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2008/02/23

マイ割り箸の主流は組立式?

たまたま東急ハンズを覗くチャンスがあったので、迷わず箸売り場(^o^)。

ちゃんと最近はマイ箸コーナーができている。 最近の主流は、折り畳み?  伸び縮み?  いや上下分解可能で、短くして持ち歩くタイプである。食べるときに組み立てる。                                                         

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はい、マイ箸のお持ち歩きセット。ちょっぴりオシャレ?レトロ?な布袋。そして左横には木製のケース。
ある意味、もっともオーソドックスかもしれない。「マイ箸クラブ」というブランド?にもなっている。その分、値段も高め。

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こちらは「かくれん棒」という商品名でウケ狙い。隠れるというのは、箸がポケットや小さなバックに入れられるという意味か。これは箸がむき出しだが、衛生的にはどうなっているのだろう。別の袋に入れるか、それとも箸先は、縮めて中に収納する構造なのか。

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その名も「つなぎ箸」。見た通り、分解タイプだ。ネジ式である。こちらは明らかに箸だけなので、持ち歩き容器は別に必要だ。

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というわけで、箸キャップ。箸全体ではなく、先だけを保護するタイプ。中も洗えるようだ。旅行用の歯ブラシにもよく似たキャップがあるが、こうなると実用一点張りね。

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これは、マイ箸携帯セット。分解式のように見えるが、注目すべきは、先が四角いことを売り物にしていること。これって、割り箸の特徴だ。私が割り箸が好きなのも、先が太めで四角くてものをつかみやすいのだ。マイ箸も形状で差別化するようになったか。

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  これも「組立式」と書かれた通り、分解して持ち歩くマイ箸だが、よく見ると、ウェットティッシュが入っている。これで食べた後は拭いなさいよ、というセットらしい。ティッシュは1回分だけのようだから、毎度補給しなければならないだろうが。でも、ティッシュで拭くだけで次の日も使うなよ。カビが生えるか細菌繁殖しているぞ。

というわけで、マイ箸特集でした。私がマイ箸を紹介するのもヘン?
でも、あえて割り箸とともに考えてみるのもよいと思う。ただし、ここに登場願った箸のほとんどはプラスチック製であることは留意したい。木製だと、分解したり組み立てる構造にするのがむずかしいからね。マイ箸は、塗り箸振興には結びつかない。

それと、割り箸にも組立式はある。組立というより差し込み式か。毎回、先の部分だけを交換するという業務用割り箸である。こちらは先の部分は使い捨てだから、洗う手間は省ける。そして気持ちだけ木材の使う量を減らすものだ。

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割り箸」カテゴリの記事

コメント

遠出ついでに、山科のお箸資料館に立ち寄ってきました。
十津川村出身のハシ師の息子さんが副館長をやってらっしゃいました。
世界の箸なんかも沢山あって、ちっちゃい資料館ですが展示は面白かったです。
実際に見て、日本のお箸は美しくてしなやかな形だなあと感じました。

帰宅してから佛教大の先生が資料館を見学、箸づくりを体験したレポートを
読んでいたら、「箸を折る」ということに触れたくだりが少し心に響きました。

「そして、毎食新しい箸を使い、食後には必ず箸を折るのだとか。
実はこの行為に、日本人の美しい心が込められています。」
http://www.bunet.jp/world/html/16_7/466_taikan/index.html

ちょっと、真似をしたくなりました。

「箸を折る」という行為を否定的に見るか、文化と感じるかが問われますね。

ただ塗り箸は折っちゃダメ(^o^)。
プラスチック箸は折ってしまいたい(^^;)。

岐阜県でも、県産材の割り箸製造が始まりました。

http://blog.goo.ne.jp/yamajo2007/e/5bbbf99dc5e453a7715dd354bde104a3


岐阜県産材を吉野へ持っていって加工し、長良川温泉組合の方々に購入いただくようです。

「信じれば通ず」とコメントされていますが、とにかく頑張って欲しいと思いますし、私も出来るだけ応援したいなと思います。

おお、岐阜産材で国産割り箸ですか!

吉野で作るのなら、吉野の業者も喜ぶでしょう。実は、現在の吉野は深刻な材料難なのです。吉野材の製材が細っているからです。だから他県産材を持ち込んだ上での製造依頼なら、間違いなく歓迎のはずです。

この方式も広がるとよいですね。
一方で、製造自体も各地にできてほしいのですが。

塗り箸折ってどうするん^^;もったいない・・

先の続き

「箸はもともと木として立っていたもの。
材木として使うとはいえ無理に伐採し、
その端材が箸になります。ですから、
箸となった木を再び土の神に返して緑の再生を祈る。
箸を折るのは、少しでも体積を小さくして
土に埋めるためで、天皇陛下は今も、
箸を折り、土に埋め、ゆかしい風習を守っているのだそうです。」

やはりそこで生まれた割り箸をその地に戻してあげたい気がしますね。

それかやはり、割り箸の炭かな・・

実は、天皇家は箸をどう使っているのか問い合わせた人がいて、回答は
「ちゃんと洗って繰り返し使っています」
ということだったようです。
ただ、素の木箸(それもかなり細い)のはずだから、そうそう長くは使えないでしょうね。私が、自宅では割り箸を何週間か使っているのと同じ(^o^)。

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