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森と林業の本

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2007/07/15

シンポ「奈良のむらづくり」

地元・生駒で「奈良のむらづくり」というシンポジウムが開かれた。

案内をくれた人がいたので、台風迫る雨の中出かけた。参加費は1000円。この手のシンポでは有料も珍しいし、値段も高いなあ、と思って会場に入ると、もともと小さなホールの後ろ半分を各地の紹介ブースになっており、席は前の方だけ。それでも100人くらいはいただろうか。各地の出展者も含めてだが。

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始まってすぐ、私は勘違いに気がついた。「奈良のむらづくり」という演目から、山村の活性化がテーマと思っていたら、実は観光振興が目的だった。むらづくりのむら、は、群がるのむら、なのだそうだ。だから町の団体も多い。                                                 

観光の振興も地域活性化には重要な切り口だし、それが地域全体の嵩上げになることもわかる。が、私の考える地域づくりとベクトルが微妙に違うんだな。観光開発じゃない地域づくりだってあるじゃないか、と考えてしまう。むしろ、そちらの方が多いだろう。
それに「もてなしの心」が連呼されると、それもおっくうになる。もてなすのって面倒くさい。もてなされるのは好きだけど(^^;)。

もう一つの勘違いは、このシンポ、参加した各地の観光振興団体・人の交流を目的としていることだ。世間一般相手とはスタンスが違う。

それでも会場には、結構山村系の知り合いが来ていて、来週訪問するところの人もいた。おかげで会場が、打ち合わせの場に変じてしまった。またパネラーにも興味深い人がいたから、それなりに聞いていられた。
ただ、国土交通省近畿運輸局の企画観光部長(女性)は……いかにも政府の役人にありがちな、データばかりを並べて国の政策を無味乾燥に説明するだけ。もっと自分の意見を言えよ、と思ったら、なんと今年7月に赴任したばかりなのだそうだ。それでは、さすがに自分なりの観光に対する意見なんぞまとまっていないだろう。当然、奈良の事情にも詳しくない。あの年で部長なんだから、相当の切れ者だとは思うが、国家公務員の頻繁な配置換えって、人材の壮大な無駄遣いだぜ。

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