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2008/02/28

樹林墓地と樹木墓地

東京都が、都立霊園内に「樹林墓地」と「樹木墓地」をつくる構想を発表している。来年度から調査に入るそうだ。

樹木を墓標に見立てた樹木墓地、樹林内に埋葬施設を作る樹林墓地。どちらも遺骨などを自然に帰す意図があり、骨は土に触れさせる。永代供養といった形で一家族が土地を占有するものではないようだ。つまり木が大きく育ち、骨も消えた?ら、そこにまた別の人を弔うこともあり得るという考え方である。

せっかくだから、人が死んで焼かれることでCO2が放出されるが、樹木を育ててCO2を回収する、とアピールしたらウケるかもしれない。
いっそ悪のりして、骨が溶け込んだカルシウム満点の土を売り物にするとか。(▼▼)

まあ、そうした形態の弔いを望む人が多いのなら結構だが、ちょっと疑問に思うのは、そんな土地が東京にどれだけあるの?ということ。木が育つことを考えると、一人の墓には10m四方くらい、つまり1aくらいの面積が必要になるのではないか。都立霊園の広さは知らないが、需要に追いつかないだろう。いっそ、日比谷公園も代々木公園も新宿御苑も、ついでに皇居も…(~_~)\(-_-メ;)樹林・樹木墓地にしてしまうか。

ところで随分前に、旧ブログでも紹介した三重県大台町の佛國寺で進められている「生命の森」計画と良く似ていると感じた。こちらも墓標の代わりに木を植える。そして森を作るという発想だ。一方は大都会で、片や過疎地で生れるとは不思議な符号だが、何と言っても山里だから400ha以上の森林を用意していた。しかも、育てた森で林業をやる。

この構想、佛國寺の勝ち(^o^)。

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コメント

樹林? そういえば宮脇昭さんの行動がありますね。

宮脇さんについての分析と評価は貴著のどの本に詳しいでしょうか?

ご指示、どうかよろしくお願いします。

私が宮脇昭氏について触れたことはありません。著書などは読んでいますが。

宮脇氏の意見・活動に反対というのではなく、彼の描いている森林は天然林であり雑木林で、林業的な経営する森林とはちょっと違うからです。

ご応答、ありがとうございます。

宮脇さんとは、森林への視点が異なるということでしょうか。

森を守る目的が異なるのかもしれませんね。

人類が農耕を始めた時から自然破壊が始まっていると私は理解しています。

林業を始めた時から森林破壊が始まっているはずですね。。。

視点が異なるというより、興味の対象が違うというべきでしょうか……。

なお、農耕や林業は、短期的・狭義の森林破壊につながりますが、決して「森林全体」を破壊していません。
むしろ生物の多様性や生態系の多様性に寄与しています。

「人は自然なしに生きられないが、自然も人の関与なしに現在の形になり得なかった」というのが私のスタンスです。この点は『森林からのニッポン再生』に記しました。

なるほど、多様性に寄与していますね。

自然の現在にどのようなプラスを人間が与えたかを『森林からのニッポン再生』から学ばせていただきます。

明快なご回答、ありがとうございました。

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