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2007年8月

2007/08/31

間伐材用紙

屋久島の話題は、ひとまず置くとして、紙を巡って林野庁と環境省が対立しているお話。

林野庁は、間伐材を利用したコピー用紙を使いたいのだが、環境省はグリーン購入法を盾に、コピー用紙は古紙100%しか認めないからだ。

もともと環境省は、木材を使うことが環境に優しいということさえ認めたがらなかった過去がある。木材使用=森林伐採=環境破壊というお馬鹿な図式が頭に張りついていたからだ。今は、ようやく国産材の使用が日本の森林によいと認めているが、今度は紙か。

これは割り箸でも、ゴミの溶融焼却炉問題でもそうなのだが、「せっかく分別・リサイクルを進める運動を推進しているのに、たとえ環境には悪影響がなくても、運動の後退を招くから反対」という声がよく沸き上がる。環境省も、それに乗っかったか、と感じる。

しかし、その発想は、地球環境を考えるというよりは、運動のための運動ではないか。
もともと学閥的に言うと、林野畑(庁)は農学系、環境畑(省)は理学生物系出身者が多いと言われる。私も時折、両者の基盤となる考え方の差に巻き込まれることもあるが、それも影響しているのかなあ、と感じる。

ただ私は、古紙リサイクルが本当に環境に優しいのかも疑問があるし、間伐材を紙パルプにすることにも抵抗がある。パルプにする前に、もっと利用法を考えるべきだろう。それでもパルプにさえしなかったら、捨てられ朽ちていく間伐材をもったいないと思う。(環境系の人は、朽ちるのも生態系の役割で、人間が利用すればよいとは思わない、なんぞと理屈こねるだろうが。)

折しも、東京には、「オフィス町内会」という職場から出る古紙共同回収システムを運営するNPOがある。ここでも古紙再生紙を推進しているが、今度は間伐材用紙の共同購入に乗り出した。政府機関よりも柔軟に動くNPOの真骨頂だろう。

2007/08/30

屋久島で発見した箸

屋久島の商品シリーズ?の第2弾は、お箸。

屋久島に行ってもお箸に目が向いてしまうとは、やはり私は「割り箸評論家」なのでしょうか(笑)。
で、まず紹介したいのは、屋久杉の箸

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見たとおり、屋久杉の材で作った箸である。ただし塗り箸ではないから、割り箸のうちのバラ箸に入れてもよいと思う。素の箸でも、通常の杉箸よりは長持ちしそうだ。

                                           

香りは、屋久杉特有の、少し普通のスギとは違った強めの香りがする。屋久杉工芸品はバカ高いものが多いが、この箸は比較的安価。263円であった。

まあ、こうした箸は予想の範囲内。

驚いたのは、ホテルの食事に供された割り箸、それも竹箸だ。

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わかるだろうか。ちょっと黒ずんでいるのが特徴。中国産ぽくない。食べてみても、竹割り箸に多い、ツルツル感がない。ちょっと表面が毛羽立っている感じがして、なんでもよくつかめる。心地よかった。

                                            

そういえば、鹿児島県は竹割り箸の産地だったな……。
ただし、現在は壊滅していると聞いた。これは、その生き残りか?

ホテルで聞いたが、「鹿児島で作っていると思いますけどね……」と自信なさそう。
販売もしていたということは、人気があるのだろう。私も購入した。5膳で100円。1膳20円をどう見るか。国産か、それとも中国産か。

帰ってから調べたが、販売元が静岡にあった。どうも中国産らしい。ただ、薫煙・炭化処理をしているようだ。だから防腐剤を使っていないわけだ。もちろん漂白もしていない。

私は竹割り箸が嫌いだが、それは使い心地が悪いことと、口に運ぶものに防腐剤・漂白剤を使っていることである。その残留量が基準値内かどうかにかかわらず、気持ち悪いのである。

