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森と林業と田舎の本

2022/01/24

首里城再建巡る動き急

先日、いきなり私の携帯がなり、見知らぬ人から電話があった。

内容は「例の木材の件だけど……」。例って、何だ。あ、ちょうどトガサワラ座敷のことを書いたからか?

が、話が食い違う。相手は不動産業者らしい。だいたい、どうして私の携帯の番号を知ったのか。え、木材業者から聞いた?

少しずつ整理して聞いていると、例の、とはこちらであった。

廃業時代に失われる? 日本の森が生み出した宝の行方

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これは、今や手に入らないような大径木材を在庫している業者の話だが、この木材を買い取りたいというのだ。で、それは、どうやら首里城建設に使うためらしい。(この当たりを明確に言わないのが不動産業界の手口か。)

しかし、私に聞かれても困る。しかるべき業者との窓口を通してくれということで切った。これまでも問い合わせはあったが、いよいよ現実的な木材売買の動きに感じる。う~ん、私もブローカー的に振る舞って1割は斡旋料だぜ、と啖呵切ったらよかったかもなあ。

どうも、首里城再建の動きが加速しているようだ。

首里城のためならカシの大木の伐採OK? いや反対?

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昨年もこんな記事を書いたが、各地で木材熱めが進んでている。またテレビにュースでは、長崎でも伐られたらしい。

長崎】沖縄首里城復元に木材伐採

佐世保市江上町のミカン畑の斜面に生える2本のマキの木が、首里城正殿の「向拝柱」と呼ばれる4本の柱のうちの2本とするため伐採されたというニュースだ。幹周り約2メートル40センチ。高さ20メートルほどで、樹齢は200年から300年ほど。これだけでなく、長崎県内からは松浦市や雲仙市からも合わせて7本が沖縄に送られるとのことだ。

かき集めた木材で、今年から建設が始まり、5年かけて再建する計画である。

しかし、トガサワラの件で知ったのだが、全国各地の木材業者はまだまだ隠し持つ材があるね(^_^) 。トガサワラだって、すでに伐採・製材済みの材が相当眠っているそうだ。ヒノキの大木もあるし、価格さえあえば、それらを放出するつもりの業者はかなりいる。首里城再建は、千載一遇のチャンスとみんな待っている。金に糸目をつけずにいるからなあ。

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トガサワラの板。100枚くらいストックしているそう。「木材業界には闇があるんだよ」と教わった\(^o^)/。

私の所なんぞに問い合わせて来なくても木材はあるよ。金さえ出せば。

 

2022/01/23

CO2の森林吸収分は減り続けていた!

林野庁が「森林によるCO2の吸収量の算定方法について」うだうだと書いているが(笑)、もっと面白い記事があった。

日経の「王子HD、森林を「宝の山」に 温暖化ガス50%相殺へ」である。タイトルだけ読むと、王子製紙の提灯記事ぽいのだが(いや提灯記事そのものなのだが)、その中にこんな文言がある。

日本では19年度にCO2換算で約12億トンの温暖化ガスが発生し、この約4%にあたる4300万トンを森林が吸収した。だが政府が掲げるCO2吸収量は30年度に3800万トンと直近のピークだった14年度比で約3割減る見通しだ。

そう、吸収量は減っているのだ。その理由を樹齢40~50年の伸び盛りの木を伐って植えていないため循環サイクルが停滞している……としている。前半は笑止だが、後半の伐ったのに植えていないという点は事実だ。つまり、伐採ばかりして植えていないのだ。政府が、木を伐って燃やしたり使うこともCO2削減になるよ、と音頭を取って上げた挙げ句、伐るだけで植えない現象が全国に広がった。伐った面積の7割以上が植えないまま、ってどういうこと?

さらに衝撃的なのが、その次。

森林のCO2吸収量の評価方法そのものにも課題がある。王子HDは第三者機関のお墨付きを得て森林吸収量を算定している。だが算出した数値はあくまでも自主的な取り組みに使うもので、国に報告するような公式な排出量には計上できない。みずほリサーチ&テクノロジーズの内藤氏は、そもそも吸収量の評価についての世界的な統一基準がないことで「企業ごとに算定手法が異なっている」と課題を指摘する。

え、世界的な基準がないのか……。どの国も、どの企業も、言ったもん勝ち?

経済産業省は企業がCO2排出量を売買できる新たな取引市場「GX(グリーントランスフォーメーション)リーグ」の制度設計に乗り出した。森林吸収量がどう組み入れられるかはまだ分からないが、排出枠として売買できるようになる可能性もある。

締めくくりは、なんとか希望を持たせるようなことを書いているが、経産省頼み(^o^)。だいたい国内で森林吸収量をうんぬん言ってもねえ。しかし、記事広告の中にも、結構ためになる情報があるわい。

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だいたい石油価格が上がったと大騒ぎしているが、本来なら喜ぶべきでしょ。それで化石燃料の使用量が減るのなら。そして再生可能エネルギーに転換が進むのなら。それなのに、政府が補助金出してガソリン代を下げようとしたり、アメリカなどから備蓄分を放出して価格を下げさせようとしたり。全然、CO2削減とか脱炭素に本気じゃないことがよくわかる。

 

2022/01/22

『虚構の森』書評・日刊ゲンダイに四国新聞。そして

久しぶりに『虚構の森』の書評が出ていないのか検索してみた。

するとありましたよ。

まず日刊ゲンダイ。デジタル版で読める。が、張り付けてしまおう。

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そして四国新聞。でも、有料で読めないのだよ(泣)。鷲谷いづみさんが書いてくれているとなると、読みたいなあ。。これ、昨年12月26日版ではないか。香川県の新聞だが、もしかして共同通信か時事通信の発信かも。だとしたら、ほかの地方紙にも掲載されている可能性がある。

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そして、書評ではないが、オルタナにも『虚構の森』に触れている記事。

植林すれば気候変動問題は解決するのか

もし、ほかにもあったら教えてほしい。

2022/01/21

林業商社と原野商法の森

リゾート地で有名な北海道ニセコ町が、2022年度に林業に特化した地域商社を設立するそうだ。

ニセコ町、「林業商社」設立検討 国際リゾートの脱炭素

計画では、手入れが行き届いていない町有地の森林を適切に管理し、切り出した木材に価値を付けて販売することで、地域循環型の林業をめざすのだという。将来的には民有地の森林にも拡大したい考え……とのこと。

なんだか聞いたことのある構想だな、そうか、西粟倉村か……と思ったら、今回の地域商社の運営は、西粟倉の場合と同じく「トビムシ」が関わる予定とある。近隣の木材加工業者にも参加を呼びかるそうだが。

町によると、町内に木材の素材・製品加工を行う事業者がなく、原木で出すだけ。そこで、新会社が木材の製材や乾燥なども行う加工事業者となり、建物の内装材や床材、家具など木工製品へ加工する。そしてニセコブランドをつける。世界のリゾートを誇るだけあって、地名のバリューを利用できるのは強い。ただ、なんだか商社というよりはメーカー指向のように見える。

 

ところで、私が若干面白いと感じたのは、ニセコ町内には原野商法で売られた不在地主や所有者不明の「義務者不存在の土地」が結構あるという点。そのほとんどは放置されているうえ細分化されている。これを何とかしたいというのだ。この点に私は注目したい。

