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森と林業と田舎の本

2024/02/21

近刊新著は『盗伐 林業現場からの警鐘』!

もうネットで公開されていたので紹介する。

次回、出版するのは『盗伐 林業現場からの警鐘』である。私が、もっとも書きたくなかった本なのだが……。

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本が好き!ラボ 近刊情報サーチ 

版元ドットコム

どちらにも紹介されている。

おっと、Amazonと、楽天ブックスにも出ていた。

出版予定日は、3月末。帯文は、まだ試行錯誤中なので多少変わると思うが、内容は文字通り「盗伐」「違法伐採」問題。これに目を向けないいで現代の林業を語れない……でも、書いていると気分が悪くなる……。とうとう書いた。

情報封切りということなので、今後、内容を少しずつ紹介していく。

本日は目次から。

序章 目にした異様な山の光景

第1章 いにしえからあった盗伐
1.盗伐はいつから始まったか
2.木一本首一つの厳罰対策
3.「夜明け前」の入会林野
4.盗伐は雷鳴の響く夜に

第2章 盗伐事件の現場から
1.「盗伐」の法的な位置づけ
2.宮崎県国富町の事件
3.宮崎市高岡町の事件
4.宮崎県えびの市の事件
5.兵庫県佐用町の事件
6.鹿児島県霧島市の事件

第3章 「山が消えた」被害者の会設立へ
1.戦う盗伐被害者の登場
2.宮崎県盗伐被害者の会の結成
3.宮崎県の盗伐被害者の特徴
4.盗伐発覚後の開き直りと言い訳
5.警察による二次被害の実相

第4章 盗伐する側の論理
1.木材需要が膨らんだ論理
2.大量伐採を必要とする論理
3.監視が抜け穴だらけの論理
4.ブローカーが転売する論理
5.仕事をしたくない警察の論理

第5章 世界中で頻発する盗伐事情
1.熱帯諸国で起きる違法伐採
2.北米で狙われる巨木林
3.欧州を巡る林業界の闇
4.油と牛肉に化ける森林

第6章 世界の違法木材対策の動向
1.成立相次ぐ違法木材禁止法
2.EUの森林破壊防止規則
3.抜け道を用意したクリーンウッド法
4.NGOが生み出した森林認証制度
5.監視する国際環境NGOの実力

第7章 絶望の盗伐対策
1.遵法精神欠如と事なかれ主義
2.腐る林業と崩壊する地域社会
3.災害を招き地球を壊す林業
4.隔靴搔痒の盗伐防止策
5.試行続く盗伐を発見する手段
6.盗伐対策に必要な専門人材

おわりに
参考文献一覧

2024/02/20

「花粉症対策、何が正解?」をアンケートで

以前も紹介したが、Surfvoteという世間の問題点を指摘して、その解決法をアンケート形式で投票してもらう仕組みがある。

私は、以前「クマの獣害対策」について執筆したが、今回は花粉症対策について記した。

花粉症対策、何が問題?

政府の、主にスギ林2割伐採による花粉症を減らす対策案に関しての事実関係を指摘したうえで、その対策の現実性を疑うとともに、それなら何ができるかを問うたもの。

選択肢として示したのは以下の通り。

1、スギなど花粉発生源を大都市近郊から排除していく。地方より都会から重点的に減らすのが急務である。
2、災害を起こさないよう数十年かけてスギの伐採等を進める。その間は治療で耐える。
3、花粉を飛散さしないよう枝打ちや強度間伐、薬剤や菌の散布を慎重に行う。
4、花粉飛散量の細かな予測を出す。花粉防護グッズの普及や出社せずオンラインで仕事する後押しをする。
5、患者の救済に力点を置く。防護費や医療費の補助を強化し、治療薬や免疫療法の研究に投資を進める。
6、花粉症などアレルギーになりやすい体質を改善にすることに力を入れる。
7、花粉症に特化した対策は諦める。気候変動など地球環境も含めて取り組むべき。
8、その他
9、わからない

まあ、読めばわかるとおり、今の花粉症対策が気に食わないのである(笑)。

実は,先日もABEMAテレビで花粉症対策の議論を行う番組をやるから出てくれと言われて、断ることを知らないわたしは、ホイホイと出演したのだが、なんだか生煮えであった。それは私だけがZoomであり、スタジオでの議論に参加しづらかったこともあるのだが、問題なのは「花粉症対策=スギ伐採」というのが前提になっていることだ。

いうまでもないが、これって発生源対策にすぎない。なぜ、花粉症を抑えるには花粉を発生させないことだけに注力するのか。

たとえばコロナ禍で、COVID-19を抑えるためにコロナウイルスを撲滅させようとはならない。当たり前だ。
交通事故を減らすのに自動車を減らそうとはならない。当たり前だ。

だが、花粉症とか獣害を減らすのには発生源を減らしたがるのである。

その前に予防や防護をすればいいではないか。花粉症を治すクスリの開発と、その供給を確実にすればよい。

政府の花粉症政策にも、飛散予測と治療法の開発は上げられているが、話題になるのはスギ林伐採ばかりのである。スギ林を減らすのに10年以上かかるのなら、その10年で完璧な治療薬を開発するよう頑張ってくれ。

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2024/02/19

ミカンの木につく白い姿

温かい冬の一日、ミカンの木の剪定をしていた。ミカンは冬の間に枝葉をかなり透かした方がいいと聞いたのだ。

柑橘系は照葉樹であるから冬も葉があるのだが、昨年の葉をそのまま残しておくと新葉が出づらくなる。そこで重なっているような葉を狙って枝葉をパチンパチンと落としていた。これで今年も豊作……あまり稔りすぎても困るのだが。

するとの中に白い葉を見つけた。

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珍しいな、しかし白い葉は光合成をしないから……と、切り落としかけて気付いた。これ、葉ではなく蝶、いや蛾か?。白い蝶、白い蛾。暖冬とはいえ、こんなところに出てくるか?

名前はわからない。もともと昆虫の種類はよく知らないのだが、この形、この白粉をこってりと塗ったような白さはなんだろう。肝心の胴体は見えないので、余計に全体の姿がわからない。シジミチョウのようでもあるが、この羽の形も、少し変わって見える。
じっと見ていると、風に吹かれたのか、ひらひらと動いた。

冬でも庭でこんな観察ができることを喜ぶべきか、どうなんだろう。誰か、名前を知りませんか。

 

ちなみに庭の柑橘類で残っていたものを収穫する。昨年末、もういいや、後は木の上で干からびて落ちるだろうと放置した実を、まだ元気そうなので全部採った。全部と言っても、まだ少し残っているが。
これは、ジュースに絞る予定だ。

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2024/02/18

巨石と人跡

こんな巨石がある。

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この一枚岩からマツが生えている。どこに根を伸ばしているのか。そこで根元の松葉を退けてみると。

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たしかに岩の中に根を伸ばしていた。割れ目があったのか。自然の力である。

実は、この巨石は磐座信仰と結びついたオカルトチックな姿と配置をしていて、知る人ぞ知る存在なのだが、それについてはパス(^-^; 


一方で、こちらの巨石は生駒山中で見つけたもの。まったく人が行くところではない。急斜面をよじ登った先になったのだ。

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だが、気になる。その割れたところが。

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これは……人が楔を打ち込んだ跡ではないか。とすると、この岩を割って、その半分を何かに利用したのだろうか。こんな道もない忘れられた地点で?

