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森と林業と動物の本

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2009/07/25

病院特別室の天井

父が病院内で引っ越しをしたのだが、いろいろあって特別病室入り。

それがすごいのだ。もちろん一人部屋だが、なんたって畳敷き(^o^)。そして木調家具があり、冷蔵庫も洗面台も付いている。ベッドだって木製だ。窓の外には緑も見えるし。

いやあ、私も見舞いに行ってくつろげる(^○^)。寝っころがれるぞ。

そして驚いたのが,天井だ。

Photo こんな感じ。

ここも木調である。

ただし、よく見ると、印刷であった……。

それでも木目はみんな違うし、木目の盛り上がりもある。触ると(わざわざベッドの上に立って、天井を触った)ほんのり柔らかい。おそらく樹脂製だろうが、よくできている。

こんな偽木材が出回るようでは、真性の木材製品が売れなくなるはずだ。

ただ、これまでの無味乾燥な白い壁(でも、染みがある)と、金属製ベッドに家具、カーテンだけの病室とは雲泥の差。

何も差額ベッドだからよいという次元ではない。あきらかに病人の心によい影響を与えるのではないか。

そこで考えた。

木製の内装を病院に売り込めないか。患者の気持ちをよくして病気が早く治るというデータでも付けたら、人気を呼びそうな気がする。

ただし、高いと差額ベッドにしか使われない。簡単・安価であることが重要だ。この際、合板でもよいから、自然素材を病室に使うことが重要だ。

ちなみに、父の病室には特別料金を払っていない。今回はたまたま。だから、いつ追い出されるかわからない(^o^)。

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木製品・木造建築」カテゴリの記事

コメント

私のところも先日、義父が入院しました。

入院している人には悪いけど、
病室って確かに長くいるとつらいです。
(私は30分以上いれません。
 お義父様申し訳ありませんっ。)

眺めて過ごす時間が長い天井は、木目調でも白よりは
滅茶苦茶いいと思います。

リハビリ室の内装に少し木材が使われていましたが・・・やっぱり長く過ごすのは病室ですから。

病院は、健常者には辛いところですね(^^;)。
とくに老人の多い病棟は……。

せめて目に入るものに緑とか木目のものを置くだけで違うと思います。カレンダーでもポスターでも。

私も、棚田の写真集を差し入れました(^○^)。

良いことを思いつかれましたね。
病院には特にこういう部屋が望ましいですね。
今までの病室は無機質で息が詰まりそうでした。
こんな部屋なら、はやく快復する人が増えて評判も上がり、患者側にも病院側にも良いことずくめですね。
さっそく営業お願いします。

田中様

おっしゃる通りですね!
病人でなくとも、木の家に住んだ方がプラスックで出来た住環境よりも健康にいいと思います。
まして、体力の落ちた病人には、それこそ森林セラピー?として、森の環境としての本物の杉の木で病室を作れば、内装すればきっと、きっと病人にも快方に向かう力がつくと思いますね。

全国の病院の病室の住環境を本物の杉で作り上げるプロジェクトもいいですね!!

木目とともによかったのは、部屋に入ると畳の匂いがしたことです。まだ畳が新しかったのか、イグサの香りがするんですね。
こうした刺激も、病人にはいいんじゃないかな。視覚だけでなく、嗅覚にも訴えることも重要ではないかと思うのです。

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