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2009/01/13

クレーン式飛行船システム

本ブログを立ち上げる前、現・裏ブログの最後の時点で、「飛行船林業」について記したことを覚えておられる方がいるだろうか。もう2年前になるが、そこにコメントが付いた。
http://blog.goo.ne.jp/2005morikoro/e/c52b9f7d7cb55920cbdd19326c507671

この飛行船林業の研究をされている当事者の渡辺氏からである。そこで何回かのやり取りの後、その活動内容を説明するメールをいただいたので、こちらにアップする。

なかなか面白い試みだ。本当にヘリ集材の5分の1以下のコストで行えるのなら、かなりの朗報だろう。とくに林道・作業道があまり入っていない地域にとっては。ただ地形などの条件や、無人式だから操縦能力などが問われるだろうな。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

当NPOは、バイオマスエネルギーの実用化を目指して、3年前に立ちあがった技術者主体の団体です。
ホームページを開設しています。ヤフーで「バイオマスエネルギー」で検索すると出てきます。
主たる目的は、地球環境、気候変動問題に対処し、化石燃料からの離脱を目指す。
そのためには、まずは、日本の森林を健全に育成しながら、林業を活性化して、木質バイオマスエネルギーを、現状から大幅に利用量を引き上げること。としています。
上記の研究会をスタートさせて、キーポイントは、集材、搬送の経費の大幅削減により木材産業、木質バイオマス産業とも、自立できる事業となりうる技術とシステムの開発を優先課題としております。
その中の一つに、私が提案した、「クレーン型飛行船システム」による、伐採木の集材搬送を実用化すること。このテーマを掲げて、調査、研究を進めています。
ヘリコプター集材について、具体的にご存知でしたら、話はすぐに通じます。
ヘリコプター並の運動ができる飛行船を開発して、同じ役割を担う。最大の狙いは、運航費の大幅削減。試算によれば、
・燃料消費のエネルギーは1/10以下になる。
・パイロットは搭乗せずに、地上からのリモートコントロールと、自立航行システムで、運航の安全と、経費の削減につなげる。これも運行経費の大幅削減になる。

以上の2項目は、既存の技術で、ほとんど達成できる見込みです。
最大の課題は、図体の大きい飛行船を、ヘリコプターに近い運動性能に引き上げることが実現できるか?にかかっています。
飯能市の林業地で、実際にヘリコプター集材で材木商を経営している専門家に話をしたところ、ヘリコプター集材は燃料費が大幅にかかるので、それが減らせるのはおお助かりだ。しかし、ヘリのように、機敏に動く飛行船ができるとは思えない。(出来っこない!)との返答をいただいています。
そこで、3年前から、飛行船の研究者と相談、検討をすすめて、新機構の「プロペラシステム」(サイクロイダルプロペラ)を実用化すれば、ヘリコプターに近い性能が得られる。との見通しを得ました。その技術論文は、公開されています。パテントも取得されています。

机上では成立しても、実物を試作して、その運動性能を実証しなければ、誰も信用しない。ということで、2006年からプロペラの試作研究、設計仕様の確立。
その上で、実験機の作成に、2008年から取り組んでいます。
まだ、林業に使えるレベルの吊り上げ能力ではありませんが、100KG程度の積み荷を吊あげて運行できるところを目指しています。
この段階を経て、次の試作機は、300KG。そして、実用機としては、1000KGの吊り上げ能力を実現する目標です。
今のところ、研究費は、産業総合技術研究所のベンチャー支援研究費の枠から、細々と数千万円(年間)の費用が、支援されていますが、これではとても、実用機の試作まではいけないので、取り組む意欲のある民間企業を、来年度から調査、選択、依頼を行う必要がある。
そのような経緯ですので、林業の再生、活性化を支援する方々の知恵と情報をいただき、なんとか研究、開発を続行、加速して、日本で初めてのクレーン型飛行船を就航させ
たい。

