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2008年9月

2008/09/30

稲干し

今日は雨。生駒山も霧に包まれて、ほとんど見えない。
先日の四国カルストも雲の中に入って何も見えなかったが、同じ状態だ。

高知では、各地で稲刈り中だった。

そこでは稲穂がはせ干していた。なかには7段もの高さのある干し台を使っているところもある。今は機械乾燥が普通になっているが、寒暖の差のあるところで天然干ししたら米の甘味が増すのだそうだ。

12 この干し台は、細い間伐材である。かつては多くの需要があったのだろうが、はせ干ししなくなったら、いらなくなってしまう。                     

                       

                        

残念ながら、この村の干し台は全部が間伐材ではなく、竹を横架に使っていた。

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また天然乾燥が流行ると、また需要が生れるだろうか。いや、金属パイプになるか、カードレールに干してしまうか(笑)。

                       

                    

せっかくのはせ干しも、この雨で濡れてしまうだろうなあ。

2008/09/29

割り箸に外から吹く追い風

林野庁から連絡があって、農林水産省内の「消費者の部屋」で、今週は「木づかい生活でエコしよう」という展示をするそうだ。この前、寄りにくくなったとクサしたばかりの「消費者の部屋」だが、木づかい推進月間なのである。

そこに国産割り箸コーナーが設けられていて、そこで東京芸術大学の学生が「使いたくなる割り箸の袋」を提案しているという。それが優れものだとか。折れば箸置きになるとか、さまざまな機能が付けられている……らしい。
だって、私は見ていないのだもの。わかりません(笑)。今週中に東京へは行けないなあ。そう言えば、近畿地区の大学では、「環境革命を割り箸袋で!」というコンペを7月に行ったそうだ。そこでも割り箸袋のデザイン部門と、割り箸に関するキャッチコピー部門があった。こちらは京都女子大の教員が仕掛け人。ほかにも割り箸づくり体験などもしているという。

こちらもデザインは見ていないが、キャッチコピー部門の優秀賞を取ったのは、京都女子大の学生の作品で、
「たかが割り箸 されどワリバシ、賢く使おうNIPPONの木」である。

さらに奈良では大学生の起業による株式会社が、吉野の割り箸の販売を始めている。

また今週末(4日)には、吉野(大淀町)で、 「吉野の地域産業を発展させる会(仮称)」発足説明会 が開かれる。これは東京のマーケティング会社が仕掛けたもので、吉野の産物に新たなブランドを立ち上げるのである。その最初のメイン商品が、割り箸なのだ。
ちなみにこの会では、私が講演することになっている。

みんな、割り箸業界の外からの応援である。これほどの追い風が吹くのは、近来なかったはず。とくに学生が熱心なのには驚かされる。彼らの熱意を本当の商品化につなげられないのだろうか。これに肝心の割り箸業界は、いかに応えるかが問われている。

なお、来週10月7日から12日までは、近畿中国森林管理局で、国産間伐材を使った事務用品などの展示会「オフィスに木の香りとやすらぎを」が開催される。オフィス用品だから割り箸はないだろうが(ペンになる割り箸とか、定規になる割り箸……なんて事務用品機能をつけた割り箸って、作れないかな)、こちらも興味のある人はどうぞ。
ちなみに私は、来週は東北から東京へ行っていないのだよ。すれ違いだなあ(笑)。

2008/09/28

石のセラピー

今日も生駒山で取材。地元とは言っても、結構走り回って疲れた。

その間に、少し寄り道したのが、ここ。

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生駒スカイライン沿いにある巨石だ。不思議な岩がいくつも並んでいるのだが、そこに枯れ枝が何百本も立てかけられている。

                       

どうも宗教色があり、小銭もかなり置かれていた。何らかの信仰があるのだろうか。

さすが、生駒は神の山・神奈備山である。巨石信仰まである。正直、薄気味悪さもあるのだが、私はこーゆーのが好きだ(^o^)。

それで思い出したのだが、四国の背骨に広がる四国カルスト。

ここはカルスト地形が広がっていて、石灰岩がごろごろしている。

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ここを訪ねたとき、一つの岩がよい形に窪んでいて、思わずそこに座り込んでしまった。

すると身体が石に包まれるような感覚になった。

おおお、これは癒される!

