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森と林業と田舎の本

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2009/07/22

中本製箸のスギ割り箸

金沢市の中本製箸は、今や日本で最大手の割り箸メーカー。年間2億膳は製造しているそうだ。これは、国産割り箸の何割かを1社で占めていることを意味する。

以前はロシアのエゾマツを材料とした割り箸を作っていたが、3年くらい前から国産材を使いだした。それも、北海道のエゾマツだけでなく、スギ材も扱いだしたのだ。来年度は、8割を国産材にする予定だという。

私も拙著『割り箸はもったいない?』を執筆の際は取材に行きたかったのだが、取材コスト面で断念している。結構、コストパフォーマンスを計算して行った出版だからね(~_~;)。
まあ、その頃は外材による割り箸しか作っていなかったから、国産割り箸と言えずに少し躊躇した面もある。

だが、今は大いに興味を持っている。それは、単に杉箸を作り出したからではない。その製法は、いわゆる背板などの端材を材料にしたスライス式(吉野式)による製造ではないからだ。スギの丸太から作っているのである。

私は、スギ材でもロータリー式で割り箸を作れないかと幾度も提案してきたが、「スギは柔らかくて、ロータリーレースで剥き取ると割れるから無理」と言われ続けてきた。が、スギで合板づくりができるのだから、剥き取るのができないわけはない。さらに北海道では、丸太をスライスする方式の製造法もある。

中本製箸は、ちゃんと技術的に確立したのだ。おかげで機械化も進んで大型マシンで割り箸製造が行われている。材料も、合板メーカーから合板用に仕入れられたスギ材も割り箸に回してもらっているそうである。スギ割り箸をロータリー式で作れるのなら、生産速度も早く、しかも安価にできる。国産割り箸を普及する大きな戦力になるはずだ。

ただし、それでもコストは安い中国製の2倍になるとか。しかし、その程度なら営業努力と流通の工夫次第で吸収できるのではないか。すでに大手外食チェーンで使いだしているらしい。

これが、国産割り箸の本命になる可能性を秘めている。

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割り箸」カテゴリの記事

コメント

HPからみると、中本製箸(株)は、ロータリ式ではなくて、いわゆるミカン割りという、ワリバシが柾目に取れるようにして製造してようです。ま、実際はどうなのかは今度見て来ますが。

中本製箸株式会社のHPより引用
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割り箸の製法

手割り
皮を剥ぎ玉切りした丸太を木目通りにミカンの切り口状に細かく割ります。木材は成長する際、日当たりを求めて左右に旋廻(捻れ)しながら根を張り大きくなります。割箸にして真直ぐ割れるように熟練工員が木目を確認しながら、手作業で割ります。
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ミカン割りの製造法なら、北海道などのエゾマツを使う製造法と同じですね。これも背板利用よりは早いし材料不足の心配もないけど、コスト面ではイマイチかな。

ただ年間2億膳の工場ですから、吉野とは規模が違います(^^;)。その点だけでも視察の価値はありますよ。

そうでしたか!

年間250億膳のうち2億膳と言えば、1%!

コスト面はどうかも聞いて来ますね。

田中さんへ

なんと、広島の方が一緒に中本製箸株式会社に見学に行きたいと申し出がありました!
できれば、一緒に出かけます。

また、木ごころ知れた女心で、あかねさんから素敵なアイデアが提案されなした。また、覗いて見て下さい。すでに、会議はスタートしてますよ!!

また、22日に米原に建設予定の日本で最初の国産材のログハウスの建設現場に立ち会いました。その会社TALOの関西支部の方が2名会議に参加されます。
プロが続々と参加表明中です。面白くなりそうです!!

広島の方は、国産割り箸の生産を目論んでいます。
ぜひ中本製箸の秘密(^^;)を盗んできてください。

田中さんへ

中本製箸株式会社の会長さんは、8月に工場見学に行きましたが、全てオープンでした。
いままでに何人も見学にきて、工場を建設しようとして、真似しようとしたがすべて失敗したとのこと。
ノウハウを聞いてくれれば教えてあげたのに、とおっしゃってました(笑)

今年10月15日には、林野庁から表彰を受けています。金沢森林組合から、間伐材の杉を調達して、1000万本んの国産割り箸の生産を初めておられます。

今後は、国内の外食産業が次第に国産の割箸を使う方向にいくと思われます。
民主党に政府が変わり、25%の二酸化炭素の削減を打ち出したので、森林再生を進めるためにも間伐材の割箸をドンドン生産して欲しいですね。

国産の割り箸を使って減らそう二酸化炭素!です。

経営ノウハウも必要ですが、各地の事情に合わせたビジネスにしないといけないのが大変ですね。
それと、あとは熱意かなあ。

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