が、こうした薫煙・炭化竹箸となると、少し考えねばなるまい。また表面を研磨していないことで使い心地も向上していると思う。中国産だから即敵視するつもりはないよ。

2007/08/29

木のトレイが…

木のトレイが…

屋久島のホテルで驚くべきものを発見した。それが木のトレイである。それも、普通のものではない。以前、こちらのブログでも紹介したかもしれないが、最初に開発されたものがまったく売れずに失敗した後、作られた1枚の板をそのままプレスして作るタイプのもの。日本エコ環境という会社で開発したのである。
撥水性もあるし、木目もよく出ていて強度もある。今度こそ売れると予想されたのだが、資金がなくて工場が稼働できないのが悩みだった。

ところが、ここに売っていたではないか。なぜ? 環境で売り出している屋久島に向いているということか。しかし工場は、ようやく政府の助成が受けられるかどうかと聞いていたのに……。

おそらく、以前、試験的に作られたものが出回っていると思うのだが、なんで屋久島のホテルなんだろう。開発者は宮崎の人だったが。

それにしても、5枚で600円は暴利だと思うよ。この製造方法では、1枚15円くらいと安く作れる(以前の木のトレイは20円以上した)ことが売り文句の一つなのに。

2007/08/28

縄文杉

帰ってまいりました。

屋久島と言えば、やっぱり縄文杉は欠かせない。
ちょっと引きながらも、縄文杉を見に行ってきた。往復10時間。で、2

                                             

                                              

これが、定番の縄文杉。

                                                      

これより、絶対ガイドブックに登場しない写真を。

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満員だあ! 縄文杉の前には展望台が築かれていて、直接縄文杉には接触できないようになっていることは知られているが、この展望台、実は「立ち止まり禁止」。カメラゾーンも設けられている。
夏休みともなると、連日300人~500人が登り、登山道は渋滞、展望台はラッシュアワー時の電車状態となる。今年5月の連休には1000人にも達したのだそうだ。もはや、動物園のコアラかパンダ並。

道は、大半がトロッコ道で、登りも木道が多くて階段で登る感じ。ちなみに縄文杉を見に登る人は、年間約7万人。充分な観光資源となっている。鹿児島県でも、今やもっとも観光客の多い地域は屋久島だとか。

それだけに、痛々しかった……。私も、見に行った一人なんだけど。

ほかにヤクスギランドなども観光のメッカ。こちらはバスで行ける屋久杉の森だ。考えようによっては、ここに観光客を引きつけて、外貨?を稼ぐとともに、ほかの屋久杉には人を近づけない、いわばオトリのような役割を果たしている。

縄文杉。そのうち枯れるかもしれないけれど、立派に役割を果たしているよ……。

なお、最近は、「もののけの森」(アニメ「もののけ姫」のイメージを得るためにロケハンされた屋久島の照葉樹林の森)も人気コースになっているそうだ。次は、苔むした照葉樹林が身を挺して屋久島を支えてくれるかもしれない。

2007/08/27

屋久島のガシュマル

屋久島のガシュマル
屋久島に来ています。屋久杉もいいけれど、亜熱帯性のガシュマルもあります。

2007/08/25

割り箸を燃料に

本ブログのカテゴリーに、「割り箸」を設けました。これまで「木製品・木造建築物」や「行政・政策関係」「ニュース」などに拡散していた割り箸関係の記事をまとめています。(書評以外) 興味のある方は、これでまとめて目を通してください。

というところで、また割り箸の記事。

農水省が、使用済み割り箸を燃料化する実験を始めるそうだ。使用済み割り箸の収集して、木質ペレット、あるいはエタノールへ加工するという。どうも来年の洞爺湖サミットで地球温暖化が課題になるから、バイオマスエネルギー関係で目立つ事業を考えた結果らしいが……浅知恵だなあ。

真面目に考えれば、コストの面でも、CO2削減からの面でも、どう見てもつながらないことぐらいわかるだろ。まあ、実験だし、少しは遊ばせてあげる広い心(-_-)で見守りたいが、何考えてるんだか。それにしても使用済み割り箸の処理にひっかけるとは、市民団体におもねったのか、と疑う。