所有者がわかれば、わずかな金額でも町へ売るか寄付されるように誘導することができるだろう。問題は、不明の場合。

実は、手段はある。国が所有者不明森林への対策として、改正された森林法や森林経営管理法で特例措置を設けているからだ。具体的には、市町村が探索して「公告」し、一定期間内に異議を申し出ないと「同意みなし」によって自治体が森林の利用権を取得してしまえる。

ところが、全国的には適用例が少ない。おそらく、そもそもこの特例を知らないことと、手間がかかって面倒くさいという発想。さらに同意みなしをして後で申し出られて裁判にでもなったらイヤという行政心理もあるのではないか。

もしニセコがこれに挑むなら注目したい。法律や条例でいろいろ決めても、なかなか現実には適用しないが、成功例ができたら、各地で前向きに進むかもしれないから。

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北海道の原野商法の土地って、こんな感じかな?(イメージです)

2022/01/20

世界かんがい施設遺産、日本がトップ!

佐渡島の金山跡を世界文化遺産への推薦が見送られたそうだ。だが、世界遺産はほかにもある。

世界かんがい施設遺産をご存じだろうか。昨年末に日本で2つ登録されて、私はこの時に初めて知った。

令和3年世界かんがい施設遺産の登録について

具体的には、大阪府河内長野市の寺ケ池・寺ケ池水路と、大分県宇佐市の宇佐のかんがい用水群である。 

で、肝心の世界かんがい施設遺産とは、灌漑の歴史・発展を明らかにし理解醸成を図るとともに灌漑施設の適切な保全に資するため、国際かんがい排水委員会が歴史的な同施設を認定・登録する制度であり、2014年度に創設されたそうだ。この委員会はNPO、NGOであるようだが、国連とは関係ないみたい。約80カ国地域が加盟している。

条件は建設から100年以上経っていて、農業の発展に寄与したもの……など幾項目かあるが、いろいろな世界遺産があるものと感心した。

が、驚いたのは、この遺産に登録された施設は世界に110前後あるようだが、そのうち日本が44も占めていること。(その一覧は、こちら。

おそらく日本の委員会に農林水産省が入っていて、積極的に登録申請をした・させたからだろう。こういうのは、申請されないと、勝手に登録できない。とくに、こんな特殊な世界遺産を知っている人は少ないから、教えてもらわないと該当しそうな施設関係者も気づかず申請さえしようとしないはず。私自身は、申請を待つのではなく、他薦とか認定機関が自ら見つけ出す遺産もあったらよいかと思うのだが。何らかの価値のある存在を勝手に認定するような遺産

ちなみに寺ケ池は、河内長野市民からの提案だったとか。寺ケ池は、江戸時代初期の1649年に新田開発を目的として築造されたが、満水面積は約13ヘクタール、貯水量約60万トン、全周2197メートル、最大堤高は15メートル。当時の灌漑面積は約150ヘクタールだった記録がある。水路も8・2キロ、手掘りのトンネルも何カ所かあるらしい。
現在は公園緑地になっているが、このような概要を知ると、ちょっと興味がわく。また源流部は、河内林業地帯。林業がつくった山からの水が、この灌漑施設を潤している。どうせならセットで捉えてもよいのではないか。ほかには「日本遺産」とか「林業遺産」もあるから申請してもよいかもしれない。

ユネスコの世界遺産(自然、文化)はなかなか敷居が高いから、こうしたマイナー系?遺産を狙うのもアリではないか。

Photo_20220120163201(河内長野市HPより)

余談ながら世界かんがい施設遺産に関して、私はパプア.・ニューギニアのクック遺跡も加えたらと思う。ニューギニア島南部の高地には、1万年前とも言われる農業用灌漑施設跡が発見されていて、これは人類史上もっとも古い農業の証拠だからだ。メソポタミアより古い。人類の農業はニューギニアからスタートしているのだ。もっとも世界遺産に登録されているから、それで十分なのか。
それが発展せずに、ニューギニアの農業技術は、つい前世紀までほとんど変わらなかったことが人類の文明について考えるのに非常に示唆に富むのだが……。

2022/01/19

幻の銘木座敷。その正体は?

某旧家の座敷を見せてもらいに行った。ここで使われている木は、ほぼ1種類。

滅多に出ない幻級の銘木だとか。かつて大阪では好まれたということだけど、今は知る人も少ない……。

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一応、木目のわかりやすいところを写したけど、この写真だけで樹種がわかる人がいたら、銘木マイスターでしょう(笑)。だいたい、樹木そのものが絶滅危惧種なんだから。

解答は、ずっ~~~と、下の方に書く。










答え。トガサワラ。別名吉野松。

2022/01/18

『虚構の森』重版出来!

トンガ王国沖の海底火山フンガ・トンガ=フンガ・ハアパイの噴火。

実は昨年末からこの火山は噴火していて、私はそれをネットで確認しつつ、このことをブログで書こうか、どのように書くか迷っていた。ほかにも環太平洋各地で噴火が多く起きていると確認したからだ。日本でも福徳岡ノ場のほか、諏訪之瀬島や硫黄島で噴火していた。ほとんど報道されなかったけど。

だが、結局他人事になりそうで、途中で止めた。まさか年が明けて津波まで伴う大噴火になるとは思わなかった。

こうした火山噴火を取り上げて、莫大なCO2を排出したから、これまでの温室効果ガス削減努力が無駄になったねと冷笑したり、あるいは粉塵が大気圏を漂うことで日射が遮られ寒冷化が進む、冷夏になったらまた米不足になるかもとか。ネットには、さっそくそんな記事が出回っている。私も書こうとしたものの止めていたのに、今回の大噴火であっさり書き散らす連中が出てきたことにモヤモヤする。ただ巨大火山噴火は、気候変動を加速するのは間違いない。

一方で、トンガの人々の状況はどうだろう。全土が被災しただろうから、いわば日本沈没に匹敵する大災害だ。しかも、噴火が今回で終了するとも言い切れない。噴火による火砕流はなくても、津波のほか火山灰被害がどこまで広がるか。

地球環境を語るとき、どうしても話は大きくなるのだが、どこに視点を置くかは最大限の配慮を。そして多様な視点と冷静な俯瞰を。

金子みすゞの「大漁」の詩を思い出した。

朝焼け小焼だ、 大漁だ
大羽鰮(おおばいわし)の 大漁だ。

浜は祭りの ようだけど、

海のなかでは 何万の、
鰮(いわし)のとむらい するだろう。

 

なお、『虚構の森』の重版が決定した。タイトルでそう書いたのに、本文で記すのを忘れるところだった(笑)。

どうか、視点をたくさん持つためにも応援よろしく。


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2022/01/17

『虚構の森』は今……

27年目の今日。あの時、倒れた高速道路を間近に見たことをしみじみ思い出す。そしてトンガの海底火山噴火に思いを馳せる。各地の火山が活発になっていたのは、太平洋の奥深くでブルームが動き出したからか。

