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2009/04/17

バイオマス活用推進基本法案

自民党や公明党は、今通常国会で、議員立法の形で「バイオマス活用推進基本法案」の成立をめざすことを決めたそうである。

この法案、ようするにバイオマス燃料などの普及を促すもので、関係省庁の調整を行う「活用推進会議」や有識者による「専門家会議」を設けることを柱にしている。政府に対し、基本計画の作成や財政措置を義務付けるほか、都道府県や市町村にも活用推進計画作成を求めるのだという。

まあ、内容はよくわからないが、森林整備で発生する間伐材も対象になっているのは間違いない。
そういえば岡山では、木質バイオマスから液体燃料をつくる研究を始めたそうだし、宮崎だったかバイオマス発電所の建設も決まった……記憶がある。

なんだか、ワンテンポ遅れでバイオマスに関する施策が動きだしたかのよう。

別に反対しないけどね~。

そこで思い出したのが、奈良県東吉野村だ。この村も、山に豊富に眠る木質バイオマスの利用について研究していたが、その結論が出たというニュースが流れていた。

その「木質バイオマス資源有効活用」案によると、薪、チップ、ペレットのコストを比較した結果、もっとも現実的なバイオマスの使い道は、薪にすることだと、費用の面からも適当と結論づけたのである。

おお、と私は大いに納得した(笑)。そうなのだ。いくら最新の科学技術を駆使しても、コストと手間を考えれば、薪なのである。そこで、 短期的には薪の利用を進めることにした。そこで今年度、村営宿泊施設「ふるさと村」に薪ストーブ3台を購入する。

もちろん将来的には、温泉への薪ボイラー導入、ペレット製造施設の設置などを検討するそうだが、薪用の木材を調達するため、山に放置されている材を、山林の個人所有者が自分で収集・搬出するそう。

水本実村長は「多少の負担があっても薪を使えば資源と金が村内で循環し、山林の手入れにもなる」と話している。(「毎日新聞」より)

そうだよ、これこれ。私が理想とするバイオマスエネルギーの形は、こうしたものである。

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政策・行政関係」カテゴリの記事

コメント

 実は、私の町でもペレット製造を検討していたことがあります。製造過程でのエネルギーロスが確か30%ぐらいある計算でした。また、原料のコスト(特に搬出)と小規模施設での減価償却などから、製品の原価が製品として流通しているペレットに太刀打ちできないことが分かって断念したことがあります。また、ペレットの輸入が起こればそれにも対応する製品供給を考えなければならないことも想定しました。2年前のことです。
 そんな状況の中で、環境配慮型の事業を新規に考える必要もあって、制度化したのがタイトル「森林のエネルギー利用促進事業費補助金」でした。ずばり、薪のボイラー、風呂釜、ストーブ設置に対する補助金です。上限を5万円とし、事業費の5分の1です。本年度は風呂釜3基、ストーブ2基、ボイラー1基です。灯油併用型もOKとしました。
 スギも十分に燃料になります(ただし、ちゃんと乾燥することが大切です)。
 そういえば、以前、このブログに出ていた、木のろうそく(当方ではタンコロ火鉢と呼んでいる)も当町内で秋季から冬季の通夜で使っていたりします。夕方からバーベキューの時に調理器具として使うと、都会から来た人には受けます。そのまま、なべや鉄器を置けるのですから・・・。
 高級な薪ストーブを入れた方は、火を見ながらブランデーを片手に優雅な気分を味わっているそうです。
 薪割りも結構楽しいそうです。特に、スギは割裂性があるので、面白いそうです。町内のキャンプ場でも来場者が薪割りをして、調理用の燃料にすることも行われています。
 特に子供たちは焚き火が面白いらしい。川遊びの後の暖を取るとか、川原木を燃料にするとか、流木が面白い形をしているとか、いろんな楽しみ方、発見があるみたいです。まさに、森林浴、森林セラピーを知らず知らずに実践している。火を眺めながら時を過ごすことはとても心が安らぎ、そして心が躍る時間だそうです。
 ついでに、川魚を焼いたり、燻製を作ったりするのも一興だそうです。でも、私見としては、山仕事の昼に食べるサバの麹漬けに勝るものはありません。焚き火が遠赤外線を出し始めた時にじっくり焼くのがコツです。都会でも自宅に庭がある人はできますね。サザエさんのワンシーンにもなりそう・・・。
 そういえば、知り合いは、合コンは川原でバーベキューに限る・・・といっていたことを思い出しました。火が何か関係するのでしょうか。私には分かりませんが。かなり盛り上がるらしいです。
 長々すいません。

 追伸です。
 川原でバーベキューは、昼間から。川魚は必需食材だそうです。炭火がいいので、炭を用意するのだそうです。昼間には、川に入って水遊びをして、川原の流木と炭で暖を取りながら、体を乾かす。そして、夕暮れから花火が重要なアイテムだそうです。
 ジビエ肉が入手できる地域では、ジビエ肉を食したことがない人にはジビエ肉は受けるそうです。夏の暑いときでも、なべをやる人もいるとか。秋からの芋煮も東北地方ばかりでなく、もしかしたら、全国的な文化になりつつあるかもしれません。

長文、ありがとゔこざいました(笑)。
木質バイオマスの特徴は、小規模分散です。そこにエタノール化とか大規模発電、熱供給などを持ち込んでも成功しません。
ペレットも、軒並み打ち首状態。なんとか回っているところは、燃料以外の利用法を模索しているし、一方で海外からペレット輸入が進む……。

木材の外にない利点は、人の心に訴える点です。それを活かすには薪が一番。
私も、盛大な焚火をしたいな。……事情により、できなくなったので、鬱憤が溜まってます。

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