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森と林業と動物の本

2026/05/14

「吉野・大峯展」で見たベビースキーマ

奈良国立博物館で、「吉野・大峯展」をやっている。これまで門外不出だった秘仏まで展示されているから、かなり力の入った展覧会だ。ならば行かねばなるまい。

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これまでの国博の展示は、単に並べているだけの印象があったのだが、今回は比較的詳しく説明文もつき、何を意味するかをつかみやすかった。
蔵王権現を初めとして数多くの仏像などが並ぶ。役の行者から藤原道長、後醍醐天皇、秀吉……と歴史的な流れがわかってよかった。

ただ、私が目を止めたのは、童子である。子どもの修行僧。

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よく見れば怖い顔をした者もいるのだが、全体に可愛らしい。そして、よくよく見ていて気づいた。

これはベビースキーマだ!

つまり丸っこくて身体の比率の中で頭が大きい、目が大きい……赤ちゃん顔なのである。……これって、クマと同じ?

とまあ、不遜なことを考えた(笑)。今年も全国でやたらクマの出没が相次いでニュースになると、私にコメントを求められる。あの手この手切り口を変えて書いてきたが、さすがにもう無理(^^;)。でも、クマって、子どもだけでなくて成獣も顔は丸っこいんだね。だから怖いはずなのに可愛く見える。

もしかして、野生動物の中のクマの生存戦略? と考えてしまった。可愛く見えたら殺される確率は下がるかもしれない。ただオスグマは赤ちゃんクマを襲うことがよくあるのだけど。同類には全然ベビースキーマの役割を果たしていない。

そして、奈良といえば……せんとくん!

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これこそ、典型的な童子であり、ベビースキーマなのだ。

2026/05/13

「保安林ポータル」の目論見

林野庁のHPを見ていたら、保安林ポータル なるものがあった。

戦前からある保安林制度をいまさら紹介するポータルサイトを作ったのか……と思って目を通し始めたのだが……。

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ん? いきなりサイトの説明として「本ポータルサイトでは、保安林の解除要件に係る情報や、関係法令・通知類、マニュアルなど保安林解除に関する情報を集約しています。」ときた。保安林の解除要件……。そして保安林の転用解除に係る情報……

「保安林とは」と説明している項目にも、
参考:保安林の指定・解除の権限者
保安林の指定及び解除の権限は、民有林のうち国土保全の根幹となる重要流域にある流域保全のための保安林(水源かん養保安林、土砂流出防備保安林及び土砂崩壊防備保安林)及び国有林の保安林にあっては農林水産大臣、その他の民有保安林にあっては都道府県知事となっています。

これって、露骨に保安林指定を解除させようとしているわけ? 解除をしやすくするため、解除の仕方を教えるサイトだったのか!

自ら(国が主導して)指定した保安林を、解除する方法を教えてあげる……というのは役人らしからぬ、いや役所としても自殺行為的な意図ではないか。

ようするに保安林指定されている森林も伐採してほしいのだ。保安林は日本の森林の約5割、国土面積の約3割を占める、と記されているが、それでは十分な森林を伐採できない、せっかくどんどん伐採して木材生産量を増やそうとしているのに……ということなのだ。
林野庁の目論む伐採量って、ようするに保安林も伐らねば達成できないわけである。

しかし保安林を指定したのは、ちゃんと理由がある。そうした理由をかなぐり捨てても伐採したいのか。。。。

もちろん、現場を知る人が解除してほしいと相談に来たら、解除しても問題ないか審査をした上で、解除方法を説明するということはこれまでも行われてきたはずだ。しかし、役所から「もっと解除してほしい♡」とサイトをつくって示すというのは……。(絶望)

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同じ森が、いくつもの保安林指定を受けている場合もある。(長崎県壱岐)

2026/05/12

公園木で薪生産は可能か

某公園を散歩するために訪問。最近は、わざわざ車で散歩する場所を探して移動してから歩くという無駄なことをしている(^^;)。

で、見かけたのが、こうした伐採跡だ。

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大木を大量に伐ったらしい。アカマツが多いようだが、松枯れ木なのかどうかはわからない。問題は、この材をどうするのか。こうして積んであるものの、何かに使うためでもなさそう。長さ2メートル以下に玉伐りしているし。数十本伐っているから、それなりの量だが……。
薪にして乾燥させておけば、周辺の高級住宅地に住んでいる薪ストーブ所有者から引き取りたい人も現れるかもしれない。

最近は街の中で薪ストーブを備えている家屋をいくつか見かける。

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これも生駒市内の幹線道路すぐ側の家。道路から一歩路地に入って発見して、思わず写真を撮ってしまったら、家主がいた(^^;)。挨拶して、話を聞くと、薪とする樹木は各地から声をかけてもらってくるそうだ。それを自宅で保管して乾燥させている。実は、この家の裏側に巨大な薪棚があって、そうとうな量を保管・乾燥させている。

最新式の薪ストーブは煙をほとんど出さないというが……臭いは大丈夫だろうか。苦情の出ない環境ならねえ。我が家も、以前薪ストーブをもらったのだが、設置は諦めた。しかし、公園で薪を生産して、町中で消費する循環ができたら面白い。

そういや3年前に執筆したこの記事。

薪で銭湯復活!が引き起こした不都合なまちづくり

その後、薪ボイラーを再び稼働させたのだが、今度は煙も臭いもしないのだそうだ。だから周辺住民からも文句は出なくなった。薪を完全に乾燥させれば苦情が出るような事態にはならないようである。

 

 

2026/05/11

庭木の植栽密度を考える

伐採したキハダから切り取った芽吹いた枝を、庭の各所に植栽した。挿し木は成功するか。

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とはいえ、狭い拙宅の庭である。植える場所を確保するために、すでに生えている草木をどうするか。そして植栽密度をどこまで許容するか。

もともと私は、庭にびっしり草木を繁らせたいのである(^o^)。日本庭園風にするなら、隙間をつくり見通しも重視すべきかもしれないが、私のめざすのは雑木林風。我が家は住宅地の中であるから、繁らせないと隣接する家から丸見えになることも理由であるが、できるだけ多様な草木が生えている生物多様性庭園をつくりたいという願望が強いからだ。

一般に高密度に植えたら間伐するのが定石と言われる。とくに林業では常識だろう。吉野林業は1ヘクタールあたり1万本植えた時期もあったが、どんどん間伐を繰り返して100年後には100本くらいにしてしまう。

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吉野の切り捨て間伐が施された現場だが、かなり伐ったように見える一方で、まだ相当密。

ただ直径1メートル級の大木が、くっつかんばかりの間隔で生えているケースもあるから断言できるわけではないが、やはり間隔が近すぎると光や栄養素を奪い合って育ちが悪くなる。

私は密植したまま保ちたいと思っている。ただし、同じ種は近くに植えない。多くの種類が生えてほしいこともあるが、密植のままの方が成長か遅く、背丈が伸びないことに期待している。庭木が生長しすぎると管理が大変だから。太らせる必要がないというより、太らせたくない。