地球科学はプレートテクニクスから、プルームテクニクスに移りつつある。表面が動くのではなく、コアからマントルが噴き上がるのだ。これも当初は異論だったのだがなあ。

さて、最近の『虚構の森』の動きをAmazonでチェックする。

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環境問題本の中で、一時期は2位まで上がったが、3位、4位当たりをうろついておりまする。やはり週刊東洋経済効果か。

これはわりと順調と言えて、版元の在庫もかなり減っている模様。そろそろ次の書評などが出ることを期待している。


2022/01/16

Y!ニュース「林業が衰退したおかげでスギ花粉は……」を書いた理由

Yahoo!ニュースに「林業が衰退したおかげでスギ花粉は少なくなった!?」を書きました。

だいたい新春になると、Yahoo!ニュースに花粉症関係の記事を書くのが定番化しているのだが、今回のネタは『虚構の森』から。

実は、『虚構の森』には、1章を割いて花粉・花粉症関連の異論を集めているのだが、

第5章 花粉症の不都合な真実
1.造林したからスギ花粉は増えた?
2.枯れる前のスギは花粉を多く飛ばす?
3.スギを減らせば花粉も減る?
4.舗装を剥がせば花粉症は治まる?
5.花粉症はスギがもたらす日本だけの病?
6.マイクロプラスチックは花粉症より危険?

その中でここで書いたことにも触れている。どちらかというと、「死ぬ前に子孫を残そうとするなんて有り得んだろ?」ということを書いているのだが、その時に気づいた。現在のスギ林は間伐不足で不健全だというのなら、本来なら生産しているはずの花粉量よりかなり少なくなっているんじゃね? と。つまり、下手に森林整備渡河しない方が花粉症対策になる。

今回は、その点をクローズアップしたというわけ。

これで間伐補助金が減らされるかもなあ(^^;)。

 

 

 

2022/01/15

「土倉家の先祖は山賊」?

久しぶりに土倉家ネタ。というか、庄三郎ネタ。

これは偶然発見したのだが、『明治富豪譚』という本が出版されていた。菊地幽芳という人物の編集で、発刊は大正時代らしい。内容はというと、明治時代の富豪と言われる政財界の人物の言動を集めたもの……らしい。そこに土倉庄三郎も載っている。

読んでみたいな、どこの図書館にあるかな、と思って検索したら、なんと国会図書館がヒットして、デジタルライブラリーに入っているのだ。つまりすぐ、無料で、読める。その中に、こんなエピソードが収録されていた。

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ようするに金持ち連中が料亭に集まって酒を酌み交わしていたが、いつしか自分の先祖自慢が始まり、いかに自分が位の高かった人物の末裔かと語りだしたのだが、そこで庄三郎がのたまわったのは、「うちの先祖を遡れば山賊だよ」とぶっちゃけて一堂を驚かせたというのである。

庄三郎の反骨精神ここにあり、である。もともと土倉(土蔵)家の祖は楠木正成の子孫だ、楠木正成の三男、正儀の子が吉野に入って居つき土蔵を名乗りだしたとか、源氏の橘姓から来ている……とか言って、専門家に家系の研究を頼んだという逸話も残っているのだが、あえてここでは山賊だと言ってしまうのは、先祖自慢に反発したからだろう。あるいは楠木なんて山賊と同じだと思っていたか(笑)。

家系に誇りを持つのはよいが、自慢するのはみっともないという感覚があったのだろう。

探せば、まだまだ土倉庄三郎の文献は出てきそうである。

 

2022/01/14

海につなげる割り箸の矛盾

中日新聞にこんな記事があった(引用は転載されたdmenuニュース)。

スギ箸使って海を守ろう 海と日本プロジェクト

おお、割り箸見直しか。それにしても海とつなげるとはなかなかの力業。

しかし……。

三河湾に生息するウナギなどの海洋生物を守ろうと、日本財団(東京)が推進する「海と日本プロジェクト」の県実行委は、国産スギの間伐材を用いた割り箸を作り、県内の飲食店に配布している。森林を育成することで川の栄養分を活性化させ、豊かな海洋環境を整えることが狙いだ。

とある。が、そこに持ち出したのが、森林の広葉樹の落ち葉が堆積してできた腐葉土に含まれる「フルボ酸」なのである。まあ、ここまではいい。目をつぶる(笑)。が、実行委の丸崎敏夫委員長(61)は「(腐葉土に必要な落ち葉のない)スギなどの針葉樹林が山に増えすぎたことで、三河湾ではウナギだけでなく、アサリなども減少している」と指摘する。

この指摘はどうかなあ。スギだって落葉するでしょ。スギ林の中を歩けば、いっぱい落葉がたまっている。本当は森を歩いていない証拠。あまりに頭の中だけの森を描いている。そしてウナギやアサリが減っている原因をフルボ酸に決めつけるのも問題あり。私は、別の原因を疑う。とくにウナギは、なにより採りすぎということを隠してはダメだ。シラスウナギを根こそぎ採取したら、そりゃ減るわ。アサリも、まずは砂地が必要だけど、砂防ダムのため砂が激減しているし。

それにスギがダメといいつつ、スギの割り箸を配布するというのは、スギを減らそうという意味?スギを伐採して広葉樹の森にする中で、伐ったスギを割り箸に? その発想では、いつか割り箸の材料がなくなることを願っているのか。


とりあえず「海と日本プロジェクト」は、愛知県内のスギなどの針葉樹の間伐材を用いた割り箸を2万膳製作。東三河を中心に、うなぎ屋や鮮魚関連の飲食店に配布しているそうだ。

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どこで製作したのか。。。最近、割り箸づくりをしたいという町が現れたり、わりと再注目されているのか。私も呼ばれてアドバイス?しているが、割り箸づくりはそんなに簡単じゃない。

なんか、割り箸を見直してくれるのはいいんだけど、もやもや感が残るねえ。




2022/01/13

エンドユーザーが木桶をつくる

先日……というか昨年訪れた東京駅で、木桶を見た。

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どうやら江戸の職人キャンペーンで伝統的な木桶仕込みの醤油を紹介していたらしい。もうキャンペーンは終わっているので、細かなことは知らない。

ただ、この醤油屋、実は木桶もつくっている(゚д゚)。

小豆島の醤油会社ヤマロク醤油が始めた木桶職人復活プロジェクトで、醤油用を中心とした巨大木桶の製造技術を学んで作り出したものだ。この点は、わりと各地のメディアも取り上げられているしら知っている人もいるのではないか。

これまで大きな木桶をつくるところと言えば大阪のメーカーしかなかったのだが、そこも廃業したらしく、いよいよ作り手がいなくなるというので、自ら学んで桶職人養成に乗り出したのである。

ここで私が注目したのは、使い手が作り手になったこと。職人の世界は、分業が多い。生産各段階で専門の職人に分かれているのだ。だが、この分業体制は、ほんの少し歯車が狂うとネットワークは崩れ、バラバラになる。そして商品の生産までストップする。あるいは別物になる。

私はいくつもそんな世界を取材してきた。絹織物も、漆芸も、和紙も、葛細工も。分業は全体像をわからなくするから、一カ所ピースが消えると、全体が消えるのだ。

その反動からか、エンドユーザーが川上に遡って全体の製造に乗り出す動きが各地の工芸各業界で生まれている。絹織物や染め物職人が養蚕から始めたり、漆塗り職人ウルシの植林から漆掻きまでやったり。和紙漉き職人がコウゾ栽培を始めるケースもあった。

