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森と林業の本

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2008/02/10

割り箸工場の数

今日は3連休の中日なので、休もうかと思っていたのだけど…

日本の割りばし生産工場の数が林野庁より発表された。それによると2006年に101だそうだ。この数字は、調査を始めた1993年以来の過去最少だという。その大半は吉野にあるので、そのほかの地域はわずかだろう。

林野庁や貿易統計によると、06年に日本で輸入された割りばしは245億膳で、1993年比で26%増。これに対し国内生産は同89%減の5億膳だった。輸入割り箸が占める割合は98%で、そのうち99%が中国産である。
それにしても2006年というと、中国が割り箸輸出を停止するかも、というニュースが流れた年。その分、国産ものに期待がかけられた時期ではあるのだが、実際は国産も減少の一途をたどっていたわけだ。

だが、現在はもっと悪化している。昨年(2007年)には、吉野だけでも3つほど廃業したと聞く。職人の高齢化と後継者がいないなどの理由のようだ。つまり、現状は100を切っているのではないか。
ただ愛媛などに大型工場ができたとかいうニュースもある。ちょっと実数はわかりにくい。

林野庁は「割高でも、国産材を使えば森林保全もできる」と国産割りばしの普及に力を入れる考え……とコメントしているが、実態はどんなものか。

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