釈迦に説法ですが、日本の傾斜の大きい林業地で、作業道を密に開設したり、大型の高性能林業機械を導入するのは、経費がかさむばかりでなく、森林の土壌に過大な負担をかけ、生態系にも悪影響を及ぼすものと、懸念をしております。
このような林業地では、空中での集材、搬送が、もっとも適切ではないかと考えております。
まずは、切り捨て間伐にしか、費用が回らないでしょうが、近い将来には、間伐材はすべて集材、搬送して、残りの端材はバイオマスエネルギーに利用すべきものと思います。
なお、このほかにも、集材、搬送システム、バイオマスエネルギー利用技術に関する研究課題は、各種、推進中です。
ご関心がありましたら、順次、情報提供をさせていただきます。

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いかがだろうか。興味のわいた人、質問のある人、いませんか。

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林業・林産業」カテゴリの記事

コメント

突然の投稿で失礼しました。当NPOという記載しかなかったので、捕捉をさせていただきます。
「蔵前バイオマスエネルギー技術サポートネットワーク」{略称:K-BETS}です。
活動内容は、ホームページを開設していますので、ご覧ください。
紹介コメントに、操縦がむずかしい恐れがある趣旨の疑問点が載せられていましたので、説明を付け加えます。
基本的には自律航行で、発着地を土場とすれば、
GPS(自動車のナビに使っているレベル)を搭載しているので、伐採木のある地点を、無線で飛行船に発信し、自動的に飛行してその上空までに到達します。
あとは、伐採木に付けた引き揚げ用のフックにつなげる作業を、地上作業員が行う。
その後は、自動的に土場の上空まで飛行していく。
土場には、もう一人の作業員が待機し、搬送してきた伐採木を土場に降ろす。フックを作業員がはずす。以上で、集材、搬送作業は終り、あとはこれを
繰り返すだけ。
ヘリコプター集材よりも、安全、容易を実現する。
これは何も難しい新技術ではなく、既存の技術の応用で実用化できます。
最大の問題は、説明にあげたように、図体の大きい飛行船を、自在に運動させる【新機構のプロペラ】
(サイクロイダルプロペラ}を実用化すること。
この一点に集約されます。
プロペラの開発、制作に関心のある技術者、企業を
探しております。

<追記>表題の「クリーン式飛行船」は間違いで
「クレーン型飛行船システム」が正規です。

面白いですね。

クレーン飛行船ができたら、土木の分野でも考え方が変わるかもしれません。

集材ではなく、資材・重機の運搬です。道も無い、山の頂上に資材を送る方法は、人力に頼ることが多く、重機をバラバラにした部品は人力では上げることもできないので、高架線を張ってあげます。モノレールで上げたりしますが、重量に制限があります。1tクラスができれば、その価値は十分あると思います。

木製鳥居を製造していますが、もし、道の無い、山の頂上へ運搬しなければならないときは、是非、お願いします。

興味あります。
スピードが想像できません。
図体がでかい分、どれくらいの風速まで使えるようにするのでしょうか。
とにかく、へりは雨が降るとだめ、風が吹くとだめ。いつ飛ぶのだということがあります。

反応、上々ですね(^o^)。

自律航行するとのこと、風なども計算の上で数十センチ間隔の飛行ができるなら、素晴らしいです。

ヘリ集材には何度も立ち会いましたが、どの木と木の間にフックを下ろすか、といった判断技術は職人技でした。1mずれたら、厳しいんじゃないかな。
それと、原木の引き上げ時に、周辺の木の枝にぶつかると折ってしまいます。以前、折れた枝が地上にいた人を串刺しにするという事件が起きたことがあります。逆にヘリが墜落することも。

あと、道を入れずに材を出せるとコストダウンになるうえ、非常に早いので市場の相場に対応しやすい点も利点でしょうか。
ただ道には、その後の管理や伐採後の造林・育林にも使うという機能もあるので、そこをどうカバーするかかな。