岩の冷たさと、目の前に草が覆いかぶさるように生えていることで他者から見えなくなっているような感覚。視界が遮られつつも、草の間から広い草原が見えることも、安心感につながった。音も遮られるのか、ほとんど聞こえない。

森林セラピーならぬ、石のセラピーである。石、とくに巨石には人を引きつける魅力があるのだ。そして落ち着く。

これ、流行らせましょう! と、地元の人に進めておいた(~_~;)。たくさんある草原の中の石から自分のお気に入りを選んで、そこに座り込む、あるいは上に鎮座する。ストーンパワーを得られるかもしれない。

森林セラピーなんて、もう古いぞ。これからは石のセラピーである。

2008/09/27

森の赤

霧の森を歩いてたどり着いたのは……

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ヒメシャラ林だった。

                                              

その明るい赤茶の幹は、白い霧に包まれた緑の森の中で人一倍映える。それも小道沿いに林立しているのだ。思わず、おおお! と声を上げたくなった。

ヒメシャラは、ヒメが名につく通り、シャラ(沙羅、サルスベリ、ナツツバキ)よりも小さな木とされているが、ここではかなりの大木が見られた。しかも全体で300本は越えているだろう。これだけのヒメシャラの群落はなかなか見られない。

森の中の赤色は、ひきたつ。輝いて見える。これを見られただけで満足。お仕事、おしまい! j思った(笑)。

ちなみに今日は、生駒山に取材。そこには彼岸花が咲き誇る。こちらも「森の赤」である。

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ヒツジの白に似合う?

                                                     

※ ココログの写真が、うまく大きさを調節してアップできなくなっている。それも、かなり小さめ。以前は、かなり大きくアップできたのに。故障らしいが、早く直してくれ!

2008/09/26

雲の中の美林

四国カルストの標高1300m地帯に宿泊。
ところが朝から土砂降り。せっかく、5時起きして早朝の森林散策に出ようと思ったのに……。

その後も雷まで鳴る有り様で、外へ出られないかと思っていたが、9時を過ぎて、ほとんど小雨になる。だが、見事なまでに外は真っ白だった。霧に包まれたのである。

1 この写真は、まだ少し霧が晴れた頃かな。視界は20mとなかっただろう。

                                               

それでも森に入ると、なんとも幽玄な世界が広がっていた。霧の中の散策とは、実に素敵だ。これって、瓢箪から駒?、じゃないけど、雨が降ったからこそ見られた景色かも。

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不気味で、それでいて引き付ける素敵な森の世界であった。

そして、その奥にあったのは、私がもっとも美しい森の木と思える……の群落なのである。さて,その木は何でしょう。解答は明日(^o^)。

ちなみに、この霧は、山の上だけだった。単なる霧ではなく、雲の中だったのだ。

2008/09/25

四万十川源流

四万十川源流
高知県津野町の四万十川源流を訪れた。
源流というには多すぎる水量が勢いよく湧いているのに驚く。

2008/09/24

木材界の勝ち組と負け組

新生産システムと新流通・加工システムの違いを考えていた。

平たく言えば、前者は曲がりの少ないA材を扱い無垢の製材を行い、後者は曲がりや傷の多いB材を扱って合板や集成材に加工する。どちらも大規模工場を建てて、大量に国産材を扱うことが要点だ。

で、新流通システムの方は、それなりに成功しているようだ。国産合板は急速に増えて、木材自給率を数年で5%前後高めるのに貢献した。だが新生産システムは、あまりうまく行っていない。途中で破綻した地域もある。

その違いを考えると、さまざまなことが浮き上がってくるのだが、たまたま森林からエンドユーザーまでの商品(木材)の流れをフローチャートで見て気がついた。

森林所有者、森林組合、素材生産者、製材所。これらは行政の支援の厚い分野だ。陰に日向に行政が関与して、補助金も豊富に出る。
ところが原木流通業者、集成材や合板メーカー、プレカット工場、住宅メーカーとなると、ほとんど行政は支援して来なかった

