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2007/06/24

アカシアでバイオ燃料?

ちょっと不思議なニュースを目にした。

秋田県の小坂町は、アカシアを原料にしてバイオ燃料開発の調査研究に乗り出すというのだ。どうやらアカシアの木からエタノールを生成したり、ペレット加工を考えているようだ。そのための研究会を設立するというが、自分で研究するのではなく、民間企業などとの連携しつつ、技術を探るということのようである。
つまり、木材からエタノールを生成するということで、先に紹介した北海道下川町のヤナギ栽培と理屈は一緒だろう。

それにしても、アカシアとは……。ここでいうアカシアは、本当のアカシアではなく、ニセアカシア、つまりハリエンジュのことのようだが、これって、外来生物法で、「要注意外来生物リスト」に指定されている。この点も以前のブログで蜜源植物としてのニセアカシアの重要性に触れたことがあるが、そうした樹木をバイオ燃料として使えるのか?

そう思って少し調べると、小坂町は、以前は「鉱山の町」として知られ、製錬所の煙害で枯れた山林を再生しようと、戦前からアカシアを植林してきたらしい。現在では約300万本も町内に生えている。そして「アカシア祭」を開いたり、アカシアの香りの香水まで開発して販売していた。
つまり、今回の計画は、アカシアによる町おこしの一環にもなるわけだ。バイオ燃料利用にしても、少々伐採しても充分な量があり、新たに植える必要もないから、外来生物法にも引っかからないのだろうか。
植えたアカシアは年々太り、猛烈に繁殖していくだろうから、伐採も必要だろう。伐採木の多角利用も悪くない。そのサイクルの中にバイオ燃料も入るのだろうか。

それにしてもポプラにヤナギにニセアカシアと来たら、次はユーカリ?も登場しそうな気がするが、早生樹種はモテモテのようである。ただアカシアの木質は、硬くて耐久性が高いというから、スカスカのポプラ材より使い道があるのではないかと想像する。逆に言えば、エタノールにするのは難しそうだなあ……と(^^;)。

ともあれ、世の中が一斉にバイオエタノールへなびき始めた気がする。こんなときこそ、逆張りしてみることも考えたら、と思うけどね。

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森林資源」カテゴリの記事

コメント

>逆に言えば、エタノールにするのは難しそうだなあ……と(^^;)。

アカシアの香水とか、木工とか、はちみつとか、いろいろ工夫していて面白いですよね。
エタノールは、アカシアだろうがポプラだろうがそんなに違いはないと思います。
針葉樹より、リグニンが少ない分除去するのが楽かも。

元から生やしてない場所で、わざわざ栽培して…というのではないので、
あるものを利用しよう!という試みは面白いと思います。

もちろんユーカリも世界のあちこちで、バイオマス用に栽培されるエネルギー作物の候補とされてますよ☆

いやあ、硬い木だったら、砕くのに手間がかかりそうな気がして……(笑)。
耐久性が高いというのは、樹脂系の物質がいっぱい含んでいるのではないだろうか……とも想像してしまいました。

かつてユーカリ植林を批判していた市民団体は、どんな反応をするでしょうね。といいつつ、自宅ではユーカリ油でアロマっています。

ユーカリでバイオマス燃料を!という町が、
出てくるかもしれないなあ。

チップ化の労力の違いかあ・・どうなのかなあ。

いいblogですね
読んでしまいました
ありがとう

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