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森と林業と田舎の本

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2008/03/02

大人のための「森の幼稚園」

朝から、吉野チェンソーアートスクールへ。今日は自由練習日なのだが、ちょっと倶楽部運営の会議なども兼ねて集まる。同時に、「チェンソーアートによる環境教育」をやった…ことになっている。

こんな言い回しをするのは、ちょっと事情があるのだが、何しろ私とメンバーの一人は奈良県の森林環境教育指導員なのだ。ある意味、実験的?なこともやっているのだよ。
もっとも、実際の作業としてはブッシュを切り開いたり、巨大丸太の縦切り…など、それなりにハードな作業も含んだ。今後は、近くの沢から水道を引いたり、トイレづくりもすることになっている。

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森の名人は、チェンソーで製材もやってしまう。                                           

                                           

夜、家で「世界うるるん体験記」では、ドイツの「森の幼稚園」を舞台にしていた。
森の幼稚園については、私も少し紹介したことがあるのだが、ようするに園舎はなくて、常に森の中で子供たちを遊ばせる幼稚園だ。そこに大人は極力関与しない。遊具も持ち込まない。ドイツやデンマークではさかんで、ちゃんと認可された幼稚園である。
私も資料でそれなりに内容は知っていたが、ちゃんと映像で描かれると、よく雰囲気が伝わってくる。

日本の森林は、傾斜や植生から、なかなか正式な「森の幼稚園」適地は少なく、また親もこうした教育方針は、容認しにくいだろう。実際、日本に設立する計画はあるが、簡単に進んでいない。通常の幼稚園・保育園の一部のメニューに取り入れているか、無認可の形で真似ているところが少しある程度である。

いっそ、大人のための「森の研修施設」を作るのもよいかもしれない。フィールドアスレチックなどではなく、まったくそのままの森で大人がルールを決めて遊ぶ施設だ。ルールというのは、自分で道具を持ち込まないとか、目標を決めないとか、勝手に森から出ない…など「森の幼稚園」の大人版。
研修施設とするのは、単に遊べと言っても、日本の大人には無理だから、強制的に仕事をさせないで自己を解放させるため。鬱病や適応障害・ストレス症候群など、ようするに疲れているビジネスマン(ウーマン)を放り込む。人生取り戻すための治療の場であり、森林セラピーでもある。

チェンソーアートスクールの会場である吉野アートスタジアムも、そんな場として使えるかもしれない。

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