「国産割り箸の振興で林業再生を」と林野庁に持ちかけたら、「個人的にはわかるが、割り箸の振興は、市民団体がうるさいから賛同しかねる」と言われたという話を聞いた。それと同じ路線で、割り箸の燃料化になるのだろうか。

もともと農水省は業界寄り官庁と言われているが、こんなときだけ消費者寄り?になって業界を切り捨てるのかねえ。いや、この実験に協力するために、国産割り箸をたくさん使うという手もあるか。

2007/08/24

チェンソーアート画廊

チェーンソーアート作品を展示するギャラリー「丸太房」が、浜松市にオープンしたそうだ。

すでに作品は50点ほど並んでいるというが、「サルやウサギなど動物をモチーフとした表情豊かな作品」だという。作品の販売もしている。作ったのは、オーナーの長谷川渉さん。本業は商業デザイナーでショーウインドウの立体作品を作っているらしいが、3年前からチェンソーアートを趣味として始めたとか。
静岡新聞http://www.shizushin.com/local_west/20070822000000000050.htm

写真を見たところ、写実系ではなく、どちらかというと漫画系のユニークなものが多い。

結構なことだが、どうせなら遠州・三河にはチェンソーカーバーは比較的多いのだし、他人の作品も含めてバラエティを出してほしいな。個展じゃないのなら。

でも、アートとしての認知が進んだ一コマだと思う。折しも富山県南砺市では、井波国際彫刻キャンプが開かれ、城所啓二氏が出場中。いよいよチェンソーアートが彫刻の一分野として広がれば、注目もアップするだろう。

 

2007/08/23

もうかる林業

朝日新聞に「もうかる林業見えた」という記事が(8月22日版)。

私もよく知らない森林組合がいくつも登場して、なかなか意欲的な「攻めの森林経営」をしていることが紹介されている。

内容的には、このブログで紹介した日吉町森林組合や八木木材と同じである。つまり、施業面積を広げるために組合員(森林所有者)に営業をかけて山林を集約化すること、そして機械化である。
この2つによって大幅なコストダウンを可能にすることで、林業を「もうかる」ようにした。

先の八木木材の視察は「儲かる林業研究会」主催だったが、ある意味、林業を儲かるようにするための手法は出揃ったのではないか。つまり、答は出た。後は、いかに実行するかだけである。

もちろん地域性もあるし、改革には資本力も必要だが、それを理由に「うちはできない」というのはダメである。改革には補助金を、なんて言わせない。
(先日の割り箸講演会でも、やればできる!追い風は吹いてきた、と話したのに、その後「先生のお力で、国から○○金を……」という声が出て、正直言って腰の力が抜けた。)

こうした記事が一般紙に載るということは、これまで逃げ口上を弄して改革を怠ってきた森林組合などをジリジリ追い詰めるにはいいかもしれないなあ。

2007/08/22

日本最大級のブナ、とイチョウ

青森県十和田市奥瀬惣辺の山中で、国内最大、つまり日本最大級のブナが見つかったというニュースが流れた。(東奥日報) 意外と巨木は、まだ発見される可能性があるようだ。

そのブナは、高さ約42メートル、幹周り5,65メートル。推定樹齢は約400年。あんまり奥山ではないが、信仰の対象になっていたのか、切られずに済んだらしい。しかも樹勢が旺盛。今後、この木がどんな扱いになるかわからないが、人気を呼ぶだろう。

と同時にブナは人気があるな、と感じる。CMでも、エコガラスがブナ何本分の二酸化炭素を削減……などと説明しているが、ブナなんて吸収力(成長力)は弱いのに、あえてブナと表現しているのだ。

そこで私も1枚。いや2枚。高知県土佐町にあるイチョウの巨木である。枝の一部がこぶのように垂れ下がった様子から乳イチョウと呼ばれている。乳のつくイチョウはわりと多くあって、産後の母乳がよく出るようにお参りするとも言われている。こちらも、何を根拠とするか知らないが、日本最大なんて説明書きがあった。Photo

