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森と林業と動物の本

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2008/05/30

山村再生セミナー

福岡で開かれた山村再生セミナーに出席。

これは、まちむら交流機構が窓口になっていた「森業・山業」や「山村力」の助成事業を今年度から統一して行う山村再生事業の募集のもの。私は事例発表として、吉野チェンソーアートスクールについて紹介した。

あんまり派手にするとクレームが来るかもしれないので(^^;)、抑え気味に、淡々とこなした。チラシも配らず、名刺もまかず、ひっそりとやってます(^^;)という感じ。

001 「ひっそり感」、伝わります?

                                                

                                                  

それでも、わざわざ大分県日田市の中津江チェンソーアートクラブの面々がわざわざ訪ねてきてくれた。このグループは、九州でもっとも活発にチェンソーアートを行っている。大会も3回開いたそうだ。スクールというビジネスモデルを活かしてくれたら幸いだ。
ほかに会場でも「面白いなあ」という声が聞こえたし、事務局にもチェンソーアートに関する問い合わせはよく来るという。関西本面の方には吉野を紹介してくれているそうだ。

ところで、今年からの山村再生総合対策事業。
これは、昨年我々が七転八倒した自治体等の助成、民間からの助成の項目がなくなったのだそうだ。自治体の同意書さえ取り付けたらOK。さらに今年採択されても実施は来年度でもよくなったとか。昨年の「森業」採択で我々が苦しんだ2大要点が除かれたことになる。どうせなら、今年応募すればよかった……。
まあ、我々が「使いにくい!」と言い続けた声が届いて改革されたと解釈しますか。

でも、補助金は癖になるから、もう当分はお預け。自助努力しましょう(^o^)。

ただ参加者は、行政関係者が多い印象がある。やはり山村再生に必要なのは民間活力だろう。

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コメント

「補助金は癖になるから当分お預け」
すばらしい!
ほんとにその考え方はまっとうですよね。
前の仕事で助成金がないと、もうやって行けないとこまで行ってしまったので、その言葉が身にしみます…。

おや、助成金事業手がけているんですか。

あるものを利用するのは決して悪くないんですけど、助成があるからやる、のではなく、やりたいことに助成金を利用する、くらいの感覚でしょうか。

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