割り箸工場の数
今日は3連休の中日なので、休もうかと思っていたのだけど…
日本の割りばし生産工場の数が林野庁より発表された。それによると2006年に101だそうだ。この数字は、調査を始めた1993年以来の過去最少だという。その大半は吉野にあるので、そのほかの地域はわずかだろう。
林野庁や貿易統計によると、06年に日本で輸入された割りばしは245億膳で、1993年比で26%増。これに対し国内生産は同89%減の5億膳だった。輸入割り箸が占める割合は98%で、そのうち99%が中国産である。
それにしても2006年というと、中国が割り箸輸出を停止するかも、というニュースが流れた年。その分、国産ものに期待がかけられた時期ではあるのだが、実際は国産も減少の一途をたどっていたわけだ。
だが、現在はもっと悪化している。昨年(2007年)には、吉野だけでも3つほど廃業したと聞く。職人の高齢化と後継者がいないなどの理由のようだ。つまり、現状は100を切っているのではないか。
ただ愛媛などに大型工場ができたとかいうニュースもある。ちょっと実数はわかりにくい。
林野庁は「割高でも、国産材を使えば森林保全もできる」と国産割りばしの普及に力を入れる考え……とコメントしているが、実態はどんなものか。
« 経済音痴の間伐促進 | トップページ | ブックオフで自著を »
「割り箸」カテゴリの記事
- ローズウッドの箸(2024.07.16)
- RF1の惣菜に国産割り箸(2024.02.05)
- ファミマのフォークと割り箸(2024.01.23)
- 割り箸グレードアップ(2023.05.20)
- Y!ニュース「割り箸が熱い!……」を書いた裏事情(2023.03.13)
コメント