無料ブログはココログ

本の紹介

« 森林鉄道とトロッコ道 | トップページ | 200年住宅 »

2008/12/09

大径木の値段

また宮崎の話に舞い戻るが、都城の木材市場で言われたのは、「間伐材は安くない」「太い木は売れない」等の言葉だった。

具体的にいうと、
「安い間伐材を買いたいという声があるが、実は間伐材は安くない。30~40年生くらいなら柱を取るのによいから高くなる」
「80年くらいの材は、太くて製材機に入らないから始末に悪い。それに太い木の辺材で間柱取っても、強度がないから売り物にならない」

ということだ。木は太けりゃ高いわけではないというのだ。ようするに売れる商品を作るのに適した材が高いのであり、また製材の手間などコストが少ない材が求められる。至極真っ当な発想だ。
仮に大径木からよい製品が作れても、製材するのに手間がかかれば生産効率が悪いから儲からない → 買手が着かない → 価格が下がる という結果になる。

案外、こんな簡単な商売の原則を忘れているケースは多いのではなかろうか。

ただし、120年ものになると、さすがに銘木扱いになるので高くなるそうだ。

9                                                   

写真は、めったに出ないという120年もの。宮崎は、やっばり生長がよいから太い。吉野なら150年もの?なみか。

で、どれくらいの価格かと言えば、6万円だという。1立米6万円なら、まあまあか……と思いきや、1本の値段だった。だいたい2,5立米あるから、1立米なら2万4000円くらい?

えっ、そんなに安くていいの? ここでも宮崎は価格破壊(笑)。

« 森林鉄道とトロッコ道 | トップページ | 200年住宅 »

林業・林産業」カテゴリの記事

コメント

40年木のほうが80年木より加工所的には都合が
いい、という話は面白いと思いました。
北関東での状況も聞いてみよう、と思いました。

ただ80年木の辺材の間柱は強度がでない、というのはもうひとつ? 
これも林業センターに聞いてみます。

ぜひ、北関東の情報もください。

辺材強度の問題は、生長の良い宮崎材特有かもしれませんね。だって、年輪幅すごいんだもの(笑)。

林業センターに問合せたところ
(ここは実際に常時、木材や木構造の強度試験を
 しているので北関東の材木の製造流通、また
 材料強度にも精通しています。)

①北関東では
 40年木が80年木より安いということはない。
 40年木だと柱1本間柱4枚だが
 80年木だと破風板が取れる 破風板の方が
 値ははるしもちろん製材機械にものる。

②北関東では
 80年木の辺材が40年木の辺材より強度が
 落ちる、ということはない。

というような解答でした。

やはり宮崎と関東ほかの地域とでは、木材の質も売れ筋の事情も違っているようですね。

おそらく製材機の種類も性能も違うのだと思います。宮崎の製材の速度は、ちょっとほかと違います。全自動だし。

というか、製材所もピンきり、適材適所?
だいたい、柱目でもてき寸でしょう。年間1万~3万立方の作業量をこなす製材所は例えば、3mの16,18の目を大量に買いますから。てき寸をはずれて太くなるほど本数少なくなりますから材積で安くなります。良質の元玉専門の業者とは棲み分けですかね。
年間500立方しかひかないような、ほんと
零細な製材屋さんもいますし。200年以上の銘木しか扱わない材木屋もあります。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/36391/43372304

この記事へのトラックバック一覧です: 大径木の値段:

« 森林鉄道とトロッコ道 | トップページ | 200年住宅 »

2017年7月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

森と林業と田舎