後者は、今回の新流通・加工システムが支援しだしたところである。まだプレカット工場以降はあまり手を出していないけれど。これまで支援なく、業界内で熾烈なビジネス戦争を展開してきた合板業界などは、今回の支援で大きく躍進した。

ところが前者は、ずっと支援を受け続けてきた世界で、そこに新生産システムは改めて大規模な支援を行うもの。しかし、思うような効果を上げていない……。

やっぱり鍛え方が違うのかもしれないなあ。

まあ、これは第一印象だからね。もっと根は深いと思うけど。

2008/09/23

線香の香り

夕方、散歩に出た。

なんとなく、宝山寺の参道を登り始めたら、ポツポツと人が増えてきて、気がついたら参道に手づくりの灯籠が並んでいる。あれあれ、と進んでいるうちに気がついた。

今日は、万燈会だ! 仏教行事で、ロウソクなどを灯して、先祖を供養する日である。通常は寺に参拝すると、お賽銭など参拝者が供える側だろうが、この日は、寺から何かもらえる日として記憶している(^o^)。

200809231705000_2                                                 

とうとう参道を登り詰めて、門をくぐると、ちゃんとジュースをいただきましたよ。そして、なんというんだろ、首に「万燈会」の印をかけてもらう。

境内は、いくつも線香が焚かれている。その煙でいぶされる気持ち。この香りも、一種のアロマだろうか。

                                                                                      200809231742000

ところで、線香にはスギの葉から作られたものがあることをご存じだろうか。高価なものは白檀など香木の木粉が混ざっているそうだが、安物?にはスギの葉を使うらしい。普段気にせず焚いている線香も、スギの香りなのかもしれない。
ここで、スギの葉も十分に商品化できる資源なのだと認識。 私は、高野山で思わず買ってしまった。ときどき仕事場で匂っている(^o^)。これもスギ・アロマだろうか。

宝山寺で、その香りを思い出してしまったのであった。                                          

                                           

200809231729000                                             

                                             

宝山寺は修験系だから、護摩供養もある。法要が終わると、奥の院まで僧を参拝する。みんな後ろに連なって一緒に参拝するのだが、さすがに私はご遠慮しておいた。

ジュースを飲んで、下山することにした。帰りは、山の中を通って行った。暗闇の山道を歩くと、なぜか癒された(^o^)。

2008/09/22

木粉混入食品?

事故米を食べさせたとか、ミルクにメラミン添加とか、またぞろ食品にヤバいものが混入していることが問題となっている。もはや底無しの状況だが、そんな今、私が聞き及んだ事実。

昨日は、岐阜県まで足を延ばした。土砂降りの中訪れたのは、長良川上流の山中にある某研究所。一見廃屋かと思わせる建物。う~ん、怪しい。そこでは、木粉の利用に関して研究している。

で、肝心のマッドサイエンティスト……じゃない、天才科学者(笑)と話していたのだが、そこでふと出たのが、「食べ物にも木粉は混ぜられているよ」との言葉だった。

木粉は、粒径0,5ミリの粉から0,03ミリのパウダー状までさまざまなものがあったが、これを世間ではパンやビスケット、うどんの原料などに混ぜられているというのだ。

木粉は水気に触れると7倍に膨張する。発泡材や増量材となるそうだ。

げげげ。

それらの食品に、原材料・木粉なんて書いていないだろう。

もちろん、木粉が直ちに人体に悪いとは思わない。はっきり言って無害だろう。成分にはベンゼン核を持つリグニン系の物質もあるが、体内では分解されないし、むしろ繊維質扱いになるかもしれない。でも、なあ……。

これを「木も食べられる!」とアピールすべき? 案外ダイエット食になるか。新たな木質利用法だと発表すると面白い。でも時節柄、また異物混入食品扱いにされるかも。世間は、木を食わされていたのか、と憤慨するだろうな。砂を食うより味があるだろうけど。

ことの真偽は知らないよ。誰か追跡してくれ。

2008/09/20

消える背板

先に割り箸増産のために、素材となる背板を探していることを書いたが、現場では正反対の事情が進行している。

Photo                                              

これは某製材工場で見かけた背板の山。分厚いものもあり、私は思わず「もったいないなあ。これで割り箸作れるのに!」と発言していた。

まさか、その後に本当に割り箸材料を探す話をすることになるとは思わなかったが、残念ながらここの背板は、みんなチップにして製紙原料となる。一部は工場内のボイラーの燃料として燃やされる。これも有効利用だが、少しもったいない。

