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2009/07/20

Nスペ「マネー資本主義」

今夜は、NHKスペシャルの「マネー資本主義」の最終回だった。

世界中を巻き込んだ金融危機の正体を解説する5回シリーズだ。ぼんやりと知っていた金融の世界で起きていた事象を、うまく整理して紹介していて、ストンと喉を通ったような気分になる。この10数年、金融の水面下で何がうごめき、モンスターに化けて、やがて破綻したのかわかってくる。硬い内容だが、価値ある番組だ。

と言っても、今夜見たのはゲストに西原理恵子が出るからである(^^;)。残念ながら、あんまりぶっ飛んだ発言はなかったが(止められたかな~)、結構本質を突いている。

それは、お金は麻薬だ、ということである。一度、儲かった経験ができると、止まらない、止められない。損をしても、次取りもどす気持ちになる。本当は「投資はギャンブルだ!」ぐらいの発言をしてほしかったのだが、それは番組上、マズいのだろう。

しかし、ギャンブルは麻薬であり、依存(中毒)症状があるのと同じく、マネーゲームも中毒になるのである。貨幣経済になって以降、世界はマネー依存症になっている。

それでも、コツコツ稼ぐかぎりは、依存症状も小さく、すぐに抜け出せるし、我に返る余裕もあるから、結果的に健全な経済状況を展開できる。しかし「濡れ手に泡」を経験すると、脳内麻薬が発生して、さらに「泡」を求めて手を濡らし続ける。

たとえば補助金を求める手でもある。補助金をもらい続けると、補助金なくして成り立たない身体になる。しかし、補助金は、「泡」である。ものづくりでもなければサービスでもない。天から降ってきたようなもの。
以前、講演で「補助金止めますか、それとも人間止めますか」と口走って顰蹙を買ったが、もはや止められないんだろうなあ。

現在、景気後退をストップさせようと、世界中がジャブジャブ補助金なら補正予算やらをつぎ込んでいるが、いずれも借金なんだから「泡」である。おそらく、再び泡が弾ける時が来るだろう。

金融という実体のないものが弾けた後は、何がどうなるか。通貨自体、たとえばドルが弾けて、世界機軸通貨機能が停止するような、通貨危機に陥るかもしれない……。

そんなことを考えながら、テレビを見ていたのだった。

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森林学・モノローグ」カテゴリの記事

コメント

私も見てましたが、世界中がこれから数年間は「リーマンショック」の後遺症で苦しむ事になりそうですね。

経済は疎いのですが、要するに政府公認のばくちを国民皆が楽しめる環境を作り出しているのでではありませんか?

西原さんが1000万円損したと平然と発言していたのには、驚きました!
その一方で、18歳から上京して働いて来たのにとか小さい時魚屋さんのお札には魚の鱗が着いていたとか、庶民感覚も持ちながら、FX等に手を出していたという事実が怖いですね。

つまり、彼女と同じような感覚で今多くの人がマネーゲームを楽しんでいる訳ですから。
そして、10倍100倍も儲かるという事は、その分を誰かが損している事になります。

恐らく、世界中がこのような麻薬中毒に似た状況に陥っている感じがします。
要するに、私が名付けた「わかっちゃいるけど、止められない」症候群です。

田中さん、やはり農業、林業、漁業に若い人を誘導して、汗を流す楽しみを教えないと、マネーゲームを楽しむ若者ばかりになりそうです。

私に出来る事は限られていますが、補助金付けではない林業の再生を少しずつ進めたいですね。

8月1日の会議には、その道のプロが続々と参加表明してますよ。

西原さんがFXに手を出したきっかけは、実は体験漫画を描くためという、仕事だったのです。ところが初めていきなり大損をして、それをそのまま描き続けているという……(笑)。

マネーは大切だけど、ゲームではない。何も生産しない人がもっとも稼ぐ現状はおかしい。西原さんのいうような「ものづくり資本主義」にもどらなければなりません。

そうでしたか。
何でも体験しないと描けませんからね。

右から左へとお金を動かすだけでお金を儲ける仕事は、うさんくさいですね。

やはり、汗を流した人にお金が入るのが正しい?資本主義でしょうね。

ところで、割り箸の最大手、金沢市の中本製箸(株)では、秋田杉の間伐材を使って割り箸生産を始めたようです。大手の業者も使いたいと行ってきたようです。
北海道の唐松やロシア材だけでなく、二酸化炭素の排出権として杉の間伐材を使用した割り箸がこれから売れてゆけば、少しは間伐された杉も浮かばれますかね。
材としては不適切な節が多いとか、長さが足りない材を有効に利用することに希望が出て来ました。

女子大生のアイデアで、なんか間伐材を利用した付加価値の高い製品を作り出したいものですね。

中本製箸のことは、そのうち書こうと温めていたネタだったのになあ(笑)。
割り箸に関して、この会社の動きは注目すべきですよ。

中本製箸(株)に見学に行く事にしました。
8月6日に予約しました。
金沢駅から直ぐの所にあります。
とても楽しみにしています。
ついに、国産の杉でワリバシを生産する会社が出て来たことで、時代の風がエコに変わりつつありますね。
中本の国産割り箸を京都の大手のある会社が使いたいとか、林野庁からも電話がかかってましたよ!!
田中さん! すごいですね!
まだまだ、すごいアイデアを8月1日に発表しますので、お越しをお待ちしております。

はや……。
私より先に訪れることに、ちょっと焦りが(^o^)。
しっかり製造法について見てきてください。別項に記した通り、中本製箸さんのスギ割り箸の製造法が、汎用性のあるロータリー法なら、一気に国産割り箸を広げられる可能性があります。

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