それと同樹種を密植するのと違って、多様な樹種を密に植えると、競争が起きにくく共栄する可能性があるのではないか?
これは生態系そのものの考え方だが、違う樹種(草も)同士、お互い助け合う?のではないか。という仮説だ。いわゆる棲み分けである。同種ばかりだと争うが、別種だと譲り合う……。

それを試してみたいと思うのだ。棲み分けしつつ、一種だけが大きく育たないで共存する……そんな庭に仕立てたい。

さて、上手く育つか。面白い庭になったら、また紹介しよう。失敗したら? 触れずにスルーする( ̄∇ ̄;) 。

 

 

2026/05/10

書店で『クレーン船解体新書』

X、旧Twitter情報なのだが、読売新聞に『クレーン船解体新書』の広告が載ったらしい。

出版から約1か月。書店ではどうなっているだろう、と思っていたのでobserve、“観察”しに行ってきた。向かうは奈良のジュンク堂書店。

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ありました。分類は「機械」コーナー。よく見ると、下の段に「船舶工学」とか「水中ロボット」の本が並んでいる。

海のない奈良県に似合ってるぜ。

一般の小説とかノンフィクション、あるいは新書と言えばの教養書ではないので、世間の反応が表に出づらいのだが、どんな受け取られ方しているんだろうなあ。

実は、書店の店頭で見るのは、これが始めてでありました( ̄∇ ̄;) 。

2026/05/09

キハダ伐採。さて枝をどうする?

昨日記した通り、我が家のキハダは、樹皮を一周するように食べられる虫害にあった。どうしようか迷ったが、やはり伐採することに。

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切り口はこんな具合。ただし、倒した上部の断面は……。

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やっぱり腐りも入っているね。残しても遠からず枯れただろう。ただ枝部分からは新芽が出る気配があった。頑張って伸びようとしたんだな。そこで枝を刈り取って挿し木できないかと考えた。

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結構ある。しばらく様子を見て、育ちそうだったら庭のアチコチに挿し木してみるか。どれか育つかもしれない。

問題は、もう一つ。倒した幹だが……太さは5,6センチぐらいだが、樹皮は鮮やかな黄色。これって剥がせば黄肌、キハダとして胃薬になるだろうか。その苦みを利用して、酒に漬け込むことも考える。苦~い酒というのは、わりと利用価値あるのだよ。カクテルに数滴垂らすだけで、風味が変わるし。
せっかく樹高3メートル以上まで育っていたのに切ったのだから、最大限利用してやろう。

 

2026/05/08

キハダとバイク。異変の仕業は

先に記したキハダの異変。

新緑、下と上

なぜキハダの下部には葉が繁るのに、上に葉がつかないのか。

改めて観察した。すると、葉が繁っている部分の幹に何か木屑が付いている。それに触ってみるとパラパラと落ちて溝が現れた。

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なんじゃこりゃ。まるで針金で幹を縛ったような。もちろん私はそんなことはしていない。庭に入ってそんなことをする酔狂な人物もいないだろう。では、虫か。そんな幹の樹皮を一周して剥がすような真似をする虫はいるのだろうか。

とにかく、この樹皮をはがれた状態のために栄養分を幹の上に送れず、葉が繁らなかった模様だ。わずかに葉が付き書けている枝もあるので、完全に遮断まではしていないのだろうが、これでは育つまい。

不思議な現象だ。AI(ジェミニ)に聞いてみた。「幹を一周するように樹皮を剥ぐ虫はいますか。
答「はい、幹を一周するように(環状に)樹皮を食害・剥離する虫は存在します。最も代表的なのはカミキリムシの成虫です。」
「具体的には以下の通りです。
カミキリムシ成虫の食害(後食): 成虫が成熟するために、若枝や幹の樹皮を食べて栄養を補給します。この際、枝や幹を一周するように皮をかじる「環状食害」を行うことがあり、その上部が枯死してしまう被害(「枝枯れ」)が発生します。
オオトラカミキリの被害: モミ属などの樹皮を食害し、幹に円形に樹皮が剥がれたような痕跡を残すことがあります。」

なんと!これか!

キハダ、どうするかなあ。無理に育てるより、この部分で切り倒そうか。キハダは生命力があるので、切り口から萌芽が出て再び育つのではなかろうか。

もう一つ。実は原付バイクのエンジンが掛からなくなった。バッテリーが弱っているのかとキックスターターを蹴ってみるがダメ。あの手この手を試していたが、諦めてバイク屋に運ぶかと考えていたときに、ふと目に入ったマフラーの排気口。黄色い泥が付いている。

?と思って工具を突っこんでみると、砂がポロポロと。これ、アシナガバチかドロバチの巣ではないか。排気口を塞いでいたのだ。そこで念入りに掃除をすると、エンジンかかる!

どうやら今年の我が家は、昆虫に悩まされる運命のようだ。

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掃除後。この穴に巣を作っていた。

2026/05/07

大成建設の森コンシェルジュと「T-GROVEUP」

ゼネコン、大成建設が「森コンシェルジュ」と「T-GROVEUP」というのを公表している。

森コンシェルジュというのは「環境に適した植物選定」ということを目的として、地域に適した植物による緑地を草地から低木林、陽樹林、極相林まで幅広い種類の緑地を創出する手ほどきをするらしい。
タブレット端末を用いて植生遷移の過程を押さえて、草地~低木林~陽樹林~極相林まで、地域に適した様々なタイプの緑地を計画する緑地計画の検討ができるという。

そのため植生遷移を踏まえた在来種に関する当社独自のデータベースを作っている。

そして次に打ち出したのが、「T-GROVEUP」。良質で安定した森林を短期間かつ低コストで創出する計画手法……と書かれていますなあ。

自然の森を早期に形成する技術「T-GROVEUP」を開発 緑化を低コスト・短期間で実現し、ネイチャーポジティブに貢献

成長の早い「先駆種」と成長の遅い「遷移後期の種」の苗を混ぜて植えることで、先駆種が周辺の環境を整えながら遷移後期の種の育成を助け、自然本来の過程で生物多様性に富んだ森林を短期間で形成する。

この手法は、先駆種が早期に成長し、景観性の高い森林を形成した後に、日陰がつくられて土壌環境も整うことで、日陰を好む遷移後期の種が安定的に生育する。先駆種は、遷移後期の種に樹高を抜かれると光の供給が減り、寿命を迎える。

福島県田村市の「大成建設グループ次世代技術実証センター」で、約5haの半自然草原、約2haの森林を作っているそうだ。

先駆種には、エゴノキやアカメガシワなど、遷移後期の種としてシラカシやミズナラなどを選ぶとある。0.6mの苗木から4mに到達するまでの期間は、従来技術で平均5年3カ月だったが、同手法を活用すると平均3年4カ月になる。4年間で4mまで育てるのに必要な初期樹高は、従来の1.2mに対して0.6mであり、施工価格が約40%削減できる……とある。