ところが現場では、仕分けして別用途に分けるのはコストがかかるということだった。

しかも、その後に視察した工場では、「キャンター」という機械が入っていた。
これは、丸い原木をそのまま削って四角く製材する機械である。削った部分は、チップになる。切って背板にしてからチップにするのではなく、最初からチップ! たしかに工程的には理に適っているが、木材の風情がないなあ(苦笑)。

ちなみに欧米の製材工場は、たいていこの方式だという。もはや製材はスピード勝負になっていて、適材適所とか多段階利用という状況にはない。丸太は四角い板や角材になって背板を出すのではなく、木粉とチップを出す。

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キャンターで削った板。多少のざらつきはあるが、このあと仕上げ工程があることを考えれば、なんら問題ない。

日本もこんな時代になるのか。製材所から背板が消えるのか。

2008/09/19

1年未満で交代……

また1年未満で交代……というと、誰もが総理大臣を思い浮かべるだろうが、実はそれだけではない。大臣もだ。内閣改造が頻繁にあるから、平均在任期間は1年前後だろう。とくに農水大臣は、ここ数年頻繁に代わる。さらに事務次官も交代する。今回は、事故米騒動で太田誠一農相とともに引きずり下ろされた。
が、ここで指摘するのは大臣・事務次官だけではなく、林野庁長官もそうであることだ。今回は農林水産省の白須敏朗事務次官が退任し、その後がまに井出道雄林野庁長官が納まったからから空席になった。この井出氏は、その前の林野庁長官が緑資源機構問題の責任をとって辞任した際に着任した。それが今年1月。つまり在任8ヶ月か。前職の辻氏も在任1年足らずだった。その前の川村長官も、1年未満で宮崎知事選に出るために任期半ばで退職している。

井出氏は林野畑出身ではないが、積極的に全国の現場を回っていたという。着任してからせっせと林業を学んでいたのだろう。その点は買っていた。が、結局は税金使って勉強して、そこで身につけたものを活かす間もなく去っていくわけだ。今回は天下りというよりは天上がりだけど。
ちなみに後任長官は、内藤邦男氏。この人も事務官だし、林野畑出身ではない。

大臣も事務次官も長官も1年ごとに交代するのでは、たいした政策出ないよなあ。だいたい官僚自体が2~3年ごとに配置換えする。なぜか不思議だ。専門性を身につけない方がいいという判断でもあるのか。
が、もっと不思議でもっと感動的なのは、彼らはそれでも与えられた仕事をしっかりこなすことだ。

以前、奈良の観光に関するシンポジウムが開かれたのだが、そこで講演した国土交通省の女性部長?は、シンポの1週間前に着任したばかりだった。それ以前は、観光産業部署ではなかった。いや関西にさえいなかったようだ。そしてまったく奈良のことを知らないまま、講演をした。それがまた統計データを駆使した見事なものだった(笑)。うわべを繕うのは天才的だ。

2008/09/18

国産割り箸1000万膳受注!

昨日から群馬に入って、日中は1日中県内を走り回った。
さすがにへとへとで東京まで戻ると、滑り込みで某シンクタンクに入り、講演。リクエストに応えて割り箸の話をした。

なんとか無難に済ませたところに、メールがきた。
「国産割り箸1000万膳受注しました!」

一時間早く届いていたら、講演で紹介できたのにね(*^^*)

でも、これだけの量になると、素材集めが大変…。どこか背板出せるところ、ない?