いろいろな、ご質問や提案をありがとうございます。
まず、どれくらいの運動性能を目指しているのか?について、概要を補足説明します。あくまでも机上の検討結果だとご承知おきください。
◎300kg級クレーン型飛行船の性能。
・水平最高速度  106km/h
・最高上昇速度   13m/s
・降下速度      6m/s
・最大回転速度 180度回転  約5sec
・機体寸法 全長12m。全幅10m。全高13m

ヘリコプターより、大き目ですが、土場に着陸できるサイズにおさめる。

天候についての心配項目。
・雨天  豪雨でない限り、問題ない。
・風   日本での運航で200日以上、稼働可能
・濃霧  自律航行により問題はないが、作業の安全上から、視界が利く範囲で使用。

●どれくらいの風速まで、フック作業ができるかは、
運動性能の達成度次第ですが、ヘリコプター集材の作業性より劣ることのないレベルをめざす。
目標の1m以内にフックを下すことが必要ならば、
それに対応できる補助機能を追加する。

●山の上の工事現場に、機材を運びあげることは、
可能性がありますが、高度2000m程度までの
作業(林業はそのくらいではないか?)を目標に
しているので、それ以上は、特別仕様を研究する必要があります。


◎作業道の必要性。
 集材のための作業道では、幅が2.5m程度は必要になると認識しています。
集材から離れた「育林」のための作業道ならば、
1.5m程度の幅で用が足りるのではないでしょうか?さらに勾配が急でも登坂・降坂ができる[ATV]などを活用して、機材の運搬と移動手段を確保することはできる可能性があります。

いずれにしても、現場の作業に熟知した方の検討と挑戦が必要になります。
門外漢だけでは、机上の空論におわってしまいます。

こんばんは

ヒコーキに限らず、航空機は大好きなので。
自立航行に関しては、確かヤマハ発動機が、模型ヘリコプターで実用化していますよね。二・三年前に輸出ご禁制品が輸出されたとかで、話題になったと記憶しています。民生では電力会社が、山中の送電設備の点検に使っているとか。
この飛行船が実用化された場合、まずはパイロットの人件費が不要になるのと、ヘリ搬出で最も燃費が悪くなるホバリング時の燃料が節約出来る(飛行船そのものに浮力がある為)事から、数機を纏めた運用でも、ヘリ搬送よりも安くなる可能性は十分にありますね。

現場での吊り上げ時の事故も、飛行船はヘリと異なり基本的に「失速」の心配が無いので、墜落の可能性は非常に低くなります。
素人考えですけど、以前に話題になった「列状間伐」が普及すれば、そこへ集材して搬出基地として活用出来るのではないでしょうか。

実用機が開発されたとして、ネックは航空法かなぁ。つうくんさんの「ヘリは雨が降ると駄目」は、航空法でヘリは「VFR(有視界飛行)」を義務づけられているので、雲底高度より高くは跳べないんですよね。
それと「雨が降る」気象コンディションでは、雲頂高度以下は、気流が非常に不安定になるって事もあります。
「有人飛行ではない」って事で、飛行船の図体しだいですが、「空中のゴミ」扱いしてもらえれば(パラグライダーやハンググライダーは、航空法ではこの扱い)、実用上ははともかく、雨でも搬出は出来るようになりますね。

ヘリ集材の場合、現場ではライトでヘリの操縦士に合図してフック降下ポイントを誘導ししていました。同じように、現場からレーザーなりを無人飛行船に照射して、感知機により誘導する方法を考えられるでしょう。
フックの降下や引き揚げなどは、自動ではなく手動で操縦しないと、危険だと思います。今でも急いでヘリが原木の束を引き揚げるため、束が揺れることで怪我をする人が絶えないと聞きます。

