森林セラピー関係の資格づくり
書店で見つけたのが、この本。
NPO法人森林セラピーソサエティが実施する「森林セラピスト」と「森林セラピーガイド」の資格検定制度のテキストである。
6月に試験があるそうだが、この資格にどんな意味があるのだろうか。
資格試験に合格しても、勝手にガイドとかセラピストとしての活動ができるわけではないようだ。まず森林セラピーソサエティへの入会、森林セラピー基地・ロード認定地への登録が必要となのである。登録認定地でしか森林セラピー活動はできないとある。それだけではない。登録してしても、認定地が設定している登録条件がバラバラなのだ。いや、肝心の登録条件を決定しているところが少ないと聞いた。
なおセラピーガイドとセラピストの違いも、よくわからない(^o^)。某氏からの情報によると、検定試験の内容は、森林セラピーガイドは全て4択。高校生レベルで、50%以上の合格率を想定しているという。森林セラピストは記述問題があり、レベルも高くなり、講習会では論文・実技試験・面接もあるそうだ。
これは私の予想だが、この資格を活用できるのは森林セラピー基地関連の人だけに限られるので、実際の受験者は活用というよりは資格マニアぽくなるのではないか? 自分を癒すために勉強する、自分に森林療法を施すために試験を受ける。
世には、全然仕事と結びつかない資格を持っている人が、結構いる。たとえばボイラー技師とか宅建とか危険物取扱……森林インストラクターも、それに近い。
ちなみに私は、『森を歩く』を書くために、取材だけでなく、実際に自分に施すための森林散策を相当回数行った。そして、何をしたら気持ちよいか、癒されるか(あるいは癒されないか、ストレスを与えてしまうか)確かめてみた。その中で体感したことを記したが、もう気分は森林セラピストである\(^o^)/。いっぱしの指導ができるつもり。
さらに森林セラピー基地経営診断士とか、森林セラピーメニュー・アドバイザーの資格も持っている。なお認定機関は森林ジャーナリスト協会(会員一人だけど)だ。
もし、取得したい人がいたら、申し込んでほしい。厳正な審査と試験の上で認定する。もちろん有料である。
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