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2007/05/23

 第2回森林ビジネス塾

今日は、丹波の森林ビジネス塾第2回目。高島屋京都店の丸山氏に消費者ニーズについての講義を受けた。

内容を一言で言えば、「作りたいもの、売りたいものより、買いたいもの」。

すべてのニーズは、買う側から始まるのだ。多くの業界、とくに林業・木材業界は、売りたい原木や木材があって、どのように売ろうか考えがちだが、本来は買いたくなるものをいかに木材で作るかを考えるべきなのである。

丸山氏は、百貨店業界の豊富な例を紹介しつつ、その実態を語っていただいた。
印象に残った言葉は、質問に「自分の作りたいものを求める人だけに売る」という職人気質の人の可能性に対するもの。

作りたいものを作る。最高ですね。でも、100%消えるでしょう

そんなに販売というものは甘くない、という。たしかにそうした品を求める客もたまにはいるが、100に1つか2つ。それでは持続できずに消えるのである。

私も賛成だ。実は、本当に腕のよい職人ほど、口では好きなものだけを作る、と言いつつも、消費者の声をしっかり捉えている。その上で、ニーズを自分なりに表現する腕がある。

さて、受講生は、今後の商品開発に今日の講義を活かせるだろうか。少なくても、想定外の内容だった様子は伝わってきた。ただ、まだ殻を破れないでいる。

最後の課題である、「今、欲しい品(木製品)」を書き出す作業でも、すでに存在する木製品を思い浮かべながら、選んでいるように見えた。なかには木製自動車、木製パソコンといったアイデアも出たが、それを発展させられるか否かが、今後の鍵である。

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コメント

第1回森林ビジネス塾の記事はは無いのですか?

そうですね。売れなきゃ商売にならない。
でも、現状はもっとひどいですよ。
ほしいものがない。使えるモノがない。

数年前から、ある木製品を作って売っていますが、一度使ってもらえれば、必ず、買った方は、また、購入していただきます。実用新案も取っていますが、ほとんど宣伝、営業ナシ、取りに来てもらうと言う非常識な商売ですが、毎年コンスタントにでています。

基本は、自分たちの仕事で今、一番必要なものを木材で作ることかもしれません。

仲間にも呼びかけています。「エンドユーザーの声を聞ける工夫をもっとしないと!!」

自分たちのエンドユーザーを知らない人がこの業界は、いっぱいいます。不思議な業界です。

第1回は、私のガイダンスですからね……。
前ブログに書きませんでしたっけ?

今後、森林ビジネス塾の講義内容は、逐次紹介していく予定ですよ、セロ弾きオーボワさん(笑)。


本当のニーズをつかんだものは、営業抜きでも売れるんですね。だからニーズを知ることは大事。そして知るためには、エンドユーザーの現場に触れないと。

でも林業家にとってのユーザーは素材生産業者や森林組合であり、業者のユーザーは木材市場であり、市場のユーザーは製材所であり……この連鎖で、誰もエンドユーザーのことを考えないという状況ですね。

ほんとにそうですね。
欲しがる人がいてこそ、売れる。
商売の本質ですね。
とかく「どうやって売るか?」になりがちですが、常に自省しなければならないと思います。

商売の本質、なのですが、それを守らない人が多すぎる……。

書きたいことだけを書いている?ライターより。

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