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2007/12/22

運動とジャーナリズム

昨日は、東京から私を取材に妙齢?の女性編集者が見えた。

割り箸本にある「エコロジー幻想」の深層についての話。

昼過ぎから、生駒山中のスリランカ料理店で食事しながら話す。雑談から、いつ取材に移るのかな…と思いつつも、いつしか話は核心に。エコロジーといいつつも、そこで問題となるのは世相からマスコミ報道となり、編集の悩みとなり…(笑)。なんだか私も、久しぶりにジャーナリズム論を熱く語っちまったよ。

考えてみれば、エコロジー絡みの運動というのは、ほとんどがマスコミあってのもので、身の回りの地道な取組は少ない。そして、常に拡散膨張を志向する性格を持つ。そのためジャーナリズムとの二人三脚が展開されやすいのだ。

夕方になって、いったん別れたけれど、大阪で再合流した。なぜか「道頓堀極楽商店街」というビルの中に昭和30年代の街角を再現したテーマパークに入り、きたない鉄板焼き屋で飲む。帰りは、ほとんど終電になった。ウフフフ。

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                             「三丁目の夕日」気分。

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コメント

エコロジーとマスコミというのは、必ずしも相性の良いものじゃなかったかなと思います。80年代からのエコロジー運動を主導していたのは、どちらかというとかなりマイナーな出版社だったかなと思います。
ここにきて、大企業にしても大手マスコミにしても、環境問題・エコロジーを無視することは社会風潮的にできなくなったという感じがします。
いずれにしても、エコロジカルな思想なくしては、持続不可能な時代にきていることは事実でしょう。

エコロジーに限らず「運動」は、膨張志向があるわけです。ある時代から、身の回りの小さな運動がマスコミに載ることで一気に広がるケースが相次ぎ、運動の担い手は「目覚めた」のかもしれません。

それは運動体がマスコミを利用しているのか、マスコミが運動を飲み込んだのか…ともあれ、その自覚がないと妙な「運動」になりかねない。

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