なお造林用であっても、自動車で入るのなら、やはり道幅は最低2,5mは欲しいところ。私は、モノレールを考えているんですけどね。

田中さん、先日はどうも。
渡辺雅樹さん、この話題、実に興味深く読ませてもらいました。

というのも、私はヘリ集運材のメッカである奈良県吉野で山仕事をしているからです。


とりあえず、思った事を書きますと、
飛行船をあのヘリのスピードと同様にする必要は無いのではないかと思います。
ヘリは本当に速いです。
土場が遠いと採算が合わないため、あっという間に行って帰ってきます。
ヘリのそのスピードは採算を合わせるためなのです。
採算が合えば、別に同様のスピードは必要ないと思います。
もちろん速いに越したことはないです。

また、材の重量に関していうと、現場では「大体これなら運べるだろう」という目安で荷の準備をしています。
そしてヘリには荷を吊った時に重さが表示されるようになっていて、パイロットがこれなら大丈夫、無理という判断をしています。
これで、事故を可能性を減らしているわけです。

次に、フックによる荷かけですが、これは田中さんが書かれているとおりピンポイントで落とす必要があります。
ヘリによるつり下げ、つり上げが上手くいく理由にもちろんパイロットの腕もありますが、ヘリの風圧によって木々が揺らせれ押し広げられるために、フックや荷がひっかかりにくいというのがあります。

もちろんこれは間伐材をとる場合で、皆伐現場では関係ありません。

いろいろ、好きに書きましたが、吉野ほどヘリが使われている地域は無いと思います。
そして、採算性の悪化に苦しんでいます。

この飛行船が一刻も早く実用化される事を望んでおります。

いや~素晴らしいアイディアですね。
吉野林業の救世主になるかも?
コスト面でヘリ集材の1/3~1/4まで下れば、今まで出材できなかった材木も可能になります。

早く実用化してください!!
明日からでも使わせて頂きたい。

K-BETSのHP拝見いたしましたが、飛行船に関する記事が見つかりませんでした。

そこで渡辺さんに質問です。

1.飛行船で1tonの材木を吊り上げるためには、当然1ton以上の浮力が必要な分けですが、吊り上げ前の状態(無負荷)で簡単に静止できるのでしょうか。浮力の調節が簡単に出来るのでしょうか。

2.飛行船の長距離の移動は、簡単に出来るのでしょうか。(現場から次の現場まで)
無人での移動は、かなり危険だと思うのですが。
もし、現場で組み立てとガスの注入と撤収を行う場合の時間と費用は、どれくらい掛かるのでしょうか。

3.材木の吊り上げの時間について
飛行船の運搬速度よりも、材木の吊上げと荷降ろしの時間のほうが重要だと思います。吊り上げのワイヤーは、ヘリコプターのように固定式でしょうか、それともウインチで上げ下げする方式でしょうか。立木の高さと安全な高度を考えると約50mのワイヤーが必要です。ちなみにヘリコプターの場合は、35~45mと立木や地形で調節しています。

搬送時間は、ヘリコプターの場合は吊り上げに約30秒、荷降ろしに約15秒程度で処理しています。山と土場の距離が500m位で一回の時間が2分~2.5分程度です。

私たちが望むのは、搬送時間よりも低コストです。たとえヘリコプターの3倍の時間が掛かっても、コストが削減できればOKです。

飛行船に関しての知識がありませんので、初歩的な質問でお許し下さい。

山の現場に関する事でしたら、何なりとお尋ね下さい。
(o^-^o)

飛魔人さんのコメントは、大変、適切です。
補足をしますと、ヘリコプターは、本来の自重を空中に保持するために、エネルギーのほとんどを消費しています。積み荷を釣り上げるための推力の何倍ものエネルギーを要する上、下向きに強風を巻き起こし、作業に支障をきたします。
飛行船の場合は、自重はすべて機体に充てんされたヘリウム(将来は水素を使う予定)の浮力で釣り合うので、積み荷(引き揚げる樹木)の重量分だけの上昇力をプロペラで出せばよい。それゆえ、エネルギー消費は最少になります。
また、地上から150m以下の高度を飛行する機体は、(ゴミ扱いではないが)ややこしい航空法の管制対象ではなくなるので、林業地の所有者の了解を取っておけば、自由に飛行できる見込みです。
この分の経費も削減できる。
クレーン型飛行船に要求される性能は、まだ、机上における想定だけで進めていますので、本来は林業関係者、もっといえばヘリコプター集材の改革に熱意をもった方の参画が、一番、望ましいのです。

