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2009/07/18

おが屑も商品化

木材の価格が下落しているとき、「おが屑の方がよく売れる」という声を聞いた。

以前から、木材の単位は小さくなる(丸太-製材-集成材-合板-パーティクルボード(チップ)-ファイバーボード……)ことを指摘して、将来は木粉が主流になるんじゃないか、と冗談で予言してきた私としては、一歩現実が近づいている(笑)。

実際、おが屑は、いろいろ需要がある。とくに家畜の畜舎に敷く敷き材としては貴重だ。これまでは藁がよく使われたが、藁が手に入りにくくなったうえ、おが屑の方が処理が簡単らしい。さらにキノコの菌床としても利用される。エノキタケやブナシメジなどは購入時にくっついているからよくわかるが、シイタケだって今では菌床シイタケの方が多い。そのほか、農家でも利用するし、オガライト・オガ炭を生産しているところもある。

また、木質ペレットに固める前の木粉を、そのまま燃焼させる方式も模索されている。

だが、おが屑は、製材を行って出るものであり、木材が売れない、製材が行われないと生産されない。そのため製材業が不振だとおが屑は品薄になってしまう。すると価格が高騰する。昔は廃棄物扱いだったのに、今やおが屑の方が価格が高い? と冗談が出るほどだ。

そこで、最初からおが屑を生産することをめざす会社が現れた。

栃木県の小金建設は、製材所などから端材や間伐材を集めて、おが粉を製造する事業に乗り出すそうだ。1000万円かけておが屑製造用機械を設置するという。社員も7人派遣する計画。建設会社の異業種進出の一つである。まあ、農業や林業への進出よりは、本業に近いかもしれない。

ただ、おが屑の販売先は、ペレットの原料などだというから、(^^;)である。まあ、需要があってペイするならいいけどね。来年度に960万円の売り上げをめざすそうだ。

おが屑が、廃物利用から木材の主力商品に変わる日も来るかもしれない。

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木製品・木造建築」カテゴリの記事

コメント

おが屑は、最高の土壌改良材、断熱材、悪臭吸着剤、燃料になりますね。
竹林の退治に使われている、チョッパーも粉砕した竹は、除草剤の代わりに使えますしね。

最初から、おが屑を作るというのが良いですね。切り捨て間伐の杉や桧、雑木何でもこい!
という感じで、ドンドン生産して利用するのもいいですね、
おが屑を使った商品開発も考えましょう!!

例えば、いま行われている使用目的以外でも、色々とあると思います。

里山学のプロジェクトで3年間ほど、バイオトイレの調査と研究を進めましたが、バイオトイレにおが屑を入れてもあんまり効果が期待できません。土壌の方が、まだ悪臭吸着力があります。

木質ペレットにする手間を考えたら、おが屑を袋詰めにして販売する方がよっぽど安上がりでしょうね。

前にも、出たようなおが屑ベッドとか布団もいいかも、捨てるときは土に戻して下さい、とか。

園芸でもなにか利用価値がありそうですね。

良いじゃないですか。
おが屑で出来た○○製品!! 世界初の発明!!
とか、商品化出来ると良いですね。

おが屑の需要が増えたら、おが屑を作るついでに製材する、なんてことおきませんかね(^^;)。

木材も形を変えることで、まったく新たな商品の可能性が生れます。

そのうち、「おが屑も高級スギが良い」とかブランド化が進んだりするんでしょうか?(^^;) 廃材なんかも利用して格安にやるのが筋かなとは思いますが、用途によっては「クヌギのおが屑じゃないと…」とかあったりして。

「10年もののクヌギのオガ粉じゃないと引き取らないよ」なんて、業者が現れたら困りますね(^^;)。

とうとう産地や樹種の偽装が始まる。すると「おれは、一口舐めたら、何の木のオガかすぐわかるんだぜ」という匠が登場する一方で、DNA鑑定とトレーサビリティを要求される。おが屑捜査官も設けられて、密輸に目を光らす……悪夢だ(笑)。

オガクズが売れるとなったら、間伐されていない民有林や国有林から、ドンドン切り捨て間伐材が運ばれてオガクズ生産業者に引き取られてゆく。

そんな事態が来ないとも限りませんぞ!!
いいじゃ、ありませんか!

正夢になる事を心から望みます!

何でも肯定的に考えるようになった男より

ブランド化はともかく、樹種位はわからないと取り引きできませんよ。スギのおがくずは菌床には向かないみたいだし、ヒノキを入れた枕で皮膚炎が出たなんて話もあります。
10年位前には南米材を敷料にしたら、馬がそれを食べて死んで大騒ぎになったこともあります。

日本の場合、おが屑が出る製材は、スギとヒノキが大半でしょうね。広葉樹材のおが屑がほしければ、パルプチップ用材を転用することになるかな。

商品の細分化が進むほど、おが屑需要が膨らめば面白いのですが。

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