エリアと田舎
今日も取材を受けた。お相手は、またしても妙齢の女性。ウフフフ。
が、話しだしてわかったのは、彼女は結婚していること、それも新婚であった(-_-)。もともと横浜出身で結婚して関西に来たという。そして新たな勤め先として、現在の大阪支社に入った。つまりライターとしても新人ということになる。
テーマはエリア・マーケティング。事前に東京の編集部とメールで打ち合わせていたのだが、拙著『田舎で起業!』を読んでの依頼である。だから、ここでいうエリアとは田舎地域を指すのだと理解していた。
が、どうやら彼女にとっては、大阪もエリアらしい。でも東京はエリアではないらしい。
しかも地産地消を取り上げる。ご当地で生産したものをご当地内で消費するものだ。しかし田舎論的に私の意見を言えば、地産地消は隙間産業にすぎない。消費量が小さな地域で地産地消を持ち出しても大きな展開を望めないものだからだ。かといって大阪レベルの都市を含むと、ご当地の意味がないように感じる。
結局のところ田舎というエリアに絞らないと、エリアマーケティングを唱えても、少なくても私の出番はないだろう。
彼女自身は田舎社会を知らないし、興味もないのではないか。それに記事の全体像もつかんでいるようではなかった。こまっちゃいますね。
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『田舎で起業!』
自分が着手できそうなテーマを
リストアップしながら拝見中です。
短めの簡潔な文章はありがたいです。
投稿: 岩井拓実 | 2007/12/26 08:43
ありがとうございます。
『田舎で起業!』の続編が、『田舎で暮らす!』です(^o^)。本当は『田舎で起業!2』にしたかったのだけど、編集部の意向で「暮らす」になりました。でもまた田舎起業の記事を書きたくなってきたな。ネタはいっぱいあるから。
投稿: 田中淳夫 | 2007/12/26 12:15
リタイヤーの友が、新潟の雪だるま高原山ろくに家屋・農地付き山林一反を購入、来春奥さんと引越します。
彼に貴書の目次コピーをギフトしましたら、昨日「読みたい!」と本屋に行きました。
「複数の収入源を持て」とのメッセージに惹かれたようです。
『田舎で暮らす!』も田舎起業家の重要な辞書となるでしょうね。
私はオークションとの接点を求めて精読中です。
投稿: 岩井拓実 | 2007/12/27 09:20
そのお友達によろしくお伝えください。
そして、雪国の田舎暮らしを楽しんでください。
投稿: 田中淳夫 | 2007/12/27 09:51
7年ほど農園トレした彼に田中さんのこと、きちんと伝えさせていただきます。
ありがとうございました。
投稿: 岩井拓実 | 2007/12/27 16:47