一年ほど前に、林野庁の関係者と、ある政党のバイオマス推進部会のメンバーに、クレーン型飛行船による集材システムをプレゼンしました。興味は持ってくれましたが、そこまでで、あとは何もなし。
つまり、林業については、既存の技術、方法や、ヨーロッパでやっているから、やろうか。という認識しかないものと想像しています。

保安官ヒデさんのご質問に、いくつか説明を加えます。
1.従来の飛行船は、浮力を余分に持たせて、空荷の状態においては、上空に浮かびあがってしまいます。そのために、バラスト(おもし)を積んでおいて、積み荷や乗客の重量に合わせてバラストはずす。という、ややこしいことをしています。
クレーン型飛行船は、そのような仕組みを放棄して、
空荷の状態で、中立になるように浮力を持たせる方式です。つまり、空中に浮かんでいて、指一本で上にも下にも行ける。
1トンの積み荷を釣り上げる力は、新方式のプロペラの回転によって、上昇推力を出して、浮かび上がる。上空に上がったところで、上昇力と前方への推進力をプロペラで出して、飛行する。
着陸地点では、上方への推力を減らせば、自然に降下してくる。降下速度はプロペラで自由に選べる。

2.長距離の移動については、燃料の搭載量を増やせばいくらでも伸ばすことは可能です。
パワーのもとは、エンジン方式と、ハイブリッド方式(モーターとエンジン発電機の組み合わせ)の
どちらにするかは、研究中です。
機能的には、まったく問題にはならないのですが、
前記にありますように、航空法の規制を受けることになるので、今のところ、法規的にはできないと想定しておいたほうが無難です。
そこで、ガスを抜いて、機体(薄膜の長円形の気球)
を折りたたんで、プロペラ部をはずして分解し、
トラックで輸送できることを検討しています。
土場、又は離着陸場(僻地の学校のグランドを想定)で、一日程度で組み立てることができる仕様に
設計をしています。


3.吊り上げの方式、時間について。
このご質問については、ヘリの集材の実務経験者のご意見とアイデアが必要と思っています。
ウインチ方式ガよいか、それとも固定式か?との検討は実務において、実験、比較をしたほうが良いと思います。
飛行船の積載時の最大上昇速度は6m/秒ですが、積み荷の安全性を考えると、Ⅰm/秒の程度で、ゆっくりと上げる方が適切ではないでしょうか。それとも
1サイクルの時間を短縮するほうが良ければ、もっと早く上昇するか。現場の実態に合わせて選ぶのが良いと思います。

いずれにしましても、まだ、実験機も完成しない状況ですので、「とらぬたぬきのかわざんよう」の域を出ていません。
どこかの先進的気鋭の企業の参画を、模索している段階です。

おっ、保安官ヒデさん!
いよいよ出番が来ましたね〜!

なんなら「まるごと」で、なんてね。

吉野から日本の林業をまるごと変えるプロジェクト、ありましたねえ。またやりましょうか。

木材搬出関係者の意見聞き取りや、性能判断など
飛行船集材の研究に、吉野がモデル地域になるなら、面白くなりそうだな。

渡辺様 
詳しくご回答頂きましてありがとうございます。

飛行船で材木を運ぶなんて、目からうろこです。本当に素晴らしい。

材木の出材に使用するには、いろいろな問題があると思いますが、関係者みんなの努力できっと実現すると思います。
後はお金か~゚゚(´O`)°゚

近い将来、吉野の山(勿論全国の山も)をいくつもの飛行船が飛んでる風景が見れると素晴らしいですね。

保安官ヒデさん。田中さん。皆さん。渡辺です。
関心を頂き、また、詳しいところまで質問をしていただきましたので、皆さんのご懸念を掴むことができました。また大きな期待を寄せられていることにも、感謝いたします。

