里山ボランティア講座
昨日は、生駒で里山ボランティア講座の講師。
地元だし、人数は20人以下だというし、ネタも生駒山だし、ギャラも安いし(^^;)、気軽にやるか、と思っていたのだが、だんだん人数が増えて40人くらいになり、なぜかパワーポイントも使うことになってデータづくりをし、訪れてみると会場は完全な研修室だし、新聞記者が取材に来ているし、市会議員や国会議員まで来るし……真面目にやりましたV(^0^)。
ま、話は生駒山を素材に里山の構造や現状などだが、実はこの講座は、何回かの実習を行った上でボランティア団体を結成することになっているそうだ。そして取り組むのが、市街地の緑地の整備だという。
これは、意外と盲点かもしれない。里山にしろ林業にしろ、いわゆる森林ボランティアと言われるケースが舞台にするのは、まさに山手である。森でも棚田でもまとまった中山間地にある。ところが、生駒市内では、住宅地の中にわりと緑地が残っているのだ。開発計画からもれたような形で点在する。
そこは、面積は小さくても、結構自然の重要な拠点である。その土地に格別希少種が存在する……とかいうのではなく、鳥や昆虫、草花などのネットワークをつなげる役割があるからだ。山間部と市街地が隔絶した環境を持つのではなく、山からじんわりと市街地に動植物を拡散させるには、こうした残留緑地は重要な役割を果たすだろう。
でも、実際の活動は大変だろうな。思わず「3年後、今日集まった皆さんのうち、何人残っているか……」と口走ってしまったのだけど(^o^)。
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