                                                      

                                                                       

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実は、このイチョウのある山の麓には、4本の杉に囲まれたお堂もあった。四本杉と呼ばれている。やはり信仰の対象になっていたのだろう。お堂が、まさに村の鎮守という風情で気に入っている。

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2007/08/21

割り箸講演会

昨日は、吉野で割り箸の講演会。

秘かに恐れていたとおり、参加者のかなりの人が知り合いであった。だって、取材だけでなく吉野通いが続いているからなあ。なんだか釈迦に説法のようでもある。
それに用意してもらった黒板が、壇上より遠いところにあったので、ほとんど使わなかった。よく1時間半も、しゃべりだけで聞いてくれたもんだ。

ちなみに、講演会後にお土産をいただいた。立派な割り箸や和紙などのセットである。最近、こうした割り箸が自宅に増えつつある。あまりに上等すぎて、マイ割り箸用にはもったいなく感じてしまうほどだ。

むしろ、各製箸所で出る不良品をもらえないかなあ,と思った。いや、私がもらわなくてもよいのだが、各地でマイ割り箸運動に賛同してくれるものの、しかし国産割り箸が手に入りにくい、それに高いと悩んでいる人に、実費(郵送費)のみで送るシステムをつくるのだ。郵送料も安くないから何か工夫がいるかもしれないが、マイ割り箸運動を展開する一歩になるだろうし、不良品を無駄にしないという点でも、結構マスコミ受けすると思う。もちろん、国産割り箸を使う意義を説明したチラシを付ける。

手間ばかり増えると思わず、こんなところから初めてもいいと思うよ。

2007/08/19

夏祭

吉野チェンソーアートスクールの講習会をパスしてしまいました。
なんたって、本日は自治会の夏祭。私は事実上の幹事を仰せつかっていましたもんで。

比較的小さな自治会だけど、祭の参加率は高く、今年は転入してきた若い人たちが多かった。子供も増えたので、やっぱり活気がある。また進んで動いてくれる人が多いのも助かる。おかげで私は、口でアレコレいうだけで身体を動かすのは、かなり減る。

思うに祭のようなイベントでは、使い捨てが非常に多い。紙皿や紙コップ、キッチンタオル……できるだけ安く、後始末に労力を割かないで済むように考えるから。なかでも割り箸も重要だ。

でも、わが町の夏祭は、国産割り箸。(⌒ー⌒)

もちろん、私が提供した。先日のテレビ出演や新聞記事、意外や見ている人もいて、割り箸は私の専権事項なのである(笑)。

2007/08/18

割り箸からのニッポン再生

なんだか、二つの拙著のタイトルを合体させてしまったが……実は、本気でこんな計画を練っている。

東京では、そのための密議?を行った。それを一言で言えば、国産割り箸の振興による林業再生ある。これは日本総合研究所のプロジェクトなのだが、私もそれに一枚かんだわけ。
とにかく割り箸が森林破壊だという濡れ衣を払拭するとともに、大口需要先と大量生産拠点の確保によって、日本に国産材による割り箸産業を復活させようというものだ。そして割り箸によって山村に経済的な還元を増やし、林業の再生をめざす。ひいては森林の再生、日本社会の再生をめざす。
まず研究会を立ち上げ、需要先を口説き、出資先を見つけ、マスコミに働きかけ、林野庁とも話を進める……という構想を考えている。(こんなに内容を紹介したら、密議じゃなくなるよな。総研の厳しい電子キー付き会議室で話を行ったのに(^^;)

『割り箸はもったいない?』に書いた通り、割り箸こそ林業の神髄である。木を無駄なく利用し尽くす精神こそが林業を成り立たせる。

『森林からのニッポン再生』の意味は、日本の再生には都会だけ元気になるだけでなく、山村を切り捨てては成り立たない、山村の復興には林業の再生は欠かせない、林業を再生すれば自ずと森林も健全になる……という意味が込められている。
そこで林業再生に割り箸を利用しようというのだから、「割り箸からのニッポン再生」になるわけである。

さて、いかなる展開ができるか?

