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森と林業の本

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2007/05/18

森の“聞き書き甲子園”

今年も、森の“聞き書き甲子園”が行われることになり、第6回目の参加者を募集している。

「聞き書き」とは、私の仕事そのものでもあるので、多少は気になる。高校生には負けたくない(^o^)。これまでの記録を読んでいると、ここをもっと突っ込め! 言葉遣いが甘い! とか考えてしまう。俺って若いな。

ところで、昨年度のこの行事で、吉野の福本雅文さんが「森の名手・名人」に選ばれて、横浜の女子高生に聞き書きされたことは、以前(前ブログで)紹介したが、その作品が最優秀4作のうちの1本に選ばれている。

その授賞式の様子が、「農林経済5月14日号」に掲載されていた。なんでも、昨年度はとくに優秀な作品が揃っていたという。それを選者の塩野米松さんは、「ゆとり教育のおかげではないか」と発言している。

昨今、学力低下の根源のように言われて評判の悪い「ゆとり教育」だが、ひょんなところで評価されたことになる。実は、私も始まったばかりの「ゆとり教育」「総合学習」などが、外野の声で変質させられつつあることに腹を立てている。ゆとり教育は、生きる力を養うんじゃなかったのか……。この話は、ここではやめておく。

ちなみに福本さんは、この取材のために樹齢120年の大径木を伐採したという。それを山側に倒す、非常に難しい伐採法を採用して…とある。難しいのは間違いないが、吉野では、みんな山側に倒すものだから、私はそれが当たり前だと思っていた。

まあ、この取材の様子は、福本さんから裏話を聞いていて、結構笑えるのだが(その話を、福本さんの話しぶりのまま聞き書きしたら、傑作になると思う)、私も大径木伐採の現場に行きたくなった。
ちょっと忙しくて手をつけられずにいるが、昨年企画に出た「吉野の巨木伐採ツアー」なんとか実現したいな。

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コメント

裏聞き書き甲子園?(笑)読んでみたい…

自分が高校生だったときは、「完璧!!」と思って書いてたものだけど、
今思うと相当甘かったな。
今、高校生が書いてるのを見てもそう思うけど、真摯さは最も純粋な年代なのかも。

…今も甘いものを書いてるような気がしてきた…

私なんか、1ヶ月前に書いた原稿が、雑誌などに掲載されてから読み返して、腹立つこともあるからねえ。日々、精進です。

……もっとも、時々は、ホレボレすることもある(笑)。
そんな振幅の中で、聞き書きしているのです。

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