しかし、前途は多難です。開発研究チームの状況はまだ、基礎研究段階の真っ最中ですが、資金のほうは、今年度いっぱいしか、めどはありません。

ご承知のように、このような研究には、継続しながら、ノウハウを磨いていくことが不可欠ですが、途中で途切れると、大きな損失です。
しかし、あとにつずくスポンサーは見当たりません。(現スポンサーは、産業総合技術研究所。つまり経済産業省)
林業の後ろ盾の農林水産省は、管轄外という立場です。
皆さんのお力で、なんとか、継続できるようにしていける方策を提案していただけることを、期待しています。

ヘリ集材の5分の1???
ということは、1分1t\2000ですか?

ヘリ集材に対抗する技術として評価できます。これで、ヘリ集材の技術改良等進めばいいのでは?私の素人考えですが、ヘリコプターはコストを下げる努力をしていないようにみえます、独占的ですので。

あとGPSの精度ですが、10m程度は誤差が生じるのでは?軍事用は別ですが、その影響は否定できませんね。

お金の問題?ひも付きになりますから、シンドイのでは?山師か詐欺師と言われかねないww


ヘリコプターの技術は軍事用で進化してきた経緯で基本的にコスト削減はあまりされていません。
ベトナム戦争で、活躍したことはご承知でしょうが安全性の向上に大きな課題があり、そのため、コスト削減の技術進化はあまり進んでいない状況です。そのおこぼれを、民生用のヘリコプター製造企業が引きついでいる。
一方、飛行船は宣伝飛行用、観光用でほんの一部で商用利用している範囲にとどまり、軍事用には一切使われていませんので、技術進化は全くと言ってよいほどないに等しい。
利用者がいない分野の技術は、進化しないというのが技術の世界です。

さて、ご懸念の集材コストですが、これは飛行船の製造コスト次第です。また、耐久性がどの程度のレベルにできるか?まだまだ先の話になりますが、
今時点での見通しでは、伐採木を集材、搬出する工程において、6000円/m3以下を達成できる。
これは、もくろみ通りの性能と製造コストを実現できた場合です。

実用化の時期については、今は亀の歩み、今年も、牛の歩みですので、とても何時には実用化できる、といえる状況にはありません。いまのところは、山師の段階です。

GPSを使ったナビの性能ですが、今の自動車用の精度は、1m以内の誤差で作動します。
これも20年前は、使い物にならない。コストは高い。オタクの道楽だと、ボロクソに言われていた商品ですが、需要家とメーカー技術者の協力で、日本で見事に新規の商品分野を築いています。

GPSはすいませんでした。作業道の測定で使っていますが精度が悪いw
ヘリ集材ですが、利用回数等契約により一分\3,000らしいです。
去年「アカギ」という会社のヘリで山に資材を運ぶのに契約したさいに、一分\10,000位だったと記憶してます。
\6,000/m^3がどうかですが、作業道で土場まで
\7,000/m^3です。伐倒集材搬出までです。もちろん、\2000/m^3~\14,000/m^3くらいですかね。\7,000/m^3の根拠は並材でそのくらいだと、利益がでる計算です。
ちなみに、高材価だと高コストでもかまわないw
資金ねえ~日本で一番有名な林業家のところは行かれましたか?なんかそゆ話になりますねwww

集材、搬出のコストは、林業の専門家にとって、基本的なものですので、門外感が口を出す段階ではないと思っています。
作業道が作りにくい林業地や天然林の間伐・択伐による林地の切り捨て材を利用できることを考えて、クレーン型飛行船の潜在能力を集材、搬出に活かせる。と目論んでいる段階です。
作業道を開設して集材、搬出が7000円/m3以下で実施できる林業地であれば、飛行船集材の出番はありませんが、将来は必ず、不採算の林地の樹木を利用する必要が起きるとみて、長い目で見ながら基礎研究を続けていく。これが最小限の目標です。
林業家は、すぐにでも使えるものでないと、投資を考えてくれない。実証してくれれば、導入を考える。これが関係者の今までの反応です。
ひとつの革新技術を実用化するのは、生易しい課題ではありません。それでもやってみたい。という技術者、企業が現れることを期待している段階です。
お金の問題は、そのあとにくる重要な壁です。