2007/08/17

書評・ビーバル

ビーバル

東京で遊んでいた? ので、遅くなったが、『森林からのニッポン再生』の書評がビーパル9月号に掲載されている。

ビーパルは、拙著の書評をほとんど載せてくれている、有り難い雑誌である。仕事の面では、最近ご無沙汰しているが……。

実は、昨日も東京へ行ったのだからと編集部にお邪魔して、涼んでいた。

2007/08/15

サントリー美術館

サントリー美術館
暑い日中は、東京ミッドタウンのサントリー美術館で涼をとる。タイトル通りの展示(写真)だが、「東海道五十三次」の版画では背景に禿げ山を探してしまう。

そろそろ夜の仕事の準備しようか。

……と言いつつ、実はミッドタウン内の休憩イスで寝てしまったよ。これで元気回復(^o^)。

2007/08/14

清流に足を

世間は、まだまだお盆休みなんでしょうねえ……。

実は、明日から東京に行くのですが、この帰省ラッシュの中、乗るのも大変。しかも、せっかく行くのだから、アチコチ編集部に寄ろうかと思っても、肝心の編集部が休みだったり相手がいなかったり。まあ、それだけのんびりした東京滞在になりそうです。

でも、暑くてあまり歩き回れそうにないなあ。

というわけで、高知土産の写真で涼んでおきましょう。

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これは吉野川の支流・立川川。実は、この流れに足を浸して涼んだのです。それが高知滞在一番の思い出かも。

2007/08/13

土佐の棚田

世の中、夏休み、お盆休みモードなんでしょうね……。

そこで、小難しいことを書くより、美しい景色でも楽しんでいただこうかと、こんな写真を。

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土佐町の棚田です。アチコチ探して行き着いたのだけど、川筋からぐんぐん登って、高原状になったところに見渡す限り広がっていました。棚田百選に選ばれているのか、「棚田が美しく見えるところ」の標識まで幾箇所かあります。台風の名残の、ガスが山々を覆っていました。
小さく作業している人が見えるのも、私には生活感があってよい。風景写真としては失格?だけど。

面白いのは、ほとんど石垣がないこと。一部新しいところやコンクリートの壁面は見かけましたが、たいてい土の傾斜法面なんですね。だから耕地面積的には垂直的な石垣棚田より狭くなるのだろうけど、たおやかな、独特の高知の棚田景観になっています。

2007/08/11

森業・山業

「森林ビジネスを支援」することを目的とした補助金に、「森業・山業創出支援総合対策事業」(財団法人都市農山漁村交流活性化機構)がある。
その募集が、昨日の新聞に大々的に載っていた。優良プラン募集とあって、絵入りなのだが、その絵にはログハウスやら炭焼きなら木工、ハイキング?など能天気な絵が並んでいる中、チェンソーアートらしき図も描き込んである。

実は、この春に吉野チェンソーアート事業に適合できないか、申請してやろうかと思ったことがある。目的は補助金そのものよりチェンソーアートによる地域づくりのアドバルーン的要素が強いのだが、その時に検索すると、昨年までの分は載っているのに、今年の分は「準備中」のままだった。
そのうち、準備中も消えて、どうやら今年は流れたらしいと思えた。予算はあるはずなのに??? だったが、どうやら緑資源機構のスキャンダルがらみで控えたらしい。

それが今頃の募集だもんな。それも期限は8月末まで。20日しかないじゃないか。

それでも一応、該当ページを見てみた。http://www.mori-yama.net/
相変わらず事業費の2分の1を自己負担せよとか、民間資金が10%以上、かつ自治体が15%以上出資させることを条件としている。お馬鹿ではないか。そんな自治体がどこにある。いや、自治体と内応したプランしか採用しないことを匂わせているのか。

それでも、無勝手流に応募してみようかな。助成書類を作る練習になるかも。誰か、アドバイスくれる人、いる?

