田舎で働き隊!の広告
今日の朝日新聞に、「関東ツーリズム大学」と「日本アグリビジネスセンター」の広告が載っていた。
どちらも3分の1面を使い、カラー版。おそらく、ほかの全国紙でも載せられているだろう。全国区の広告だから、掲載料は何千万円かになるのではないか。
関東ツーリズム大学というのは、NPOなどの集まりで、事務局はNPO法人「えがわつなげて」が行っている。このNPOの代表理事は会ったことがあるが、なかなか愉快な人である。が、お金持ちというわけではない。またアグリビジネスセンターは社団法人。
この広告の内容は、ようするに農村体験や田舎への移住、農林業の人材養成の募集である。これは、農水省が始めた「田舎で働き隊!」の募集・宣伝なのだ。
おわかりだろう。こうした広告費は、全部補助金……委託事業費である。
田舎で働き隊!事業でついた予算何十億円かのかなりの部分は、こうした広告宣伝費に消える。本当の移住者や新規事業のために使われるのではないのである。関係者はウハウハだろう。
それにしても、この広告づくりは、どこに発注しているのだろうか。もしかしたら、随意契約という名の「お友達」会社かもしれないよ。
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