もしかしたら、醤油や酒造会社が桶づくりだけでなく、樽丸づくり、そして林業にも手を伸ばすかもしれない。おそらく樽や桶に向いた木材は、枯渇しつつあるから。さらに住宅メーカーや家具メーカーが林業を始めるべきだね(⌒ー⌒)。林業界も、苗づくり業者が消えて、植林業者が消えているから、そのうち消える(笑)。

住友林業のように川上から川下に下って木材のエンドユーザーになってしまった会社はあるが、河口から源流まで遡る業者はいないだろうか。

 

東京ビッグサイト、行き損ね

2月1、2日、東京ビッグサイトで「モクコレ」こと、WOODコレクションが開かれる、予定だった。
私はメインステージ上で講演する、はずだった。

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あああ、コロナ禍のオミクロン猛威のおかげでオンライン開催だけにするという連絡が来たよ。。。。せっかくビッグサイト見学を楽しみにしていたのに。木材産業関連の展示も久しぶりに目にできるかな、と思っていたのに。

幸い講演は残り、こちらもオンラインで実施する予定だが、なんだか味気ないのお。ちなみにタイトルは「『絶望の林業』から『希望の林業』へ」だったのだが、オンラインだと 「絶望」ばっかりしゃべってしまうぞ(笑)。2日の午後13時~予定(要確認)。

何が悔しいって、多数来場するイベント会場なら、本を販売できたのに、ということ。オンラインでいくらしゃべっても、それで講師の本を買おうと本屋に足を伸ばしたり、ネットで検索する人はそんなに多くない。それに会場なら、多少の割引もできたのよ♡

私は、あくまでライターであって書くのが仕事で、人前でしゃべるのは副業のつもりだ。講師になったと喜ぶ感覚はない。講演も本を売るための布教だよ(笑)。同時に講演などを通じて普段行かない地域に足を運び、会ったことのない人に出会うことは、次の執筆活動に役立つ。でもオンラインは、そんな役得?もない。一方的に話すだけではなあ。

実はモクコレが終わったらすぐに奈良で会議があるはずなのだが、こちらは開催できるか。この会議、2年前に予定していたものだったのだ。ようやく再開の動きだったのに。
せっかくだからモクコレのオンライン展示会のお知らせをしておく。そのうち窓口もできるだろう。

●オンライン展示会
2022年1月18日(火) 10時から2022年2月15日(火) 17時まで

ところで、今日はもう一本メールが。

FORESTRISE2022(第3回次世代森林産業展)は2022年9月14日(水)~16日(金)に東京ビッグサイトで開くとのこと。

半年遅れで東京ビッグサイトに行けるかなあ。あ、こちらで講演する予定はないよ、今のところ。

 

2022/01/11

来年度予算案に脱炭素ファンドの設立

 来年度の予算案で、「脱炭素化事業支援機構(仮称)」なる株式会社が登場するらしい。つくるのは環境省。

ようするにファンドなのだが、「地球温暖化対策では、民間企業による脱炭素事業を後押しするため、新たなファンドを創設する。再生可能エネルギー導 入や森林保全、プラスチックのリサイクルなど温室効果ガスの削減につながる幅広いプロジェクトを出資により支援」とある。2050年までに温室効果ガス排出をゼロにする政府目標達成のため、環境相が認可する株式会社として設置するそうだ。

国が財政投融資の仕組みで200億円を出資し、さらに地域金融機関などからの出資や融資も集め、合計1000億円程度の事業規模にする。

これだけなら、ふ~ん、で済ますところなのだが、その中に「森林保全支援」項目も入っていたから、さてどんな事業を考えているのかと探ってみた。

すると……。

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「投資対象イメージ③」からちょっと抜き出すと、
■間伐や植林を実施し国内森林を保全。木材として、又は間伐材等をバイオマス燃料として販売。さらに、木材の廃材(建設廃材)も、バイオマスエネルギーとして供給。
■木材販売、間伐等、売電、さらに建設廃材の処理委託料や売電等により収益化。
■現状、投下資金の回収期間が長期で投資ハードルが高く、民間投資の実績が乏しい。
■自然資本としての森林保全に関心の高い建設業界・商社等からの出資が期待される。
■約7.5億円、温室効果ガス削減効果:年間約8,800 トン
■約210億円(林業成長産業化地域28地域に横展開)

まあ、ありきたりというか、とくに新しさのない事業イメージ。すでに数々の補助金があるのではないか。そもそも木材販売がまともに利益を生み出していない現実をどう変えるかのビジネスプランがない。あえて言えば「建設廃材の処理委託料」が新しい? でも、間伐が炭素固定に結びつくとか、バイオマス発電がカーボンニュートラルという嘘をそのまま採用されても困る。

ちなみに林野庁の予算案はどうなっているか。なかなか脱炭素項目が見つからなかった。

カーボンニュートラル実現に向けた国民運動展開対策」というのがあるのだが、中身は「エリートツリー等の成長の良い苗木の普及、森林空間利用の促進、建築物等での木材利用拡大の機運醸成、身近な木材利用やエシカル消費等を普及啓発する「木づかい運動」の促進等の取組を支援」と、どこが脱炭素なんだか。これまでの項目と一片たりとも変わらんではないか。
ただ補正の方に、ウッドショック対策が入っていた。木材供給の「ボトルネックといわれていた部分」である乾燥施設の能力向上などに関し、従来講じてきた加工施設の整備経費の支援を優先的に採択するとか……。ちなみにウッドショック自体は、すでに「木材自体は手に入るようになっている」としているのだから、なんのこっちゃ。価格が高止まりしているのは歓迎すべきではないか。

令和4年度予算案、それなりに目を向けておかないと、トンデモ予算が押し込められるかもよ。



2022/01/10

ウシ一頭買いの林業

サガリステーキを食した。

最近は、牛肉も細かく部位の名を示すので面白い。サガリとは、横隔膜の一部でハラミより腹側なのだそうだが、内臓肉に分類される。

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別にサガリステーキについて解説しようというわけではない。これまで内臓肉はホルモンと一括されることも多かった。それが個別に分けるとステーキになるのである。またミスジとかサンカクとかザブトン、イチボ、カイノミ……と分けて稀少部位だと言われると、なんだか美味しそうに感じて買ってしまう。業者側からすると、個別の命名によって、これまで売りづらかった部分を好む人に届けることができる。すると単価は上がるし、無駄を出さない効果もある。

ちょうど、先日リモートで取材を受けたのだが、そこで今後の林業の在り方について語らされた。絶望している私に何を聞くんだ(笑)と思わぬでもないが、それでも新しい傾向の一つとして、林業家とビルダーが結びつくことで、家づくりに必要な木材を注文に合わせて出すことで無駄を省くビジネスモデルの登場を紹介した。

