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森と林業の本

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2008/10/25

セブンイレブンの割り箸?

妙な記事を見つけた。
http://www.news2u.net/NRR200838407.html

実は、この記事は「でんぷんで作った爪楊枝」を紹介しているのだが、その前段にこんな記述がある。

今、コンビニや飲食店で使う割箸がエコの観点から問題になっている。有限な資源である木材を利用した使い捨て割り箸が問題になっている。最近ではセブン&ホールディングズのコンビニ、セブンイレブンが通常割り箸用に使っている木材より、速く成長する、白樺などを使うことによって、エコな割り箸へのアプローチに成功した。

おいおい、なんだよ、これ。木材が有限な資源という言い方はおかしいだろ。そして「通常割り箸用に使っている木材」とはなんなんだ? 白樺などの割り箸がエコな割り箸?

だったら、中国製の割り箸もほとんどエコ。いや、竹やアスペンなども白樺以上に早く生長するからエコだろう。おそらく現在出回っている割り箸の9割以上がエコになる。つまり、割り箸の何が悪いの? ということになってしまう。

そうか、国産割り箸(下川製箸の白樺割り箸を除く ^^;)よりも、中国製割り箸を使え、という主張か。

生半可に割り箸について語ると、こんな妙なことを書いてしまうんだという見本。

それにしても、セブンイレブンが何か割り箸に関する新たなアプローチをしたのだろうか。そちらの方が気になる。誰か、知っていませんか。

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割り箸」カテゴリの記事

コメント

セブンの割り箸は竹製のはず。で、紹介された記事の「白樺」は間違いでしょうね。「白樺」から竹に変わったはずで、ネット検索でも「竹製」がエコということですが。
最近セブンの弁当買わないのでわからないですけど、竹から白樺に変わったのがエコだったら、結局何やっても「エコ」?

私も検索してみて、セブンイレブンが竹割り箸に転換を進めている状況を知りました。そして、竹割り箸にはカビ防止剤(二酸化硫黄)を使っているけど、基準値以下であることを強調していることも。
なら、何も使っていない白樺割り箸の方がいいんじゃないかなあ(笑)。

ようするに竹割り箸の方が入手しやすくなってきたから代えた(もしかしたら価格も安い?)というだけのことでしょうね。

影響力ある業界大手がそんなこと言うから、世の中おかしくなっちゃうんですよね。
って、鵜呑みにする方々もどうかと思いますが。
それはそうと、早くて来月から地元で北海道産の割り箸の販売を開始します!
できれば、来年度から事業化できるよう準備したいと思っています。

北海道産割り箸も頑張ってくださいね!

地場産割り箸を使ってもらって、リサイクルも含めた情報を発信する。こうした小さな取組が、大きく地域を動かすのだと思います。

竹割り箸の方が入手しやすくなってきたから代えた事は確かだが、衛生と健康の面で慎重しなければならない。一般の木と違って竹は腐り易い多空質の構造なので薬品処理時、一旦中に入った薬剤は取り難いし、乾燥課程で固着しまうことと使うとき僅かであるが水気によって溶けて出るので、使用回数を重ねたら自分の体に蓄積される薬剤-殆どが危険な防腐剤だけど-の量は大丈夫ですね~^^

私は、シラカバの箸を忌避しないけど、竹箸はいやだなあ、と感じています。
第一に使いにくい。つるつる滑るから。
防腐剤問題。いくら基準値以下でも、使っていない木の割り箸と比べて竹箸がよいわけがない。


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