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2008/01/16

日本製紙の再生紙

先日、古紙の配合率をごまかした年賀状葉書をつくった日本製紙。少し同情的な書き方をしたが、どうやら根本的な会社の精神が腐っていたようだ。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080116i302.htm?from=main3

一般の再生コピー紙も、大幅に古紙配合率をごまかしていたらしい。とくに公的機関は、グリーン購入法で100%再生紙を使用しなくてはならないから、このごまかしは、結果的にグリーン法違反を引き起こしたことになる重大な偽装である。

なぜ偽装したのかまでは記事には書いていないが、考えられるのは

①技術力がなくて、古紙を使うとまともな紙を作れない

②古紙の方が価格が高くて、利益率を上げるために配合量を減らした

③古紙の供給が安定せずに納品する在庫が足りなかった

……いずれにしろ、経営的に大問題であろう。新聞記事としては大きくないから、あまり世間は関心ないのかもしれないが、食品だけが問題なのではない。いかなる表示も信頼感がないと無意味になる。

実は来週、神戸で森林認証制度やトレーサビリティについて話す機会があり、その内容に呻吟八苦しているのだが、実はいかなる認証も内容が正しいか証明するのは難しいのだ。第三者の審査だと言っても、その多くは書類審査であり、誤魔化す方法はいくらでもある。だからFSCの認証だって審査をパスしても、本当に環境に優しいと言い切れるのか怪しいと思っている。またトレーサビリティも、本当に信用できると誰が判断する? この点についてはお手上げだ。

皮肉な言い方をすれば、正しいと信じることでロマンを買うようなものである。

ま、今回の偽装発覚で日本製紙が営業停止に追い込まれでもしたら、一罰百戒になるだろうけど、まず無理だろうな。

≪追記≫ なんと古紙配合率の偽装は、日本製紙だけでないことが判明。少なくても大手5社はみんなやっていたようだ。なぜ偽装していたのかとは点では、どうやら①に近いようである。日本製紙の社長も引責辞任。

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