こうした考え方は、昔からあるが、体系化したのかな。まあ、手法としては、サイトを読んでほしいと思うが、針広混交林づくりにもなる。だいたい同じことを唱えたのが明治神宮の森をつくった本多静六で、その先祖返りでもある。

ただ、こうした手法をつくって公表しているのがゼネコンであるということだ。従来の森林専門家とされている林業系コンサルとか林業家、あるいは造園業者ではない。ゼネコンが意識しているのは都市の緑地が多いのかもしれないが、荒廃山野の再生や放棄林業地には応用されないのだろうか。

そういや東京駅近くの「大手町の森」も大成建設だったなあ、と思い出す。

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一等地にこんな森を作れるのもゼネコンゆえではあるが、本来は森林事業者(林業、造園系)が取り組まないといけないテーマではなかったか。

2026/05/06

庭で起きる豊作と不作

今年はタケノコが豊作だと紹介したが、昨年は庭のミカンが豊作だったことを思い出した。

ミカンが豊作といっても、5、6本ある柑橘類のうちの1本の木である。さて、今年はどうか。

それを占うのが、ミカンの花。今年の咲き具合はというと。。。

案の定、昨秋豊作だったミカンの木は花が少ない。今年はたいして実るまい。が。

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昨年はさほど、というかほとんど実らなかった木に花が多いではないか。期待できるか?

豊作と不作の原因は、農業的にはさまざまに研究されている。気温に降水量、日当たり、肥料……。が、庭という環境もさほど変わらない極小の土地で木ごとに生じる差はいかなる条件によるのか。もちろん微小な気象差はあるだろうが。

単木の生理を考えれば、一度の豊作で樹木の体力を費やすと、しばらくお休みとなって不作となる……と考えると理解しやすい。しかし、庭で、ほとんど離れていない場所に並ぶ樹木間でどんなリズムが刻まれるのか。

考えると奥が深い。農業的には稔りがばらついた方が全体の収穫が安定するとも考えられる。だが欲としては、毎年豊作になるよう栽培したい。それでは母樹の寿命は短くなるような気がする。農業経営面と、樹木生理のバランスはいかに取るか。

誰か研究していないかな。

 

2026/05/05

『探検世界』誌から世界の森林を読む

黄金週間はお休みしようかと思っていたのだが……タケノコ堀りだけではもの足りない。5月5日「こどもの日」に似つかわしい話題を。

「探検世界」という雑誌をご存じだろうか。1906年から成功雑誌社で村上濁浪主筆で刊行された雑誌だ。後に常連執筆者の押川春浪が「冒険世界」、さらに「武侠世界」なども発行されるのだが、一連の雑誌は、日露戦争後の日本に探検、冒険ブームが押し寄せたことを受けた出版物だ。

私も知っていたのだが、押川春浪が小説家であり、「冒険世界」もSF的な冒険小説が中心だったこともあり、全体にフィクション雑誌だと思っていた。ところが「探検世界」はノンフィクション誌だったのだ。

たまたま国会図書館のデジタルコレクションに入っているのを発見して、パラパラと目次を追いだしたのだが、これが面白い。

黑潮狂ふ南洋女護城の秘密探檢/齋洛花/
石狩深山夏期猛熊捕獲隊の驚天的活劇/石川剛翠/
人跡未踏北海々岸夏期蠻的旅行/河合裸石/
夏期猛蟲の武裝的生活/渡邊獨尊/
怪魚海蝙蝠に捕はれたる實驗譚/櫻井呑骨/
狼の巣に飛込んだ西比利亞荒原怪旅行/山川無涯/


などなど。タイトルだけでワクワクするではないか(笑)。読みたい。
そして執筆陣には、当時の著名学者も含まれている。

蒙古人種の研究/鳥居龍藏
臺灣生蕃地の探檢/鳥居龍藏
ビスケー灣頭の難破船/郡司成忠
蘭領ボルネオ大猩々生擒奇譚/前田木城
運動界 米國學生の運動生活/片山潜
山岳探檢者心得/本多靜六
世界奇異風俗の話/坪井正五郞

民族学、考古学の鳥居鳥蔵から千島列島を探検した郡司成忠、社会主義者の片山潜までいたか。そして人類・考古学者の坪井正五郎。
本多静六が意外と多くの本数の記事を書いている。なんたって日本の林学の父とも言える人物だ。世界中の森林を調査に歩いていたから、その成果を、こんな雑誌に載せているなんて。

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これを読むと、1900年代初頭の樺太の森林の様子がわかる。

つい資料を探す際には論文的な記事を求めるが、意外と当時の通俗雑誌に足跡を残していて、そこには正式には発表していない逸話などが記されているのだ。これで、当時の自然を探るのもよいかもね。

 

2026/05/04

ヤクザな蔓植物は巻いて縛れ

雑草の中でも難儀なのは蔓植物である。うねうね他の植物に巻きつき、気がついたら圧倒してしまう。

私は、この手の蔓植物を、雑草界のヤクザと呼んでいる(> <;)。

単純に成長力で他者を圧倒するのではなく、こっそり忍び寄って蔓を巻きつけてよじ登り、宿主を覆ってしまうのだ。一種の寄生植物である。

退治するため、せっせと蔓を切って、可能なら根こそぎ排除しようとするが、それが難しい。蔓を切ると、その横から別の蔓が伸びる。根っこは別の植物の根とも絡んでいるから厄介。

そこで思いついた。蔓を切るのではなく伸び方を変える。そのためにするのは……蔓を丸めて巻いて結ぶ。縛る。

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蔓を伸ばしても支柱となるほかの植物の茎や幹などに巻きつけず、自らの蔓に巻きついてしまう。当然、上に伸びられず七転八倒。。。

実は、まだ成功するかどうか確認していない(笑)。試しにやっているのだ。ヤクザ更生法として上手くいくか?

2026/05/03

連休の推し活で発見!

連休で帰省中の娘が、同窓会の前に大阪に出て推し活グッズを買いに行くという。

推しは「お茶犬」だ。そのグッズを“大人買い”するというのだが……ならば私も推し活?に大阪の古書祭に出かけた。古書から珍しい本を探し出すのは、私の趣味であると同時に執筆活動の資料収集にもなる。

そして、なかなかよい資料を見つけ出すことができて“大人買い”してしまった。今回の掘り出し物の中でも珍しいのはこちら。

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同志社大学出版部発酵の非売品『新島八重子回想録』。昭和48年発行である。(回想録は昭和3年筆)

どこが掘り出し物なのか。まず回想録とあるとおり、新島八重の肉声が記録されていること。内容はこれから呼んで確認するが、なかなか第一次資料はなかっただけに期待したい。と同時にタイトルに「八重子」となっていること。一般に会津戦争で活躍し、新島襄と結婚した人物は「新島八重」と呼ばれている。が、こちらでは八重子なのだ。

おそらく子は後に付けたのだろう。当時は女性の名に子を付けるのは流行りというか、オシャレだったのだ。現在は〇〇子と呼ぶのはむしろ古くさくて敬遠されがちだが、戦前は反対だったらしい。