最近ではないような気がする。たとえば……大坂城建設の時とか(^^;)。いや、マジで大坂城(豊臣時代も徳川時代の城も)の石垣建造には巨石が使われていて、それぞれ担当した大名が石を集めるのに四苦八苦した話が伝わる。

生駒山の山中にも、そうして集めたまま使われなかったらしい残念石があるが、この石は石を集める過程で割られたのではないか……。

あるいは生駒山では、各地に石垣があるからそれに使われたか。せいぜい数十年前。

ま、そんなことを考えると想像が膨らむよ。

 

 

2024/02/17

ロマネスコで森を感じる

気になる野菜、ロマネスコを購入してみた。

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アップにすると、林冠を連想する。

アブラナ科の植物の花蕾部分で、カリフラワーやブロッコリーと同じ。そのトンガリ帽子的な姿が「世界一美しい野菜」とも。

味は……まあカリフラワーやブロッコリーと同じ(^_^) 。形の差から、口当たりが違うかな。

そういやサンゴとも似ているといわれるそうだが、こうした形状は自然界ではフラクタル構造と呼ぶものだろう。小さな円錐が幾度も螺旋形に並びつつ相似形を繰り返す数学的構造だ。

ここまで美しく典型的に並ぶのは少ないが、植物を見ていると同じようなものがたくさんある。すぐに思いつくのはシダ植物の葉など。さらに樹木も小さな形状が大きくなる過程で、同じ形状が繰り返される。それが森になる。ほかにも自然界には多い。原子核の回りに電子が回る構造から耐用と惑星の太陽系、そして銀河系までもそれに入るのではないか。

ま、そんな難しいことを考えながら食べたわけじゃないけどね。

2024/02/16

「木造疲れ」と腐る建築

日経TECHの記事に「盛り上がる発注者と「木造疲れ」の設計・施工者、広がるギャップなぜ?」があった。

ようするにディベロッパーなと建造発注者は木造建築に期待を膨らませているが、設計・施工側の業者は、木造疲れが見られるとのこと。なぜ?という点は、記事を読んでいただきたいが、意外とあっさりと理由を想定してすませている。いやあ、私はそうじゃないと思うけどなあ。木造は何かと厄介なのだよ(⌒ー⌒)。設計や施工業者からすると、建てたくないのが本音ではないか。

ま、本音を推測することよりも気になっているのは、木造とは何かという根本的な考え方だ。

このところ伝統的建造物を見る機会が増えている。奈良はとくに多いのであるが、そこで現代の木造に関して違和感を持った。

今は、木造建築をめざす勢いの中で、「木造でも建ちますよ」から「木造でも耐久性がある、耐震性、耐火性、耐腐朽性がある」ことを求めているし、それを証明しようとしている。能登半島地震でも、古い木造は壊滅した……なんて指摘をして耐震建築を謳う。

だけどねえ。私は木造建築なんて長持ちしなくていいと思っているのだ。木は腐って、燃えて、価値がある。表面も変化するから木肌に表情が生まれる。明るい木肌が年月をかけて焦げ茶とかシルバーに移り変わるのを楽しめないか……だいたい長持ちしたら、木が売れないんじゃない?

経済とは、ものが入れ代わることで更新していくことで成り立つ。一度作ったものがまったく変化せず、傷まず使い続けられたら、経済は縮小するだろう。

『腐る経済』という本もあった(『田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」』渡邉格著)が、これは、マルクスの資本論を繙き解きながら、添加物で腐らないようなパンはおかしいというところから、パンは腐るから経済が回ることに気付く。そして自ら「タルマーリー」という店を開いて天然酵母にこだわったパンづくりとビールづくりを進めていく。現在は鳥取県智頭町に店を構える。私も幾度か訪れているが、昨秋にパンとビールを買いました。まあ、タルマーリーは有名だから知る人も多いだろう。この本もベストセラーだ(なぜか韓国で)。

もちろん、木造建築は腐って短寿命でいいというのではない。修繕を繰り返すのだ。腐った部材は交換して行くことで長持ちさせる。火事と地震は困るけど、壊れることを前提に建てる。

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奈良県の宇陀の重伝建の一つで見かけた民家。壁を古いクスリの看板(もともと薬屋だったらしい)で修復している。それが味を出している。

家の前に水路があってよく水が流れているから湿気も高いだろう。木造の土台も腐るのが早いのではないか……と思うのだが、江戸時代から100年200年も建ち続けている。腐ることを前提にした家づくりもアリだと感じた。

まあ地震で倒れて死者を出したら困るという意見ももっともなのだが、耐震構造にしても、一度二度と揺れると、芯の部分で折れるかもしれない。すると倒れはしなかったが、建て直さないと住み続けるのは難しくなる。ならば、簡単に建て直せる構造もあるかもしれない。あるいは構造材は鉄骨・コンクリートで耐久性を持たせて、内装外装を木材で行う考え方もできる。

ちなみに、こちらはタルマーリーの新しいパン工場。

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古民家改造である。

 

2024/02/15

伝統建築物さまざま

本日は、奈良の宇陀を訪れたのだが、その旧市街は重要伝統的建造物群の指定を受けた町並み。

そこで目にした商店。

20240215-112946こちらは和菓子屋。

格子戸に屋根着き看板。

20240215-114035旅館だった建物の二階部分。

この明り取りの障子?に斜めに入った桟がいいね、であった。

ところで、先日は高野山を訪れたことは書いたが、そこで見かけた商店の表構え。

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ちょっと寺っぽい(笑)。

宇陀の松山通りは城下町だったが、高野山は門前町である。そうしたことが店構えにも影響するのかな。

じっくり見ると、新しい発見がいろいろある古民家が多い。

2024/02/14

雲海がもっとも見えるポイント

昨日訪れた高野山の町では、こんなものを見かけた。

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某店の壁にあったのだけど、直径2メートル超えか。芯まで詰まっていて、なかなかの銘木だなあ……と思ったが、どうしてもバックの女性ポスターに目が行く……というか、邪魔。

