無料ブログはココログ

本の紹介

« 世界一太い?木 | トップページ | マスコミ業界が瓦解する理由 »

2009/06/22

内装・外装商品の企画募集

先週末から続いたトビムシ・セミナーやその後連日となった飲み会で話題になったのは、やはり木材の商品開発であり、それをいかに売り出すかという営業戦略であった。

いかに不景気であろうと、売れる商品はある。儲かっている会社はある。不況のせいにして補助金に泣きつくことが、ビジネス体力を奪っている。

それぞれのセミナー、飲み会では、それらのヒントになる話がいっぱいあった。事実、儲けている人もいた。「ここだけの話……」利益率が馬鹿高く、手間もかからず濡れ手に泡、のような話もあった。立米50万円くらいで木材を売るのだ。

ま、それらのネタはこのブログでは披露しないが(^^;)、頭を使えば可能なのである。

そこで、こんな募集を紹介しよう。

住宅分野への地域材供給シェア拡大総合対策事業
地域材を生かした新製品企画の募集について

(財)日本住宅・木材技術センターと、(社)日本木材保存協会が、林野庁の助成を受けて、スギ、ヒノキ等の地域材を利用したマンションの内装材、もしくは住宅の外構材の新製品の企画を募集しているのである。

審査に合格すると、新製品開発のために必要な経費への支援(内装材及び外構材とも、400万円まで)と、製品開発に当たって専門家等からの指導、助言及び開発された製品の普及に対する支援が行われる。

悪くない話だ。箱ものではなく商品開発に公的機関が支援することは喜ばしい。

そして、内装材、外装材というのも、私の思いとぴったりだ。

私は常々、木材を構造材にしていては、いきづまる、と言ってきた。はっきり言って、木材は金属やコンクリートなどの構造材マテリアルにかなわない。いろいろ理由を付けて木材の優位性が語られるが、それは虚構だ。
強度なら鉄骨や鉄筋コンクリートの方が木材より強いに決まっている。耐震でも耐火でも、木材は劣るのだ。もちろん、それぞれ素材のメリットデメリットはあるが、木材がほかの構造素材を蹴散らすほどの優位は存在しないのだ。

唯一、木材が絶対的優位を保てるのは、感性に訴えることである。人の目、手触り肌触り、香り、温かみ……そして、何よりも天然物という心に訴えるもの。これだけは木材がほかのマテリアルと違いを主張できるのだ。
そして、感性素材としての木材が活かされるのは、内装材と外装材しかない。しかも、装飾用木材は通常薄く板にして使うから、難物の乾燥でも有利になる。単価は高く、一点当たりの使用素材量は少ない。
逆に、いくら構造材に立派な木材を使っても、上から新建材で覆われたら感性効果は何もなくなるだろう。

だから、木材の、内装材と外装材新商品を開発しろ。いろいろな機会を捉えて私はそう発信してきたつもりだが、あまり賛同が得られなかったようだ。

しかし、今回の企画募集は、ドンピシャ、その路線である。まあ、応募条件は法人格を持つことで応募期間も一ヶ月を切るなど、多少制限はあるが、厳しくはない。

我と思わん業者は、応募してはいかが。

« 世界一太い?木 | トップページ | マスコミ業界が瓦解する理由 »

木製品・木造建築」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/36391/45414433

この記事へのトラックバック一覧です: 内装・外装商品の企画募集:

« 世界一太い?木 | トップページ | マスコミ業界が瓦解する理由 »

2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

森と林業と田舎