消えたコナラ
大雪から一転、快晴が続いた昨日、生駒山に行った。
目的は、以前切り倒してからチェンソーが壊れて放置したコナラを取りにいくことである。
まだ新しいチェンソーは手にしていないが、父親がシイタケ原木を早くほしいというので、手ノコできることにしたのである。すでに伐採してあるその木は、幹は太いが枝分かれが多くて、時間をかければ手ノコでもホダ木づくりはできる。
ところが……現場に行くと、コナラがない。いや、細い粗朶は残っているが、幹部分がない。盗まれた……?!
倒してあるコナラを見て、これ幸いと持ち帰った人がいるらしい。何に使うのか。まさか炭焼きとは思えないから、やはりシイタケのホダ木か。それとも薪ストーブ用か。
盗まれたことというより、まだコナラやクヌギの木を求める人がいることに驚いた。そういえば、少し山手に行くと、写真のようなものを見かけた。
やっぱり薪か!
大きなビジネスにはなりにくくても、案外コナラやクヌギの木材は需要があるのかもしれない。そういえば、木工用にもなる。小金稼ぎの出荷は考えられるかも。あるいはコナラ伐採体験を売り物に、環境教育するとか。
さて、肝心のホダ木を作らないといけないので、残された切り株を切ろうとした。だが直径20㎝を越す。チェンソーならなんともなくても、手ノコではとてつもなく、きつい。コナラは材質も非常に硬いし、だいたい刃渡りが直径に届かない。周りから刃を入れていかないといけない。しかも、よく切れるノコを、と普段の山用ではなく自宅の木工用を持ち出したのだが、切れ味はともかくひ弱く、壊れてしまったよ(;_;)。
それでも悪戦苦闘して、なんとか切り落とす。が、それ1本ではなあ。
そこで別に細いコナラを探して、ノコで伐採し、ホダ木に仕上げた。汗まみれ。
しかも休日だから、やたらハイカー?がよく通る。見られるのがイヤで手を休めたり、隠れる(^^;)。すると、目の前でバイクが転倒した……。乗り手は誰も見られていないと信じているようなので、あえて助けに出なかったよ。
なんとかかんとか、ホダ木を10本近く用意して、両親のところへ運んだ。菌打ちは、私が手伝ってもいいのだが、父の仕事である。
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ご両親ともご健在なんですね。
しかも森遊びの名人でいらっしゃるご様子。
息子さんの名プログはご覧になっているのでしようか。。。
羨ましい限りの家族愛の風景、
大変ありがとうございます。
投稿: 岩井拓実 | 2008/02/13 06:16
http://homepage2.nifty.com/yukidon/
2月17日(日)夜7:30~7:55
NHK教育【751456】
ビジネス未来人「シリーズ“100年企業”に学べ(3)美しい森が利益を生む」
投稿: 稲田 | 2008/02/13 13:08
父は、森遊びというより植物が好きなんですね。
ホダ木を持って行ったら、お土産にネギやシロナ、カブなどの野菜のほか、ハッサクやイヨカン、デコポンなど柑橘類。
実はハッサクもイヨカンもデコポンも、1本の木になっているんです。ヘンな接ぎ木をして、1本の木にいろいろな果実を成らせて遊んでる(^o^)。
※「ビジネス未来人」は、速水林業の速水亨さんですね。
投稿: 田中淳夫 | 2008/02/14 09:36