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森と林業の本

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2007/10/15

謎の巨石群

昨日の吉野の用件は、比較的早く終わったので、その後はアチコチ寄り道しながら帰った。その一つが、これ。ところは宇陀市某所。

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これ、嶽太郎

                                            

                                             

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こちらが嶽次郎さん。

                                              

  

                                                                                           

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当然、嶽三郎もいますよ。

                                                 

                                                      

何かわかる? そう、石です(^o^)。それも結構大きい石。

写っているもので、高さ2~3メートルくらいかな。

しかも立っている! ここがミソ。森(松林やスギ林)の中に巨石が林立しているのだ。ざっと十数個はあって、名前は全部にはついていないけど、全体で「嶽の立石」と呼ばれている。ほかに「寝石」「蛇石」もあるけど。3

嶽の何番目の兄弟かな。

                                            

これをメンヒルと見立てることもできる。いや、見立てている。さらに宇宙の星座との関係を説く人もいる。すでに全国でも知る人ぞ知る名所だ。
巨石マニア、オカルトマニアには、嬉しいところではないか。

しかも、これらは昔から知られていたのではなく、最近作られた。山の中に岩が林立していることを知って、遊歩道を作ったり、名前をつけて立て札付けたりと、努力が実って売り出し中なのだ。もちろん、巨石文化の名残として。

これも、地域づくりである。近頃は、隣接地にヤマザクラの名所づくりも行われているようで、両者合わせて今後が楽しみ。ちなみに手がけているのは、有志だそうだ。

こういうネタも、恥ずかしがらずにやらないと。

さて、その後は、宇陀の室生を回った。こちらも岩を御神体?とする龍穴神社はお祭中で遠慮して、女人高野と呼ばれる美しい室生寺は、時間がないのでパス。

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拡大しないとわかりにくいが、岩には弥勒磨崖仏が彫られている。高さは10メートル以上あるだろう。

  

                                                                                  

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その対岸の大野寺。ひなびた小さなお寺なんだけど、縁の行者が開創し、空海が堂を建てたという由来のある古刹。磨崖仏の遥拝所でもある。

室生は、山間に集落が点在しているが、吉野ほど険しくない地形のおかげで、たおやかな日本の原風景が残されている。

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コメント

 宇陀で思い出しましたが、祖母は宇陀郡出身でした。
祖母の弟が、鐘紡のお嬢様と駆け落ちしたので、当時は随分話題に上り、家族は大いに迷惑を被ったそうです。
桜井の祖父の実家と比べて、ずいぶん田舎だなとしか感じていませんでしたが、こうして写真を拝見すると、いいところだったんだと改めて思い返しました。

お嬢様と駆け落ち……今となってはロマンチックな話ですね。憧れる(^^;)。

田舎は田舎でも、随分整備も進みましたし、今では人気の地ですよ。

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