターもいないのに、よく政策を遂行しているな。。。

世の中、複雑になるばかりだ。個人の知識には限界がある。いっそ、AIに任せた方が、忖度もなくてデータだけを読み込んで可否を判断してくれるんじゃないかなあ。

10_20260623113101

メガソーラー工事現場。雨が触れると崩れるよねえ。

2026/06/22

100年前の台湾の森林がわかる!

こんな台湾ニュース。

100年前の台湾の森林の全貌伝える『林野図集』と『林野調書』を完全復刻

100年前の台湾と言えば、ちょうど昨年が昭和100年だったのだから、まさに昭和初期。いや、森林のデータを集める時間を考えれば大正時代かもしれないが、そんな本が出版されたらしい。日本統治時代の1925年から1935年にかけて、台湾総督府は森林管理の枠組みとなる「森林計画事業」を実施し、台湾において全面的な森林調査を展開した、とある。これを完全復刻して『日治時期森林計画事業区分調査史料』として『林野図集』1巻と『林野調書』全3巻のセットになっている。

Photo_20260622120101サイトより借用

『林野図集』は山林の区域を精緻に区分した地図で、その後の土地利用や空間開発、生態環境の形成に深い影響を及ぼした。『林野調書』は詳細な生態観察ノートともいえる記録であり、100年前の森林の姿や樹種の分布、環境管理の構想を余すところなく伝えている。

しかし『日治時期森林計画事業区分調査史料』の重量は合計25キロ、販売価格は7万元(約35万円)。。。気軽には手が出ない(笑)。
もっとも手に入っても中国語なんだろうな。電子版になったら翻訳しやすいかもしれないが。

もともとの資料は、日本領時代に編纂されたのだから、日本語ではないか。そちらなら読みやすいかもしれない。いや、戦前の日本語もかなり読みにくいぞ(> <;)。

いずれにしろ、台湾檜などの分布や資源量などがわかるかもしれない。興味あるなあ。でも、なあ。

2026/06/21

ナラシカトレインに隠れシカ発見!

随時紹介している近鉄電車「ナラシカトレイン」。

車両のラッピングが奈良の鹿オンパレードで楽しい。これに乗れたら幸運と言われるが、地元民としてはたまに乗れる。

ナラシカトレインの床

先日も、ナラシカトレインの床に注目したばかりだが、新たなシカを車両に発見した。

20260620_101149_20260621162901

わかるだろうか。扉にシカがいるのは従来通りなのだが……。。。

20260620_101149

よく見てほしい。このすき間にもシカのシルエットが描かれているではないか。指詰め注意として。

これは以前はなかったのではないかなあ。日々進化しているナラシカトレインであった。

2026/06/20

道路に不法耕作?

たまにワイドショーで、「河川敷に勝手に耕作された畑があります!」なんてことやっているが、こんなものを見つけてしまった。

20260616_152141

阪奈道路という大阪と奈良を結ぶ自動車道の一角に畑があった。。。以前より花を植えているのは見かけていたが、とうとう農作物を植え始めたようだ。作物は何か豆類のようなもの。

ここは分岐になっていてゴルフ場に向かう道につながるとともに自然歩道もつくられているのだが、果たして誰の土地なのか。現在道路を管轄する奈良県なのか公団なのか。それとも阪奈道路から微妙に外れて民間の土地で地主がいるのか。

でも、勝手に耕作していいのかなあ。河川敷のように洪水時に問題になることはないだろうが、仮に実った農作物をパクったら窃盗になるのかね。

土地の名義はともかく、この手の山林や放棄農地・雑地は、ある種の公共扱いになっている現実があるから「誰のものでもない」と認識されがちだ。日本人の土地の感覚は、やたら厳密かと思いきや、わりと曖昧に済ませている場合も多い。

2026/06/19

メガソーラー裁判、その前に

昨日は、速報で平群町メガソーラー裁判の控訴審判決を聞きに行った。法廷は小さく満員だったのだが、幸い原告団の優先席に入れていただいたので真正面で見聞することができた。感謝。

驚いたのは、被告席に誰も来なかったこと。県の職員も弁護士もいない。原告関連ばかりが法廷を埋めつくす。

そして判決は、あっさり「主文。……林地開発許可を取り消す。」

一瞬、頭がこんがらかった。理性は取り消すのだから勝訴? だけど司法用語はややこしい。何か別の解釈があるのか。実際原告席も黙って動かない。が、その後判決文が読み上げられ、はっきりと奈良県の出した許可を取り消すと繰り返されたので、どわ~と法廷に流れる勝訴の感覚。声を上げないように、と言われつつも、盛り上がったのである。