集材、搬出のコストは、林業の専門家にとって、基本的なものですので、門外感のものが口を出す段階ではないと思っています。
作業道が作りにくい林業地や天然林の間伐・択伐による林地の切り捨て材を利用できることを考えて、クレーン型飛行船の潜在能力を集材、搬出に活かせる。と目論んでいる段階です。
作業道を開設して集材、搬出が7000円/m3以下で実施できる林業地であれば、飛行船集材の出番はありませんが、将来は必ず、不採算の林地の樹木を利用する必要が起きるとみて、長い目で見ながら基礎研究を続けていく。これが最小限の目標です。
林業家は、すぐにでも使えるものでないと、投資を考えてくれない。実証してくれれば、導入を考える。これが今までの答えです。
ひとつの革新技術を実用化するのは、生易しい課題ではありません。それでもやってみたい。という技術者、企業が現れることを期待している段階です。
お金の問題は、そのあとにくる重要な壁です。

あの~すいません。例えば、小型のもので
能力2~300kgで移動距離が高さで5m横も5mくらいなら、どうでしょうか?
なんか、積込みに使えそうだww

日本の有名な林業家はそんなことないですよw
林業経営は税金対策ですから、損するぐらいが
ちょうどいいわけです。ただ、億単位のお金はありません。
森林利用学会のNTM先生なんか、えらい機械作ったんだけど、使えないwww幅員が3,5m~4m必要で14t20tですから、どう考えても出番はそうないwwwその企業も借りてくれですから。(借りられないって!)

トラックに積込むぐらいのはできませんかね?それなら需要がありそうですし、段階的に計画できるのでは?
最終的には、一玉200万くらいの丸太を大事に搬出するイメージですかね。
ちと、違いますが。

ご質問の趣旨がよく理解できませんが、小型のものを作るほうが、技術開発として先になるし、比較的実現しやすいのです。ただし、小型では集材の効率も落ちるし、ヘリ集材に比べて、全体としての集材、搬送コストは下がらないので、はじめはどの程度の段階、作業を狙うかは、検討の余地はあります。
当面の狙いは、ヘリ集材の1/2以下の集材コストを実現させて、その次のステップとして、順次、吊り上げ能力の大きいクレーン型飛行船の開発に移行していきます。
でも、最初の小型のものにしても、開発費用は1億円に近ずきますので、税金対策で取り組むような生易しい課題、対象ではありません。取り組むには、能力のあるの技術者が、成果を上げるだけの時間と費用がかかる覚悟をしないと、無理でしょう。

トラックに積むという意味は、1月14日のブログ投稿で説明しましたように、現場近くの土場か、そこに近い場所を確保して、そこまではトラック輸送になりますので、対応設計を検討済です。
丸太をトラックに積み込む作業に使いたい。という趣旨でしたら、クレーン型飛行船よりも、既存のクレーンを改良したものを検討したほうが良いでしょう。
当NPOには、そのような方面の技術者が多数、参画していますので、要望の内容を伝えていただければ、なんらかの支援はできるものと思います。

