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2009/04/19

割り箸を土産として売る方法

昨日、今日と、関西への来訪者がいてアテンドしていた。

昨日は京都の北方面を回る。そして京都に泊まるつもりだったようだが……私が無理やり奈良に宿泊するよう手配した。奈良県宿泊客数全国最下位からの脱出の一助である。

で、夜は飲み歩いたのだが、お土産を買うために店に入って、私が勧めたのが、割り箸。

しっかり吉野杉の割り箸コーナーがあったからだ。

その中の一つは、割り箸に大仏のイラストが焼き印として圧されていた。これは面白い、お土産になると喜んでくれた。会社の同僚などに配るには、たいして高くないもので、使って(食べて)すぐなくなるものがいい。そしてご当地(奈良)を象徴するものが土産となる。
割り箸は、それらの条件に満たす。とくに大仏のイラストがオシャレだ。奈良土産であることを主張できる。だが……彼は、結局、買わなかった。

なぜか。大仏焼き印が入っているのはいいのだが、その箸は50膳ばかりをまとめて詰められていたからだ。箸袋がない。

土産に配るということは、一人1膳ずつ、渡すということだ。だが、口に運ぶ箸をむき出しでは渡せない。受け取っても、箸として使う気になれないだろう。

50膳、100膳まとめて袋詰めしているのは、お得タイプであり、自宅で使うのならそれでいい。私も、そうしたものを買う。しかし、自分が使うものに大仏の焼き印はいらない。あくまでお土産用だから引き立つのだ。

せっかく割り箸に大仏印をいれるというアイデアを思い付いたのに、それを土産用というコンセプトに合わせたパッケージをしなければ、買ってくれないのである。どうせなら、和紙とか千代紙とかでオシャレな箸袋を付けたら、少々高くなっても売れるのに。

なかにはきれいな箸袋入りの吉野杉箸も売っていたのだが、それには大仏印が入っていない。やたら高級感を出していて、大勢に配るシャレの効いた土産用にはなっていなかった。

どこか、奈良の土産はちぐはぐ。これが来客の感想だった。

で、彼の買ったお土産は、せんと君の饅頭である(^o^)。

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割り箸」カテゴリの記事

コメント

こんばんは
割り箸のおみやげ、惜しかったですね。
わたしも大仏印があって、おしゃれな箸袋にはいっていれば迷わず買うと思います。
24日京都御所の拝観のあと奈良に足を延ばすつもりですので、お土産にいいものがあればいいのですが。
こういうところは、京都は勝っているのですね。
心情的には奈良に頑張ってもらいたいです。

京都・奈良を訪れますか。
私も2日間両方を回りましたが、京都は落ち着かないのでした。私のテリトリーは奈良だ。

やっぱり奈良土産は、せんと君でしょう(笑)。

タレコミ(?)です.

「日経ビジネス」2009.4.27号特集「地方から蘇る」中に大淀町の内原弘嗣氏が登場しています.地銀の一部(ここの場合は南都銀行)が地域産業振興関わったという内容です.この場合の産業とは,もちろん吉野杉による割り箸作りです.

日経ビジネスが取り上げましたか。
吉野の振興をめざして、南都銀行と木材関係者がNPOを立ち上げる話も進行中です。割り箸を中心に、吉野杉による商品開発に取り組む予定です。私も多少かんでいるのですが……。

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