実際、『山林王』の執筆の際に気づいたのだが、土倉家の女性には富子、政子、などの娘名が残るが、戸籍謄本を見ると「富」「政」であった。わりと気軽に改名している(^o^)。たとえば龍次郎も、戸籍では龍治郎だが、本人が龍次郎と記すし、ほかに辰二郎なんて表記もある。あまり名前に正確性は求めなかったらしい。

現代では、漢字表記を間違えると大騒ぎになる。私も記事にする際に間違ったことがあって(これは変換ミスのため)記事に訂正を出さねばならないし、詫び状を書かされた。その点、昔はおおらかだったのだ\(^o^)/。

ちなみに私の名前の表記もしょっちゅう間違えられる(敦夫など)が、私は平気の平左である。

そんな面白さを、この回想録から感じた。

そしてこんな写真も掲載されていた。

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キャプションに下村孝太郎結婚記念と書かれているが、写っている人の名は4人だけで「その他来客」となっている。この下村夫妻というのが、どういう人なのかまだ調べていないが、新島家に近しい関係なのだろう。また外国人二人は宣教師か同志社の教師だろう。

が、この2列目の右から二人目、立っている女性は土倉政子ではないか。また1列目で座っている左の女性は、おそらく土倉糸か土倉小糸だ。

そんなプライベートな記念写真に、当時の同志社女学校の学生である土倉家の二人が写っているのである。新島家と土倉家の関係性が読み取れるではないか。

この写真から、そんな点を知ることができる。土倉家探索の一助になる。

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お茶犬グッズ。私もいくつか持っている( ̄^ ̄)。

2026/05/02

フキ収穫

今年はついにフキノトウを収穫できたことを以前お伝えしたが、その後フキが大繁殖(^o^)。

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2、3年前にフキの株を一つ植えて、その後フキの花を咲かせて種子をばらまかせたのだが、いきなり今年はフキが庭に広がった。日陰でもものとろせず葉を広げる。

さすがに増えすぎだし、フキは食べられるのだからと収穫することにした。葉と葉柄を10本ばかり。皮を向いて筋を取り茹でる。

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なかなか香りよい。ここにタケノコを合わせて、ついでに残り物の鶏肉も入れて煮込む。タケノコは早く食べないと冷蔵庫を占領しているので大量投入だ。なかなかよろしい煮物となった。

物価高の今こそ、食料自給……というわけではないが、庭で採れるものは最大限活用しよう。

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残った葉をどうするか。食べられるはずだが、今回は諦める。

何かほかの利用法はあるだろうか。あ、高知の四万十地方では、フキの葉を「クソっ葉」と呼んでいたな……。ノグソ時に使用するそのだそうだ。肌触りがよいとかで。でも、その利用法はちょっと……。

 

2026/05/01

新緑、下と上

我が家に植えたキハダ。生長がよくて、高さ3~4メートルぐらいに育っている。
根元から3本くらいに分かれしていたが、剪定して一本の幹だけを真っ直ぐ育てるようにした。落葉樹なので、冬は葉を全部落としていたが。

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このとおり、春になって新葉が繁ってきた。ここだけ見ると、元気そうなのだが……。

肝心の上の樹冠に当たる枝が分かれて広がっているところがヘン。

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なぜか葉が出ない。殺風景。枝の一部に傷をつけると黄色い木肌が覗くので、枯れているわけではなさそう。…冬の間、風でぶんぶん揺れていたのを思い出す。これからゆっくり育つのだろうか。まずは下から?そんな生理の樹木なのかね。

昨年は、よく葉が繁っていたので余計に不思議。

2026/04/30

タケノコ上納

タケノコは年貢である。採れると、上納しなくてはならぬ。

タナカ山林近くのスリランカ料理店「ラッキーガーデン」から、連休中にタケノコカレーをつくるのでタケノコを上納せよ、という命が下った。

そこで帰省中の娘とタケノコ堀りに出かける。

あるわあるわ。今年は豊作だが、前回掘ってから4、5日経ったら、伸びてる伸びてる。しかし、急斜面ばかり(泣)。

せっせと掘って、それを担いで道路まで出すのが大変だ。スリランカ人の応援も来て、ようやく運んだ。ざっと50本。

それを店に陳列する。

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タケノコカレー、食べたい人は、ラッキーガーデンへ(^o^)。1週間分ぐらいはあるだろう。

ちなみに私達の労力もカレーになった。

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イチゴアイスのデザートと、ビール付き。

2026/04/29

林野庁の里山広葉樹プラットフォーム

林野庁が、またも広葉樹の利用拡大を言い出した。

来春に向けて「里山広葉樹プラットフォーム」を発足させるつもりで、5月に発起人会を立ち上げるそうだ。

それにしても、広葉樹材の利用とは。私は、かなり前から言い続けてきたのだが、まったく世間に動きはなかったのに、今頃か、という思いもある。今回だって本気かどうかわからんけど。

それに「里山広葉樹」という言い方が気になる。これって、里山の雑木林を伐採する意味ではないのか。だいたい種類が多くて適所適木になるか。相当な覚悟がいるはずだ。

それに建築材というより内装材や家具、カトラリーなどの木工品向きだが、乾燥が大変だし、供給量も安定しない。難しいぞお。

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和歌山県龍神村の道の駅で見かけた樹木見本。100くらい並ぶ。これだけの樹種の材質を見極めて使い道を考えねばならない。

以前、同じような林野庁の審議会の議事録を見つけて目を通したら、委員の一人は、あきらかにバイオマス燃料にするつもりだったので興ざめした記憶がある。これと同じだと、雑木林を丸ごと伐採してチップにしてしまう方向に行くだろう。

だいたい林野庁が里山とか、広葉樹材とか言い出すのは、針葉樹(スギやヒノキ)の人工林の経営を諦めだしたからではないか。皆伐推進するも再造林は進まず、打つ手なし、と考えたから……と邪推する。

さて、どんなメンバーが参加するのかな。希望者がなれるのではなく、ご指名なのだろう。予定されているのは、自治体に、林業経営者や森林組合など生産者側と、木材市場や製材工場などの流通関係者、建築資材や家具メーカー……らしい。研究者や組織発足の趣旨に賛同する民間企業も受け入れるとも言っている。調査や関係者へのヒアリングも行って、具体的な取り組み内容はそこで決めるとか。

立候補しようかな(^^;)。

連休入りしたので、我がタナカ山林に行ってタケノコ掘りをすることになった。広葉樹じゃないが、里山利用ではある。

でも、疲れてブログ更新をおやすみしようかと思った(^-^;

2026/04/28

Wedge ONLINEに「庭にいつの間にか増えた外来種」を書いた裏事情

Wedge ONLINEに『〈庭にいつの間にか増えた外来種〉それは悪いことなのか?害悪ばかりでない有用でなくてはならない存在にも』をしっぴつしました。

同記事は、Yahoo!ニュースにも転載されています。

Wedge ONLINEには月1本記事を書く契約だが、今月は『奈良のシカが大阪に出没?シカに「県境」は分からない!「奈良公園を出たら天然記念物ではなく野生動物」…クマだけではないアーバン・ディアにご用心』を書いていた。