実は、目的地は、高野山ではなくて、その奥の野迫川村。

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だいたい3、4日に1回は朝に雲海ができるそうだ。それも、早朝でなくて意外と遅い時間にも出るとか。年中雲海が見られる村として知られる……が、私は見たことがない(-_-;)。この通りの青空であった。

それだけでも人を呼べそうなのだが。

ちなみに、私がもっとも雲海をよく見るのは、自宅のベランダである。

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奈良盆地が霧に沈む(⌒ー⌒)。

 

2024/02/13

金剛峯寺の樹林

快晴の元、高野山を訪れた。ま、高野山の門前町は、単に食事に訪れただけで、目的地はさらに山の奥なのだが。

見つけたごま豆腐屋のランチを食して(ごま豆腐の天ぷらが出た!)、わずかに時間がある。ふらりと金剛峯寺に寄る。ま、内覧をするほどの時間はないのだが、ぶらりと境内を歩く。

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見よ、この空を。いや、本殿の木造建築を。

……本当は木造の具合を見るつもりで、たしかに面白い寺院彫刻があったりと、なかなか興味深かったのだが、より目に止まったのが、寺院前の樹林であった。

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スギはわかる。そしてコウヤマキも。ここまでは高野山だもの、コウヤマキは重要だ。スギ、ヒノキ、コウヤマキ、モミ、ツガ、アカマツを高野六木と呼んで、高野山に植えろ、とした伝説がある。木曾五木のように禁伐ではなく、大切にして寺院修繕用にしたのである。

ただ、その林床に繁るのはシャクナゲであった。当然、植えたものと思うが、高野山はシャクナゲと縁があったのだろうか。金剛峯寺以外でも、多く見かけた。山にも生えているが……。どんな縁起があるのだろうか。

植物から寺院の性質を読み解くと面白いかも。

 

2024/02/12

神武天皇陵の植生

昨日は建国記念日で、今日はその振替祭日だった。

で、建国記念と言えば神武天皇なのだけど、奈良の橿原市には神武天皇陵がある。もっとも、作られたのは明治になってからなのである。

とくに神武天皇陵は、そもそも墓、古墳でさえない。場所を比定する際に、日本書紀だかの「畝傍山の麓に埋葬した」といった記述を元にいくつかの候補を見つけたが、もっともそれらしいところは止めて、田畑の中にあった小さなミサンザイ塚(古墳ではない?)を選んだ。そして周りの土地を収用して、建設したのである。

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当時の絵葉書によると、こんな感じ。周りは田畑で、そこに土を積んでそれらしくして、植林もした。橿原だからカシの木が多かったというのだが……。写真を大きくして観察するとマツが多いような気がする。

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こちらが現在。大木がいっぱいの美しき森になりました。かくして建国神話の完成である。

ちなみにそれを祀る橿原神宮は、その後造営されたが、「西の明治神宮」とするべくと、1890年に建設。ただし、大きくなったのは起源2600年祭に合わせた拡張だろう。こちらも明治神宮を真似て、建国奉仕団、今風に言えばボランティアと、全国からの献木を中心に鎮守の森を作り上げている。

神武天皇陵とともに、建設からの植生遷移の様子を観察するのに適している。奈良においでの際は、ぜひ観察してほしい。

2024/02/11

腐らなかった木棺~富雄丸山古墳

富雄丸山古墳の発掘が再開された。

未盗掘で、昨年の発掘では、波打つような形をした超長い鉄の剣「蛇行剣」や、盾の形をした国内最大級の青銅製の鏡などが発見されたが、いよいよ二次発掘が始まったのだ。そして早くも大きな成果が出た。それは木棺が出土したのだ。それもほとんど無傷。木の埋葬品は、たいてい腐って姿を消しているものだけど、今回は完全な形で出土している。(これ、あまり全国ニュースで報道されていないように思うが、どうなんだろう? 地元では、それなりに大きな扱いなのだが。)

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奈良 貴重な発見相次ぐ富雄丸山古墳 蛇行剣や鏡の次は何が?

長さ5・3m、直径64~70センチの木棺が奇跡的に残っていたことが類例のない大発見だが、なぜ腐らなかった?

棺内に金属反応があるので、銅鏡が入っているのではないかというが、その銅イオンが木棺に広がったという説もあるが、どうかなあ。むしろ棺が粘土に完璧に覆われていたからではないか? 土と水分の性質は何だったのだ? そんな想像をするのも楽しい。

木だって、条件次第で腐らない。

ちなみに動物の遺体だって、土中に埋めるとなかなか腐らない。意外なようであるが、土に深く埋めると酸素がないから長く保たれるのだ。これまで、木棺が腐っていたのは盗掘にあったため、空気に触れてしまったのではないか。
土葬した人間を1年後に掘り返すと、生きたような姿形だった……という事例もあって、それがゾンビ伝説とかドラキュラ伝説を生み出したとも言われる。

未盗掘のこの木棺も、中から1600年前の生きていたままの顔、姿形の遺体が現れたら……それは、ちょっと怖い(笑)。

 

2024/02/10

「森林と生活に関する世論調査」から

内閣府が、「森林と生活に関する世論調査」というのをやっていた。実施は去年10月の模様。

その結果報告を眺めている。

報告書概略版

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こんな項目もあった。

1 森林の利用
(1)森林に行った回数
問1. あなたは、ここ 1 年くらいの間に、何回くらい森林に行きましたか。(〇は1つ)
令和5年 10 月
・1~2回 22.5%
・3~4回 12.1%
・5~12回 8.1%
・13回以上 5.4%
・行っていない 47.4% 

森ばかりではなく、木材を使うことへのアンケートも。

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論評しかけて、止めた。皆さん、自分で感じていただければ。どう解釈するか。人が森と木材に何を求めているのかを。

 

2024/02/09

美の壺で「木桶」

NHKの「美の壺」という番組を知っているだろうか。

4日のEテレ放送分で「木桶」が取り上げられていた。再放送だけどね。

美の壺「木桶」
百年以上、木桶(おけ)を使い続ける老舗銭湯。手業が引き出すぬくもり ▽江戸中期創業の京都の老舗桶店店主が作る伝統の湯桶の技! ▽静岡の木桶仕込みしょうゆの蔵元。百年以上の大桶(おけ)の魅力 ▽大桶職人の緻密なこだわりとは? ▽カフェバーで人気!桶の製法で作ったバーカウンター▽世界から大注目の桶のシャンパンクーラー。桶の概念を覆す新たな形とは?! <File589>

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ちょうど小豆島で開かれる今年の木桶職人プロジェクトがあったばかりだから、それに引っかけた?と思わぬでもない。

伝統的な液体を汲み上げる桶から、醤油、日本酒などを仕込む大桶、そして近年模索されているニューウェーブと、なかなか盛りだくさん。

もちろん社会派番組ではないから触れていないが、職人の問題や、材料となる木の生産=林業の問題などには触れていないが、番組の底辺部分で継承が簡単でないことが描かれている。日本には、こうした技術や美的感覚はあるのに、それを活かさない社会も微妙に浮かび上がる。

これを日本の木の文化というには厳しい。やはり文化としての木の利用は衰退しているのである……。

その再放送がまたある。

2月14日(水) 午前9:30 〜 午前10:00 日、BSにて。

2月10日(土) 午前6:45 〜 午前7:15 BS4Kでも。

NHK+でも見られるのかな。「木桶」ではなくて、「炭」はやっているらしい。おそらく放送が終わったら、ネット配信もするのだろう。わりと森、木材関係の美を取り上げることが多い番組だから、注目である。

 

 

2024/02/08

能登の珪藻土鉱山はどうなる?