2007/08/10

中国は割り箸使用を禁止?

Yahoo!もしくはNIFTYのニュースで、こんなのが流れていた。

http://newsflash.nifty.com/news/rcdc_photo/ta__rcdc_20070807015.htm

中国政府商務部が外食産業向けに出した規範に、割り箸を始めとする使い捨て食器の使用自粛提案だ。もちろん罰則はないのだが、割り箸を使うな、政府が言い出したのだからちょっと恐ろしい。

しかし、オリンピックを前に中国の外食産業でもっとも重要課題なのは衛生面だろう。
中国では表に出ないが、食中毒だけでなく、肝炎などの伝染病がかなりの頻度で発生している模様である。エイズサーズもそうである。そうでなくても、アチラの食品は、毒性添加物が多く、しかも衛生観念が非常に低い。
そこで割り箸に切り換えて、衛生的にしようと勧めていると思ったら、いきなり反対の動きである。おそらく木材不足が背景にあるのだろうが、中国内の割り箸産業まで壊滅させかねない。もしかしたら、日本へ輸出する分を国内に回す可能性もある。

記事にもあるが、中国人も、食堂の備えつけの箸に関しては、かなり警戒しているらしい。ちゃんと洗浄しているか信じられないからだ。マイ箸が中国で流行るかもしれない(^^;)。

果たして本気で普及できるかどうか。私は懐疑的だが、強制化の噂もある。デカイ食中毒事件でも起きないと、衛生面の改善は進まないかもしれない。

割り箸を巡る状況は、今秋から大きく動きそうだ。

2007/08/09

中国ビジネスと日本林業

中国政府のお役人のビジネスのやり方を語ってくれる人がいて、そのおかしさを笑っていた。

たとえば、価格は売り先と買手が決めてはいけないという。全国統一値段を作れというのだ。それは共産党独裁の政府ならではの発想である。多く注文したら価格を下げるのが常識だと言うと、「寿司の価格は1貫と2貫で違いますか」と言われたとか。

また作ることばかりに目が行って、販売を考えていない。売れると思ったら大量に作る。多く作ったら全部引き取ってもらえるもの、と考える。売り方に工夫もない。
一方で重さで値段を決めると言ったら、魚の腹に石を詰めて重くすることが商売上手と思っている……。

あれ、それって日本の林業と同じじゃないか、と思った。

だって、国産材は、多く注文すると単価が上がる。値段が下がると政府に泣きついて上げるような政策を取るべきだという。
販売に何の工夫もない。自分の都合で金がいるとなったら、市場のことを考えずに木を伐って売る。風倒木が出たら、一斉に出荷して価格を下げてしまう。ついでに品質の信用も落とす。
木材の寸法もでたらめ。10㎝柱といったら9,5㎝しかないのが当たり前だったりする。傷物などの材は見えない部分に積み上げて売る。
契約を、書面で表すことも少なく、口約束を重視。でも、すぐに裏切り裏切られる。

ビジネスの法律や常識よりも、長年続いてきた商慣習と人づきあいが優先するのである。

なるほど、中国人のビジネス感覚と日本林業の慣習はよく似ているのだ。中国は共産主義のなせる技とも言えるが、林業も国家的保護を受けてきたからか。
中国ビジネスで痛い目にあって撤退する企業は多い。林業に新規参入したいというビジネスマンもそれなりにいるが、現場を知るとあきれて逃げ出すようだ。

でも、中国も変わりつつある。日本林業も変わってきた…かな?

2007/08/08

木のカウンター

高知・土佐町で、なぜか私が地元の人を引き連れて訪れた店。

「なんてん」というスナックなんだけど、ここのカウンターが凄い!

