スクミリンゴガイ
稲の茎に、赤い塊がいくつか付いているのが見えるだろうか。
では、それをアップ。
このとおり。鮮やかな赤い塊は、赤い粒々であった。卵塊であることはわかるだろう。
これは、生駒の南隣り、平群町の水田で見つけたもの。
スクミリンゴガイの卵だとすぐ気がついた。
単純に言えば、カタツムリの仲間。ただし、外来種である。かなり巨大に成長する。日本名はジャンボタニシではなかったか。
日本には食用?で持ち込まれたといわれるが、もちろん食べるものはなく、あっという間に野生化して大繁殖をしている。草を食べるので、害虫である。それを目の前に確認して、やはりドッキリ。
「この田んぼは、タニシがたくさんいるなあ」と思ってみていただけに、ちょっとショックである。もちろん、私は田んぼに下りて、見つけた卵を全部つぶしてやったけどね。
「生駒山中」カテゴリの記事
- メガソーラー伐採地一年後(2022.06.25)
- ため池の遷移(2022.06.19)
- 竹を一刀両断、にはならず(2022.05.23)
- 玄関先のスギ(2022.05.14)
- 恵比寿と生駒~混在の街(2022.05.08)
ジャンボタニシは、10数年前から各地でものすごい繁殖を始めています。
私が住んでいる八幡市の農業用水のコンクリート壁にはびっしりと、このピンクの卵瑰が着いています。
イヤらしい色ですね。まったく、こんな貝を持ち込んだお陰で、稲が生育する水田はもちろん、今ではダム湖でも異常に繁殖しており、どうにも手が付けられない状態です。
我が国の生態系はどうなるんでしょうか?
投稿: 高桑進 | 2009/08/24 21:49
この田んぼは、カブトエビを見かけて、低農薬でやってるんだ~と思い感心しましたが、ジャンボタニシがこんなに繁殖するんなら、農薬撒け! と言いたくなりますね(^^;)。
ホント、今後どうなるんでしょうか。
投稿: 田中淳夫 | 2009/08/24 23:48