氷見で聞いた話で、私の心に引っかかった一つ。それは能登半島先端の珠洲にある珪藻土鉱山が、ほとんど崩れてしまったという話だ。

珪藻土は日本全国にあるが、能登半島は日本最大の層があるという。能登半島の半分以上は珪藻土でできている?とも。
その珪藻土は、掘り出して焼いてつくった代表的な商品が七輪だ。とくに土を切り出したまま作り出される切り出し七輪は、珠洲の名産。

実は、私は珪藻土の鉱山という点で興味があった。以前、雑誌で読んで憧れていたのだ。妙な言い方だが、金銀銅、あるいは鉄などのメジャーな鉱山ではなく、マイナーな産物の鉱山に興味がある。

これまでも機会があれば訪れたことがあるのは、砥石だとか陶土、長石、また朱(二酸化水銀)、マンガン鉱なんてのがある。そういや人形峠も訪れたな。ウラン鉱石はなかったが。それに石灰石鉱山は、洞窟を壊すから嫌いだ……。

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その延長線に珪藻土鉱山があったのだが、それが今もしっかり残るのが能登半島であった。

それが崩れたのか。ああ、切り出し七輪買っておけばよかったかな。あれ、一時は物色したのだが、結構値が張るし、その割りにはいつ使うんだという自制心もあって諦めていた。

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と思って検索してみたら、メーカーの一つが、こんなクラウドファンディングをしていた。

これは今回の震災ではなく、昨年春の地震で崩れた際のもの。また鉱山というよりも、七輪成形の工場再建のようではある……。これが成就する前に、また地震にあったわけだ。
ここに写っている鉱山(写真引用)は、無事なのか。話に聞いたところでは、全部崩れたというのだが。工場は再建できて発掘現場が崩れたら、なかなか修復は厳しいだろう。

ほかの鉱山・工場もどうしているのだろうね。

森林ではないが、自然資源である。

2024/02/07

Y!ニュース「被災地と支援基地が重なる富山……」を書いた裏事情

Yahoo!ニュースに「被災地と支援基地が重なる富山県から見た能登半島地震」を執筆しました。

週末から月曜日にかけて富山県氷見市に講演に行っていたことはすでに記した。

となれば、当然、その夜は宴会があるわけですよ。お酒飲むわけですよ。参加した人の中には林業家もいるわけですよ。毎日奥能登に通っている人もいたわけですよ。当然、そこの事情も聞くわけですよ。一方で富山県側の被害についても語られるわけですよ。

私もそこそこお酒を飲んで、頭の中がトロンとしてきたわけです。そんなときに「あそこは、もう無住になるんじゃないか」「あそこは、再建不可能だろうな」なんて話を耳にすれば、そんな状況、メディアには載っていないよなあ、と感じるわけです。とくにニュースは石川県ばかりということを最初から感じていたわけですから、「だったら、それを記事にしましょう」と口にしてしまったわけです。

翌朝も、そんなやり取りをした記憶は残っていて、酒の席の上の話ではなくなって、現地を案内してもらうことになり、かくしてYahoo!ニュース化を図ったのが、この記事というわけです。

でも、書きながら「まてよ、私の執筆は森林、林業関係に限られていたよな。せいぜい農業や水産業を加える程度。編集部からいちゃもんがつかないか」と考えてしまった。
そこで林業がらみの支援の話も触れることに。なかなか面倒なのです(^o^)。

ともあれ、富山の被災を忘れるなという点と、氷見は被災しつつも奥能登支援の基地になっている点と、被災地の復旧の問題点、という3階建ての記事になったのでありました。

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2024/02/06

軽トラ仮設住宅?

富山県氷見市で開かれた「ひみの森づくり塾2023」。(開いたのは24年2月4日でした。)

そこで楽しませていただいたが、その門前に乗り付けられた軽トラがあった。

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軽トラの荷台に設置された小屋。

私はキャンピングカー?と思って覗いたのだが、なんと茶室だった。

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設計したのは、設計工房MandMの丸谷芳正さん。富山大学の名誉教授でもある。

わざわざ会場に運んできて展示しているのだと思っていたら、普段からこの車で移動しているらしい。つまり、日常的に使っているのであった。そのついで?に展示したわけである。ちなみに、この小屋部分はひみ里山杉でつくられている。ひみ里山杉というのは、ボカスギのこと。この需要拡大と、使い方の展示でもあるわけだ。

さて、肝心の小屋の中。お茶を立ててまったりするのもいいが、家具(テーブルだけ)を片づけると、大人二人が寝転がれる広さ。これならキャンピングカーにもなるが、ふと思ったのは仮設住宅にもなるかもしれない(^^;)。まあ、長く住むのではなくても、プライベート空間確保としたらよいではないか。木造ゆえに落ち着く面もある。15センチのスギ材だから断熱性も高くて、金属ボディの車中泊をするよりも、冬の能登半島に耐えられるような気がする。窓は覆わないといけないが。

そういや、今回の震災も含めて災害では、軽トラはいろいろ活躍している。実際に軽トラで運べる仮設住宅ユニットもあるし、仮設・移動店舗としても使える軽トラ……。避難民の足として軽トラを提供する動きもあるよう。狭い悪路でもぐいぐい進める能力は侮り難し。

思えば木造の仮設住宅、そして仮設住宅のストックづくりや(移動させられる)モバイル仮設住宅などの案は、東日本大震災の頃からあった。実際に動き出した計画もある。
だが、いつしか止まってしまう。喉元過ぎたらナントヤラで、徐々にテンションが落ちて実現しない。やっぱり金もかかるからなあ、とみんな諦めるみたいだ。

だから、普段は茶室とかキャンピングカーとして貸し出しておく。小屋部分を取り外して、庭の納屋にするとか畑の農作業小屋にもなる。いや、フツーに軽トラで荷物を運ぶのに使っておいて、いざとなると接収し被災地に送る仕組みでもあればよい。循環型仮設住宅。