帰りの新幹線の中で、各地の製材所を思い浮かべるのであった。sleepy

2008/09/16

餃子の街

餃子の街
宇都宮に来ている。
「餃子の街」と言うけど、意外と餃子の店は目につかない。むしろ栃木ラーメンとかジャズの街の看板が多かった。
次はこちらで売り出すのかな。

2008/09/15

書評「21世紀を森林の時代に」

先に「反・新生産システム宣言」をしたが、その前に「新生産システムって何?」ということの資料となる本である。

21世紀を森林の時代に    
      
北海道新聞社発行 天野礼子ほか著

著者は、天野礼子だけでなく、山田壽夫、立松和平、養老孟司の4人が並んでいる。それに天野・山田の対談もある。立松と養老は人寄せパンダだろう。彼らのファンは、手に取るとよい。ただし短いし聞き書きっぽいが。分量的には天野が半分を執筆しているのだから、彼女が本当の著者と言うのが正しい。彼女のファンも手に取るかもしれない。

しかし、読むに値するのは、もっとも無名の山田氏の部分だけである。彼は、現在林野庁の北海道森林管理局局長。少し前まで九州森林管理局局長だった。彼こそ、林野庁が手がけている「新流通・加工システム」そして「新生産システム」を立ち上げた張本人である。

彼の生い立ちも含めて、森林や林業に対する思いは伝わってくる。そしてどんな経緯と考えで、二つの施策を立ち上げ、どう推移したかもわかる。林野庁は、里山や森林セラピー、あるいは地球温暖化対策への便乗など本業と違う分野には力を入れても、林業政策に関しては手抜き・無策ぶりが目立ったが、必死に取り組んできた人々もいるじゃないか! と見直した(^^;) 
私自身は、新流通加工システムは成功したが、新生産システムは失敗、それも悪い方向に山を進めたと考えている。だが、その点に関してはそのうち別項に記したい。]

ただ、天野の内輪褒めというのか、山田氏やそのほかの自分が接した人のヨイショぶりが鼻につく。ついでに自分のしてきたことの自慢話も気持ち悪い。私は読んでいて、キャっと顔を覆いたくなった。

ところで、九州から北海道に転進した山田局長は、今度は北海道でも同じことを行おうと考えているようだ。定年(来年か)前に仕上げたいと思っているのか、かなり早い進行である。傷口を広げなければよいと思うが……。

褒めているのか貶しているのかわからない書評だって? まあ資料的価値は認めているのだよ。一応サイドバーには、アップしておいた。

2008/09/14

精進料理の後は

12日にアップしたはずの記事が見つかった。なぜアップされなかったのかは、ココログに聞きたい。また故障してたんだろうなあ~。

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この2日間精進料理ばかり食べていた。ようやく取材が終わって、さて昼食を食べようということになった。
そこで食堂に入ってやはり目が行ったのは、「肉、肉、肉」。

写真は宿坊の精進料理。やっばり胡麻豆腐がいい(^o^)。

2008/09/13

地釜豆腐

昨日も携帯でブログを更新したはずなのに、なぜかアップされていないよ……。

ともかく、三途の川を再び渡って現世にもどって参りました。ちなみに三途の川は、本当に高野山の奥の院にあるのだよ。

朝の勤行から始まって、写経に数珠づくりに参拝に瞑想まで、朝から晩まで宗教づけの日々を終えて、高野山から龍神村に入った。こちらの目的は、豆腐!

朝早くから豆腐屋に通って、豆腐づくりを見学。何と言っても、薪で炊きあげた地釜豆腐なのだ。おそらく全国広しといえども、現在商業的に薪の地釜豆腐を作っているのは、本土ではここだけである。沖縄の島豆腐はあるかもしれないが……。

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本当に手作りだから、生産量もしれている(一日60丁)のだが、これを食べるカフェも開いている。

薪で炊きあげた大豆は、どこか違うのだそう。それもスギやヒノキの間伐材と広葉樹(とくに山桃)とはまた違うという。
薪の底力だ。

醤油と塩だけで、ほとんど一丁を丸ごと食べてしまった。

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最後の一切れ。思い出して、あわてて写真を撮った。

健康的な取材旅行だった……のかね。

2008/09/11

コウヤマキ

コウヤマキ
高野山に、来ている。三途の川を渡ってしまった…。ここはどこ?
でも、さすが高野山。町のあちこちにコウヤマキが売っている。悠仁親王のみしるしだったな。

2008/09/10

林業資本と銀行

先日、銀行の方々と面談。テーマはともかく、思わず土倉庄三郎の話になった(^o^)。

というのも、庄三郎は銀行の設立にも関わっているからだ。

その一つが、吉野材木銀行。明治31年のことで、本店は現在の吉野町上市に置いていた。発起人筆頭が土倉庄三郎である。ただ経営には携わらずに、顧問に就いていたようだ。この銀行は、後に吉野銀行に吸収され、吉野銀行もその後ほかの3行と合併して、現在の南都銀行となる。

