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森と林業の本

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2008/06/17

杉焼板

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生駒の山中の民家で見かけた外壁は、杉製の焼いた木板だった。

懐かしい感じ。昔は、家の外壁だけでなく、塀も多かったし、当たり前のように見たのだけど。ただこの家は、ちゃんと杉焼板の壁にも、サッシが入っている(^^;)。そこだけ現代風。

焼板は、表面を焦がして腐朽しないようにする伝統的な技術だ。時間とともに風情が出るのもいい。一般的な素材だと、徐々に汚れが目立つが、こちらは渋くなる。

もちろん万能ではないが、実は火に強くなり、防水効果もあるそうだ。木材は、表面が炭化することで、熱を通しにくくなるからである。炭は、電磁波も通さないから、そうした機能も売り物にできるかもしれない。さらに軽いから地震で倒れて人身事故になることも少なかろう。

デザイン的にも楽しめるから、もっと流行ってもよいような気がするのだが。

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