我が家も、庭に設置したら入り浸りそうだ。あ、軽トラ買わねば。

2024/02/05

RF1の惣菜に国産割り箸

おお、波が来たのか。大波か小波か。

と思わせたのが、RF1(アール・エフ・ワン)の割り箸が国産に、それも吉野割り箸に切り替わったニュース。

間伐材・端材使用の国産割り箸に切り替え、森林保全や産業活性化に貢献

株式会社ロック・フィールド(代表取締役社長:古塚孝志、本社:神戸市)は、店頭で取り扱う割り箸について、一部店舗を除く全店で、2024年2月1日より国産の間伐材や端材を使用した割り箸へ切り替えるとともに、有料化【11円(税込み)/1膳】を開始いたします。当社の環境方針に基づく活動の一環として、カーボンニュートラルを見据えた国産割り箸の利活用と新たな環境配慮活動を実施し、持続可能な社会づくりへの貢献を進めてまいります。

*売上金の一部は日本の森林(環境)保全や4R推進など環境配慮活動に使用します。

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ロック・フィールドという会社は、「RF1」の店名で百貨店などの惣菜売り場を出している。ちょっと高級感のある惣菜で、お値段も若干お高めだが、評判はよい。

実はこの会社、大昔になるが、取材したことがある。取材したのは誰だったか、わりと幹部社員だったと思うが、当時も誇り高かった。自慢というのではないが、絶対の品質を誇っていた。

ところで、このニュースを追っていると、当社は2022年6月より「RF1(アール・エフ・ワン)」ブランドの一部店舗で国産割り箸の使用を開始しました。

とある。あれ? 2年前から国産にしてたの? 使用する店舗を拡大したということか。それと、やはり有料にしたことが大きいのだろう。

1膳で11円……やはり高いな(^^;)。吉野ヒノキや、北海道のトドマツの割り箸らしい。高級惣菜には、高級割り箸で、か。もっとも吉野杉ではない。スギの割り箸は、量産が無理なのかもしれない。

輸入品から国産品に切り替えることで、国内資源を有効活用するとともに、年間を通じた安定的な使用によって国産割り箸産業の活性化にも貢献します。また、海外からの輸送時に発生するCO2が削減できるほか、箸袋も紙製に切り替えることで、割り箸単体におけるプラスチック使用量もゼロにします。

割り箸にすること、紙製にすることを、環境に優しいと謳う時代が来たことは感慨深い。また割り箸の林業振興を謳っている。これも、かつてない視点だろう。
かつて、割り箸止めてプラスチック箸にしたら環境に優しいと言われて頭に血が上っていたのだ。

割り箸時代の到来である。(と、信じたい。)

2024/02/03

国産サカキに能登を思い浮かべる

たまに行く産直系のお店で見かけた国産サカキの売り場。どうやら和歌山県(田辺市)竜神村産らしい。

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サカキと言えば、神事に欠かせない植物の葉だ。漢字も榊、神の木である。 (東日本はヒサカキになる。)

だが、今や日本のサカキ需要の90~95%は中国産。中国は日本のためだけにサカキをつくっているという。中国でサカキは神の木ではないからである。皮肉だなあ。日本独特の神事に使う植物が中国産とは……。

ただ輸入にかかる時間を考えても中国産サカキは長持ちしない。一瞬の神事で終わるから気にしないのか、萎びていても目をつぶっているのか。
それだけに国産サカキは人気が高く、値も高い。

実は林産物としても有望だ。とくに西日本は照葉樹の森が広がっている。放置しても生えてくる。手入れもたいして入らない。病害虫も少ない。シカ害は……あるかな(^^;)。でも栽培すれば、柵もつくれる。なにしろ軽くて収穫は楽だし、照葉樹だから年中出荷可能。一方で花卉より日持ちするし、季節感はあまりない。そして値は年々上がっている。山菜、たとえばタラの芽以上に有望ではないか?

ただ樹木だけに果樹なみに植えて数年は待たないといけない。葉の収穫は簡単だが、それを神事用にパッケージするのは若干の技術と手間が要りそう。それをクリアすれば新林業になるかも。

国産産地を調べると、和歌山県が過半を占めていて、ほかは鹿児島県などだった。だが、新興産地もある。

それが能登だった。能登サカキは売り出し中なのだ。最初は山取りだったが、最近は栽培も始めているらしい。今は雪の下だろうか。出荷シーズンは、やはり春以降だから、今年も震災を乗り越えて出荷できると思いたい。

2024/02/02

丹生川上神社上社の切株断面

川上村にある丹生川上神社神社。正確には、「元官幣大社 龍神総本宮 丹生川上神社上社」と記す。

天武天皇の白鳳四年(675)に、ご神宣により建立奉祀されたと伝えらる由緒正しき神社で、平安中期には、朝廷における最高格の社格となる「二十二社」の一つに数えられていたという。ところが、応仁の乱(1467)の後は衰微し、社地の所在も不詳となってしまった。

明治になって、その場所を探す試みが行われて、最有力なのが、この川上村の祭祀跡。その後、東吉野村や下市町にも候補があって、結局は官幣大社として下市町を下社(明治4年)、川上村を上社(明治29年)、東吉野村を中社(大正11年)と定められた。この三社は、今三社巡りなどを催しているが……。

長い前置きになったが、上社に詣でてきた。

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実は、大滝ダムがつくられた際、本来の上社の場所は水没することになり、高台に移された。だから、この社殿は歴史が浅い。30年程度か。しかし、近づくと、トンデモナイ吉野杉の銘木で建てられていることがわかって、これは一見の価値ありだ。

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旧社を見下ろす。ダム湖(大滝竜神湖)の底だけど。

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注目してほしいのは、本殿の木材だけでなく、その傍らに置かれた切株断面。これ、旧社に生えていた大木の一つから伐り出したものだ。移転の際に、境内の来は全部伐ったはずだ。これは直径1・5メートルくらいかなあ。樹齢600年と記されている。

実は、私はダムが建設する前の旧社に幾度か寄せてもらっていて、大木群を目にしている。ただ、もっとも太い木は、その頃にはすでに伐られていた。もしかしたら、水没より前に折れるかしたのかもしれない。その切株に寝転がったら、私の体がすっぽり収まった記憶がある。つまり、直径2メートルぐらいあったのではないか。樹齢は800年ぐらいあるとしたら、当然、天然木だろう。

今、その姿を見られたら、とどうしても思ってしまう。

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旧社からは平安時代の祭祀遺跡が見つかっており、それが今の上社に復元されていた。

 

 

2024/02/01

混交林の前にタラの芽!

