都会にあった里山
7月14日の本欄に「都会で里山を」と書き込んだが、大阪の都心に里山があった。
大阪駅北にある新梅田シティ。2本の高層ビルが上部でつながっている近未来都市的景観を作っている一角だが、その真下に「花野」と名付けられた庭園がある。そこがいつのまにやら「里山」になっていた。
なかなか本格的で、水田や野菜畑があり、雑木林が作られている。シイタケのほだ木も積まれていたりする。過剰な草刈りや剪定も行われていず、生態系を形作る努力の跡がみられる。虫もいる。トウモロコシやナスが実っているのを見ると、思わずもぎ取りたくなるわい。
その中には、里山の説明板がいくつも設置されていた。
まあ、一種の企業の社会貢献であり、環境学習の場であり、地域(ビル用地)のイメージ戦略とでも言えようか。しかも、ビルの間では、夏祭の準備が進められていて、まさに疑似田舎を作り出そうとしているかのよう。
そういえば、前回の記事に海杉さんが付けてくれたコメントにあった「少年ジャンプのこち亀」に載っていたビルを田舎にしてしまう号、幸いにも喫茶店で読めました。 田舎づくりよりも、都会人チェック(実は田舎人見分け方チェック)が笑えた。
「山が見えないと不安になる」という項目に、思わずハイ! と言ってしまった(笑)。
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