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森と林業の本

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2009/04/26

カウリの巨木

屋久島の縄文杉と、ニュージーランド・ノースランド地方にあるカウリの巨木タネ・マフタが、「姉妹木」となる調印式が行われたそうだ。タネ・マフタも、マオリ語で「森の神」を意味して、樹齢1200~2500年(大雑把だなあ)で、現存するカウリでは最も大きな木である。それが世界自然遺産つながりで姉妹木になったというわけ。

カウリは、スギ科の常緑針葉樹で、世界でも5指に入る巨木の種類だという。だが、日本ではあまりなじみがないだろう。

そんなカウリに触れ合える場所が、なんと広島県吉和にあった(笑)。

宿泊したクヴァーレ吉和のクアガーデンである。男女の浴場に一つずつ、クアガーデンに2つあるそうだ。ただ男湯のは傷みがひどくて撤去されたので、有料のクアガーデンで見た。

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見た通り、切り株を風呂桶にしている。露天風呂だ。重量は20トン、樹齢は1500年ものらしい。最大直径は3,75メートル、周囲10,6メートルだそうだ。

もっとも、これは伐採したものではなく、4万5000年前の土埋木を利用しているらしい。木質は、蝋化しているように感じた。

ちなみにここは、外部から丸見え。もちろん水着着用である。この季節、しかも明るいうちから入っているのは私だけであった。

なんで、こんなものが、吉和に、と思うが、クヴァーレ吉和の経営は、中本林業、つまり住宅建材で知られるウッドワン・グループだ。よくコマーシャルでもニュージーランドの森を宣伝している。創業者の出身地が、吉和であった。

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