こちらは時事的に「このテーマで書きませんか」という依頼だったので書いたものだが、毎月の連載とは別枠だったようだ。ようだ、というのは、私がそう認識していただけなのだが(^^;)、定期連載分も、と言われたので、ちょっと考えて、今度は植物だな……と思い、また今私が熱中している庭いじりをテーマにしたわけだ。草花の写真も撮っているし。

まあGoogleレンズで遊んでいることを書きたかった(^^;)のだが、それをネタにいろいろ考えるのは悪くない。まあ、最後にクマやシカの獣害、ついでに外国人問題にもほんの1行触れたのは、蛇足かな。

ほのぼのネタのつもりだったが、わりと反応がよい。いつも「社会に鋭く切り込む」のが求められるわけじゃないんだ……と再確認。今後は、ほのぼの記事ライターになろうかと思う。

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これはリンゴの木の芽吹き。穿孔害虫にやられて、もう無理かな、と思っていたが、以外や元気に芽吹きして育ちそうだ。

2026/04/27

タケノコ豊作と謎のハエ

ここ数年、我が山林のタケノコは不作であった。ほとんど出ない、出たものは真っ先にイノシシが荒らす。我が家がゲットできるのは数本あればよい方。

今年も、時折様子を見に行っていたが、まったく出ていない。それどころかイノシシの巨大糞の山があったりして。

だから期待せずに連休前にまた確認に行ったら……

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なんじゃこら、というほどタケノコが出ているではないか。またイノシシが掘ったと思われるものもあるのだが、ほんのわずか齧っただけで、ほぼ食べていない。イノシシも、食べすぎたか?

掘らねばなるまい。ほんのわずか放置したら、すぐに竹に生長するから、タケノコのうち掘らないと、雑木林が竹林になってしまう。
せっせと掘った。あまりに生長しすぎのものは掘っても捨てるか、折って終わらせる。ただ少々伸びすぎでも、穂先は美味しく食べられることを知っているので、つい持ち帰ろうとする。結局は17本になってしまった。

タケノコだけではなく、ミカンやカキ、そのほか実生のものは、たいてい豊作と不作を繰り返す。我が家のミカンは昨年豊作だったところは、今年全然花の蕾がつかないから、多分今年は不作だろう。カキも同じだ。

ちなみに、タケノコを掘ってから、右目の下が腫れ上がった。痛くも痒くもないし、赤くもなっていないが、ただ視界が不自由。ブヨかアブに刺されたか。そういや堀りたてのタケノコはみずみずしく水分がにじむが、そこに小さなハエのような虫が群がっていたことを思い出す。

調べると、タケノコモグリハナバエという種がいるそうだ。タケノコに発散する物質が誘引するそうだ。そして産卵するらしい。ただ、人を刺すなどの行動を取るという説明はない。タケノコがない時期や年度は、どこで何をしてる虫なのやら。

豊作になったら、こうした不快昆虫も増えるのかもしれない。

 

2026/04/26

苗が枯れたわけ

今年も夏の日除けにしようと、庭の一角、家屋の壁際にゴーヤの苗を植えた。

ところが、数日後…。

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枯れているではないか。水やりもしていたし、土も肥料を入れてよく耕したし。ほかの野菜や花の苗は元気に育っているのに。

しばし考えて、この苗を植えた一角の土を掘り起こした。念入りに土壌の中に含まれているものを確認する。

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出てきたのがこれ。コガネムシの幼虫だろう。よくよく調べると、小さなエリアに5匹見つかる。こいつが、苗の茎をかじったようだ。枯れた苗を確認すると、根と茎の境目あたりが潰されている。

伏兵である。いつのまにかコガネムシが卵を産みつけていたのだろう。思えば,土にはコンポストで腐食させたものを混ぜていた。有機物を餌にする虫が卵を産みつけるチャンスはあったのだ。

ともあれ幼虫は排除したが、また産みつけられる可能性だってあるし、別の病原菌が繁殖する可能性もある。土壌消毒するわけにもいくまい。苗を植えたばかりなのに農薬も使えない。春は、草木が萌える季節だが、萌えるのは植物だけでなかった。

甘くはないのよ、家庭菜園も。庭の生態系の勉強と思おう。

 

2026/04/25

熊野古道を歩く人々

紀伊半島を回ると熊野古道が前面に出されている。さすが世界遺産。と言いたいところだが。

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中辺路の一角

目にするのは、みんな外国人だった。とくに山道を歩いている人は。また古道に絡んだ展示施設も、道の駅さえも、たいてい外国人仕様というか、説明するようにできている。熊野古道が、こんなに外国人を呼び込むなんて。

別に外国人がいてもよいのだが、日本人より目立つのは、やはり森の中を歩くのが好きな人が多いのだろう。とくに欧米系の人は。ウォーキングが海外旅行の目的となっている感じ。森の体験度は、日本人が欧米人に比べて圧倒的に低い気がする。日本人に古道歩きに親しみを持たせるには、何が必要なのだろうか。

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鳥居は日本一の高さ(33・9m)らしい。大神神社を超えている。

こちらの熊野本宮旧社(大斎原)は、中国人、韓国人も多かった。ユーチューバーぽい人も。

単純に世界遺産だから、というのとは違う魅力が「古代の巡礼路」にはあるのかもしれない。

その点、日本人観光客は、車で乗り付けて、トコトコと目的の場所まで歩いてすぐUターンする感じ。まあ、私もそうだが(^^;)。
現在の本殿には行かなかった。長い石の階段登るのイヤだったから(笑)。目的は最初から旧社だったのだ。

2026/04/24

Y!ニュース「スギこそ、地球温暖化対策の…」を書いた裏事情

Yahoo!ニュースに「スギこそ、地球温暖化対策の救世主!」を執筆しました。

2020年に執筆した
計算し直すと、日本の森林蓄積は従来の1.5倍、生長量は2倍以上に!
の続編みたいなものである。
さらに言えば、2017年にアップした
『老木ほど生長する! 森の扱いを考え直せ
の要素も入っている。

その点からすると、私が注目したのは、スギ林こそ日本のCO2吸収の主役だった点だ。これこそ新しい知見だろう。

いずれにしろ、もっと科学的な研究を政策に活かしてもらいたいものだ。

もう一つ、気にしているのはタイトルに「地球温暖化」という言葉を使ったこと。本当は「気候変動」とすべきなのである。現在地球で起きているのは温暖化だけでなく、一時的な寒冷や降水量増加、暴風増加…といった多様な気候の激変化である。それを気候変動という言葉で表現することにらなったのだが、いまだに普及が遅れているというか、日本では温暖化、沸騰化の方がイメージしやすい。

