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2008/10/06

アド箸からアド森へ

昨日紹介した「yoshino-heart」の割り箸販売で、大きな意味を持つのがアド箸という考え方である。割り箸の箸袋を広告媒体とするのだ。その利益によって国産割り箸と輸入割り箸の差額を埋めるわけである。

この発想そのものは前からあって、拙著『割り箸はもったいない?』でも紹介したし、ほかにも自主的にやっているところはある。
ただ、規模が小さかった。イベント用だったり、自社広告だったりする。だから5万膳、10万膳という規模に留まる。これは割り箸消費量としてはいささか小さすぎる。

なぜか。その理由ははっきりしないが、広告となるとクライアント主を探さないといけないし、その広告づくりも必要だ。そのための営業が弱かったのではないか。最初に始めたのは広告畑の人が作ったNPOだから、イマイチ、力を入れられなかったのかもしれない。

しかし、吉野ハートで言われたことだが、アド箸は環境問題を訴えるツールではない。協賛企業も環境のためにやるのではない。箸袋の広告が事業に有効だから行うのだ。言い換えると、アド箸で紹介した商品の売上は伸びるのだ。
具体例としては、コンビニの弁当箸に飲み物の広告を付けると、弁当を買う際に飲料も買う可能性が高まると紹介された。

箸袋の広告量は、どこまで伸びるだろうか。

広告界は、常に新たな媒体(メディア)を探している。チラシに雑誌、新聞、テレビ……と広がり、新幹線の窓から見える立て看板だって、広告界では貴重なメディアだ。ほかにもビルの屋上やアドバルーンなど、「空中広告」という概念もある。
インターネットが広がった際、さっそくネット広告という分野が誕生した。今ほど興隆するとは信じられなかったが、すでにラジオ広告量を抜き、もうすぐ雑誌広告量も越えると言われている。IT企業の収益の多くは、ポータルサイトの広告で支えられている。もしかしたら箸袋広告だって大化けするかも……? 

この発想を、森林自体に広げることも可能ではないか。森林空間を広告メディアと捉えるのだ。すでに「企業の森」のように会社のイメージアップに利用するケースもあるが、もっと直截な商品広告に使えないか。

もちろん、人が見る森に看板を立てることもその一つ。木造住宅の宣伝になら使えそうだ。散策路にさりげなく商品が並ぶ(^^;)。さらに飛行機から見える森林が商品名を描いていたりして(^^;)。観光地なら効果は大きいが、見せ方次第では反発にもなるだろう。
その森林を見ると、ジュースが飲みたくなるとか、液晶テレビを買いたくなる……なんて無理か。

6_2 

                             

写真は、吉野ハートの記念植樹したところの近くにあった木。山主と、それを検山した山守の日時が書き込まれている。これは広告ではないが、樹木に文字を入れて、他者の目を引くところは同じだ。

                            

広告媒体としての森林で収益を上げれば、これも林業である。アド森、アド林業(^o^)。

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コメント

自然保護団体が、木を痛めつけている! と
怒り出しそうな悪寒。。ww

小生がお手伝いしている丹波森林組合。
間伐材や腰抜け材で、ノベルティグッズを作って拡販することにトライしている。
最初の顧客は小生の知り合いに声をかけ、所属しているNTT・・・の11月イベントに採用された。
その他ある飲料メーカー、そして先日は住宅産業に仕事の打ち合わせで行ったついでに趣旨を説明してお願いして来た。サンプルを持ち込めば検討できるとのこと。

さて今回のトピとの関連ですが、ノベルティに添付の説明資料。この中にこのノベルティに使われている立木の位置がピンポイントで示されている点。
これは電子タグを用いた立木管理システムによって実現できた。
ノベルティについているQRコードを携帯で見れば山の写真が。
実際にそれを手がかりに、ルーツ(切株(^^)を探せとばかりに現地に行けば、切株についた電子タグから、どんな製品やどんな家になったかといった遊びもできる。アド森へ人々を呼び込む仕掛けにもなっている。
前回の割り箸企画でも実は同様なことを提案していました。ちょっとひねり過ぎているかも・・・(^^;

こちらの計画も進んでいますね! 素敵なノベルティを作ってください。でも、捻りすぎ、というより遊びすぎ…。
森林を広告媒体にすると行っても、自然保護団体が目くじら立てないスマートなやり方は、必ずありますよ。

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