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2009/05/13

温室効果ガス排出量は増加!

環境省が、平成19年度の温室効果ガス排出量を算定した結果を発表している。

それによると、総排出量は二酸化炭素換算で約13億7,400万トン。これは、平成18年度よりも約3200万トン多い。率にして約2,4%の増加だという。

京都議定書の規定による基準年(主にCO2で1990年)の総排出量(約12億6100万トン)を約9,0%上回る。基準年より6%削減をめざしているのに、逆に増えているのだから大変だ。大雑把にいって15%削減しなければならない計算になる。ほとんど不可能だろう。

ここ何年も、二酸化炭素削減を叫び続けて、何かと手を尽くした結果がこの有り様だ。おそらく景気対策の名の元にばらまいた政策は、いっそう二酸化炭素の排出を増やすだろう。高速道路料金の土日1000円などは典型だ。

ちなみに19年度に森林や緑化地帯が吸収した二酸化炭素は、約4070万トンに当たるそうだ。これは基準年総排出量の約3,2%に相当する。こちらは頑張り次第で3,8%に届きそうな錯覚に陥る(笑)。
いずれにしても、今後また森林吸収量の確保のため、間伐促進が叫ばれるだろうな。

しかし、森林が二酸化炭素を吸収してくれる、それも間伐を施した「管理された森林」だけがカウントできる、という欺瞞を打ち破る時期が来たのではないか。森林に、そんな過大な期待を持つことは、結果的に何も生み出さない。森林をどんなに整備しても、炭素固定にはならない。木が育っても、一方で木は枯れ、腐り、燃やされているのだから。

…もう諦めたらどうだ、と思う。二酸化炭素削減は、不可能なのだ。仮に京都議定書の数値を世界中が達成しても、何も変わらないだろう。 

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コメント

仮に京都議定書の数値を世界中が達成しても、何も変わらないだろう。
   ↑
 ああっ。同感です。

・・・(♀) 抜けましたわ。

雌熊さん、こんにちは(笑)。

みんな、薄々感じていて、誰も口にしないんだな。京都議定書の数値は、スローガンみたいもなのですからねぇ。
だいたい森林を吸収源と認められるのは、日本だけ。カナダもロシアも計算しない。これって、政治的には結構だけど、科学的じゃないわな。

 田中淳夫さん言っちゃいましたね。私もまだ言ってないのに。
 もちろん個人的には言ってますがネットには書いていません。
 林野庁の職員も道庁の職員も少しずつ気付き始めています。京都議定書と言う「まやかし」に。
 日本国憲法もそうですが、国民を最も簡単にだます方法は立法です。立法化したら国民はそれが正しいと誤解してしまうのです。アメリカが作った日本国憲法に自衛隊がいることが正しいとしている政府は正しくないのです。
 高速道路1,000円の立法、今日から始まるエコポイントの立法、その前の定額給付金の立法。全て二酸化炭素排出促進事業です。こ国は京都議定書よりも経済再生をとったのです。今は。
 経済が持ち直して環境サミットが始まると方向転換するのでしょうね。ころっと。
 株価はほっとけば上がったり下がったりします。環境も同じです。どうしてこんな簡単なことがわからないのでしょうか?田中淳夫さん。

少しずつ気づく……というより、真っ当に思考すれば、誰もがわかっているはずですよ。
憲法含めて法律なんて、解釈によって180度違う内容にできますからね。
景気対策と言う名の政策は、いわば官製バブルです。「政府の信用」という幻を利用して、何ら裏付けのない金をばらまいているだけ。数年後にバブルが崩壊して、政府ごと信用収縮を起こすでしょう。

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