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森と林業と動物の本

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2007/08/22

日本最大級のブナ、とイチョウ

青森県十和田市奥瀬惣辺の山中で、国内最大、つまり日本最大級のブナが見つかったというニュースが流れた。(東奥日報) 意外と巨木は、まだ発見される可能性があるようだ。

そのブナは、高さ約42メートル、幹周り5,65メートル。推定樹齢は約400年。あんまり奥山ではないが、信仰の対象になっていたのか、切られずに済んだらしい。しかも樹勢が旺盛。今後、この木がどんな扱いになるかわからないが、人気を呼ぶだろう。

と同時にブナは人気があるな、と感じる。CMでも、エコガラスがブナ何本分の二酸化炭素を削減……などと説明しているが、ブナなんて吸収力(成長力)は弱いのに、あえてブナと表現しているのだ。

そこで私も1枚。いや2枚。高知県土佐町にあるイチョウの巨木である。枝の一部がこぶのように垂れ下がった様子から乳イチョウと呼ばれている。乳のつくイチョウはわりと多くあって、産後の母乳がよく出るようにお参りするとも言われている。こちらも、何を根拠とするか知らないが、日本最大なんて説明書きがあった。Photo

                                                      

                                                                       

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実は、このイチョウのある山の麓には、4本の杉に囲まれたお堂もあった。四本杉と呼ばれている。やはり信仰の対象になっていたのだろう。お堂が、まさに村の鎮守という風情で気に入っている。

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コメント

これは平石の乳銀杏でしょうか.だとすると幹周りは10mにも満たないので,太さ日本最大ではないですね(青森には10m超があります).もしかすると「乳」(幹から垂れ下がった形状の気根)の大きさで言っているのかもしれません.

そうそう、土佐町平石でした。
たしかに見た目にも日本一とは思えない太さで、しかも垂れ下がっている「乳」も、そんなに目立たないんですよね。

まあ、日本一は景気づけということで(^^;)、全国に何本あるのだろう。

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