奈良県では、混交林誘導時整備事業が行われている。

簡単に言えば、放棄林など整備不良の人工林を中心に、針広混交林に誘導していく計画だ。将来的には、さらに恒続林に仕立てる構想だが、とにかくスギやヒノキの人工林に広葉樹を育てなくてはならない。これが難しい、というか、技術を開発中なのであるが……。

その研究の実験地の一つである川上村の山を訪れた。急坂続きの奥地で、標高も1000メートルを超えているだろう。

今日は生暖かい天候だから、となめていたら、しっかり雪が積もっていた(゚д゚)。。。

とにかく、スギ林を切り開いて、広葉樹の苗を植えるとともに外からどんな草木の種子が入ってきて育つか実験しているわけだが。想定外の状況が起きていた。

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もやもやと生えている木が何かわかるかな。冬なので葉は落ちているが……タラの木なのだ。それこそ林立というか、雨後の筍というか、植樹もしていないタラが一面生えてきた。植えた苗以外にも、ミズナラなどさまざまな広葉樹らしき木も生えていたが、圧倒的にタラ。

なぜ、この地にタラがこれほど育つのかわからない。近くに母樹があるのか。よほど土質が合ったのか。もし、この地がタラの生育に適しているのなら、もっと切り開いてタラ畑にできないだろうか。

これはタラの芽が出る季節が楽しみだね……。もっとも伸びすぎて高さが3メートルを超えているので、芽の部分を収穫するのは大変だろうが。

しかし、もはや何十年に一回か木材を収穫より、毎年タラの芽を収穫する方が利益は大きいのではないか。もっとも、標高が高いと芽が出るのも遅くなる。山菜はハシリが季節感を先取りする人気で値を高くして売れるのだが。

いっそ、早春に芽の部分を刈り取って、平地の温室でふかし栽培するという手もあるなあ。これは安定出荷できて儲かる。

とまあ、実験地であることを忘れて算段してしまったのであった。タラをこのまま残して混交林化できるのか?

 

2024/01/31

龍治郎を探せ!(同志社時代の集合写真)

土倉家の貴重な写真を手に入れる。

新発見は、これだ。

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京都・知恩院の山門前で撮られた同志社の学生写真。おそらく同志社にもない代物である。

問題は、ここに土倉龍治郎が写っているはずなのに、どこにいるのかわからない点だ。。。

そもそも撮影年代がはっきりしない。龍治郎は、6歳で入学しているが、20歳前後で卒業したはず。つまり幼少時から高等学校当たりまで教育を受けている。当時は大学はまだなく、同志社英学校だった。

もし幼少時なら、前の方に写っている児童かもしれない。そこで、その当時の写真を探してみた。

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これは新島八重と一緒にいるところの写真を切り取った。6~7歳だろう。新島襄夫妻の世話を受けていた。八重さんにサーカスに連れて行ってもらい、象を見たという手記を残す。

人数が多いので、もっと大きくなってから(同志社も大きくなった頃)の可能性もある。そこで兄弟姉妹で撮った写真から拡大してみた。同志社時代という書き込みがあるから、卒業前か。ちょうど柔術と撃剣(今の柔道、剣道になる前)を習いだしたころだ。どちらも名人級になったという。同志社にも道場が建設された。

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痩せて顔の輪郭は全然違うようになっている。

でも、集合写真から確実にこれだ、という人物が見つからないのである。ウォーリーを探せ、ならぬ龍治郎を探せ、状態。

誰か、挑戦してみないか。ちなみに外国人教師も写っているが、誰かわからない。

2024/01/30

「ひみ里山杉」の秘密

ひみ里山杉を知っているだろうか。

昨秋、ひみ里山杉活用協議会というところから講演依頼があった。開催は2月4日、つまり今週末である。

最初、ひみ?秘密じゃないか 里山? 杉? えっと、里山の森なら雑木林だろうし、杉の活用とあれば林業やっているのか。はて? と悩んでしまった。

ちなみに「ひみ」は氷見である。これは富山県の氷見市、地名だ。私は「氷見の寒ぶり」を思い出した。そうか、2月ならまさに本場、寒ぶりを食べられるぞ。という連想しかなかったのだが。

種を明かせば、ひみ里山杉と呼んでいるのは、ボカスギのことであった。こちらなら、知っている。スギの一品種だ。富山のボカスギ林業でそこそこ知られているのではないか。ボカスギとは成長のよい品種で、かつて電柱用として大いに出荷して有名だったらしい。ただ、今は電柱はコンクリートになったので、売れなくなり、なんとか建築材にすべく、「ひみ里山杉」というブランド名をつけて売り出し中であった。

ボカスギとは、ボカボカ育つという意味なのだろうが、これはブランド化にはおしゃれではないという判断をしたのか。

しかし、今ならボカスギなんて、可愛いと思うけどなあ。ボカちゃん、と呼ぶ“ゆるキャラ”つくればウケそうな気がする。

ちなみに、ボカスギ林業は、里山とも大いに関係がある。その点は、Yahoo!ニュースにも書いた。

能登半島地震の山林被害と特異な林業を俯瞰する

さて、肝心の講演だが、地震で延期・中止やむなしか? と私も氷見市の被害を調べていたのだが、幸い死者はなく、大事にはいたっていないらしい。講演会も開催される。

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富山県、もしくは近隣で余裕のある方はご来場されたい。

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講演タイトルおよび内容は、「新しい里山の形~ひみの林業の未来を考える~

里山と、林業の両方を織り込んだタイトルである。なかなか工夫しているだろう(笑)。
決めたのは、昨秋だから、内容を考える前にタイトルを決めている。

能登半島地震は石川県が注目されるが、富山県、とくに氷見市も被災地。私の講演が、直接、震災と関わるわけではないが、この地域の未来を考えたい。

多分、寒ぶりも食べられると思う(^-^)/ 
食べて応援!気分で来訪していただいてもOK。(多分)

 

2024/01/29

Y!ニュース「林業に外国人労働者を入れる前に…」を書いた裏事情

Yahoo!ニュースに「林業に外国人労働者を入れる前に定着率を上げろ」を書きました。

……でも、なんだか毎度同じことを書いているような気がして、むなしい(-_-;)。

まあ、今度「特定技能」が改正されることになったことと、世間では人手不足という点で、林業もほかの業界も全部一緒くたにしているように思えるので、しっかり指摘しておきたいという気持ちもあったので書いたのだけどね。

そういや、自動車運送業。こちらも担い手の不足が問題になっているが、給与はどれぐらいもらっているのだろうか。

安い安いと聞かされるが……。

実は、1980年前後、私が新人記者として取材した中に佐川急便に勤めていた人がいた。
彼は起業を目論んでいて、まず資金を稼ごうと佐川急便に務めたときの給与は、最低月給80万円以上だった。頑張れば頑張るほど給与は上がると聞かされたそうだ。3年で1000万円貯めるのが目標で、実際達成した。その後起業したのだが、失敗。再び舞い戻ったそうだ。そして一戸建てのマイホームも建てていた。再び起業するための資金も貯めているとのことだった。
これは40年前の話だから、おそらく現在は2~3倍くらいの感覚で見るべきだろう。初任給の額から見ても、それぐらいになっている。つまり給与は160万円以上である。

