無料ブログはココログ

本の紹介

« バラ農家のカーボン・オフセット | トップページ | ヤマタノオロチ »

2009/05/25

NHKからの根源的質問

先日、NHKの某地方局のディレクターから、電話取材を受けた。声からすると、まだ若手のような女性である。

それによると、森林関係の番組づくりを始めているが、「荒れた森林」とか「森林整備」という言葉が当たり前のように出てくるが、これはどんな状態をいうのか、という質問が出た。

これは林業、あるいは森林問題の根源的質問である(笑)。

たしかに、何をもって「森が荒れた」というのか。

また「森林整備」と言えば、間伐と相場が決まっているが、なぜそれが整備になるのか。

本当に間伐は必要なのか。よい間伐とは何か。

森林が荒れた場合の問題は、土壌流出や土砂崩れなど砂防的な面だけなのか。

そして「よい山」とは何か。

……いずれも、簡単に答えられそうで、結構奥の深い命題である。

私も、こうした根本をつくような問いを投げかけられると、ちょっと焦る((^^;)。かなり慎重に答を考えた。それなりに答えたが、はたして……?

それにしても、こうした点から悩みだすと、番組づくりも難行しそうな気がするなあ。
単に、森が荒れているから大変だ、なんとかするため間伐推進! と煽る番組では、国の思うつぼだ。なんとか乗り越えて、視聴者が、なぜ日本の森は問題を抱えているのか、自ら考えるような番組を作ってほしい。

ところで私の回答はともかく、森林に関心の深い皆さんも、ぜひ回答を考えていただきたい。

« バラ農家のカーボン・オフセット | トップページ | ヤマタノオロチ »

ニュース」カテゴリの記事

コメント

私にいわせれば、荒れた森とは災害を引き起こす可能性がみられる単純な植林地であり、生き物が少ない単純な森林である。

元薪炭林を放置すれば天然更新して、自然と広葉樹と針葉樹が混交した森林が形成されるのが我が国の自然でしょう。
ところが、植林地では絶えず人間が計画的に攪乱(管理)してやらないと、生物多様性は生まれず、かつ経済的にも有用な樹木が生育しないのである。
植林後にキチンと管理されていない放置された植林地、あるいは伐採後に無計画に植林した森などが「荒れた森」ではないでしょうか。

このような質問は、すべて植林地しか見た事がない一般人が持つ疑問だと思います。
裏返すと、我が国にはいかに伐採後に天然更新した森林が少ないかということでしょうか?

一度、京都市左京区大原の奥にある天然更新した水源林である「京女の森」を見せて上げたいものです。

田中さん、お忙しいとは思いますが、6月14日に日帰りで、自然観察会を行いますので参加されませんか?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
6月の自然観察会の案内
日時:6月14日(日)小雨決行
集合場所:京阪出町柳駅前北口の出口から出たところ(マイクロバスに相乗り)
集合時間:am 8:40
行動予定:出町柳駅前→大原、土井の柴漬け屋でトイレ休憩→10時頃京女の森着→自然観察会
(尾根筋から林道まで歩く:10:30~14:30)→昼食→午後3時ごろ現地発→出町柳駅着5時頃
交通費:往復のマイクロバス代 2500円程度
持ち物:雨具、弁当、水、コップ、非常食、その他。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
以上です。


またまた自己中な考えですが・・・

「荒れた森」生物多様性の貧弱な森。
「良い森」生物多様性に富み、経済的利益も与えてくれる森。

または
「荒れた森」『なんとかしてやりたい。』と意欲をかき立てられる森。
「良い森」『もう一度見に行きたいなぁ。』と思わせる森。

・・・・・
自己中ですみません(汗)

人それぞれの回答があると思います。
絶対的自然権を認めるのか、あくまで人間にとっての「よい悪い」なのか……。

京女の森……京都の女、じゃなくて、京都女子大ですよね(^^;)。女子大生か……(ここで、なぜか考え込む)。
おそらく、その頃は、京都の北で蚕の集荷を追いかけているんじゃないかなぁ。

こんばんは

「森(山)が荒れた」というのは、マスゴミの煽り文句を別にすると、中山村地域の年配者からよく耳にします。大雑把に纏めると「森(山)から、収穫が上がらない」ということに尽きるかなと。
立ち木の材価下落はミミタコとして、他にも「キノコや山菜の収量が激減した」という話は聞かれます。
この事から「よい山(森)」とは、「収穫(利益)が上がる山(森)」ではないでしょうか。
じゃぁ、「収益が上がる山(森)とはどんなや」と言われると、イメージは有るのですが具体的には・・・

すんません、出直してきます

京女の森の観察会に参加するのは、女子大生ばかりではありませんよ。
昆虫の専門家、植物の専門家、キノコの専門家、地名の専門家、環境教育の専門家、樹木医、森林インストラクターなど学外から様々な専門家も毎回同行します。
その他、一般市民の方や他大学の学生さん等、色んな方々が参加されます。今までに、龍谷大学、金沢大学、中部大学、九州大学、京都大学等、色んな大学からもこの森を訪問していただきました。皆さん、自然度の高かさに驚かれています。
ちなみに1995年から毎月1回行って来たこの観察会も今年が15年目です。
ご想像のように?、参加者は女子大生だけではありませんので、悪しからず?(^|^)

京女の森の様子については、下記のURLをご覧下さい。

https://www2.kyoto-wu.ac.jp/club/blog-kyoin/blog.cgi?teacher_id=takakuwa

「荒れた」「よい(悪い)」などの基準は、すべて人間が決めることですから、結局は人間にとって……ということになると思います。その中で、大多数が認める定義となると、難しいですね。

京女は、女子大生だけじゃないんですか……急に色あせてきた(笑)。

田中さんへ

下心ある方は、大歓迎致します(笑)
女子大生と自然の両方が観察できますよ。
自然と女子大生に憧れる方の参加をお待ちしております(笑)
大変、素晴らしい忘れられた里山、日本の自然の素晴らしさが満喫できます。
森のある尾越町には、現在も使われている築350年の京都府内では最も古い茅葺きの家がありますよ。
どうですか、一度遊びに来られませんか?

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/36391/45126358

この記事へのトラックバック一覧です: NHKからの根源的質問:

« バラ農家のカーボン・オフセット | トップページ | ヤマタノオロチ »

2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

森と林業と田舎