すると取材者は、「焼き肉店の“ウシ一頭買い”みたいですね」という。

なるほど、大手焼き肉チェーンなどではウシを丸ごと購入して、各部位の肉に切り分けてすべてを商品化する方法が登場している。
それなら、寿司屋の漁船1艘買いもありますね、と私も応じた。マグロのトロだけを買うのではなく、水揚げした雑魚も全部買って、それぞれを調理によって商品化する。それによって全体の利益も増やせるし、ロスも減らせる。

分業が進んでいる業界では、業者によって求める部分が違うので、無理な買い方になりがちだ。マグロのトロだけを買い占める寿司屋は、マグロの赤身やアラは買わない。それらはロスになり漁師は儲からない。またトロを大量に仕入れようと思えば高値になる。また供給側も量を仕入れないといけないので、売れにくい部分は避けてしまう。それが無駄を出して全体の価格を下げる。

それを、より大規模にやっているのが林業だ。建材、合板、製紙チップ……と業者が違うので仕分けが必要だが、往々にして面倒なので全部チップにしてしまう業者もいる。だからバイオマス燃料のチップの中に銘木や立派な柱を採れる材が混じっていることも多くなる。山の木を全部伐って、全部燃やしてしまう林業が横行する。

林業も、樹木そのものを売って、その1本の木を細かく分けて(製材するなりして)、すべてを商品化することを考えるべきだろう。たとえば柱と板と造作材、家具を1本の木から得る……。さらに枝葉をインテリアにする。
もちろん量では売らないで、利益を確保する。そのためにはエンドユーザー(工務店や家具メーカー、製紙会社……)などの情報を一元化しなくてはならない。加工には製材やプレカットの業者も加わるべきか。

いやいや森林丸ごと買いも考えられないか。木材だけでなく、森林空間の商品化も視野に入れる。環境創生もビジネスに加えたスマートな森林ビジネスを描くべきだろう。

これが、本当のスマート林業だよ。今の日本の林業は、大間のクロマグロを全部ツナ缶にしているようなもの……いやキャットフードにしているようなものだろう。

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2022/01/09

誤読の神様。またはバカの壁をやぶるアホの論理

私が書いた文章(しゃべったことも)が誤読・誤解されるのは、よくあることだ。これは私だけでなく、すべての文書、すべての発言は常に誤読と誤解にさらされている。それを私は覚悟している。

誤読をなくすのは不可能だと諦めている。だから、たいていの内容は無視するのだが、今回は驚いた。

太く育った木は生長を止めてCO2を吸収しなくなるので、伐って材木として使うのがよいと森林ジャーナリストの田中淳夫さんが『絶望の林業』で書いている……とTwitterで記されたからだ。偶然というか、『虚構の森』について誰かつぶやいていないかな、という気持ちでエゴサーチして発見した。

さすがに、これは誤読の枠を外れている。まったく正反対なのだ。『絶望の林業』ではバイオマス発電の項目などで、老木が生長しないという嘘や、木製品が炭素を溜めるから木を伐ってよいという発想のおかしさを指摘している。別の本と勘違いしたのかとも思うが、どこでどう解釈したのか。ちなみにこの点は、『虚構の森』ではたっぷり解説している。そもそも、この意見は林野庁の戯言である。まともな論理指向のできる理系人間ならすぐ見破れる嘘だが、何も疑問に思わぬ官僚の恐ろしさよ。

さすがにツイートは間違いを指摘して削除されたが、ちょっと心配になる。ここまで誤読することは珍しくないのでは……世の中には誤読の神様がいるらしい。人は自分の知りたい情報、思い込んでいる情報に合わせた内容を「読んだ」と理解するのか。

これは古くは養老孟司の「バカの壁」で指摘されたことで、最近では「正常性バイアス」とか「確証バイアス」などの心理学用語・脳科学用語で説明されることが増えた。いかに正しく伝えようと細かく説明しても(いや細かく説明すればするほど)、そんなややこしい部分は目に止めず、自分の知りたい内容に変換して理解したつもりでいてしまう。ネットでは特に多く、炎上も生み出す。

ある意味、論理性では解決しない。論理を振りかざせばかざすほど、無意識に拒否されかねない。人は根本的に論理に反感を持つのかもしれない。信じたくないものはフェイクとする。

むしろ感情的に伝えた方がよいのかな、とも思う。喜怒哀楽で、結果を誘導した方がマシ?

とはいえ、論理のない感情で意見が左右されるのも困る。

そこで相手の「バカの壁」に驚きという感情を励起する論理をぶつけて破壊することはできないか……そう考えたのが、「異論から考える環境問題」であり、書いたのが『虚構の森』(新泉社)である。でも、読まれないことには、どんな壁は揺さぶれないのである(> <;)。

やっぱりタイトルは、『バカの壁を破るアホの論理』とかにしておいた方がよかったか。面白そうという感情で、手にとる人もいるかもしれないから。

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写真は、平城京の貴族が履いていた靴。これで歩くと痛そうだ。本文とは関係ないけど、驚きを与えようかと思って……(笑)。

2022/01/08

驚くべき年輪

某林業家の家を訪ねた。そこで見せられた不思議な木片。この奇妙さがわかるだろうか。

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年輪に注目してみよう。なんか、ヘンと思いません?  気づくかなあ。

樹齢はどれぐらいだろうか。100年をはるかに越えているのだが。芯と辺を見比べてほしい。

 

ヒント。

20220108-3 芯である。

20220108-2 辺である。

どう? いつも丸太の小口を眺めていたら気づくはず。

 

そう、通常は、芯の部分の年輪は開いている。若いときは直径が小さいゆえに生長は即木目に現れて1年に太くなる割合が高いからだ。そして年齢を重ねた辺材となると、年輪幅は狭い。直径が大きくなった分だけ同じ生長量でも年輪は薄く狭くなる。

だが、この木片は、辺材の方が広く育っている。

こうした材の方が高く売れるのだという。だから人為的に生長を制御して歳を重ねるほど生長をよくしたのだ。どのような施業をすると、こんな年輪でできるのか。これが第2問(^o^)。

よーく考えてみよう。林業技術の妙だ。というか、アレしかない。

 

2022/01/07

糞虫館で考える生態系

奈良の「ならまち糞虫館」に行ってきた。糞虫ばかりを集めた展示館だ。

以前から行きたかったのだが、個人の営業であり、開館日は毎週土日の13時~18時 だけということで、なかなか足を運べなかった。場所もならまちの中でも、もっとも奥まった一角で、しかも路地奥というエキサイティング(笑)な立地なのである。

館そのものは小さいのだが、なんともマニアックな世界である。ただ展示には見やすくインスタ映えしそうな工夫がされている。

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なかなか楽しい。ただマニアックな昆虫オタクの世界かと思いきや、世界的に糞虫は人気なんだそうである。見た目も地味だし、砂粒なのみ小さなものも多いのに、昆虫界のスターなのであった。ファーブルも、スカラベ(エジプト王家の紋章にもなったタマオシコガネ)を愛していたしね。

ちなみに奈良は、日本の中で糞虫の王国(^o^)。なぜなら奈良のシカの糞という糞虫の餌が山ほどあるから。神鹿の糞に群がるのだ。ルリセンチコガネ(オオカセンチコガネの一種で、奈良のものは瑠璃色している)は、奈良にしかいない。ちなみに日本に見約160種いて、そのうち60が奈良で確認されている。

