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2008/03/01

取材の仕方

ある会員雑誌の取材を、その編集者の前でやったことがある。
そして先日発行されて私の手元に届いたのだが、その編集後記に、私の取材のスタイルについて触れられていた。

「2、3時間の取材にテープレコーダーを使わず、それでいて夢中になってメモを取るわけでもなく、ノートに何やら走り書きをしている様に見える。」

はい、私、録音苦手なんです(^^;)。だって、後で聞き直さなくてはならないんだもの。面倒だ。2時間録音したら、また2時間、何度か聞き直したらその数倍時間がかかる。同じことを繰り返すのって、人生の無駄遣いじゃないか、というのが私の意見である。

メモをあまり取らないのも、単に書く速度が遅いから(^^;)。以前、私が取材を受ける立場になって、その記者のメモの速度に驚嘆した。ほとんどしゃべった内容をそのまま文章化していているのだ。そして録音まで(イマドキはICレコーダーだけど)していた。
残念ながら、ワープロを使いだしてからペンを持った指の動きは遅くなる一方。文章を早書きできなくなってしまったのである。

だから私は、キーワードだけをメモする。また数字や固有名詞などをメモする。後で読み返して、そのキーワードから話の筋を思い出せばいいか、というスタンスである。
その文字も、思いつきだから、全然キーでないこともあるのだが、とりあえず取材時の雰囲気を記憶できればよいか、という程度である。たまに、取材後書き出すまで何日も時間を空けると、何のことやらわからなくなってしまうのだが……。いや、そもそも悪筆で、なんと書いたか読めなくなることも……(^^;)。

ただ弁解すると、メモすることに神経を削ぐより、目の前の会話を大切にしたい。単に質問してしゃべらせるだけでなく、自分の意見をぶつけることで別の反応を引き出せるし、その結果、記憶に残りやすくなる。何より相手と丁々発止とやり合うことで話を聞きだすことの方が面白いではないか。そして相手の主張の全体を理解できたら、途中のやり取りなんぞ、想像で書ける。 (~_~)\(-_-メ;)オイオイ

そのうち年取って記憶力が劣ると、レコーダーも使って、残り少ない人生をさらに無駄遣いしながら執筆するようになるかもしれんなあ。

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取材・執筆・講演」カテゴリの記事

コメント

いいですねぇ~、感性の取材スタンス。

悪筆、遅筆、録音再生ムダ拒否。。。
私は田中先生の上をいってます(喜)

相手の今の本音本質を捥ぎ獲りたい!一心ですから。

取材記事が面白いのは、取材者の考えや心を経て書かれているからだと思っています。
胸に響いたところ、ぱっとイメージのつながったところを書かれて読むのが楽しいかな。

言った言葉を正確に再現しても、
そんなこと喋ったっけ・・とかなったりするし
書き方によっては話の意図と正反対にもなるし
要点を掴んでうまく書かれたほうが正確だったりするし

あっでも、ときどき
記事には書かれたけど実際には発してない言葉が、その人の名言になっちゃったりするんですよね。
そういうのも、面白いなあ。
田中さん、名言掘り起こしてください~。

明治時代を調べていたら、板垣退助の「板垣死すとも自由は死せず」は、彼の言葉ではないことがわかりました(^^;)。供が発した言葉を、新聞記者がさらに作ったようで…。

でも板垣は,わりと喜んでいたらしい。
ウケたら、誰が発したのかは、あまりこだわらないのです。

「名言掘り起こし」ではなく、「名言づくり」だったりして。得意かも(@_@)。

そうそう、名言づくり。

子供の頃から、言葉が好きで、気に入った言葉を書き留める書き抜き帳を作ってました。

書き留めたくなるような名言、待ってまーす。

私も実にメモが下手で、自分で書いた筈なのに、後で読み返しても理解出来ないことがしょっちゅうです。

でも、お書きになっている本からは全然その辺が窺えないですね。私などには到底出来そうにないです…。

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