まあ、当時は働き方改革どころではないが、数年間だけ、がむしゃらに働く前提では不満の出ない額だったのだ。雇用主も、稼ぎたい金額を聞いて、それに合わせて仕事を与え、貯まったら辞めるのが当たり前だったそうだ。

どうだね。雇用主諸君。

 

2024/01/28

人の道から外れて獣道を歩む

久しぶりに山に入った。もちろん道のないところ。ただし予定のルートから外れるのではなく、最初から狙う。

頭の中の地図で、まだ歩いていない地域はどこか検索する。この山道は歩いたな、あの尾根の向こうはまだか。その向こうの谷は分け入っていない。そう考えて、だいたいの進む方向を決める。もちろんルートそのものは、その場の判断。道がないのだから。

進入起点を決めて、山に分け入った。ブッシュもあるが、かき分けてばかりでは無理が出るので、やはり歩きやすい木々の間を選ぶ。すると、そこには杭が打ってあったり、お菓子のゴミや空き缶が落ちていたりする。以前、人が入っているのだろう。

それでは面白くない。そこで道を……道はないが、人の痕跡から逸れる。が、やはりブッシュは通りにくい。そこで獣道に目をつける。人の道から外れて獣道を進むわけだ。

さて,その奥に何があるか。どこにたどり着くか。

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こんな岩の隙間から生えた木を見つけた。わりと太い。

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急斜面を下りると、急に平坦に……と思ったら、ため池の痕跡があった。ということは人為的につくられたものなのか? 周りに道はまったくないから太古の昔、は大げさだが、数十年前の遺跡かもしれない。それともたまたま窪みに雨水がたまったのかもしれぬ。
今は泥沼となって、イノシシのぬた場になっている。ものすごい足跡と毛の痕まで残る泥。

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さらに行くと、なんと砂防ダムが。さすがにこれは人がつくったのは間違いないが……。意外なところで土木工事は行われている。

ダム湖はわりと深そうだ。ここを超えるのは足を濡らす覚悟をして、飛び下りる。そしてよじ登るのだが……これがきつい。筋力落ちたなあ(泣)。昔なら、ヒョイと登った段差1・3メートルほどがヒイヒイ言わねば登れぬ。

ともあれ、多少濡れながらも登って対岸のブッシュをかき分ける。一度道に出たが、その道は歩まず、すぐに奥の森に入る。

いよいよ見知らぬ谷に迷い込む……なんだか犬の鳴き声が聞こえるが……。
がむしゃらにブッシュの斜面を登った。ササになっているから、かき分けるのもきつい。

そして……たどり着いたよ。カフェ。

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こんな大型犬(グレート・ピレニーズ)がいるカフェ。これが未踏の森を超えた先にある世界であったか。

せっかくだから、一杯お茶する。そして、犬と遊ぶ。

人懐こいねえ。なでると気持ちいい。抱きしめてしまった。ああ、快感。これが人の道を外れて獣道を歩んだ、ご褒美であった。

 

 

2024/01/27

玄関先のセミの脱け殻

驚くべきものを発見した。玄関先で見つけたのだ。

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なんとセミの脱け殻。いつからあったのか。通常、セミが羽化するのは夏。8月までだろう。それが9月頃までずれ込むことはあるかもしれないが、まさか真冬に? 

いやいや、単に気付かなかっただけで、夏ごろからあったのだろうか。

しかし、これまでまったく気付かなかったのだ。本当に何カ月も脱け殻が残ることがありえるか。大風、大雨の日が幾度もあったではないか。

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多分、アブラゼミだと思うが、いくら暖冬でもなあ。セミの成虫の寿命は、長くて1カ月というが、脱け殻の主は、今どこへ。

 

2024/01/26

豆腐の値段から思うカジュアルウッド

スーパーで豆腐売り場を見る。

値段の開きがすごい。

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安いのは47円(たまに30円台もある)。次に67円、117円、177円、217円、237円……量の差などわずかだ。原材料も大豆と凝固剤(たいてい塩化マグネシウム、硫酸カルシウムなど)で、ほぼ変わらない。それなのに、なぜ、この値段の差があるのか。

まあ、実際の作り方に違いはいろいろあるのだろうが、価格差が5倍6倍以上というのは、その設定意図には、極めて微妙なのだろう。それが、どこまで味の差になるのか。

私は、あまりの安売りの豆腐は買わない。味がどうのというよりは、それでは作り手が儲からずやる気を失っているような気がするからだ。機械に任せて、やっつけ仕事の豆腐は食べたくないという、まったく非科学的な理由からである。
かといって、あまりの高級豆腐もどうか。たまに地元でないところの専門店で、お土産のように300円、いや500円を超える豆腐を買うことがあるが、いつもではない。非日常感覚を味わうためだ。味は悪くはないが、10倍の価格なら10倍美味しいわけではあるまい。

結局、100円台を選ぶ。カジュアルだけど、買いやすい価格だけど、品質は悪くない線を狙う。

ここで木材価格に目を向ける。ほぼ成分的には同じでも、価格差はもっと開くだろう。

銘木の中には並材の100倍の価格をつける場合もある。もちろん、木材は素材よりは商品になってからの値段だから、どこに使うのか、見映えとデザインにこだわる。インテリアになる場合は、高くても美しいものになる。通常、目にする部分が美しければ(自分の感性に合うならば)、高くても損した気にならない。むしろ癒しを味わえて、心の健康に寄与すると思えば安いのだ。

が、見えないところは強度など実用一点張りで、同時に価格は安いに越したことはない。外材でも国産材でも合板、パーティクルボードでもいい。……しかし、安さを追求すると、アブナイ木材、違法伐採だとか、身割れして強度もない材かもしれない。それに山の人は儲からないだろうなあ、と考えてしまう。おそらく生業を維持できない値段。

……では、視点を山の生産側に移すと、どんな木材を出荷するのが地震の利益と誇りを保てるか。どの線を狙うべきか。
安売り競争に参加すべきではなかろう。安いとひたすら量を売らないと利益は出ない。環境破壊につながり持続性を失う。それでも何も考えず、傷だらけの木材でも騙して売りつけて儲けると割り切るか。心がすさみそうだけど。
かといって、銘木はリスクは大きい。消費者の感性に触れるか触れないかは、博打みたいなもの。だいたい売れる量はしれている。流行から外れたら二束三文だ。

となれば、カジュアルだけど、品質と利益のバランスの合う木材はないか。豆腐なら100円台である、鶏肉なら高級地鶏ではないが、平飼いのニワトリの肉は美味いのではないか……。手頃な価格なら量も期待できるし、利益率も悪くない。カジュアルな高品質木材、カジュアルウッドだ。