ありがとうございます。

結論から申しますと、トラックに積込みできる能力を持った機械ですと、見積りをいただける可能性があるかと思います。あくまでも見積りだけです。

理由は既存のクレーンないしはグラップルはメリットもあればデメリットもあります。別に
1200万~2000万ほどは機械にお金が必要です。
トラックに車載のクレーン、グラップルはその分積載量がおちますし。また、グラップルの欠点は材を傷めることがあります。
吉野は林業地としては、かなり特殊ではないかと思います。クレーンでもワイヤーではなくロープで玉掛けするようです。皮をむかないようにキズをつけないようにです。
また、既存の機械と組み合わせることも可能と判断しました。作業道を使っての搬出作業にプラスできると思いますが。
ご参考までに、グラップルフォワーダが一台1200万円~ハーベスタ2000万円くらいですかね、ざ~っと。
バイオマスは年間5万立方の要請がありましたが、とても正気ではありません。材木だと
ワンセット最高1万5千立方ではないかと。日本では作業員一人一千立方が年間の作業量ではないかと思います。というか、ゴミはいいですww
あと長距離だと高圧線があるので、ちょっと
危惧します。

おまけです。日本に「○○林業」という会社はけっこうありますが、決裁権のある若旦那にプレゼンすべきで、決裁権のない大番頭さん小番頭さんは抵抗勢力ですwwなぜか東京にビルがあって・・・

いろいろと、詳しい状況を説明していただき、ありがとうございます。
ご要望の趣旨はわかりましたが、トラックに積載する段階のクレーンは、やはり、既存のクレーンを改良する方法が適切に思います。何か方策が見つかる筈ですので、見積もりの前段階として、改良策を相談するのがよいでしょう。
当ブログの課題、「クレーン型飛行船」の実用化については、決裁権のある「若旦那」に期待して、プレゼンをすることを検討いたします。しかし、期間で3年位、研究開発費総額で、約1億円に近いので、1社の負担では無理ではないか、何社か集まって、リスクを共有するようしたほうが良いのか、など、少し検討が必要になると思います。ご関心をお持ちの「挑戦者、若旦那」がお知り合いでしたら、ご連絡をお願いいたします。

バイオマスの供給量を年間で5万立法mというお話ですが、既存の電力会社や、新設のバイオマス発電で、採算に乗るレベルの規模では、それでも少ない方でしょう。そこが、林業界とエネルギー業界の大きな違いだと思います。日本の林業の実情からいえば、まずは年間で1万立法m程度の供給量で、エネルギー利用を実現し、採算に乗るようにする必要がある。と考えております。
実際に年間1万立法mで、木質の(ゴミも含めて)ガス化をする設備を研究中の会社もあります。
とにかく、要望をいろいろと出してもらい、それにこたえる技術を持っている会社を適切に選んで紹介するのが、当NPOの役どころです。

戦略的には、既存の機械・システムに対抗ないしは共存になります。今現在、作業道から撤退はできません。
当方知りたい情報は機械の価格設定、仕様、開発費、開発の期間です。
機械の価格が2000万だと、もう必要はありません。他の機械で十分代用可能かもしれません。
開発期間が今から5年を過ぎると、傾斜地対応型・姿勢制御式の機械も現実的かもしれません。もう、北欧ではあります。25度くらいは斜面を登って作業可能な機械ですが。フォワーダでも、ワイヤーで補助して斜面を登る機械はすでにあります。残念ながら、日本の規格にあっていません。
そういえば、林業機械展にはヘリ集材のネタはないようでしたので、林業機械としてはしめだされるのかもしれません。おそらく、林業機械化協会というところから、なんらかの形で予算が流れているのかもしれません。
「クレーン型飛行船」については十分検討に値する案件だと思われますが、問い合わせの際はよろしくです。
もう、ここにはかきません。ありがとうございました。

水のバラストを用いて積んでいって、釣り上げた木材の重さだけの水を捨てて土場に帰ればコストは更に下げられないでしょうか。
水が確保できる土場でポンプで急速給水するか、用意していたリザーブバラスト水タンクに交換すれば良いと思うのですが。

随分前のエントリーです。……渡邉雅樹氏も、もう読んでおられないでしょうが、上記のコメントに、浮き上がらせるのではなく、機体の重量をゼロにするのが目的で、操縦はプロペラによる推進力で行うようですね……。

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森と林業と田舎