ひたすら暑くなっていると思われがちだ。今年の冬だってドカ雪が降ったりしているのだけどね。

それでもタイトルにはイメージ化しやすい文言を使うべきかと、地球温暖化を選んだのである。

2026/04/23

ドラゴンの村にて

和歌山県龍神村を訪れたら、龍神村ドラゴンミュージアムというのがあった。

……が、定休日(-_-;)。

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ミュージアムの前に置かれたドラゴン。多分、コモドドラゴンだろうが、実際に生息する巨大トカゲの実物大だ。その迫力たるや……よくぞ、ここまで緻密に彫ったものだ。一応ベンチなのだが、遠目には剥製?と思ってしまうほど。

そこで、この木彫りを彫ったチェンソーアートの第一人者・城所啓二氏に連絡を取って会うことになった。彼はこの村に住む。

彼がチェンソーアートを始めて25年経つというから、私とのつきあいもほぼ25年、四半世紀だ。ここ数年は会う機会がなかったのだが、今回の思いつき紀伊半島一周旅行?は、旧交を温めるのにもってこいだった。

彼の家にお邪魔してチェンソーアートの近年の動きや林業界の最新事情など情報交換。表面には出てこないが、さまざまな動きがあるようだ。そりゃ取材しないといけないな、と思わせるものもある。

それにしても、彼のチェンソーカービング作品は、すでに別次元になっている。最近は仏像を彫ることも多く、もはや仏師である。

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これはいただいたカレンダー表紙だが、この1対の仁王像なんぞ、お寺に展示されたらみんな手を合わせる代物だ。

そして、その価格も聞いたが、やはりずば抜けている。大木とはいえ、スギの2番玉で直径は80センチくらいか。2メートルものを半割にしてつくったそうだ。普通に丸太として買えば、1万円もしないのではないか。

木材の価値は最終商品に加工して生まれる。

チェンソーアートは、25年前に日本林業の起爆剤になると信じて取り入れた。私も取材した。丸太から木工品へ橋渡しする価値の創造……ということを考えていた。それは今も生きている理念なのだが……残念ながら世間に十分理解されたわけではない。

とまあ、そんな昔の青臭い時代の話もしつつ、いつしかお互いの老後の設計、健康法、親の介護……という話をして盛り上がり(^^;)、そろそろ時間だから帰らねばとなっても「また会って、老後の話をしよう!」と言い合って別れたのであった\(^o^)/。

 

2026/04/22

野外アートONKAI

一昨日、昨日と十津川村から和歌山県を抜ける紀伊半島一周をしていた。

目的はいろいろあれど、実は行き当たりばったり(^^;)。でも、一つの目標地として考えていたのは、ONKAIを見ることだ。
これは十津川村竹筒(タケトウ)という、ほぼ限界集落に昨年建設された野外アートである。

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ドイツ人のルーカス・キューネ氏が制作した「音の彫刻」だ。耕作放棄された棚田に、10個のコンクリート製円柱が立つ。高さはさまざまだが、最大約5.4メートル。空洞で切り込みがあるので、中に音が反響する。これこそ、音階を表す音響芸術だ。

ただ、行き当たるまでが大変。竹筒の集落まではなんとか行き着いたのだが、肝心の建設場所がわからない。一応、オープン時の報道の写真は見ているが、車で道路を走っているだけでは見つからないのだ。脇道に入ったりしたが、どこなのか。写真では谷間だったが……とりあえず車を止めて歩くか……と集会所の駐車場に入ると、なんだ、見えた。集会所の裏手の谷にあるではないか。……看板くらい掲げてよ(泣)。

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側まで下りて、じっくり見る。コンクリートの円筒とは、何か異物ぽいのだが、しばらくすると不思議に馴染んでいるように感じた。

たしかに筒の中に入ると、音が反響する。声を出す、手を叩いてもよいが、じっとしていると、鳥の声や風のざわめき……が響く。

これ、誰でも理解できるというものではないだろうが、ハマる人にはハマるのではなかろうか。

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この地に立って、もう一つアートを感じたのは、周囲の石垣だった。棚田の段差を覆う石積みが素晴らしい。積み方に芸術性を感じるのだ。

森に覆われた集落(人がいない。話を聞きたかったのだが、探しても見かけない)だが、今は森に隠されているところも、少し入ると石垣が各所にある。沢にも高い石垣が積まれて、これが人工的な地形であることに気づく。かつて、ここには人の手で築いた石の世界が広がっていたのだ。

人工物であった石垣も、年月を経て自然に溶け込んでいる。そこに人工物そのもののコンクリートの現代アートがミスマッチ的にあり、両者を引き立てている。

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もし数十年前の谷の写真があったら……と思った。森の歴史、集落の歴史を感じさせてくれたら、より価値が高まるのに。

たとえばこんなストーリー。何百年前に、この谷に住む人が現れてやがて集落を形成したこと。いつごろから石を積んで棚田をつくったのか、かつてはこんな賑わいがあった、人も多く住んでいた……でも、いつ頃から人が減って、維持できなくなってきた、そこにONKAIを築きたいという申し入れがあった、賛成反対の声がある中、建設に協力することにした。これを竹筒のシンボルにしたい……なんてことを書いていたら、わりと感動するんだがな(^^;)。

芸術、アートは見た目の美しさも重要だろうが、それが周辺に与える影響も価値となる。アートを見る人感じる人がいて、それがアートの置かれた土地(集落)に与える影響だ。もしかしたら限界集落に人が集いだすかもしれない。

その点からすれば、せっかく設置したのに、案内板もないのは残念だ。誰が何のためにつくって、どんな効果があるのかを伝えなければ、何これ?で終わってしまいかねない。

2026/04/21

書店、ゴルフ場、そして林業の宗教改革

日経ビジネス電子版に『書店再興 まちの本屋さんのゲームチェンジのために』という記事が連載されていた。

これは、近頃出版された同名の書籍の内容を紹介するものだが、その中で作家・今村翔吾さんへのインタビューがある。
本屋さんの閉店が百貨店の閉店よりシンパシーを呼ぶのはなぜ?