奈良のシカの糞は、1日に1トン出るというが、これを片づけてくれる掃除屋である。ただ冬は糞虫も動きが鈍るから無理なのでは、と思っていたが、展示によると冬も活動して糞を片づけてくれる種もいるようだ。
近年は、ヤマトエンマコガネなど姿を消す種もあるそうで、その理由は謎のまま。これも地球環境問題と繋がっているのかもしれない。

奈良観光でナラシカに親しんだら、糞虫にも注目してもいいかも。

2022/01/06

ネットとAmazonの『虚構の森』

年末、十数番まで下がっていた『虚構の森』の順位。(環境書)

それが年初に4位まで返り咲き\(^o^)/。

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……が、今日は、また下落(> <;)。

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一進一退ですのお。

ちなみに来週の週刊東洋経済に著者インタビューが載ります。毎日新聞奈良県版にも近く記事が載ります。

そして、「本が好き!」というネット記事も。

森林学の通説にエヴィデンスからみて疑問をなげかける。

コツコツ行きます。。

2022/01/05

「ぎぼむす」に学ぶ森林投資

正月2日に「義母と娘のブルース2022」を見た。

このドラマについて知らない人は勝手に調べてくれ。私は綾瀬はるかを見たかっただけだ(笑)。

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ただ、このドラマの中で、悪役的に登場した人物・岩城は、外資系投資ファンドだった。いわゆるハゲタカなのだが、そこで相手を切り崩す手法として、移動販売者の人にポンと500万円を渡すシーンがあった。そして「これは出資なんだから、返さなくていい」とのたまうのだ。

これ、いいねえ。資金がなくて事業拡大ができない人にとって、手段は融資を受けるのがまず第一。しかし、これは言い換えると借金だ。最終的には何がなんでも返さなくてはいけない、利子をつけて。それが不安の元で事業拡大に踏み込めないケースも多いだろう。いや、融資する方だって絶対返してもらえるか厳密に審査して、担保も要求する。

だが、出資(投資)なら返さなくてもいいのである。担保もいらないのである。それで事業を成功させた暁には配当を出すとか、あるいはファンドが株などを売って儲けるわけだが、事業が失敗ならば返さなくてよいのだ。ファンドもすっぱり諦める。

私は、以前より林業は「投資を受け入れらるようになれ」と言ってきた。融資は怖い。かといって返さなくてもよい補助金は麻薬だ。よほど意思を強く持たないと補助金の奴隷となり、自発的意欲を吸い取られる。だが、投資は失敗を恐れず事業に挑戦できる。成功したときの配当なりは高くつくが、儲けた結果なら平気だろう。

そろそろ森林の証券化を真面目に取り組むべきではないか。

証券化は、リスクとリターンを細かく分散させることができるから(銀行などの)融資より資金を集めやすい。同時に投資を呼び込む努力のし甲斐がある。回収に長期間がかかる林業にとって、ファイナンス、財源と資金管理の心配を低減できるだろう。逆にリスクが大きい森林物件は、配当率を思い切りよくして、一か八かの投資家を呼び込む。

以前から住宅ローンで森づくり、なんて構想も唱えていたが、森林証券とローンの取引を想定すれば成り立つのではないか。いずれにしろ山主のアイデアと努力が報われやすい。

思えば森林環境税が各地でつくられるとき、私は「これは税金でもなければ補助金でもない。国民から森林への投資だ。ちゃんと事業を成功させて配当を払えるようにすべきだ」と講演でぶって、周囲をポカンとさせたことがある(笑)。

投資はいいぞお。

 

2022/01/04

2022年気になる記事

2022年始動しますか。

年末年始、新聞や雑誌、ネットにテレビでいろいろな情報に触れたが、その中で気になった記事。朝日新聞の元旦別刷から。

ケアと狩りから考える「わからなさ」ゆえの信頼 伊藤亜紗×角幡唯介

ネットでは有料になってしまって、ほとんど読む気が失せてしまうが、終盤にこんな部分がある。

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グリーランドのイヌイットによると、人間がカリブーを保護するため狩猟を禁止にしたところ、オオカミがカナダからグリーンランドに渡ってカリブーを食べ尽くしたというのだ。

カリブーが絶滅危機なのは以前より言われていたが、人間の狩猟のせいとされていた。が、どうも一筋縄には行かないようである。

ほかにも北極圏ではシロクマが増えているという研究報告があって、それをネタに地球温暖化を否定するというおバカな記事もあったが、温暖化が進めば沿岸部のアザラシにとっては餌が増え、シロクマの生息数も増えているのだ。考えてみれば、クマは陸地の動物なので、何も好んで氷の世界に住まなくてもいい。むしろシロクマが襲って海鳥類の減少が心配されている。

こちらも一筋縄ではいかないのである。

ほかにも世界中の都会では、野生動物の出没が増えてきたという記事もあった。(「朝日新聞 動物がいる日常に潜む陰」)
獣害列島ならぬ獣害の世界が大陸でも広がっている。

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ま、こんな記事を見つけては楽しんでいた大晦日と正月であった。

さて、今年はどんな年になりますやら。一筋縄では行かない世界を見つめていこう。

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こちらは私のインタビューが載った「世界日報」。まさか1面からの獣害特集なのである。

 

2021/12/26

在りし日の林業『新山姥物語』

先月、栃木に行って世話になった帝國造林株式会社。実は山を案内してもらうだけでなく、1冊の本をいただいていた。

新山姥物語~林業経営ありのまま』。現社長・植竹雅弘氏の母親、植竹佳恵さん(故人)の本である。自費出版だろう。

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これが面白い。東京生まれの完全な町っ子だった佳恵さんは、学生ながら見合い結婚で植竹家に嫁ぐ。お相手は8歳年上の秀雄氏だ。もっとも義父は国会議員を務めていて家族は東京住まいだった。そして卒業後に栃木那須塩原黒羽町に移る。それが何年だったか正確には書いていないが、昭和30年代のよう。1957~8年ではないか。それから3人の子育てを続けるが、手が離れると、何かがしたい、でも会社の事務はごめんだ、それなら山仕事をする……となっていく。夫も大賛成。ここがすごい。そして山に通い始めるのは、おそらくアラフォーになってからだろう。昭和40年~50年代である。

それからのことが、この本に書いてあるのだが、日本の林業にとってはもっともよい時代だったのではないか。最初は、ひたすら番頭と山廻り。所有山林を見て歩き、標識を設置し、やがて間伐などの選木を覚え……と淡々と書いてあるのだが、それが軽妙な語り口で読ませる。山里の暮らしや従業員のこと、仕事をやらせる立場ながら、自ら枝打ちを手がけ、また立木取引に丸太の出荷にも立ち会う。夫は口出ししない。

そして平成元年に社長に就任するのである。夫は元気なのに、なぜ譲ったのか書いていないが、妻の実力を認めたのだろう。
その後、大雪害にあったり山火事に見舞われたり……と苦労もするが、山仕事の楽しさ・山林経営の醍醐味を感じさせる。

