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森と林業の本

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2007/12/15

問い合わせ

ここ数日、お仕事のメール・電話がたくさん入る。

いやあ、有り難い……と一口に言えないのは、何も原稿(講演)依頼だけではなく、逆に取材したいというものが増えてきたからだ。取材される側に回るというのも有り難い面もあるのだが、例外を除いて、収入にはつながらないのである(^^;)。
まあ、それでも拙著などの宣伝の効果はあるし、コチラの主張を伝えられること自体は感謝しなければならない。

ただ、ここでも問題となるのは、私が奈良在住であるということ。とくにメールだと、勝手に在京だと思い込んでいるケースがままある。本当に奈良までインタビューに来るの? と疑ってしまう。もちろん承知の上で来るという奇特な方(^o^)もいるので大歓迎だが、時にあわてて引いて、「メールか電話で……」と応えるのである。もっとも距離だけの問題ではないかもしれない。現に、奈良の記者や大阪のライターからも、締め切りの関係とか、著書を読んだのでその引用で済ませたい、ということで電話とメール・FAXだけで終わることがままある。(って、今ちょうど、そのFAXが流れてきたぞ。)

私としては、古いようでも相手の顔を見て話したいし、また顔を見ることで相手の理解力も含めて確認し、事実関係も間違わないよう念押しもできることにこだわる。とはいえ、同業ゆえに、相手の立場もわかり、無理は言いにくい。なかには学生もいるし。

ライター稼業は距離を選ばない職業の一つとして、今やIT系と同じく田舎暮らしに向いているかのように言われる(事実、田舎暮らしライターはかなりいる)が、実はさほど簡単ではない。
肝心の出版元が都会、とくに東京に集中している現状では、顔を見せずにいると、どうしても人間関係が希薄になる。何よりも対人関係が重要な仕事だからだ。ITのように能力だけで判断するのではなく、編集者との相性や求められる感性を確認することが重要だからだ。
そして、もう一つは、世の中の頭が東京中心になっていることがある。仮に講演依頼でも、東京から足を運ぶという前提であり、奈良からとなると、向こうは驚く。何も交通費がそんなに上がるほどではないはずだが、マスコミ関係者は東京在住という思い込みがあるのだろう。それは知らず知らずに、価値判断まで東京基準になっている可能性があり、ちょっと心配である。(地方人まで、東京という視点から物事を眺めてしまう。)

とはいえ、私は東京に営業なんか、滅多に行かない(^^;)。別件で行ったついでにしか寄らないなあ。じり貧にならないよう、やっぱりインタビューには熱く応じておこうか。

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コメント

作稿。

そういえば、政財界「さいたま」がライターを求めています。

私も稿料をもらったことがあります(^^;

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