そこで私が、これだ!と思った指摘がある。

「書店が大変だ、大変だ」という割には、関係者の間で危機感を共有する意識は薄く「本」という商材の不思議。商品を売る“商い”なのに、数字ではなく、感情に置き換わっている。「本は文化だ」というドグマが、商売の周辺に色濃くある書店の存在意義を文化、思想、精神性に置いてしまうと、限界を超えてムリをしてしまう。

書店の現場がどんなに疲弊しても、書店の数が減っても、現状をきっぱり変えていこうという流れにならない。
書店業界には本を信じて、重労働にいそしむ人たちがいる。本に救いを求めて、ひたむきな信仰をささげる人がいる。一方で既存のシステムの中で、おいしい思いをしている昔の貴族みたいな人がいる。

この業界は外から見るには美しすぎる。
百貨店がどんどん店じまいをしています。書店に比べると、それらの市場規模やインパクトのほうがはるかに大きい。でも、まちの書店がつぶれるほうが、より強いシンパシーを呼んでいる。

この業界って、資本主義の中にいることは確かなのに、その原理は資本主義じゃなくて、宗教的感情だった。

書店がどんどん潰れていく現状は、私にとっても他人事ではない。ただ、それは私自身が本を出版している立場だからである。正直、リアル書店がなくなっても、Amazonなど電子書店がある。
ところがリアル書店の関係者よりも、むしろ外野から「(書店)文化が滅ぼすな」という声が大きい。

書店を何とかしようと「ルネサンス」のような大胆な改革を行おうとすると、それ以前に「書店は神聖ナノダ」という宗教的な思いが顔を出す。合理的な判断として書店の数を整理し、システムを再編する、という正論が成り立たない。さらに流通や価格設定、販売方法などを変えたがらないのだ。

これを正すためには「宗教改革」が必要ではないか……というわけである。

書店、ゴルフ場、林業。いずれも同じ構造だと感じた。それは「ルネサンスより前に宗教改革が必要だ」という点である。

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ゴルフ場で行う林業

私は、日本の養蚕について取材したことがある。(森林林業ばかりじゃないのだよ。)
またゴルフ場業界の取材もしたことがある。(森林林業ばかりじゃないのだよ。)

そこで感じたこと。戦前から戦後すぐまで、日本の養蚕・生糸は世界を席巻していた。それなのに急に崩壊して消えていく。しかし、悲しんだのは業界人だけ。だから大胆に養蚕業界の再編を政府は行えた。

それに比べて林業は、やたら部外者、業界人以外の声が大きい。林業を守れ、という声が環境や地方社会を守るために必要という視点から論じられる。政財界からも鳴り響く。肝心の林業家よりも。すると、構造改革ができない。

私に言わせれば、日本全国どこへでも移動する素材生産業とか植林専門会社をつくったらどうか。森林組合などを解体して民営化してもよい。その上で造林から伐採、そして最終商品まで加工生産し、その利益を大所高所から再配分するコングロマリット企業とかをつくれないか、と思うのだが。

ゴルフ業界では、バブル崩壊以降、日本にゴルフ場が多すぎて供給過多だから経営が立ち行かない。ざっと500は閉鎖すべきだという指摘がある。実際、赤字のゴルフ場は多いののだが、なぜか潰れない。みんな必死で耐えている。そこには「ゴルフが好きで、ゴルフ場を持つことは(財界人の)ステータスだ」という感情が横たわっている。合理的判断以前に、ゴルフ場を潰したくないのである。

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2齢蚕

養蚕業には、「伝統文化を守れ」というドグマ、宗教的熱情はなかった。だから消えていった。悲しみの声もなかった。ほかの産業が勃興して儲かったからだ。ゴルフ場も、オーナーが身銭切って守りたいのだから好きにすればよい。

しかし書店も、林業も、まずは外野の宗教改革が必要となる。

既存の業界を守ろうとするから改革ができない。私は本を個人に届けるシステムを守る、多様な生態系と生物を保つ森林かから木材を調達する、という原則されあればよいと思う。新刊も古書もレンタルも、そしてネットも、みんな一緒くたに扱う。森林を守るためには林業も地域社会さえなくてもよい。木造建築にこだわる必要もない。それぐらいの宗教改革の覚悟が必要なのではないか。

 

2026/04/20

『編成王川島』にクレーン船登場!

NHKのキミョーな実験番組、『編成王川島』。

NHK特命編成部GM・川島明(麒麟)が、NHKの未来を担うバラエティー企画の開発を目指す、新企画探求バラエティー!お笑い芸人やタレントが、特命編成部の川島たちを前に新しい企画をプレゼン。試作した企画のVTRを披露したり、その場で企画に挑戦したり…。その可能性について特命編成部と熱く語り合います。ここで高評価を得た企画は将来単独で番組化も!?笑いと刺激たっぷりの情報が詰まった多彩な企画をお届けします!

月曜日深夜の放送だが、そこでクレーン船を取り上げるらしい。つまり、今夜だ。

4/20(月)『レアコミュニティーに仲間入り!』巨大クレーン船に密着!

『クレーン船解体新書』を発売直後というのは、運がよろしい。別に連携しているわけではない(はずだ)が、こういうのは不思議と重なるものである。

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乗船するのは深田サルベージの「富士」で、私が乗った「駿河」と同じ会社。「駿河」よりちょっと小さめかな。

20250419-053644「駿河」

これでクレーン船に興味を持つ若者が現われるかもしれない。なんたって、この本は、サルベージ会社のリクルート本でもあるから(笑)。
だいたい外部の取材にはそっけない海運・土木業界だが、深田はその中でもわりと開けっ広げで、新人材を取り組みたいということで協力してくれた。NHKの企画を受けたのもそのためだろう。ただ、テレビ番組だから、どこまで演出しているのか知らないが……。

ちなみに、私は14日は遠くまで出かけているので、多分番組を見ることはできないと思う(-_-;)。配信で見るかな。。。

 

2026/04/19

『伝統木造建造物のサスティナビリティ』で考える石油と木材

イラン情勢で語られる政府の文言『石油は全体としては足りている』。

これに腹が立つ。実際に困っている業界や市井の人々を無視して、「全体としては」という理屈で誤魔化している。
そして、これは「日本の森林は、全体としては豊かになっている」という林野庁の言い分とまったく同じ論法だ。いや、さらに進んで「だから、どんどん伐るべき」としている。伐採跡地も、計算上は森林にもどって、また蓄積を増やしていることになっている。

日本の森林の蓄積量は増えていると言うが、現実に皆伐が進んではげ山が増え、その跡地も草が生えているだけ。また木は生えていても細くて曲がりくねった、建材にはならない品質なのである。

日本は、歴史上常に大木が伐られてきた。それによって木造建築物が建てられてきたが、もはや長大材は残り少なくなった。ならば集成材に頼るか、と言えば、いやいや伝統建築は、やっぱり無垢の大木を使わなくちゃね、という宗教的?ドグマに支配されている。

そこで、こんな本はいかが。
『伝統木造建造物のサステナビリティ―大径材の確保策と森林政策』。
(峰尾恵人著・京都大学学術出版会)

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目次
序章 伝統木造建造物用材の確保策へのアプローチ
第1部 森林政策としての「高品質な大径材」確保策の必要性(大径材供給の持続不可能性;経済学的分析から見る高品質な大径材の入手難;大径材確保策の論理の検討)
第2部 政策の担い手に関する実証的検討(森林計画制度の二面性と長期的不安定性;国有林における大材生産政策の通史;国有林における大材生産政策の現状と課題;寺社による森林経営の可能性の検討)
終章 伝統木造建造物用材の未来に向けて
補論1 持続可能な社会への移行と森林・林業の未来
補論2 林業経済学分野の歴史と展望

主に社寺建築を中心に、どんな木を、どのように調達して使用してきたかを追いかけた労作である。ある意味、いかに日本の仏教など宗教勢力が、日本の森林を破壊してきたかを知ることができる。

