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森と林業の本

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2008/04/03

「桶屋の挑戦」に…

友人から、拙著が紹介された本があった、と連絡を受けた。

中公新書ラクレの「桶屋の挑戦」(加藤薫・著)だそうだ。たまたま大阪に出て書店に寄ったので、この本を探してみた。

ありました。桶屋を主題にするとは面白い本だが、桶のことを追いかけたら否応なしに吉野に行き着く。そこで吉野林業を紹介する中で、拙著『日本の森はなぜ危機なのか』からの引用がされていた。

買いました(^o^)。

思えば、桶とは、樽の兄弟分とも言えるが、樽丸から作る。樽丸は、年輪の詰まった大径木から木取りするが、樽丸こそ吉野林業の大きな商品だった。
そして樽丸を樽や桶に加工する過程で出る残材を利用して、割り箸が生れた…。

この一連の流れを追うと、林業の本質に迫れるかもしれない。割り箸の一つ前の姿、源流が見えてくるかもしれない…。

まだ買ったばかりだから、ちゃんと読んだら、また書評の形で紹介しよう。

ちなみに、全然別のことに気がついた。

「桶屋の挑戦」の著者の略歴に「大洪水で消えた街」(草思社)がある。
この本を、私は拙著で紹介したことがある。それは『伐って燃やせば「森は守れる」』の中だ。そこで洪水と被害の問題について考察して、この本の内容を取り上げたのだ。フィリピンで起きた洪水で8000人もの被害者が出たのだが、それは洪水が大きかったからか、それとも水没するところにスラム街が形成されたからか…。

おあいこ、ね(^o^)。

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コメント

8000人の悲しみから17年?

イスラベルデは護岸や運河など
不安解消に向かっているのでしょうか。

当ブログでは「おあいこ、ね(^o^)。」
で済むのかもしれません。

ジャーナリストとしてコラム?はコラム?

貴著は、選挙民と選ばれる政治家の問題として森林破壊を別の問題としているようですが。

(^o^)を見る被害地の民衆の感情は・・・


おあいこって、本を紹介したことに関してお互い様だったということで、
それとこれとは全然別の話題だと思うのですが・・

イスラベルデ(緑の島)事件をご存じのようですが、被害は森林破壊とは関係ないということが、この本に書かれてあります。
当然、「桶屋の挑戦」とも何の関係もありませんよ。

になみさん

田中先生

ご指摘、ありがとうございました。

私の誤解でございました。
申し訳ありませんでした。

どうか、お許しください。

今後、よくよく注意いたします。早々

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