とまあ、そこまで豆腐売り場の前で立ち続けて考えた末に、今晩は湯豆腐にしようと思ったのでありました。

 

 

 

 

2024/01/25

横浜みどり税の昨今

いよいよ今年から国の森林環境税が始まるのだが、都道府県の森林環境税もあるところが多い。

神奈川県もその一つ(名前は水源環境保全税) だが、横浜市民には、もう一つ「横浜みどり税」があることをご存じだろうか。2009年から個人市民税に900円、法人市民税には均等割の9%相当(4500~27万円)をそれぞれ超過課税していた。その額は、29億円も集めているというのだからすごい。ちなみに県の水源環境保全税では、年間42億円も収入があるらしい。すげえ、お金持ちの県だわ。

横浜みどり税の目的は,緑地保全の財源に充てているという。ところが、いまだに市内の樹林地は減少し続けているという。宅地開発が多いらしいが、毎年29億円あっても、足りないのかね。

しかし、横浜市民は、三重苦(笑)。この点に関して、私は結構記事に書かせていただいたのだが、このほど見直し時期を迎えて、さすがに……と思っていたら、まだ5年間延長するそうだ。税金は一度取り出したら、絶対に減額しない典型だ。


なお国の森林環境税は、そもそも復興特別税だった。東日本大震災の復興財源として一人1000円徴収していたのを、10年経ってようやく終わると思ったら、せっかく徴収できていたのを廃止にするのはもったいない、と森林環境税に模様替えしたものだ。これも、税金を取り出したら絶対になくさない例である。ローカルな話題だが、税金に対する行政の姿勢がよくわかる。


ちなみに横浜市には、森林環境譲与税は年4億円ほど落ちるという。単純に足せば、75億円も緑関係~森林や緑地に使える財源があるわけだ。使い切れずに、ほかの自治体に分け与えているという話も聞くが……。金があれば森林が守れるわけじゃない。その金使って、逆に破壊している例だってあるはずだ。とくに林業関係はね。

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なお国には、所得税額に2.1%を上乗せする復興所得税もある。こちらは2013年に導入し、25年間課税して37年に終える予定だった。しかし、2.1%のうち1.0%を防衛目的の新税に切り替えることになった。1.1%の税率で取り戻すには50年まで13年間延ばす必要がある。これも見えない増税だ。多分、50年にはまた別の名前に変えて存続させるつもりだろう。

 

2024/01/24

台湾の貯木場写真に思う

友人のカメラマンが、台湾の貯木場の絵葉書を入手したとのこと。

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浮かんでいる木が、いかにもタイワンヒノキっぽい(笑)。ベニヒノキではないだろうか。いや、どこでわかる、と言われたら困るのだが。台湾でも、乾燥させるために水に漬ける、ということをやっていたのだね

思わず「台湾の貯木場」で検索したら、わりと多くヒットした。どうも戦前の日本の林業施設が観光対象になっているようだ。ちょっと興味ある。台湾で伐採した木材量は、推定されているのだろうか。当時の日本の木材生産量の何割かを占めただろう。まだ明治時代は、国内に十分な森林資源は育っていなかったはず。

近代日本は、台湾の木材で成り立っていた、という仮説を立ててみたい。

台湾は、戦前の日本林業にとって大きな存在だったようである。奈良南高校(旧・吉野高校)の林業博物館にも、多くの台湾の木の標本があったことを思い出す。

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そう言えば、火災で焼失した沖縄県の首里城再建のため、ベニヒノキ5本を提供するというニュースがあった。タイワンヒノキは輸出禁止、いや天然林は伐採も禁止になっているが、これは人工林で間伐されたものとか。
首里城は、一応日本のヒノキで建てることで進んでいるのだが、少しだけ「外材」が混じっていた(笑)。

 

2024/01/23

ファミマのフォークと割り箸

この記事、気になる。

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コンビニのファミリーマートが゛プラスチック製のフォークやスプーンを有料にするという記事なのだが、注目すべきは割り箸が無料である点だ。

どうも記事の内容も、プラのカトラリーが有料になることを強調しているし、それが値上げと捉えているが、そこじゃないだろう。プラ製品は有料にして需要を抑える、一方で割り箸のような木製品は無料であることの意味を考えてほしい。

ファミマの本部の意図がどうなのかはわからないが、世界の趨勢はプラ製品をできるだけ使わないでおこうということなのだ。そのうちプラ製の箸だって有料化するか減少させる方向に進むだろう。

これまで割り箸は木製品であるがゆえに「森林資源を棄損する」と排斥されてきたのに、ついに逆転したことに気付いてほしい。実は、ヨーロッパでは、すでにプラのスプーンやフォークは有料で、割り箸は無料になっている。日本がようやく追いついたと知るべきだ。この話は、すでにYahoo!ニュースに記している。

割り箸が熱い!今世界と国内で起きていること

割り箸は、持続可能な天然素材でつくられている。だから無料で提供する、という発想を持つべきだ。記者も、もう少し勉強しなさい(笑)。

ただし、おそらくだが、ファミマの割り箸は中国製だろう。そこを国産にするのなら、割り箸も有料でもいいと思うよ。

 

 

2024/01/22

認証パームオイルの需要に思う

今や世界中で欠かせぬ油脂となったパームオイル。だが、その生産では森林破壊や労働環境などが厳しく問われている。

そんなところに、こんな記事。パームオイルにも環境認証RSPOがあるのだが、日本の油脂会社不二製油グループでも、その調達に頑張っているとか。

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だが、気になるのは、この部分だ。

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調達した認証パーム油の6割は、日本ではなく欧米に輸出しているのだ。なぜなら、欧米は認証を取っていないと、輸出させてもらえないから。ヨーロッパは、もはや貿易のパスポートとなっている。

ところが、日本の企業は、1割ほど高くなる認証油を嫌がってなかなか買わない。だから非認証の問題あり油が日本に流れ込んでくるという。

なんか、ヤバい。森林認証の木材は、さらに低いだろう。言い換えると、日本に入ってくる木材は非認証材ばかりになのではないか。日本人は、これほどに環境意識が低いことを示している。

これは、輸入材だけの話ではない。国産材も非認証ばかりだ。国産材を国内で使うだけではなく、輸出できなくなる可能性がある。

実は、未確認情報だが、この認証を審査する海外の団体が、日本にも入ってきたそうだ。低リスクと思っていた日本の木材にも、違法性があることを嗅ぎつけたのかもしれない。もし、判定されたら、非認証材の輸入をたたかれるだけで済まない。日本の木材を輸出することも警告を発せられる可能性がある。 

そのことを意識しているのだろうか。

 

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