ヒノキが尽きたらケヤキに移り、タイワンヒノキや米材、そしてアフリカ材にまで手を出す姿が浮かび上がる。

生後の政策的としては、森林計画にも踏み込んでいる。

実は、本書はまだ精読中だ。ここでは本論より補論1に触れたい。なぜなら、ここで「物質・エネルギーの流れと林業」に踏み込んでいるからだ。そして石油と木材の比較を行っている。

こんなグラフもある。

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石油の需要が増えると木材の需要も増える、という相関。
昨日アップされた現代ビジネスの拙文「石油高騰が招いた“第2のウッドショック”到来……!」にもつながるだろう。

林業の持続性を論じるには、こうした視点を持たないと、「全体としては足りている」という世迷い言を唱えるだけになるよ。


2026/04/18

現代ビジネスに「第2のウッドショック……」を書いた裏事情

現代ビジネスに『石油高騰が招いた“第2のウッドショック”到来…!「家が建てられない」建築業界が震える《意外な実態》』を執筆しました。(前・後編)

これは依頼記事である。先方から「イラン戦争による石油高騰が招くウッドショックについて書いてほしい」と依頼されたのである。打ち合わせると、建築(住宅)業界の危機が主題らしい。それを木材の切り口から、というのが本意なのかな。

たしかに私のブログでウッドショックのことも書いたが……そして、石油危機が木材価格を高騰させるのも事実だろうが……住宅業界管理用の危機は、木材以上にいっぱいあるののではないの? 木材なくても家は建つし。

とはいえ、森林ジャーナリストが石油やプラスチックのことを書くのも気が引ける(実は書いてみたい^^;思いもある)。

と思った私は、あまり石油と関係ないように思われている木材を事例として、いかに現代社会が石油漬けであるか、そして林業や木材業界の現実を世間に知らせるとば口になればいいか、と思って記した。単に伐採や搬出・輸送の燃料だけではない。乾燥工程と集成材の接着剤の存在も取り上げた。

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ちなみに後編は「石油ショックが続けば風呂もキッチンも作れない…莫大な石油なしでは成り立たない「日本の住宅建築業界が直面している衝撃すぎる現実」である。タイトルは木材にこだわっていない。

風呂もキッチンも、とあるようにユニットバスやシステムキッチンも危ないことに触さされた。

実は、我が家もキッチンのリフォームをしようと思って業者と相談している最中なのであった。そこに石油危機、ナフサ危機が直撃している。いきなりTOTOやLIXILがユニットバスの新規出荷を止めちゃった。(その後、受注そのものは再開した。政府の圧力で……。だから注文受けても納品はいつか未定(笑)。)

さあ,どうする? 我が家のリフォーム?……という記事は、また別に書こう(⌒ー⌒)。

2026/04/17

森の姿、多士済々

生駒山を久しぶりに歩く。

なんとなく、歩き尽くしたような感覚になっていて、同じ山の同じ道を歩きたくないなあ、と傲慢にも感じて最近はあまり森に入らなかった。
いや、単にウォーキングのコースのようには歩くこともあったのだが、何か新しい世界を見つけよう、という意欲がなかった。

今回も、運動不足解消気分でウォーキングでも……と某森林公園を訪れたのだが、つい別の山へ。
そこだって以前に歩いたはずだが、もう数年経っているからよく覚えていない。そう思ってたどりだすと……全然知らない姿が次々と現われる。

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これ、アラカシの森だと思うが、なんとも不気味な森になっていた。

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そこを過ぎると、一転、ミツバツツジの花園になっているところもあった。

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こちらは咲き終わったサザンカ林。薄暗い林内を通ると、散った花が一面埋めていた。

ほかにも、さまざまな景観があった(写真撮るのを忘れた)うえに、知らない道筋に迷い込んで、予定とは全然違う方向に進んでしまう。なんだ、知らない道、知らない山の姿は、まだまだあるではないか。
おかげで軽い山歩きが結構な大回りコースとなった。しかも駐車場が夕方に閉まると書いてあったので最後は駆け足(TОT)。

季節によって森の見え方も変わる。

 

2026/04/16

林野庁、再び分収造林に挑戦!

なんと! 林野庁が再び分収造林の募集を始めていた。

分収造林と分収育林は、「緑のオーナー制度」だった。代々的に募集して、ほぼ全部焦げつかせた(^^;)あげくに裁判にもなったのだが……。改めて分収造林に挑戦していたのか。

その名も「昭和100年記念分収造林」。

「昭和100年記念分収造林」(グリーン・シェアリング)ポータルサイト

説明によると、「昭和100年」の機運を盛り上げるため、戦後の復興や経済成長のための旺盛な木材需要を背景に、先人が育てた豊かな森林資源がもたらす恩恵に感謝し、地域と国が協力して次世代へ継承する森林を育てる象徴的な取組として、全国の国有林において、記念分収造林を実施します。

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かなり記念行事的ではあるが。

内容は、これまでのようなスギ、ヒノキ、カラマツ……だけでみなく、多様な樹種を育てるそうで、次世代へ引き継ぐことを掲げている。

呼び名も「グリーン・シェアリング」としている。ただ、募集は個人ではなく、企業等の参加によるようだ。

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樹種は国と協議するとあるが、すると広葉樹を希望するところが多いだろうなあ。でも、広葉樹を育てるのは大変そう。国の取り分も小さくしている。それに60年~80年先となると、みんな忘れて? その森がどうなっても関心が失われそうでもある。

そういや、Yahoo!ニュースに執筆した私の記事で、ずっと反響が続く一つが、こちら。

地上権が消える?分収造林裁判でびっくりの判決

5年も前に書いたのだが、ちょくちょくと問い合わせが来る。それも弁護士から始まって、法律研究者まで。今月もあった。分収造林を巡る裁判は各地であるので、その参考になっているらしい。

まあ、腐すのではなく、暖かい目?で見守ろうかな。

チラシもあったよ。ダウンロードはこちら(PDF : 1,127KB)

 

2026/04/15

アミガサダケはどこに生える?

庭の排水溝に、急にキノコが生えてきた。

これ、アミガサダケだ。都会では(我が家は都会にある!)珍しいキノコの一つだろう。

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食用できると聞くが、食べたい人はいるか? 日本でよく食用になるキノコはたいてい担子菌類だが、こちらは子嚢菌類の仲間で、どちらかというとカビの仲間。(まあ、トリュフも子嚢菌類だが。)
私が記憶しているのは、山火事の跡によく生えるという話である。山火事だけでなく、焼畑にも生えるらしい。それも面白い。

これまで庭で見た記憶はないのだが、どこから胞子が飛んできたのか。別に火事も起こしていないし、溝はセメントを張っているのだが、生える条件が揃っていたのだろう。

日本では気持ち悪いキノコ扱いではないか。頭に穴が開いている。

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我が家の庭も多様性豊か、ということにしておこう。外来種も多いけど。

 

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