中国の食器
地方巡りをして、いろいろ書きたいことはあれど、読んで笑ったのは……
「谷崎光ブログ 中国てなもんや日記」である。
実は、谷崎さんの作品はよく読んでいるのだが、いつのまにやら北京在住になってしまい、こんなブログを書いていた。数ある中国論より、これがピタリと私の感性にはまる。立派な中国情勢分析よりも、彼女の感覚の方が、実相を捉えているような気がする。
が、今回はそのことではなく、そこに書かれた記事の一つ
今や中国の食堂では、食堂自ら洗浄した(はずの)食器は、汚くて怖いから、パッキングされた食器を別料金を払って使う事態らしい。中国人自身が信用していないのだ。オリンピックも迫っている。外国人にどんな食器を使わせる気だ。
で、これほど衛生面が問題になっているのに、中国が割り箸を廃止できるだろうか?
形の上では、中国は割り箸を廃止して、日本輸出にも高額の輸出税をかけて縮小しようとしている。事実、日本でも輸入割り箸の価格は上がっている。が、私は、この「消毒食器」を見て、おそらく中国も割り箸から離れられないだろう、と確信した。
そして日本への輸出も、多少の減少はともかく完全に止まることはないと感じた。
島根でも少し話題にしたのだが、あちらでは「二度焼木炭」が開発された。二度焼することで備長炭並の機能を持たせる木炭で、中国製木炭が輸出禁止になったから売れるだろうと思っていた。ところが、売れない……というか、中国製木炭の輸入が全然止まらない。
それでは価格で負ける。せっかくの新木炭が苦しい立場なのである。
同じことが割り箸でも起きないか。中国製割り箸が入って来ないという前提でいたら、足をすくわれるかもしれない。
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