田舎論談義
世の中、お盆である。果たして、こんなブログ読んでいる人いるのだろうか……と思いつつ、更新。
昨夜は、某氏、某女と某所で密談。テーマは田舎である。具体的には、ある田舎ビジネスを展開している人を題材に本を作れないかという相談を受けての談義であったが、午後6時から居酒屋の閉まる11時まで話し込んでしまった。
だいたい某氏は、某大学で田舎活性化に取り組む准教授だし、某女は一応ライターを名乗っているが、前歴はNPOのほかJICAや外務省の委託を受けてアフリカのガーナや中米ドミニカ、南米ペルーの貧民層と格闘してきた国際派。
それにしても海外の田舎を渡り歩いてきた某女にとっても、日本の田舎は刺激的だったらしい。今になって、日本の田舎通いを始めて驚いている。
ここで話題になったのは、田舎人の職業、田舎の魅力資源、田舎ワーキングプア論、都会人の田舎視線……。田舎ビジネスの展開方法でも侃々諤々。
ちなみに田舎暮らし本は売れない。田舎社会論も売れない。ましてや田舎の人の半生記なんか売れるわけない。それを売れる本(いや、その前に出版できる内容)にするにはどうするか、という出版事情と企画手法にも話は広がった。いっそのこと、この飲み屋を舞台に広がった田舎論談義をまとめて本にした方が面白いかもしれない(笑)。
実は私も、最近意識の中では林業から田舎にシフトしている。林業というのは、突き詰めれば山村住民の生きる術でありツールである。林業が栄えても地元の山村が衰退しては意味がない。現在の林業再生論には、その点が抜け落ちている気がしてならない。
今の林業政策は、山村をすっ飛ばして、都会が直接林業に手を延ばしている……そんな構図が頭の中に浮かぶ。たしかにそうすると、都会人は目的の木材を手に入れやすくなり、林業活性化によって森林の健全化が進むかもしれない。だが、その足元は死屍累々。そうならないよう、もっとしっかり田舎論と林業論をリンクしなければならない。
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林業経営なんて、死語になってしまいました。
50年、70年植林し、手入れしてりっぱな木材にして出荷しても、手元には何も残らない。赤字です。
さて、どうすべきか?
補助金事業で仕事があるから、生活はできる。
CO2削減で政府が騒いでいるから、予算はあるが、いつまでつづくか?
原点に立ち返れ。
田舎では、田んぼ、畑仕事に山仕事はセットでした。
家を建てる、嫁に出す、大学に行かせると言っては、裏山の立木を売ってできましたね。
材木価格が高くなれば、経営は成り立ちますが・・・
どうすれば良いのか?
林野行政は火の車ですし、住宅需要の進化(?)にはついて行けなくなりました。
50年後は、どうなっているのかな?
投稿: 木曽のカモシカ | 2008/08/15 06:30
そう、補助金はあるから山村は食える。でも、これは林業と山村の分断かもしれない。
そして、補助金はそのうち切られるでしょう。その時は……。
投稿: 田中淳夫 | 2008/08/15 09:48