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2009/07/10

木材商品・風呂木

8月1日の女子大生・木材商品開発会議の前に、新しい木材商品を紹介しておこう。何かの参考になれば幸いである。

熊野古道近くの山林で育った尾鷲ヒノキの木片が「入浴木」として売り出されている。
http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/mie/090708/mie0907080225000-n1.htm

尾鷲市内の入浴施設「夢古道の湯」で販売しているもので、熊野古道沿いの市有林から出た間伐材などで製造している。その商品は。

ヒノキを直径9センチ、長さ11センチに円柱加工して磨いたもの

毎月数百個、1年で約8000個が売れたそうだ。ようするに風呂に、ヒノキの片を浮かべておけば、ヒノキの香りがする、という入浴剤代わりなのである。(2個で840円)

ミソは、「熊野古道の森からのおくりもの」と焼き入れていることだろう。お土産になるのである。最近は入浴業者向けの長さ1.5メートルの丸太も売り出して、北海道から熊本県まで約40カ所から引き合いがあるらしい。

実は、この木片を入浴剤にするアイデアは、先輩格がある。

それは㈱四万十ドラマの「風呂板」だ。ヒノキの小さな板に、少しヒノキオイルを塗って風呂の入浴剤として歌出して馬鹿売れしたらしい。こちらは3枚で600円とか。

どちらも、尾鷲ヒノキ・熊野古道とか、四万十川のネームバリューを最大限に活かしたことは間違いないが、小さな木片が高付加価値商品になる見本だ。

風呂にこだわらなくてもいい。
実は、私も尾鷲の製材所でもらってきたヒノキの円柱を、車内やトイレに置いていたことがある。匂いがしなくなると、少しずつ円柱を切り落とす。すると,またヒノキの芳香が漂うのである。
そこで考えたのは、カッターナイフの刃のように簡単に切り落とせる切れ目を入れておくことだ。素人はノコギリも持たないし、切るのは結構大変だ。しかし、手でパキン! と割るようにできれば、簡単に新しい香りが出せる。これで芳香剤として商品にならないかと考えていた。

こんな商品開発、やってね。

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木製品・木造建築」カテゴリの記事

コメント

おお、すごいですね!

やっぱりアイデア勝負ですね!

高付加価値化するには、ブランド力をつける必要がありそうですね!

熊野古道ブームに便乗してますから、今はいいですが数年するとあちこちで同じような製品が出回る可能性がありますが、熊野古道というところが大事ですね。

私も以前、天竜スギの調査に出かけた時に製材所で捨てられていた桧の超薄片をもらって来てお風呂に入れたり、枕にしてました。うん、何かいい感じでしたが。
学生に枕袋に入れたら、と勧めたんですが誰もまねしなくて、ふ〜ん、みんな関心ないんだなあ、と思った事があります。2年前ですかね。

今は、森林療法が始りましたから、森の思い出?、とか、森の恵み?、なんてネーミングで売り出してもいいですね。

まあ、若い女子大生の柔らかい頭でもっと面白い製品が出来ると楽しいですね。

森林から出てくる木材のすべて利用するという総合的な利用を考えていかないと、林業は成立しない事を証明しましょう。

 全国スギダラケクラブの「ユイス」などがその例でしょうか。農作物や農産加工品では、20年以上前からそのような取組が始まって、全国各地で取り組まれていますね。地域づくりそのものになっているところもありますね。名称、背景(ストーリー)、ロゴマーク、品質、デザインそれぞれ考えていく過程はとても夢もありますし、楽しそうですね。
 当町ではFSC森林認証を取得して、その普及をしていく過程で、それらを考えています。しかし、最初はFSCロゴマーク自体がブランドになると錯覚してしまっていたころがありました。でも、制度認識よりも、地域とか歴史とかのストーリーの方がブランド力に繫がりそうです。コクヨは、FSC認証を表に出さないで別に名称を設定しています。ストーリーの一部にFSCを用いています。
 単なるレポートになってしまいました。ネタを揃えていくことにします。

現代の日本社会は、モノではなく、情報を売る時代です。必要なものはすでに飽和状態で、数あるモノからどれかを選ぶ購買行動になってしまいました。
そんな時代が本当に正しいのか疑問はあるのですが、情報とは産地だ成分だというだけでなく、ストーリーが重要視されてきます。そして、ストーリーを付けるなら、木材素材はもってこいなのです。

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