記憶に残る特殊な事情としては、戦後のどさくさに、沢沿いの土地に勝手に入植した家族が何軒もある話。農地も拓き、じわじわ山林も浸食していくのだが、農地解放と同じで、国も認めていたという。ようするに食えない国民を開拓に送り込む状態だ。民間の山なのだけど。結局、世代が代わって山の中に人は住まなくなり、放棄されていくのだが、それを買い戻すのも仕事だったという。

平成に入ると、林業もなかなか厳しい時代に入る(バブル景気もはじけた)が、それを乗り越えていく様子は何かと楽しそう。執筆時は林業にかかわって35年とある。70歳ぐらいだろう。

木を育てる仕事は「子育てにも通じ、案外、女性に向いている」とか「時はゆったりと廻っている」から「気を揉まずにじっくり構えていられる」とある。そしてこのごろは「大変ですねえ」と憐れみの眼差しでみられるようになったとか。

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あとがきが、また読ませる。森を放棄したらどうなるか。一方で「補助がなければ成り立たない事業など、とても業とは言えない」とある。

古きよき時代の林業とも言える。が、今に続く林業の一時代、一地方の記録として読んでもたくましい。

 

さて、今年はこれぐらいにしておきましょうか。

2021/12/25

書店巡り~『虚構の森』を探せ!

大阪に出た。そこで書店をいくつか回る。もちろん『虚構の森』を見つけるためだ。

まずは、紀伊國屋書店梅田店。あった、あった。

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環境書コーナーの棚。うむ。ちょっと本が曲がっているぞ。帯もずれている。

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ちゃんと並べ直す(^o^)。

 

次は、ジュンク堂書店難波店

こちらも、まず環境棚を探す。あった、あった。

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ん? いやあ、見やすいように(^o^)。そして……。

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なんと、森林学の棚にもある。2か所にあるのはいいなあ。どうせなら新刊コーナーとか、ノンフィクション棚にも……ヾ(- -;)。

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『絶望の林業』もあった。こちらは植物・林業棚といったところか。

ともあれ感謝。ほかにも図書館で入れてくれたところが比較的多いよう。買わずに読みたがる人が多いのはちと困るのだが、全国の図書館の数を考えると、馬鹿にならない部数が捌ける。3000以上あるし、分館も持っている自治体が多いから、もれなく搬入してくださると4000部数以上になるぞ(^o^)。

年越しにどうぞ。

 

2021/12/24

イカペディアの正体は?

「イカゲーム」というのが流行っているそうだ。

Netflix (ネットフリックス の中のドラマらしいのだが、私は全然知らん。興味もない。ただ、韓国発らしく、この「イカ」とは何? と思った。で、ちょっと調べると、文字通りイカのことらしい。韓国でもイカはイカ。

そこで思い出したのが、イカペディア。イカゲームを知っている人でも、こちらは知っているかあ? 私は知っている(笑)。

あっさり言えば、水産庁のHP内にある1コーナー「イカペディア」である。

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なんでも「日本いか連合」と水産庁のコラボ企画だそうで、イカを解説してくれるページらしいのだが、内容は「イカ図鑑」と「イカと言葉」の2つしかなくて、薄い。これじゃあ、二度と閲覧にこないよ。

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では、日本いか連合とは何かと思えば、こちらの方が中身が濃い(^^;)。活動は、イカパーティーの開催と、イカ同人誌の発行、各種SNSにて情報発信(TwitterからFacebook、Instagram、YouTube)そしてブログである。こちらの方が盛ん。

とくにメンバーが濃い。研究者からライター、写真家、アーティスト……と幅広く、ようはイカ・オタクの集まりか(笑)。さかなクンのイカ・バージョンかも。意外やメンバー(幹部、いか伝道師)は女性の方が多いみたい。

まあ、外野からこうして応援してくれる人たちがいるのは心強いだろう。肝心の水産行政はボロボロだけど。ちょうど「魚が食べられなくなる日」(勝川俊雄著・小学館新書)を読んだばかりだからなあ。


 

2021/12/23

どっちが寄生?ヤドリギに観る経済学

これは、平城宮跡で見かけたヤドリギ。

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なかなか見事である(^_^) 。これ、落葉樹に着いたので、冬になると葉があるのは母樹ではなく、ヤドリギ側になるのだろう。(常緑樹に着くヤドリギはあるのだろうか?)
このヤドリギの葉は、冬でも光合成をしているのだろうか。していたら、そこで生成した有機物はどこへ行くのか。

ヤドリギは、一般には母樹から養分をいただく寄生木とされるが、実はヤドリギ側から母樹へと有機物を送ることもするそうだ。となると、どちらが寄生しているのか? 母樹はヤドリギから養分もらって生きているという可能性はないのか。天敵ならぬ点滴を受けるみたいに。
もし母樹の葉を全部むしって、ヤドリギばかりいっぱい枝につけたら、母樹は枯れるだろうか。それともヤドリギが母樹を助けるだろうか。ああ、実験したい(^^;)。

寄生・共生の違いは紙一重なのである。

先日、某大山主の大企業の関係者と対話したとき、「林業は赤字ばかりなので、現在経営をストップさせている」うんぬんの話が出た。とはいえ森林管理はしているので年間数億円の赤字が出る。幸い、母体の企業がデカいので、その程度の赤字はたいしたことない。これって、林業部門が本業に寄生していることになるのか?

 でも、本業が苦しくなったときに、林業部門が儲かる時代が来るかもしれない。その時は林業で得た利益を本体に回すことになるかも。まあ、どちらも赤字で倒れる可能性だってあるんだけどね……。。。

 

2021/12/22

玄関前のスギ苗

前も一度紹介したかと思うが、我が家の家の前、玄関の門の下に、小さなスギ苗が生えている。

こんなところに天然杉苗

石とセメントとの隙間にスギの種子が入ったのが今年の夏。それから4カ月後の経過報告である。

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ちゃんと生えておりまする。前より、若干成長した漢字。赤茶けているのは、冬になって水分が抜けたからだろう。このまま枯れることはないと思う。つい踏んでしまいそうな場所で、事実踏んでいるかもしれないのだが、それも試練と思って(^^;)、まだまだ生きてほしい。どこまで伸びるか追跡したい。春を迎えてまた伸びるのを待つ。でも、歩くのに邪魔になったら伐るか、抜くかせざるを得ないけどなあ。

思えば生駒山は、スギが多い。おそらく大半が植林したものだろうが、森林面積の1~2割は占めているように思う。そして、当然そのスギも花粉を飛ばし、種子をつくって飛散させているはず。それが天然スギも育てているのだが、中にはこんな市街地の舗装された地面の隙間に生えるものもあるんだね。

 

 

2021/12/21

「木材安全保障」と「森林安全保障」

週刊東洋経済誌に「木材安全保障」なる言葉が登場した。内容は、住友林業の社長インタビューである。

日本の脆弱な「木材安全保障」が浮き彫りに

内容は、ウッドショックに絡んでのことだが、ちょっと新鮮な言葉に感じたのは、そもそも現在の岸田内閣が経済安全保障を言い出したことと連動しているのだろう。つまり資源の争奪戦や、知的財産・技術の流出防止などを意味するものと思われる。日本の場合、林業がしっかりしていれば、少なくても外部要因としての安全保障など言わなくても済むはずなのだが……。