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                                         この写真だけではわからないかな。とにかく一本の木なのだ。一枚の板、ではない、木である。長さ14m! それも根付き。

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わかるかなあ、この迫力。酔っぱらっていたので、うまく写真が撮れなかったのが残念だが、天井にも丸太が組まれて、大変な迫力なのだ。

残念ながら、現在のママさんは店を居抜きで引き継いだだけで、このカウンターの由来も、どうやって店の中に設置したのかもわからなかった。(どう考えても建物を建てる前に搬入しないと無理)
しかも、隣に「土の畝」という居酒屋があるのだが、そことはトイレでつながっているという不思議な構造。ちなみに「土の畝」でも、随分飲んだっけ。

「なんてん」のカウンター、やりようによっては名物になるのに、ママさんは、その魅力がわからないらしい。いっぱいナンダカンダと雑物が積まれていてもったいない有り様だ。
これまで来たことがある人も、このカウンターに気づいていなかった。

このカウンターを紹介したことで、私は土佐町の情報通?になったのである(笑)。

2007/08/07

緑のオーナー制度報道

今日は軽い話題を、と思っていたが、コメント欄に「緑のオーナー制度」が触れられたから、こちらにも一言。

でも、私の感想は、世間と少々違うのだ。「何をいまさら」。

これを最初に報道したのは、朝日新聞で、その書き方によると独自調査によるものらしい。それに追随して各マスコミが一斉に報道し始め、今や年金問題の次はこれだ、といわんばかりである。今や国家的詐欺だとか、法律違反だとワイドショーでコメントする法律関係者もいる。

しかし「緑のオーナー制度」で分収造林した国有林の多くが元本割れしていることは、満期を向かえた1999年度より常識だった。そして、これは私も切り抜きで持っているのだが、当時の報道はベタ記事扱いだったのだ。国の募集の商品が元本割れしていることの問題点を、当時の記者は気がつかなかったらしい

それが、今度は調査報道ということで世相と合わせて飛びついたのだろう。なんとなく国の制度たたきが流行しているかのよう。

そもそも「緑のオーナー」と名打っているが、分収林制度、あるいは部分林制度は昔から全国各地にある。出資者を募ることから言えば、和牛オーナー制度とも似ている。

本当は、出資を受けて造林して、それが伐採するまでの年季契約というのは林業の基本である。山林取引というのは、土地ではなく立木で行うものだからだ。

ま、林野庁の募集の仕方もいい加減だったのはケシカランし、そもそも集めた金を造林ではなく育林や管理に使っている。また募集の時点でも、林業は補助金づけだったはず。その時点で儲かるわけがないことがわかる。満期が十数年というのも短すぎる。40年でもまだ辛い。やっぱり80年くらいにしておけば、ばれなかったのに(^^;)。

また応募者は、本当に儲かると思って購入したの? と聞きたい。

2007/08/06

山のヒット作

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写真は何かわかるだろうか。

                                             

単なる丸太の輪切り? そのとおり。これが、今よく売れている。そんな……と言われそうだが、ネットで一回1000枚単位の注文が来るそうだ。
もちろん、誰でも作れそうで作れない。たとえばチェンソーで切ったら、断面がきれいにならないし、水平が取れない。通常の丸鋸でも無理。それをしっかり仕上げることで引っ張りだこになっている。こちらは「さめうらこむ」のお仕事。
そのほか「ネコの爪研ぎ」とか「キャットタワー」も作っている。枝だらけの梢を使った家具も人気だ。

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こちらは、犬小屋を製作している「犬小屋工房」。

                                                            これも大ヒット。なにしろ、月産40戸。大工を10人ほど雇ってフル回転している。これもネットの注文だ。全部オーダーメイドで、地元の杉を使っている。人間でも入りたくなるような犬小屋だ。なかには防音設備付きとか、テラス付き、2階建てで階段付き……など。

木を売るには住宅など大物を狙え、という考え方は今や古い。この手の木工グッズこそが稼ぎ頭なのだ。高知の嶺北地方では、こうした商品開発に取り組む人がたくさんいた。

木材を量で売るのではなく、付加価値をつける方向も忘れてはならない。

2007/08/05

高知巡礼?