その後、弁護士会館で記者会見と判決文の解説が行われたのだが、正直、弁護士も十分に読めていない(笑)。

7_20260619153401
左4人が弁護士

メガソーラーの開発許可を取り消す判決は、全国で初だと思われる。とくに高裁判決だから重い。

この反対運動、もともとは生駒山の自然・森林を破壊するな、という目的があったのだが、まだ運動体が立ち上がる前に工事をはじめて48ヘクタールの森林を皆伐したという経緯がある。そこではげ山状態の山の防災に論点を切り換えざるを得なくなった。ただ「自然を守れ」というよりは豪雨で山崩れを発生したら下流で大災害になる、と言った方か世間には通じやすかった面もあったと感じる。

もちろん、今後県が上告する可能性もあるし、今回の裁判とは別に業者への差し止め訴訟もあるので、まさか違った判決が出る可能性は……という心配もある。そして、仮に業者も諦めたとして、本当に現状回復するのか怪しい。なんたって、主体となる共栄ソーラーという会社は、資本金10万円で社員ゼロ。全部出向社員なのである。倒産させて逃げる可能性は少なくない。そもそも現地は、かなり乱暴な施工をしており、また面積もインチキだった可能性が指摘されている。もっと広かったようなのだ。

つまり裁判に勝っても、防災面では何も解決しない。業者が逃げたら県がやらざるを得ないが、ン十億円かかりそうな工事、おいそれとは進まないだろう。(現在の工事費用だって踏み倒すかもしれない。)

……と難問山積みなのだが、私は、この裁判の前に中之島美術館で開かれていた「高島野十郎展」に行けたから、とりあえず満足\(^o^)/。

いやあ、よかったよ。日本のゴッホみたいな人。東京大学農学部水産学科を首席で卒業したという経歴も驚くが、独学ながら技量の高さもさることながら、光と闇を描く凄まじさ。

1_20260619154501
「林辺太陽」と名付けられた作品。

 

2026/06/18

ナショナルコレクション認定制度で選ばれる木

日本植物園協会に「ナショナルコレクション認定制度」というのがあるそうだ。

植物園では、植物の保全活動を行なっているが、2017年から「野生種、栽培種に関わらず、日本で栽培されている文化財、遺伝資源として貴重な植物を守り後世に伝えていく」ことを目的に、植物コレクションを「日本植物園協会ナショナルコレクション」として認定する制度をつくったそうである。基準は、植物学的な分類群、園芸品種、歴史、文化など一定のテーマを持っているもの。

このほど京都府立植物園が開園時に植栽された樹齢100年を超える個体、日本国内への導入史を示す初期導入樹種、開園以前から残る原植生の樹木などがヘリテージツリーズ(歴史遺産樹木)として認定されたというニュースがあった。種数は、36属38種215個体。

京都府立植物園では、先にサクラ品種コレクション(186品種467個体)とか、野生ハスのコレクション(海外での調査等で採集された野生種2種の19 系統121個体)も認定されている。

私は植物園が好きで、見かけたらできるだけ入るようにしているが、こんな制度があったのだね。( ..)φメモ

ちなみに京都府立植物園で好きなのは、やっぱりこれ。

2_20260617231201

ジュラシックツリー。オーストラリアで発見されたジュラ紀の生き残り樹木である。現地でも場所は秘密と聞いているが、それが日本の植物園に植えられているとは。

Photo_20260617232701

東京の神代植物園にあったムニンノボタン。小笠原諸島の固有種だが、現地ではほぼ絶滅しかけていた。最後の1株まで減っていたが、それを植物園(東京大学附属植物園)で増やし、再び移植して現地で復活させようとしている。

そういや紀伊半島などでわずかに残存しているトガサワラは絶滅危惧種扱いで保護されているが、この種をたどるとダグラスファーに行き着く。ベイマツとして大量に輸入されているものだ。この2種は、同じトガサワラ属の近縁種。ただアメリカ大陸では繁茂したが、日本では希少な残存種になっていたのだ。

こういうのもヘリテージになるかな。

3_20260617232601

«「木質系新素材」って何?

July 2026
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

森と筆者の関連リンク先

  • Yahoo!ニュース エキスパート
    Yahoo!ニュースに執筆した記事一覧。テーマは森林、林業、野生動物……自然科学に第一次産業など。速報性や時事性より、長く読まれることを期待している。
  • Wedge ONLINE執筆記事
    WedgeおよびWedge on lineに執筆した記事一覧。扱うテーマはYahoo!ニュースより幅広く、森林、林業、野生動物、地域おこし……なんだ、変わらんか。
  • 林業ニュース
    日々、森林・林業関係のニュースがずらり。
  • 森林ジャーナリストの裏ブログ
    本ブログの前身。裏ブログとして、どーでもよい話題が満載(^o^)
  • 森林ジャーナリストの仕事館
    田中淳夫の公式ホームページ。著作紹介のほか、エッセイ、日記、幻の記事、著作も掲載。