ほかに奈良農工銀行の監査役も勤めている。この銀行はその後、日本勧業銀行-第一勧業銀行-みずほ銀行へとつながっている。

当時は、各地に小規模な銀行が勃興する時期だったのだ。そして、その設立には少なからず林業資本が参画していたようなのだ。それほど当時の林業は、資本蓄積が可能な国の重要産業であったのだろう。私は、GDPの何割かを林業が生産していたのではないかと睨んでいる。今は見る影もないが……。

もともと土倉家は江戸時代から金融機能も持っていて、川上郷の造林や木材出荷に当たって、金銭の貸し借りを行っていた。ときに融資分を返せない山主からは、山を取り上げたらしい(^^;)。

現在は、むしろ林業界に資金が入って来ないことが行き詰まりを呼んでいるような気がする。何か新起業のアイデアがあっても、資金がないのである。
仕方なく、政府の助成金を当てにする癖がついてしまって、それが失敗の元。助成金もらって起こした事業がうまくいった試しがない……とまでいうと怒られるが、はっきり行って事業でなくなる。

金融は産業の血液というが、この血のめぐりをよくする手だてを考えないといけない。

2008/09/09

第3回東日本チェンソーアート競技大会

6日、7日と、山形県金山町で、第3回チェンソーアート競技大会が開かれた。結果は以下の通り。

山形新聞http://yamagata-np.jp/news/200809/08/kj_2008090800117.php

ブログhttp://1st.geocities.yahoo.co.jp/gl/dewaryuba

私の注目は、やはり北海道の木霊光さん。なんたって、北海道下川で会ってきたからである。しかも、翌日(4日)には山形に出発するというので、朝から練習している現場にお邪魔して話をしてきた。そこでは、大会で作る予定の作品を彫っていたのである。

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テーマは、クマ。チェンソーアートの王道的テーマだ。ちょっと意外だったが、あまりに普遍的テーマゆえに「クマで入賞した人がいない」ということから、あえて選んだのだという。ただし、そのフォルムや細部の仕上げは、やはり木霊流か。

結果は、2位入賞。1位もクマであることを考えると、ちょっと残念だが、王道ゆえのつばぜり合いを感じたということになる。ちなみに上記の練習作品の素材はトドマツで、スギで彫られた大会作品とは微妙に違うな。

次は、もっとゆっくり話ができればと思う。

ただ気になるのは、安全対策。彼のアトリエは山の中で、奥に1軒民家があるというが、ほとんど車も通らない奥にある。そして彼は携帯電話を持っていなかったのだ。チェンソーの扱いだけでなく、破片が散乱している中での作業であるし、転ぶ可能性もあるだろう。ぜひとも気をつけて作業を行ってほしい。

2008/09/08

割り箸素材のオーダーメイド

昨日に続いて、北海道のホクト製箸の話題。

こちらの割り箸の素材は、基本的にトドマツだ。もっとも、それを蝦夷松と呼んでいる。ただし本物のエゾマツは別にあるのだからややこしい。
ようするに材質的には白いトドマツ材の方が割り箸に向いているのだが、トドマツは内地(本州方面)の人はあまり知らない。そこで蝦夷(北海道)の松という意味で、蝦夷松、エゾ松と使うのだそうだ。ややこしい(>_<)。

Photo                                                

これがトドマツ材。これでも端材だそうだ。根元の部分二メートルくらいである。元玉の方を製材から外すとは意外だった。

吉野のように背板を使うのではなく、長さ調整で切り落とす部分の端材である。これをスライスして全体を割り箸にする。

ところで驚いたのは、こうした素材ではない。工場の一角にヒノキの丸太があったことだ。なんでも山主が持ち込んできて、これで割り箸作ってくれ、と頼まれたそうだ。その山主の意図は確認できなかったが、ようするに間伐して出た木がもったいないという意識からだろう。

