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2009/08/18

選挙公約への質問

衆議院選挙が公示されたから、多少は、時事らしい話題にも触れておこう。

Googleが衆院選に向けて「未来のためのQ&A」というコーナーを設けている。候補者への質問を募集しているのだが、そのうち林業にも関わりのあるようなものを選び出してみた。http://moderator.appspot.com/#15/e=9df89&t=93f86

                                                           

「後継者不足なのに、新規参入に対する壁がものすごく厚いこれらの分野に、どのような政策を持っていますか」

「日本の食糧自給率を高め、国民の食の安全を確保し、荒廃しつつある森林や農地を適切に維持管理するために、あなたはどのような具体策を講じることができますか」

「一次産業にもっと税金を使う事で、豊かな自然を維持できるようなシステムを考えられないでしょうか?」

「輸入に多くを頼っている農林水産物に関して。中国やインドなどの急成長にともない、これらの国との獲得競争のため、これまでのように輸入が難しくなっていくと思われます。農林水産物の安定的な確保のため、どのような政策を考えていますか」

「国内の森林のほとんどは人工林であり、持続的な林業の存在がその維持には欠かせませんが、現在深刻な課題を抱えています。日本は次の100年間でどのような森林をどのような手段で実現すべきでしょうか?」

「過度な植林によって杉に代表される針葉樹で覆われてしまった日本の山々を、本来の姿である広葉樹の森に戻すためにはどのような政策が必要だとお考えですか」

                                                          

最後のは、大いに異議あり! の質問(^^;)だが、概ねいい線を突いた質問ではないか。

さて、1000人を越える候補者の各々は、これらにどんな回答をするだろうか。ま、その前に回答する候補者はどれだけいるだろうかね。林業に多少とも関心を向けているのは、何人いるだろうか。

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コメント

探検家という職業の方がいらっしゃるんですね。参りました。

「本来の姿である広葉樹の森」について、コメント違いかも知れませんが、田中さんは植樹の権威(?)宮脇教授の考え方に対してはどういったスタンスなんですか?
(林業ジャーナリストと学者なので立場が全然違うのは承知してますが…)

う~ん、宮脇昭名誉教授ですか。どこか別の世界の人という感覚で見てますけどね。
一言で言えば、宮脇式は緑化であって、林業でも里山でもないですね。人の営みさえもない。
唱えているのは、いわば「潜在植生至上主義」ですね。人工林や二次林(雑木林)は、まったく評価されていないようで。潜在植生であれば火事にも地震にもマツクイムシにも強い?
私に言わせれば、そうした森林の区別をする感覚が古いなあ、と(笑)。ちょっとオカ○○ぽい上に●●××で……(以下略 ^^;)

 本来の姿は広葉樹の森ではない、ということですか。

いえいえ。
潜在植生(主に照葉樹)が「本来」だと決めつけるのが古いということです。植生は、時間とともに変化するのでなって、潜在植生とされている植生さえ、移り変わる。「極相」は存在しないというのが、今や生態学の定説です。草地もブッシュも二次林も、折々の環境に適応しています。人工林でさえ、手入れのやり方次第で「潜在植生」よりも多様性も安定性も高い植生になります。

回答ありがとうございます。より深く学ぶために、参考図書があればご紹介いただけますか?

う~ん。
手っとり早いのは拙著ですね。(笑)。

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