「分権・共生社会の森林ガバナンス」……書評未満?
1週間近く家を空けて、山形から始まって東京の山奥、そして歌舞伎町(^o^)とほっつき歩いて、ようやく自宅に帰ると膨大な事務仕事が溜まっている。ため息つきつつ、朝から片づけていた。本当は、原稿だって溜まっているんだけどな。
ところで、東京で目についたので購入したのが
「分権・共生社会の森林ガバナンス」(風行社 西尾隆・編)
なんだか難しそうな書名だが、パラパラめくると、日本とアジアの森林と林業について、幾人かの大学研究者が執筆しているらしい。制度や地域社会の観点から記している様子だったので、手にしたのである。
もちろん、昨日の今日である。まったく読んでいない。ただ、目次を見ていると、
第3章 制度改革・地域再編下の日本の森林と林業 の中に、
森林をめぐる「神話」
という節があった。そこには 2,間伐材と割り箸論争 という項目を目にする。
おやおや、割り箸論争を取り上げているのか、と感心する。マイ箸とか中国製吉野杉割り箸まで紹介している。加えて、1,日本の「森林荒廃」 とか、3,「高価な国産材」 などもある。日本の森林は世界有数でほとんど荒廃していないことや、国産材は高くないことを記しているのだが、これらはいずれも『森林からのニッポン再生』に書いたことだ。
あれ? と思っていると、注に拙著『割り箸はもったいない?』が紹介されていた。
わはは、と苦笑していたのだが、そこで気がついた。『割り箸はもったいない?』の著者名が、田中敦夫 となっているのだ!
う~ん、やられてしまった。この漢字誤記は、しょっちゅうなのである。
抗議して訂正を要求するほど今の私に元気や暇はないけれど、ここにしっかり記しておこう(^o^)。
だから、これは書評ではないよ。
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