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2009/05/18

「日本の森を守る地方銀行有志の会

あんまり知られていない……というより、ほとんど知られていない(^^;)のだが、この4月から「日本の森を守る地方銀行有志の会」が活動を開始した。

文字通り、地方銀行の有志が、日本の森を守るために立ち上がった、らしい。

発足は、昨年7月。8つの地方銀行が行っている森づくり活動の情報をネットワークすることによって、日本の森を守る活動を支援していくのだそうだ。現時点では、地方銀行64行中56行まで参加銀行は増加している。

せっかくだから、名前を羅列しよう。50音順である。
青森、秋田、足利、阿波、伊予、岩手、大分、大垣共立、沖縄、鹿児島、関東つくば、紀陽、
京都、近畿大阪、群馬、佐賀、山陰合同四国、七十七、清水、十八、十六、荘内、常陽、
親和、泉州、但馬、第四、千葉、千葉興業、中国、東京都民、東邦、東北、南都、西日本シティ、八十二、肥後百五、百十四、広島、福井、福岡、北越、北都、北陸、北海道、三重、みちのく、宮崎、武蔵野、山形、山口、山梨中央、横浜、琉球(太字が、創設行)

肝心の具体的な活動なんだが、それがよくわからない。ようするに、一般企業のCSR、つまり企業の森とか、森林ボランティアとか、まー、よくある活動に関して情報交換や事例発表を中心に行うらしい。先駆的な銀行が、後から参加した銀行に活動を指導したりすることもあるようだが、よくわからない(^^;)。

ただ、最後に申し訳程度に、「環境金融商品・環境金融ビジネスの研究」が入っている。

私に言わせれば、銀行が森づくりに関与したければ、これしかないだろう、と思う。銀行員が山に入って下刈りをしたり植林したりせんでよい。そんなの無駄、足手まとい……とまでは言わんが、まあ自己満足だろう。
一方で林業と森林所有事情を考えるに、現在の金融はかなり乖離している。それを埋める仕組みづくりを研究するのが、一番の貢献ではないか。

もともと林業には、先物的要素や、証券化の要素がいっぱい詰まっている。また森林所有者の悩みには相続税対策が、かなり大きい。林業自体も現在機械化や後継者問題がクローズアップされている。森林金融ビジネスの出番ではないか。

地方銀行有志の会じゃなく、融資の会にしてほしい(^o^)。そして、バンカーの雄姿を見せてほしい(^o^)(^o^)。

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コメント

 ヘッジファンド界で、“世界最大のネギ背負ったカモ”として名を響かせている(“機関として林業に”融資してきた―まともなノウハウもないままに―農林金融公庫が、リーマンショックでとうとう鍋に突っ込まれてしまいました。そして、オバマのグリーンディールに乗っかった自民党のダダ漏れ財政政策のひとつ“農業(林業含め)バブル”発生が、目に見えてますから、銀行としてはどんな形でも資本充当したいがために、いままでは、やせ細って肉も不味いから近づきたくもなかったが、今後確実に肥えておいしくなるネギカモの猟場に、近づきたいということですね、これは。

 貧乏農山村地帯の中にある、うちのダメ森林組合に、(今まで寄り付きもしなかった)大手産業機械会社のセールスマンから「農林機械展示会の会場として敷地貸してくれ」という話がくるぐらいですから、よほどおいしくなる話だと、目先の効く業界の人は思われているのでしょう。

 金余りのアメリカやEU旧西側諸国が、鳴かず飛ばずだった東欧にジャブジャブ融資し、工場等の過剰生産資本を作りまくった後、どうにもならなくなったここ数年の昨今の状況が、規模を変えて日本の地方各地で行われるのは、なかなか面白そうです。

 農林金融公庫ですら、1億融資して山林担保で2千万ぐらいしか回収できないというのに…農林業に融資できないから、ヘッジファンドのカモになるしかなかったのに、普通の地銀がね…10年後、山村地域には、今ある放置植林という不良資産に加えて、林業機械・木材加工施設という不良資産が(今でも結構ありますが)どこでも沢山見られるようになることでしょう。

 ちょうど麻生政権の看板の一人である“軍事国防オタク”の農林水産大臣の石破さんの選挙区は、鳥取の智頭ですから、“山を食う人達”にとっては本当にオイシイ状況だと思います。期待していた松岡(選挙区 阿蘇)さんが、潰れちゃいましたからね。仮に民主政権となっても、小沢公約の「林業雇用100万人」というクルクルパーな、いまさら取り消すわけには、行かないですしね。

 …ほんとに、行政の人も含めてこの林業業界、「山・森林」自体が好きな人って、少ないですよね…サラ金や風俗業界でも、もうちょっと自分の職業や業界を愛しているやつ多いけどなぁ…

あ、今度、山主さん(趣味で山林持っている)とたまに一緒に山に来る(上の地銀の中にある)A銀行の支店長とK銀行の課長に聞いてみます。「ところで、これ(山)に融資したいですか?」と。

…答えは、わかりきっていますが(笑)お二人とも、(大事な顧客である山主さんとのお付き合いとはいえ)一日枝打ち作業されるぐらいには、山がお好きな方ですが。

ここって明確な代表者や事務局がないので、接触しようにもなかなか困難が伴うんです。

その時点でお里が知れてるんじゃないんでしょうか。

通りすがりさん、コメントはまとめてお願いします。

唐突ですが、
近畿圏のほうでは、インフルエンザの感染者が増えていますね。
夜ふかし等々は免疫力が落ちますので、感染するものにはよくありません。
ぐっすり睡眠、しっかり栄養でがんばってくださいませ。

毎晩、お酒で消毒しています……て、不養生を暴露しているみたい(^^ゞ。
十分、気をつけています。ありがとうございます。

誤解を招かれるといけないので。。
損失を出したのは農林中金(JA系)であって、農林公庫(政府系)ではないです。農林水産金融をごっちゃにしないで下さい。。

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