高知から帰って参りました。

なんやかんやとアチコチ走り回ってきましたが、それはオイオイ報告するとして、今日は満水の早明浦ダムの写真を。P8040074

                                            

貯水率は、実は100%を越えています。そこで、

P8040077

                                             

放水中。この前までの渇水とは大違い。

                                                   

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                                                                                       そこで上流に向かうと、川から流れ込む水と、水位を上げたダムの水がぶつかっている現場に遭遇。色が違うなあ。

                                                                                        

              

ちなみに夜は、国交省のダム作っているお役人と出会って飲んだのだけど、

「水をためたきゃ、ダムの上流の森林を全部伐ってしまえ」とか「下流の洪水が怖けりゃ、下流に高い堤防築け」とオダ巻いておきました(^o^)。

2007/08/03

台風の影響

台風の影響は、意外なところにあった。

実は、この週末は、高知土佐町のシンポジウムの講演で呼ばれていたのだが、台風の接近によって中止になったのだ。これまで大雪で延期になったことはあるが、直前の完全中止は初めて。

しかも、3日前に決まったものの、その後の台風のコースは微妙に九州にずれたうえ、スピードを増して前日には日本海側に抜けてしまった。結果的に当日は何も問題ないらしい。

が、なまじ空路も平常通りとなると、直前だけに航空券ほかのキャンセル料もかかる。私も高知行きで準備万端にしていたのだ。
そこで考えた末、シンポジウムはなくても、出かけることにした(^o^)。航空会社にお金を払うだけなのもシャクだから。私も講演がないので気を楽に高知旅行を楽しめる。レンタカーで走り回ってくるつもりだ。

さて、何を見て来られるか、また報告しよう。

2007/08/02

割り箸評論家

昨夜は、某林業家の若き後継者?たちと飲んだのだが、そこで入った割烹のお店

なかなかしゃれた雰囲気で、料理もうまいし、木のテーブル、カウンターなども落ち着いてよいのたが、そこで自家製?ぽい布の袋に入っている箸が、中国製の竹割り箸。

これが残念で、店の人に「吉野の杉割り箸を使うべきだ」とみんなで掛け合う(^o^)。果たしてわかってくれただろうか。

そして今日、まずはメール。某シンクタンクより「国産割り箸による林業再生プラン」を考えているという相談が来た。近く逢うことになる。

そして電話。割り箸本を取材した輸入協会から、今後の割り箸の展開について相談したいとのこと。こちらも近々逢うことに。
輸入割り箸と国産割り箸では、寄って立つスタンスが微妙な面もあるが、いわれなき割り箸攻撃に対抗したいという気持ちは納得できる。協力できるところは協力していきたい。

折しも、農林水産省の広報誌にも割り箸に関する記事を書くことになっている。

ここ数日の間に、急に割り箸の話が飛び交うようになった。今月には、吉野の割り箸関係者を対象にした講演会も開くことになっている。

私は、割り箸評論家を名乗ろうかなあ。

2007/08/01

しそうの森の木

宍粟(しそう)の視察のつづき。

宍粟というと、みんな八木木材なのだが、そこと対になるのが「協同組合しそうの森の木」である。ここが面白いのは、素材生産業者と製材所と工務店が組んで作った協同組合であること。こうした縦の関係の異業種が組合を作るケースはあまりないと思う。

驚いたのは、商品開発力だ。
担当者もいう貧乏所帯で、たいした機械類も揃っていなかったが、それを逆手にとって商品開発を進めていた。

創業3カ月で、なんと32のアイデアを試し、そのうち5つの商品化を進めているという。
「夜思いついたアイデアを、翌日から工場で試して試作品を数日中に作ってしまう」という体制なのだ。

ヒットした中には、フローリング材の端材から、赤身(心材)ばかりを切り出して、それを集成した板、あるいは白身(辺材)ばかりを集成したパネルがあった。下手するとゴミ扱い、そうでなくても不良在庫になりかねない端材商品がよく売れることで、場合によっては本体より儲かることになったそうだ。

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まだまだ木材商品には、可能性があるのではないか、と思わせた。

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森と林業と田舎