近所のおばさん
昨日、家を出たところで、隣の家のおばさんが駆け寄ってきた。
「本、読みましたよ!」
新聞の書評を見て、すぐ買いにいったのだそうだ。そしてすぐ読み終えたという。いやあ、照れるなあ(^^ゞ。
すでに現在の家に住んで10数年、ほぼ毎年本は出版していて、書評もかなりの確率で載っているが、こんな反響は初めてだ。ちょっと不思議である。
やはり割り箸という身近な存在が、目に留まりやすいのだろうか。
ところで、もう一つ不思議なのは、アチコチから寄せられる「よく、これほど詳しく調べたわねえ」という感想だ。もちろん、そう言っていただくのは有り難いのだが、ちょっと複雑な気持ちになる。なぜなら、私にとって今回の本は、調べ足りないという思いがあるからだ。
最初の計画では、かつての割り箸大産地である北海道取材とか、竹箸産地だった九州、さらには中国取材…は無理でも、それに類したことはやりたかった。
また参考文献も、これまでの森林・林業本と比べて半分くらい。割り箸という狭い範疇に特化したからだが、並べる資料が少ないと不満(^^;)。
ともあれ、身近なところからの反響というのは、身に沁みる。
« 速報!ドイツのチェンソーアート大会 | トップページ | アエラ記事・森林セラピーの奇々怪々 »
「書評・番組評・反響」カテゴリの記事
- イオンモールの喜久屋書店(2025.02.20)
- 『日本の森林』に書かれていること(2025.02.19)
- 盗伐問題の記事に思う(2025.02.03)
- 『看取られる神社』考(2025.02.02)
- 『敵』と『モリのいる場所』から描く晩年(2025.01.25)
「ちょっと、ちょっとぉ」のおば様パワーも、役立つ(歓ばれる)時は有るのですね(笑)。
昨日だったか一昨日だったか…、「国内林業上り調子」という記事を目にしましたが、安楽椅子探検家さんもその様に感じられますか?
記事の内容は、森林維持の重要度が増してきて、計画的に間伐された木材をバイオマスへ利用…という半分広告でしたが(^^;、若い後継者も増えているとありました。
投稿: CrossK | 2007/06/01 13:20
「林業上り調子」というのは、まんざらウソではないのでずか、理由はおかしいですね。
林業が少しマシになってきたのは、外材の値段が上がって輸入しづらくなった結果、格安感のある国産材に目が向いたことが大きいです。バイオマス利用って、エネルギーのことですか? それなら真っ赤なウソ。そちらは補助金まみれの赤字事業ですよ。
若い後継者が本当に増えているのなら、見てみたい(^^;)。全国的には首切り旋風が吹いているのではないでしょうか。
投稿: 田中淳夫 | 2007/06/01 15:20
…そうですか(--″)
有難う御座います!
投稿: CrossK | 2007/06/02 22:03