西川峰子とAMAワゴン
西川峰子が離婚するそうだ。
……こう見えても、ワイドショーをよく見ているから、芸能界にも詳しいのです(笑)。
西川峰子と言えば、隠岐の海士町の観光協会の人と結婚して、隠岐に移住したことで知られている。その後夫は、町会議員になったが、昨年任期満了で辞任。再選を望まず、どうしたことか隠岐を出て東京に移り住んだ。たしかバーの経営を始めたのかな。
そんな話を島根に行った際にしていたので、今回の離婚騒動に少し驚き。
私も海士町に行った際に西川峰子にすれ違ったことがある。彼女は、東京と隠岐を通う2地域居住を実践していたが、それが昨年破れ、さらに結婚にも破れ……。
理由は定かではないが、2地域居住が難しいことを証明した形になる。ただ東京に一緒に住んでから別れた理由は知らない(^^;)よ。
実は、この海士町では、今ものすごいことが起きている。
IUターンが140人を越しているそうだ。人口が2500人ほどの島に。それも若者が多い。なぜだ! と思う方は、サイドバーにある「離島発 生き残るための10の戦略」をお読みになったらよいと思うが、直接若者が海士町に渡りだしたきっかけは、東京の学生が、バスを仕立てて隠岐を訪ねるツアー「AMAワゴン」を始めたからだ。
このツアー後、改めて島を訪ねたり、移り住んだり、さらに口コミで人を呼び込んだりした成果が、新しい定住者たちなのだ。そして彼らは,次々と起業している。
実は、私が島根で会ってきたのは、このAMAワゴンを主催している学生。学生ベンチャーである。彼は、若者による2地域居住を提案していた。
なるほど、若者による、というところが気に入った。リタイヤ組の2地域居住は、いろいろ問題があるのだが、若者ならちょっと面白い。
一生、そこに住むとは言えない。しかし、過疎地にもっとも欠けている世代(20~30代)がやってきて、何かを始める効果はあるかもしれない。定住しなくても、若い姿を地域に見せるだけでも効果的だ。いずれ去っていくとしても、それはまた次の人を呼び込むきっかけにもなる。播いた種は何か育つだろう。
また、訪ねてみようかな。イワガキ、食べたいしな。
« 「移動学」序説 | トップページ | ジオラマのレストラン »
「地域・田舎暮らし」カテゴリの記事
- 流行る田舎のパン屋の秘密(2024.07.11)
- “秘境”よりの帰還(2024.07.10)
- 山村で海を見た(2024.07.09)
- ツチノコの村(2024.07.08)
- 山村で消える店、新たに誕生した店(2024.04.11)
コメント