ほかにも解体した我が家の床柱を持ってきて、それを割り箸にしてくれという依頼もあったという。こちらは我が家を建て直す際に古い我が家の記念にしようということらしい。

こんな注文に応えてしまうなんて、ホクトの社長もお人好しだ(^o^)。

いや、もしかしたらビジネスチャンスかもしれない。思い出の木を割り箸にしませんか? なんて募集すると、案外希望者はいるかもよ。それらは記念品として配ってもいいのではないか。

もちろん手間のかかる木もあるし、価格設定は難しいが、ノベルティはそんなに単価を気にしないはず。1膳100円200円くらいでも納得するのではないか。会社でも、社有林から木を出して割り箸づくりを依頼するかもしれない。

ほかの製箸所も、挑戦しましょう!

2008/09/07

割り箸? 塗り箸?

北海道で訪ねたホクト製箸。北見市留辺蘂にある小さな製箸屋だ。(実は吉野の製箸所より工場の面積では大きかったのたが。) 主にトドマツ(それを蝦夷松と呼んでいるところがややこしい。)で天削を生産している。ただし、それだけではない。

そこでいただいたお箸。

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わかるだろうか。まず、花柄が印刷されている。次に、すでに割れていることが見えるかな。わざとパッケージに入ったままの状態で撮ったのだが、未使用である。

そう、食べる直前に割るのではなく、最初から割れている箸だ。らんちゅうなどと同じ形態である。

だが、実はこれだけではない。箸先には透明な塗料が塗られているのだ。触ると、少しざらつく。このおかげで、麺類でもつかみやすくなり、また箸としても長持ちするという。

果たしてこの箸、割り箸か? 花の模様が印刷され、箸先に塗料だ。
かといって塗り箸ともいえるだろうか。手に持つ大半が素の木である。使い方にもよるが、寿命は数ヶ月くらいだろう。いや、仮に営業用に使うなら、数日で交換しないと客の目にリユース品だとばれてしまう。

ともあれ、ホクト製箸さんは、なかなかユニークである。こんな箸を開発したのは、割り箸問屋との取引を中止したからだという。安い値段でやってられない! と卸しに出すのを止めて、飲食店と直販に切り替えたのだが、そのうちに新しいタイプの箸づくりを始めたそうだ。

取引形態を変えることは、ビジネスの意識改革にもつながるのかもしれない。

このテーマ、続く。

2008/09/06

林業の勉強会

北海道の疲れがとれないなあ……でも次の取材の予定を詰めないと……講演の準備もしなければ……原稿の締切り迫ってるし……このメールの返事をしておかなくちゃ……ああ、今晩の晩飯の用意もしなくちゃ。

と忙しいのである。で、林業の勉強会を立ち上げた。忙しい時にあえて仕事を増やす。僕の悪い癖(笑)。考えてみれば、今手をつけている仕事の多くは、森林療法だったり土倉庄三郎だったりゴルフ場だったり割り箸に田舎暮らしに地域づくり……と、多岐に渡るが、林業ど真ん中ではない。すると、うずうずするのである。そこで最新の林業事情について情報交換と考察する会を開くことにした。テーマは、新生産システム。

そこで夕方、だるい身体を引きずって大阪に出た。勉強会の会場となるシンクタンクに向かう。髭剃るの忘れてた。よれよれの普段着。冴えないなあ。こんな格好で林業の勉強できるのか。新生産システム論じられるのか。

北浜から淀屋橋のオフィス街を歩く。大手企業が並ぶ街並みに見かけるOLは、みんなオシャレ。カッコいいなあ。あのファッション、はやっているんだろか。彼女らを眺めていたら、30代40代女性の気持ちがわかるようになるだろうか? って、あまり眺めると、不審者に思われてしまうなあ。……いかんいかん、考えるのは林業だ。新生産システムだ。

