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森と林業の本

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2009/04/29

タケノコとイノシシ

今年もタケノコ堀りに出かけた。

私のフィールドである生駒山は、 ゴールデンウィーク前後にもっともよくモウソウチクのタケノコが出る。

今年は暖冬で、とくに3月下旬から4月上旬が異常に温かくなったから、早めに出るのではないかと見回りをしていたが、4月中旬時では、まだほとんど出ていなかった(1本だけ)。

そこで、例年通りと見込んで満を持して出かけたのだが……あまり見つからない。ただ1メートル以上伸びて食べられないタケノコ?を5、6本見つけて退治する(へし折る)。昨日までの雨で「雨後の筍」状態かと思っていたのだが。

もしかしたら、ここ数日の異常低温(3月下旬並)のために伸び損ねたのか?

が、よく林地を見ていると、林床がかき回された跡がある。どうやらイノシシだ。掘り返して、タケノコの残骸が残っている。イノシシはタケノコが好物だから、食べてしまったらしい。
もしかしたら、人が取ったものもあったかもしれないが、ほどよいタケノコは先に取られ、伸びすぎだけが残されているのである。

例年、1日で20~30本は掘るのに……今年は、ようやく7本。

同行した父親と山分け。持ち帰った4本をとりあえず茹でる。食べるのは明日になりそうだ。

1週間ほどしたら、もう一度チャレンジする予定だ。今度は、イノシシに取られないよう競争である。これ以上、イノシシが闊歩されては困る。

もともと雑木林を竹林にしないための「タケノコ退治」が目的だったのだから、人間の代わりにイノシシがタケノコを退治してくれると思えばよいのだが、いざとなると、やはり悔しい(^^;)。

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コメント

竹林にしないためのたけのこ掘りなんですね?
私は食べる頭できら~んって。
確かに知り合いの田舎でも、家のしたまで伸びてきて
大変とか、たけのこ退治に四苦八苦と言ってました。

そうです、竹林化阻止が目的です、建前は(笑)。

以前は、掘るだけ掘って、食べられる分だけ持ち帰って残りは捨ててたもんね。
または、近所に配っていた。某スリランカ料理店に上納すると、お茶が無料で飲めます(笑)。

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