が、木材安全保障という言葉自体は昔からあったみたいで、国際熱帯木材機関などは違法木材追放を安全保障としていたはずだ。

これ、ある意味二律背反しているのではないか、という疑問が拭えずにいる。現在の世界的な木材市場は、合法性を厳密にすれば木材の供給が不安定になるのではないかと感じるのだ。
この場合の「合法」あるいは「違法」というのは、単にその国の法律という意味ではない。国によってはどんな荒っぽい木材調達をしても合法であるケースは多いし、なかには明らかに盗伐された木材でもロンダリングしてグレー、いやホワイトにさえしてしまうことが可能だからだ。森林生態系を破壊する林業は世界中に蔓延しているだろう。欧米でも。皆伐が禁止されているドイツをグーグル様で見ると、なかなかの皆伐跡地が見つかるよ。

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日本だって、(環境的な)違法木材を取り締まれば、国産材の生産量は何割か減るんじゃないか……。宮崎県の盗伐は、もはや業者だけでなく森林組合に木材市場、県木連などが絡んでいる疑惑が出てきたし、その裏に県警や県行政まで透けて見える。盗伐を止めたら宮崎県の産業が持たない状況かもしれない。ちなみに盗伐がもっとも多い宮崎3区出身の衆議院議員が古川法務大臣なんだけどね。

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もはや「森林安全保障」を打ち出した方がよいかもしれない。木材ではなく樹木と森林生態系の安全保障をしなければならない事態だ。気候変動対策に、森林を吸収源だ、炭素蓄積だと指摘する声が高まっているのだから。そして緊急事態宣言も必要かもしれない。

そして私が過去に冗談半分で提案した森林本位制と木本位が、現実味を増してこないか。

決して絵空事ではないぞ。

2021/12/20

道なき道の山で発見した

運動不足で身体が重い。平坦なところを歩いてはダメだ。

というわけで、今度は山登り。当然、生駒山。とはいえ、私がフツーの登山道を登るわけはない。道のないところを登るのだ。

道路から、わずかな藪の裂け目を見つけて潜り込む。冬は草が枯れているから木々の間を抜けるのに都合がよい。人の道の通ったルートは避けて、いかに道のないところ、それでいて通れるところ、そして山頂へ向かうルートを見つけるか。

基本は稜線を中心に進むが、少しでも藪が薄いところを狙う。途中、幾度か山道に合流したが、横切る程度にして、できる限り避ける。あくまで道のないところを進むのだ。

すると、意外なところで人の痕跡に出会う。

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倒木の下をくぐって……と思うとその前の木に黄色のテープが巻いてあった(゚д゚)。
さらに落葉に埋もれた急斜面をすべりつつよじ登ると……空き缶に出会う。

なぜだ。測量でもするつもりで入った人がいるのか。それともかつて人が通った道があったのか。いや、道がなくても、そこを突破しようと思うと無意識に通りやすいところを選ぶので、同じようなルートになるのかもしれない。本当はゴミだから捨てるなよ、と思いつつ、なんだか「ここに来たのは、オレだけじゃない」という気持ちにさせられる。

さて、無事に山頂に着いた。生駒山の山頂は遊園地である。

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休園中だけど。無人の遊具が折からの強風で揺れていた。。。なんか、幻想的でいい感じ。

さて、下りも道なきルートを探すが、登りのような目標地点がないから難しい。下りで詰まったら撤退できずに危険でもある。

そこでわずかな人の痕跡を踏まえつつ、森を分け入る。不思議なもので、そこでも私が「このルート!」と思って進んだところにビニールテープの印がある。誰か先に通ったのか……。

やがて、どこからか湧きだした水が沢になり川になっていく。そこに沿うように下っていくのだが。なんと!

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ぎょえ、石造りの遺跡だ。古代遺跡発見! と言いたいところだが、これ、滝に打たれる行場ではないか。こんな人里から離れた山の中に行場があるとは。周りは道があるようでないような、廃道レベルなんだが。おそらく戦前か戦後すぐぐらいにつくられたのだろう。神の山・生駒山には宗教施設がたくさんあるが、これもその一つだと思うが、完全に廃墟。

その後、結構下ってなんとか下の道に出た。いやあ、夏になったら、この行場にもう一度たどりついて滝に打たれてみようか。そんな気持ちにさせられたのである。

 

2021/12/19

割り箸の歴史が1300年に!

奈良・平城宮跡(記念公園)に「平城宮いざない館」という展示施設がある。

わりとお気に入りだ。だだっ広いし、無料だし。展示物はそんなに多くないが、古代遺跡からの遺物が並ぶとともに、復元した朱雀門や大極殿や南門……などの建設物の説明もあって、悠久の古代奈良の世界を感じることができる。

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私が散歩に出ると、どうしても山の中に入ってしまうのだが、たまには平坦な道を歩きたい時もある。野外ばかりではなく、施設を訪ねたい時もある。しかし生駒で平坦地は難しい。その時、平城宮跡はもってこいなのだ。130ヘクタール以上の野原なんて、今どきなかなかないよ。しかも歩けば、常に新しい発見がある。そこで今年も押し迫ってきた日に、またこの展示館を訪れたのである。

今回は「いざない館」で重大な発見をした(゚д゚)。

ごみ捨て場の遺跡の解説があったのだが、そこにこんな説明文が。

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読めるだろうか。お箸が大量に見つかっているのだ。しかも、あまり使い込まれていず、食べた後に捨てたらしい。これって……割り箸の起源ではないか!

割り箸とは、何も食べる直前に割るものではない。最初から割った箸もある。むしろ「木を割ってつくった」という意味と捉えるべきだ。基本は素の木製で、使い捨てであること。この発掘された箸は漆などの塗料も塗られていないし、使ってすぐ捨てたとなると、割り箸の定義に当てはまる。

だとすると、割り箸の起源は1300年前に遡れる???

これまで1837年の文献に登場するから誕生もこの頃とする意見も強かったが、拙著『割り箸はもったいない?』で紹介したとおり、1709年の古文書にも「わりばし」という文言が登場していることが郷土史家によって発見されている。300年の歴史があるとされてきた。
が、700年代の奈良時代の遺跡から見つかっているということは……起源は1300年前以上前になるのだよ( ̄^ ̄)。

すごくない? こういう思いを馳せることができるから楽しい。

 

 

 

2021/12/18

奈良ジュンク堂書店で発見

ようやく見つけました、書店での『虚構の森』。 ジュンク堂奈良店です。

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絶望の林業』と並んでいるのはお愛想v(^0^)。どちらも3冊平積み。隣の『「至極」のラーメンを科学する』も興味を引くが……。

意外と苦戦したなあ。地元および奈良駅前の啓林堂書店にはなかったし。科学書、ノンフィクション、ええいと園芸書の棚まで見たがない。入荷しているのは間違いないのだが、売れた後に補充がないということか。

一応、Amazonの環境本順位では4位とか5位をうろついているのだけど。(よく見ると、上位に「Hanako」のような雑誌が入っている……。)わりと分類の棚がはっきりしない。

地道に行きます。来週は、『虚構の森』をネタにしたオンラインセミナーが2本。どちらも会員制なので、ここでは紹介しないけどね。

 

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