高層ビルに入り、19階。ところが事務所の扉に電子鍵がかかっている。おいおい、頼むよ。最近はこんな事務所が増えた。そういえば霞が関もだ。かつては気軽に入れて食堂に寄ったり書店で買い物できたのに、今や身分証明書を持つか関係者を呼び出さないと中に入れてくれない。人民を拒絶するのか。神保町の大手出版社もそうなった。こうして外部の者と接触を持ちづらくして何ができる。きっと中から組織が壊死するぞ。そもそも……いかんいかん、考えるのは林業だ、新生産システムだ。

たまたま出てきた社員に助けられて中に入る。会議室を借りてある。この勉強会、参加者は広く呼びかけることも考えたが、北海道行っていたら余裕なくなった。今回はシンクタンクの研究員と二人だけ。と思ったら、彼がインターンを男女二人連れてきた。どちらも大学院生である。最近は、企業でインターンするのが必修なんだそう。でも、林業なんて渋いテーマ扱う部署に配属されてわけわかんないでしょ。しかも午後6時スタート。普通なら帰る時間だ。だいたい私はフリーランスだよ。それで何か学べるの……いかんいかん、考えるのは林業だ、新生産システムだ。

それから4時間近くぶっ通しで頭を悩ませる。夕飯食うの忘れてた。ええと、何話したかな、何聞いたかな。何考えたんだったっけ。とにかくポスト新生産システムと現代の割り箸のヒントか見つけるために、再来週、栃木の会社に視察に行くことになった。宇都宮で餃子食うの、楽しみだな。あと佐賀にも取材に行きたい。あそこの名物料理は何かな。……ええと、今日は何を勉強したんだっけ。

2008/09/04

取材はライター二人で?

朝帰り。ようやく自宅に帰り着く。

意外なことに涼しく感じた。実は北海道は、道北では気温が下がり(それでも例年より暑いと言われた)、石狩鍋を食べるほどだったのだが、道北の下川に向かうと暑くなった。30度を越えたのではないか。

釧路湿原から、弟子屈在住の友人・西川栄明氏宅へ伺い、泊めてもらって翌日からは二人で回った。西川さんもフリーライターで、扱うテーマは主に樹木・木工など。また田舎暮らし関係の著作もある。極めて私と近いテーマを扱っているわけだ。しかも二人とも大学は探検部出身(^o^)。

この二人が揃うと、かなり密度の濃い旅となり、何カ所取材しただろうか。2軒の割り箸屋のほか、地域づくりのNPOや森林組合、役所、そしてチェンソーアート。今春、タスマニアの国際大会で優勝した木霊光さんに会ってきたよ! 彼は、東日本大会に出場するために練習中で、作品づくりを見せてもらうことができた。

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写真は、タスマニア大会で優勝したときの作品レプリカ。西洋美術的なフォルムが特徴的。

                                                   

                                                       

これらの取材の成果はおいおい紹介するとして、ライター二人旅の面白さを感じる。話を聞く相手(時には一人)の前に、ライター二人が並ぶわけである。これはやってみると、意外と便利だ(^^;)。こちらが質問に詰まると、すかさず何かしてくれる。しかも私とはわずかに視点が違うから、こちらもホオ~となる。もし、こちらの聞きたいことから外れたら困るのだが、その点があ・うんの呼吸のように進行した。うん、これからは取材はライター二人に限る\(^o^)/……というわけにはいかないけどね。

ちなみに西川氏、今月中に北海道新聞社から「木育の本」という本を出す予定だ。その中には森林療法なども含んで、私のテーマと重なるものもある。ご笑覧あれ。ネットで検索したら見つかると思うよ。

『木育の本』(北海道新聞社)
共著者:煙山泰子、西川栄明
定価:1500円+税
発売予定日:北海道―9月末、道外―10月初旬

2008/09/03

旭川空港

旭川空港
旭川より帰路に着くのだが、大阪便がなく、東京へ。が、悪天候で本当に飛ぶか心配しながら待つ。
写真は、空港の搭乗検査口にあった小物入れ。木製なのがうれしい。

2008/09/02

今日も北海道

今日も北海道
今日は、北海道の下川町へ。割り箸会社にNPOに、様々な人々に会って、きついけど充実した1日だったよ。

2008/09/01

石狩鍋

石狩鍋
9月1日は、もう鍋の季節でしょう。北海道なんだから…。

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